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2014年11月21日(金)

『ZiO』発表直前! カードを作るだけがカードゲームを創ることではない【TCGの大学授業・第3回】

文:ファイ、取材協力:大河内卓哉(デジタルハリウッド大学特別講師)、デジタルハリウッド大学

 こんにちは! TCG担当のファイです。現在、特集しているデジタルハリウッド大学の課外授業“来る2016年のカードゲームを創る”の3回目の講義が11月19日に開催されました。

『ZiO -Zest in One.-』

 この講義で創り出される『ZiO -Zest in One.-』は、11月26日に行われる4回目の授業で一般公開されます。それに先駆けて行われた3回目の講義は、カードやルールの細かい調整だけでなく、4回目のイベントを運営するための打ち合わせなどが行われました。今回の記事でも、これまで同様に授業の模様をお届けします。

■公開授業ではしっかりと作られたカードをプレゼント!

 特別課外授業の総まとめとなる4回目の授業は、これまでお伝えしてきた通り、一般公開となります。3回目の授業では、当日の混雑対応や導線などについて話し合われました。読者の方の中には、当日の公開授業に参加を検討している人もいると思いますので、改めて当日の概要の紹介と、大学からのお願いを記載します。

■“来る2016年のカードゲームを創る” 公開授業概要

日時:2014年11月26日(水) 20時から受付開始。21時に受付終了予定。
場所:デジタルハリウッド大学(最寄り駅:御茶ノ水駅)
参加方法:御茶ノ水ソラシティのビル正面右手にある“sola city Academia”の入り口から入館し、奥のエレベーターで4階へ(3階から変更)。当日は誘導のスタッフを配置。
備考:入場無料、事前受付不要

■大学からのお願い

・参加者多数の場合、整理券や入場順抽選になる場合がございます。
・当日列は19:50より会場前にて形成開始いたします。それより前に会場4Fへの立ち入りはお控えください。
・体験会が希望人数多数により参加できない場合は、立ち見ゾーンにてご観戦ください。
・配布用PRカードは十分用意しております。21時までにご来場いただいた方に、アンケートと引き換えで配布させていただきます。
・写真撮影を行うことは可能ですが、他の参加者の顔が映りこまないようにするなどのご配慮をお願いします。
・その他、詳細は受付担当者に当日お問い合わせください。

『ZiO -Zest in One.-』

 当日は、まずルールについて簡単なレクチャーを行い、その後、実際に『ZiO』を体験プレイしてもらうという流れとなります。その際使用するカードは、プリンターで刷り出されたカードではなく、カードの両面がしっかりとデザインされたカードを使用します。

 さらに、公開授業のアンケートに回答することで、実際に体験プレイで使用したカードからランダムに1枚プレゼントされるとのことです。ここでしか入手できないカードになるので、ぜひ参加してみてください。

『ZiO -Zest in One.-』
▲こちらがプレゼントされるカードの一部です。最後に拡大した画像がありますので、解析に挑戦する方はそちらをご覧ください。
『ZiO -Zest in One.-』
▲カードの裏面は、印刷だけでなく特別な加工が施されています。

■調整だけがカードゲーム創りじゃないことを実感

 3回目の授業では、2回目の授業で行っていたルールや数字の調整ではなく、実際のイベントで想定される質問への回答や、ルールを教えるうえで発生するであろう問題の対処法などを検討していました。

 カードゲームを完成させるということは、プレイヤーが手にとって終わりではなく、しっかりと遊べる様にフォローするところまでが含まれているのだと感じていたようでした。

 そのうえで、今回もテストプレイ担当のチームは調整が必要なカードを見つけ出す作業も行っていたので、なかなか大変だったようです。

『ZiO -Zest in One.-』
▲実際のイベントを想定しながらも、極端に強いカードや弱いカードがないかを検証しています。
『ZiO -Zest in One.-』
▲8人でテーブルを囲んでプレイ。この詳細は26日に明らかになります。

 イベント運営担当のチームは、当日の人員配置や来場者に応じたオペレーションのチェックを行っていました。具体的な導線やどこに人を配置するかなど、イベントをスムーズに進行するため、これまで自分が参加してきたイベントを思い返しながら検討していたようです。

『ZiO -Zest in One.-』
▲来場者の想定などを大河内氏と検討するイベント運営担当者。スムーズに進行できるように、真剣な打ち合わせが行われました。
『ZiO -Zest in One.-』
▲当日は誘導やレクチャーを担当するテストプレイチームに、人員配置を説明するイベント運営担当。
『ZiO -Zest in One.-』
▲イベントで配付する資料や写真も自分たちで撮影して用意します。
『ZiO -Zest in One.-』
▲ルール整備担当も、実際にプレイして総合ルールに矛盾や処理できない点がないかを確認。
『ZiO -Zest in One.-』
▲さりげなくヴァンガード新商品の宣伝をする大河内氏。

■当日配布されるカードの一部を特別に紹介

 冒頭でもお見せしたのうち、《赤き竜のゼルプスト》のカードを、特別に詳細までわかるサイズで公開させてもらえることになりましたので、じっくりご覧ください。なお、カードのイラストやデザイン、能力などは仮のもので、今後変更される場合があります。

『ZiO -Zest in One.-』
▲《赤き竜のゼルプスト》

 さて、あっという間の授業でしたが、いよいよ次回で最終回となります。学生が1カ月間でカードゲームを創るという成果が披露されます。来る2016年のカードゲームは果たしてどのような形になったのか。秋葉原からも近い会場で、ぜひご覧ください。それではまた!

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(C)ZiO Project.

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