ポケモンは、11月21日に発売する3DS用ソフト『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』の新情報を公開した。
『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』は、2002年にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された『ポケットモンスター ルビー』と『ポケットモンスター サファイア』を元に制作されているシリーズ最新作。今作では、大自然に恵まれたホウエン地方を舞台に、メガシンカの謎(なぞ)に迫る壮大な物語が描かれる。
この記事では、さまざまな便利な機能を搭載した“ポケモンマルチナビ”のシステムについて紹介する。なお本日は、メガラティオスとメガラティアスの登場、大空を舞台にした冒険、伝説のポケモンに関する情報などを紹介した記事も掲載しているので、あわせてチェックしてほしい。
■ポケモンマルチナビについて
ポケモンマルチナビは、主人公の冒険をサポートしてくれる道具で、バトルやイベントなど特定のシーンを除けば、いつでも3DS本体の下画面に表示されている。以下の4つの機能があり、それぞれタッチ操作で瞬時に切り替え可能だ。
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▲このように、下画面にはマルチナビが表示される。
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▲冒険を進めることで機能が追加されていく。 |
(1)ずかんナビ
自分のいるエリアに出現するポケモンの情報を表示する機能。草むらなどにいるポケモンをサーチすることもできる。
(2)マップナビ
マップ上にある施設やポケモンの分布、トレーナー、ひみつきち、きのみの位置情報や状況がその場でわかる機能。
(3)テレビナビ
ホウエン地方のニュースや、すれちがったプレイヤーのニュースを見られる機能。たくさんの人とすれちがったら、必ず情報をチェックしておこう。
(4)プレイナビ
通信を使ったポケモンの交換・対戦が楽しめる“PSS”、ポケモンを鍛える“スパトレ”、ポケモンをかわいがる“ポケパルレ”の機能を利用できる。
■“ずかんナビ”でポケモン探しを楽しもう
ここからは、ずかんナビの機能について詳しく紹介していく。機能を活用すると、ポケモン探しがより楽しくなるはずだ。
(1)隠れているポケモンがわかる
フィールドを歩いていると、野生のポケモンの体の一部が、草むらや水面上に飛び出してくることがある。ずかんナビの“サーチ機能”を使うと、フィールドに隠れているポケモンの情報が下画面に表示されるので、バトルをする前の準備として活用しよう。
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▲草むらから飛び出たポケモンのしっぽを発見!
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▲ずかんナビで、隠れているポケモンを調べてみよう。
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(2)同じポケモンを集中して捕まえられる
1度捕まえたことのあるポケモンは、ずかんナビを使って探せるようになる。同じポケモンをさらに捕まえたい時は、ずかんナビに表示されたポケモンのアイコンをタッチして、近くに隠れていないかサーチしてみよう。
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▲ピカチュウのアイコンをタッチしてサーチを開始。 |
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▲ピカチュウをサーチしたところ、近くにいることがわかった。 |
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▲スライドパッドを使い、忍び足でゆっくりピカチュウに近づこう。 |
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▲忍び足での接近に成功すれば、ポケモンバトルが始まる。 |
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▲なお、隠れているポケモンは、普通に近づくと逃げてしまう。慎重に接近しよう。
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また、ポケモンを数多く見つけるほど、サーチレベルが上がっていく。サーチレベルが上がると、隠れとくせいや珍しいわざを持ったポケモンが出やすくなり、サーチした際に見られるポケモンの情報がより詳しくなるので、積極的にサーチを行おう。
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▲サーチレベル1の時(左)と100の時(右)の比較。表示される情報の詳しさがまったく異なる。 |
(3)バトルをしなくても“ポケモンずかん”へ登録できる
他のトレーナーが連れているポケモンや、フィールドを横切るポケモンなど、ポケモンとの出会いにはさまざまな形がある。ずかんナビを使えば、そんな日常に存在するポケモンたちも、ポケモンずかんに“みつけたポケモン”として登録できる。
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▲街にいるトレーナーがポケモンを連れている。ずかんナビを起動すると……。
