2014年10月6日(月)
鋭い観察力と経験豊富な知識で、ゲームの魅力をズバリ解き明かすライター・城イドムです、こんにちは! さて、今回はゲームフリークからこの秋配信予定のiOS/Android用アプリ『ソリティ馬』のクローズドベータテスト版をプレイしたので、製品版配信に先駆けてそのレポートをお届けしたいと思います。なお、今回プレイしたのはAndroid版になります。
1:ジョッキーになりきって勝利を目指すのが楽しい
2:勝負のカギを握るのは“ソリティア”
3:ゆるキャラが織り成すほんわかした雰囲気
▲ゲームの主目的は、ジョッキーとしてレースに参加し、勝利を目指すこと。 |
▲レースの山場では、ソリティアの成績がそのままレース展開に影響を及ぼします。 |
▲キュートな“ゆるキャラ”でデザインされた登場人物や競走馬がなんとも魅力的ですね。 |
「遊びやすさと適度な戦略性がバランスよくゲームに落とし込まれた、“お手軽ゲーム”のお手本」――本作をひと言で表現するなら、そんな評が一番シックリくるでしょう。
『ソリティ馬』と聞いてピンときた人は多いと思いますが、このタイトルにはトランプの1人遊びの定番“ソリティア”と、“競馬”をかけ合わせた、遊び心が込められています。ゲーム内容もタイトルに負けず劣らずの、個性的でおもしろいものに仕上がっていました。
プレイヤーは新人ジョッキーとなって、さまざまなレースに参加しながら勝利を目指していきます。なんといっても一番の特徴は、実際のレースでライバルの競走馬とシノギを削るさなか、ミニゲームのソリティアが挿入されることに尽きるでしょう。「競馬とソリティアを同時に楽しめるゲーム?」と疑問に思った人も少なくないかもしれませんが、本作ではその2つの要素を見事にミックスさせ、肩の力を抜いて楽しめる良作に仕上がっているのです。その魅力を順を追って見ていくことにしましょう。
▲チュートリアルでは、ナビゲータの馬“ソリティバ君”が基本システムや競馬用語を解説! |
▲“日本ダービー”や“皐月賞”など、バックボーンは実際の競馬をモデルに構成されています。 |
本作におけるジョッキーは、レースに勝つだけが目的ではありません。ウマが2~3歳までの若駒時代はレース中に登場するさまざまなカードを取りウマを成長させ、古馬になってからは多くのG1レースに勝ち、引退後はより強い仔ウマを産むべく、繁殖に勤しむのです。また、“とんや(問屋)”コマンドに進んでアイテムを買っておけば、さらに勝利を近づけられることでしょう。これらの要素はシンプルながらもゲームのちょっとしたスパイスとして上手に機能しており、工夫次第でおもしろい戦略を組めるようになっています。
▲最初はゲットできる競走馬が限られていますが、先に進むとさまざまな競走馬が増えます。 |
▲アイテムは、一定条件を満たすとゲットできる“のべぼう”と交換できます。 |
▲“ばぼう(馬房)”では、若駒と古馬で分かれています。年齢に合った育成を考えましょう。 |
レースでは、他の競走馬とともにデッドヒートを繰り広げることに! コーナーでは内側を走ればスタミナの消耗を押さえられますし、“レベル3”と呼ばれる特定のゾーンを走れば“気合い”が効率的に貯まり、最後の直線で爆発的なパワーを発揮しやすくなります。こういった直感的にわかりやすいルールがいくつも用意されているので、どう走るべきかをめぐって、さまざまな戦略を練ることができるのです。
▲特定のゾーンを走ると赤いエフェクトが発生し、画面右上の数字“気合い”が蓄積します。 |
レースの山場では、トランプの定番ゲーム・ソリティアが発生します。ところで、みなさんはソリティアのルールをご存知でしょうか? このカードゲームでは、場札(列を作っているカード)をすべて引く(取る)ことが、基本目的となります。最初は、場札の各列の一番の下のカードの中から、どれも好きなものを引くことが可能です。続いて、同じように各列の一番の下のカードを引くことになりますが、今度は前に取ったカードの数字より1つ大きいカードか、1つ小さいカードしか引くことができません。エースは1、ジャックは11、クイーンは12、キングは13として数え、エースとキングをつなげることもできるので、覚えておきましょう。
◆つながるカードの例1:6⇒7
◆つながるカードの例2:ジャック⇒クイーン
◆つながるカードの例3:キング⇒エース
取るカードがなくなったら、山札(右下に束ねてあるカード)を引いて、それにつなげられるカードが場札にあれば、同じように引くことができます。こうしてゲームを続け、山札がなくなる前に場札をすべて取ることができれば「大成功!」という訳です。
▲ソリティアは、場札のカードをすべて引くのが目的のカードゲームとなります。 |
『ソリティ馬』のレースでは、このソリティアの出来、不出来がそのままレース展開に影響するのです。例えば、レース真っ只中のソリティアで、場札をすべて引くことに成功させると、その後しばらくスタミナが消耗しないなどのメリットが得られます(条件によってメリットの効果は変わります)。逆に、場札を取りきれなかった場合には、その枚数に応じて競走馬にストレスが貯まってしまい、悪影響を及ぼすことも……。ソリティアはシンプルなゲームだけに、出しゃばりすぎることなく競馬そのものの一部として、うまく機能しているのです。
▲いくつかの条件を満たすと、一定時間スタミナを消費しないで猛スピードで走れます。 |
▲ソリティアで失敗すると、馬がストレスを貯め込んだり、指示ができなくなったりします。 |
『ソリティ馬』は元々、2013年7月31日よりニンテンドー3DSでダウンロード販売されたタイトルです。そして、電撃オンラインでは、ニンテンドー3DS版の『ソリティ馬』の攻略を大好評公開中。レースで勝つための情報を確認できるのはもちろん、上記では、かいつまんで紹介しただけのシステムの詳細も把握できるので、興味のある人はぜひチェックしておきましょう。
※画面は開発中のものです。
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