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2014-10-10 17:17

8月6日に行われた舞台『K』のゲネプロをレポート! 上演後のメインキャストメッセージもお届け

文:ガルスタオンライン

 TVアニメの放送は終了したものの、劇場版も公開され、まだまだファンの心をアツくし続けている『K』。若手実力派俳優のキャスティングでも話題だった舞台版が、六本木ブルーシアター(東京)で8月6日~10日まで上演された。チケットは即日ソールドアウトとなるなど、初の舞台版も大盛況! ここではゲネプロのレポートと、伊佐那社役の松田凌氏をはじめ、6名のキャストが登場した合同取材の模様を紹介しよう。

『舞台 K』
↑(左より)鈴木氏、南氏、荒牧氏、松田氏、中村氏、植田氏。『K』に対する強い意気込みが感じられる合同取材となった。

 初日公演となる8月6日、六本木ブルーシアターでゲネプロが行われた。物語は原作のTVアニメの物語をなぞりつつ、随所にオリジナル要素が加わった内容。

 赤のクラン・《吠舞羅》のメンバー・十束多々良が殺されるところから始まる。殺害容疑がかけられた伊佐那社ことシロと彼の嫌疑を見極めるという夜刀神狗朗たちを中心に、《吠舞羅》と青のクラン・《セプター4》らの対立関係も描かれていく。シリアスな場面が続くなか、ときどき挿入されてくるほのぼのとしたやり取りに客席から笑いが起こっていた。

 なお本公演は、CGや映像が一切使われない。役者たちが全力で表現した殺陣のシーンは、圧巻のひとこと! なかでも、八田美咲の華麗なスケボーさばきや、周防尊や伏見猿比古の能力発動時の表現方法などは、ぜひ11月26日に発売されるDVDでチェックしてほしい。

 また、オープニングとエンディングでは、主要キャストが一斉にステージに現れ、全員で息の合ったダンスを披露していた点も注目ポイントのひとつ。そしてラストは、アニメの次回予告のような演出で舞台は幕を下ろした。その際、客席に向かって「第2章、いつの日か上演!!」と力強い言葉が! 公演時期はまだ不明だが、そう遠くない未来に再び舞台『K』がお披露目されることになりそうである。

 それでは最後に、ゲネプロ後に行われた合同取材のコメントを紹介しよう。合同取材には、伊佐那社役の松田凌氏をはじめ、6名が登場! ファンへのメッセージをどうぞ!!

――舞台『K』に対する意気込みや、本公演の見どころを教えてください。

松田凌氏(伊佐那社役):『K』という作品をご存じの方は「三次元にするのは難しいんじゃないか、どう表現するんだろう?」と感じるんじゃないでしょうか。でも、そういった作品だからこそ、逆に可能性があると思っています。公演までの1カ月、TVアニメ版『K』の作品をはじめ、僕たちだからこそ作り上げられる舞台『K』を追いかけてきました。今回の舞台版は原作に忠実な部分もありますが、オリジナルな部分もあります。それらを全部ふくめて、ご来場いただいたみなさまに『K』という作品の魅力を届けたいと思っています。舞台をとおして『K』という作品は素晴らしいんだぞ、みなさま愛してください! という想いを伝えていきたいです。

荒牧慶彦氏(夜刀神狗朗役):チケットが全公演完売ということで、お客さまの期待がとても高い作品だと感じています。みなさんのその期待を、さらに、さらに上回っていくような公演を『K』ファミリーみんなで作っていきたいです。また、本公演の一番の見どころはシロとクロの心情の変化だと思います。一緒に過ごすことで、しだいに変わっていく2人の気持ちを楽しんでいただけたらうれしいです。

植田圭輔氏(八田美咲役):『K』という作品のハードルの高さを強く感じながらも、みんなで作り上げてきました。舞台版では、生身の人間にしか出せないよさだったり、熱さや熱量といったものを全力で表現したいと思っています。よろしくお願いします。

鈴木拡樹氏(伏見猿比古役):公演が始まる前から言っていたことですが、キャスト全員が作品をしっかり愛して、その気持ちを届けたいという思いで臨んできました。1人でも多くのお客様に我々の愛をお届けしたいです。そして、みなさんの愛と比べてほしいです。見どころは、脚本・演出担当の末満健一さんの発想だと思います。キャラクターたちの能力を、三次元でどう表現するのか。ご覧いただいた方はご存知かと思うのですが、旗で表現していたりします。能力発動シーンは、そういった末満さんの発想やキャスト一同の練習などを足した結果生まれました。じっくり見ていただけるとうれしいです。

南圭介氏(宗像礼司役):劇場版の公開もスタートしていますし、今回初めての舞台化ということで、世の中の『K』熱というものが暖まってきているなと感じています。我々にしかできない舞台を、みなさんのもとに届けられたらと思っております。見どころは、やはり《セプター4》の抜刀シーンですね。抜刀1つ1つに感情があり、生きた抜刀をしていますのでぜひご注目ください。

中村誠治郎氏(周防尊役):言いたいことはみんなが言ってくれたのですが、見どころは拡くんが言ったとおり、愛ですね。

荒牧氏:今思いついたんじゃないの(笑)。

一同:爆笑

中村氏:愛、だと思います。僕たちが舞台で演じることで、もともと『K』が好きだった方、そして今回初めて『K』を知るという方、すべての方がさらにこの作品を好きになっていただけたらうれしいです。今回の公演ではとにかく作品を愛して、キャラクターを愛して演じたいと思います。

――稽古場でのエピソードについて教えてください。

松田氏:ご存じの方もいらっしゃるかもしれないですが、WEBラジオ『K of Radio 3rd』パーソナリティの津田健次郎さん(周防尊役)と小松未可子さん(ネコ役)が、稽古場まできてくださったんですよ。以前番組に出演したとき「ぜひ稽古場を観に来てください!」と言ってたんですけど、約束を守ってくれて……。お2人の前で稽古をしたりして、より気持ちが引きしまった気がします。あと、そのときに津田さんが下ネタのオンパレードだったので、みんなで「抜刀、抜刀!!」と言っていたのが楽しかったです(笑)。

『舞台 K』 『舞台 K』
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