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▲ナマケロがずかんに登録された。
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▲群れで泳ぐポケモンを発見。近づいて、ずかんナビを起動してみる。
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▲ここでは、ラブカスがずかんに登録された。
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▲上空を横切るポケモンを発見し、ずかんナビを起動する。
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▲今度は、キャモメがずかんに登録された。
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(4)ポケモンの捕獲状況がひと目でわかる
ずかんナビの画面には、現在いるエリア名と、そのエリアで出会ったポケモンおよび捕獲したポケモンが、アイコンで表示される。なお、見つけただけならアイコンはシルエットの状態だが、捕獲すると姿が見えるようになる。そのため、発見したポケモンと捕獲したポケモンの状況が、ひと目で判断できるようになっている。
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▲左はまっさらなマップ。そこからポケモンを見つけただけでは、アイコンはまだシルエットの状態(右画像)。 |
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▲捕獲すると、このようにアイコンが姿形まで表示されるようになる。 |
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▲さらに、エリア内に登場するポケモンをすべて捕まえれば、画面右上にコンプリートマークが表示されるようになる。
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■“マップナビ”でさまざまな位置情報を把握しよう
“マップナビ”は、地図上に存在するさまざまな情報を、その場で簡単に調べられる機能だ。自分がいる位置の情報はもちろん、各街や施設、ポケモンの分布、トレーナーの情報、ひみつきちの在りか、育てているきのみの状況など、さまざまな情報を簡単に調べられる。
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▲マップナビには、マップ、ぶんぷ、トレーナーアイ、ひみつきち、きのみと、大きく5つのボタンがついている。
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マップ |
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▲選んだ街や施設、フィールドなどを調べることが可能。手持ちに“そらをとぶ”を覚えたポケモンがいれば、マップ上から”そらをとぶ”を使える。
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ぶんぷ |
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▲選んだマップに出現するポケモンを調べられる。
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トレーナーアイ |
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▲選んだエリアにいるトレーナーと、そのトレーナーの詳細情報が表示される。
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▲トレーナーアイでは、そのトレーナーと再戦ができる状態かもわかる。
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ひみつきち |
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▲マップ上で、既に見つけたことのある“ひみつきち”の情報がわかる。
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▲どこに誰のひみつきちがあるか、簡単に調べられる。
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きのみ |
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▲きのみのある場所と成長の状況が確認できる。
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▲きのみは、バトルにもポロックづくりにも使える。マップナビをどんどん活用しよう。
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■“テレビナビ”でいつでも情報チェック!
“テレビナビ”では、ホウエン地方のニュースや、すれちがったプレイヤーのニュースなどを参照できる。他のプレイヤーとすれちがい通信が行われるとテレビナビ画面の右上にマークが表示されるので、それを基準にチェックしておこう。
