KADOKAWA ドワンゴ記念会見が開催。川上量生氏からニコ動新サービス“ニコキャス”の存在も明らかに
文：megane
株式会社KADOKAWAと株式会社ドワンゴによる、10月1日からの経営統合に向けた記念会見が東京・六本木のニコファーレで開催された。
KADOKAWAとドワンゴは、5月14日に両社による経営統合を発表。両社の完全親会社となる株式会社KADOKAWA・DWANGOを10月1日に設立し、代表取締役会長に川上量生氏が、代表取締役社長には佐藤辰男氏が就任すると発表されていた。
![“KADOKAWA・DWANGO”]( "“KADOKAWA・DWANGO”")
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![“KADOKAWA・DWANGO”]( "“KADOKAWA・DWANGO”")
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| ▲KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長の川上量生氏 | | ▲代表取締役社長の佐藤辰男氏 |
記念会見は、批評家・大塚英志氏による痛烈な両社批評が収録されたPVの放映から始まった。これについてこの動画をプロデュースした川上氏は「普段からあまりいいことを言ってくれない人にお願いした」と語った。
![“KADOKAWA・DWANGO”]( "“KADOKAWA・DWANGO”")
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| ▲PV全体で両社に対する批評を繰り広げた批評家の大塚英志氏。 |
今回の経営統合について佐藤氏は「KADOKAWAという会社がネットというデジタルの時代に適用していくため」と語り、「成長市場に行くために必要なこと」と述べた。
ドワンゴといえばニコニコ動画をはじめとするコンテンツプラットフォームと、それらに関連した“ニコニコ超会議”などのイベント。川上氏はこのニコニコについて「最近はイベントばかりをやっていてサービスの拡充などをやってこなかった」と語り、2014年内に新サービスとして“ニコキャス”を開始すると発表した。ただし現時点で言えるのは名前だけであり、詳細なサービスについては説明されなかった。
■KADOKAWA dwango統合キャンペーンとして電子書籍半額セールと
地方書店でのニコニコ関連イベントが開催
続いて、KADOKAWA取締役の横沢隆氏、ニワンゴ代表取締役の杉本誠司氏が登壇し、今後のキャンペーン関連の施策について語った。
![“KADOKAWA・DWANGO”]( "“KADOKAWA・DWANGO”")
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![“KADOKAWA・DWANGO”]( "“KADOKAWA・DWANGO”")
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| ▲KADOKAWA取締役の横沢隆氏 | | ▲ニワンゴ代表取締役社長の杉本誠司氏 |
10月1日から2015年3月31日までの期間で開催される“ニコニコカドカワ祭り”。キャンペーンに参加している店舗でKADOKAWAの書籍を購入すると、BOOK☆WALKERの100円クーポンなどの特典がついている“ザクザクカード”をもらうことができる。
このザクザクカードがもらえるキャンペーンに加えて、10月1日～7日にはBOOK☆WALKERでの電子書籍を半額で販売するキャンペーンが開始される。この半額キャンペーンは2013年にも開催されていたが、前回は1日限り。今回は約1週間の開催となる。これらのキャンペーンの詳細については、特設サイトを参照してほしい。
ドワンゴ側の施策としては、2014年11月～2015年3月の期間で全国10カ所の書店でネットと書店を連動させたイベントを開催。まず11月9日に鳥取県・米子市にある書店・本の学校 今井ブックセンターで開催される。その後、11月23日には北海道・留萌市の留萌ブックセンターで、12月7日には山形県・天童市のTENDO 八文字屋で、12月21日には石川県金沢市の金沢ビーンズで開催が予定されている。
なお、1月以降の開催店舗については公募により決定するとのこと。
佐藤氏は最後に今回の経営統合について、「KADOKAWAとドワンゴは同じ未来を共有している会社で、その2社による化学反応を楽しみにしている」と語った。
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