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▲右上のアイコンと、その下の数字を見ると、何人とすれちがったかひと目でわかる。
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▲新しいニュースがあるかをチェックすると、一気にさまざまな情報を受け取れる。 |
テレビナビで流れる番組は、トレーナーズニュース、ひみつきちニュース、まちかどインタビューなどバラエティに富んでいる。たくさんの人とすれちがうほどニュースが多彩になり、時にはとてもお得な情報が届くこともあるという。
■“プレイナビ”で対戦・交換、トレーニングなど楽しもう
プレイナビには、前作『ポケットモンスター X・Y』にも登場した“PSS”、“ポケパルレ”、“スパトレ”の3機能が搭載されている。
(1)通信で遊ぶ“PSS”
PSSは、“プレイヤーサーチシステム”の略称。世界中にいるプレイヤーと、ポケモンの交換や対戦を行える。また、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』のユーザー同士で通信できるだけでなく、『ポケットモンスター X・Y』のユーザーとも通信を行える。以下に、PSSに搭載された機能を紹介する。
ホロキャスター
ホロキャスターは、公式大会の情報など、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』に関する告知を受け取れる機能。ゲームを遊んでいない時でも、スリープ状態にしておけば、“いつの間に通信”を介して最新の情報を入手できる。
バトルスポット
バトルスポットは、インターネット通信を使って世界中のプレイヤーと対戦できる機能。気軽に対戦できる“フリーバトル”の他、対戦の結果によってレートが変わり、自分のランキングに影響する“レーティングバトル”を楽しめる。インターネット大会が開かれれば、それに参加することも可能だ。
GTS
GTSは、全世界のトレーナーとポケモンの交換を行える機能。自分が交換に出したいポケモンと、交換でほしいポケモンを設定しておくと、条件に合う相手がいた場合に交換が成立する。まだ自分のポケモンずかんに登録されていないポケモンでも、交換でもらうことが可能だ。GTSを活用して、どんどんポケモンを集めよう。
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▲ほしいポケモンの設定。自分のずかんに登録されていなくとも、名前を入力すれば指定できる。 |
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▲条件に合う相手が見つかった。
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▲交換開始。ダーテングを相手に送り、ルンパッパがやってきた。 |
ミラクルこうかん
自分のポケモンを1匹選んで交換に出すと、すぐに世界中の誰かのポケモンと交換される。自分のポケモンがどのポケモンと交換されるかは、実際にポケモンがやって来るまでわからないのも特徴だ。
Oパワー(オーパワー)
Oパワーとは、冒険を有利に進められる特殊な力で、さまざまな種類がある。自分のポケモンの能力を一時的に上げるもの、野生のポケモンを捕まえやすくなるもの、ポケモンのバトルでもらえる経験値やおこづかいが増えるものなど、目的に応じて使い分けよう。
また、Oパワーは自分に対して使うだけでなく、周りの人に使ったり、周りの人が使ったものを受け取ったりすることもできる。周囲にいるプレイヤーやインターネットで繋がっているプレイヤーの中にOパワーを使用中の人がいると、自分のPSSにそのことが表示される。PSS上でそのアイコンをタッチすれば、相手のOパワーを使用することが可能だ。
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▲Oパワーを使っているプレイヤーのアイコンは光っている。その人のOパワーを受け取りたい場合は、タッチして選択しよう。 |
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▲他のプレイヤーにOパワーを使用した場合。HPかいふくパワー Lv.1をアルファさんに使うと……。
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▲アルファさんは、HPかいふくパワー Lv.1のOパワーを受け取り、バトルが有利に。 |
ハッピーサイン
自分のハッピーな気持ちやできごとを、他のプレイヤーへ伝える機能。自分のハッピーサインは、自分の周囲にいるプレイヤーや、インターネットで繋がるプレイヤーのPSSに表示される。
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▲ハッピーサインは、好きなことを書いて他のプレイヤーに見せられる。 |
(2)ポケモンと遊ぶ“ポケパルレ”
“ポケパルレ”では、ポケモンたちをかわいがって仲よくなれる。3DSのタッチスクリーンを使って、ポケモンと一緒に遊んだり、なでてあげたり、ポケモンのお菓子“ポフレ”をあげたりしよう。仲間にしたポケモンであれば、いつでもポケパルレで遊ぶことが可能だ。
なでられたポケモンはうれしそうな表情を見せてくれ、喜んでもらえるポイントはポケモンごとに異なっている。そのため、嫌なところをなでられると、顔をしかめてしまうこともある。いろんなところをなでてみて、ポケモンとの絆を深めよう。
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▲ポケモンたちのさまざまな反応を見られる“ポケパルレ”。ポケモンとのコミュニケーションを楽しもう。 |
(3)ポケモンを鍛える“スパトレ”
“スパトレ”では、経験値をためてレベルを上げていくポケモンバトルとは違ったポケモンの育成を楽しめる。HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさといった“きそポイント”を育てるのに活用しよう。
スーパートレーニング
トレーニングの1つ“スーパートレーニング”は、ポケモンの形をした巨大なバルーンロボを相手にし、互いのゴール目がけてシュートしあうトレーニング。スライドパッドとタッチスクリーンを使って、バルーンロボのシュートをうまく防ぎながら、相手のゴールにシュートを決めよう。
ベーストレーニング
スーパートレーニングをこなしていると手に入る“サンドバッグ”があれば、仲間にしたポケモンたちは自分たちで“ベーストレーニング”を行い、独りでに成長していく。また、ベーストレーニングは、タッチスクリーンを叩いてプレイヤーが手伝うこともできる。
●ガンバロメーターで能力をチェック
スパトレの画面に表示されているグラフを“ガンバロメーター”といい、これは自分のポケモンがどのように育っているかを表わしている。グラフは二重の表示になっていて、内側のグラフはそのポケモンの種類に応じた能力を示したものだ。そのため、同じ種類のポケモンであれば同じ形になる。
外側のグラフは、スパトレによって上がってきたポイントを示しており、自分のポケモンがどれだけ成長したかをひと目で確認できる。1匹のポケモンが上げられるポイントの合計は上限があり、グラフの右側に表示されたメーターが、その上限を示している。また、外側のグラフの形状を見るとわかるように、ポケモンによって上がりやすい能力と上がりにくい能力もある。
■ポケモングローバルリンクを活用しよう
現在、『ポケットモンスター X・Y』と連動しているWebサイト“ポケモングローバルリンク”。11月21日からは、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』とも連動し、サイト内のコンテンツを利用できるようになる。主なサービスとして以下のようなものがあり、さらに『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』独自の連動要素も用意される。
【従来の要素】
●冒険の記録がタイムラインとして表示され、他のプレイヤーと共有もできる。
●ランダムマッチのレーティングバトルやインターネット大会に参加できる。
●ポケマイルを使って、アトラクションやストアで道具を手に入れ、ゲーム側に持ち帰ることができる。
その他、ポケモンのイベント情報やポケモン交換を行った履歴の参照など。
【新しい要素】
●自分の“スーパーひみつきち”の情報をマイページで確認でき、ひみつきちのQRコードも表示される。ゲームソフト内のひみつきちでQRコードを読み取ると、他のプレイヤーが自分のひみつきちを訪れたり、相手のひみつきちへ遊びに行ったりすることができる。
●“ポケモンコンテストライブ!”で活躍したポケモンたちの画像が、マイページに表示される。ベストショットをたくさんの人に見てもらい、楽しむことができる。
なお、インターネットを介して世界中のプレイヤーとの対戦を行うレーティングバトルは、『ポケットモンスター X・Y』と『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』のリーグがそれぞれ独立した形で開催される。マッチングは、『ポケットモンスター X・Y』同士、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』同士で行われ、レーティングを競い合うことなる。
●ΩR・αSリーグ
『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』で対戦するリーグ。参加できるポケモンは、『ポケットモンスター X・Y』または『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』の通常のプレイで入手したポケモン、または公式にプレゼントされたポケモンとなる。
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▲参加できるポケモンは、左下に五角形のマークが表示されている。
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●X・Yリーグ
『ポケットモンスター X・Y』で対戦するリーグ。通常プレイで手に入れたポケモンや公式でプレゼントされたポケモンの他に、3DS用ダウンロードソフト『ポケムーバー』で連れてきたポケモンも参加できる。
また、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』発売後最初のシーズンとなる“シーズン7”では、スペシャルバトルのレギュレーションが、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』におけるホウエン図鑑のポケモン(一部のポケモンを除く)が参加できる“ダブルバトル”となる。レギュレーションは、同リーグとも共通とのこと。
(C)2014 Pokémon. (C)1995-2014 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
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※登場する伝説のポケモンは、バージョンによって異なるものもいます。