2014年11月26日(水)

『NBA 2K15』では自分がNBAのスター選手になれる! フェイススキャンでソックリさんを作成

文:喜一

 11月19日のメディア向けプレゼンテーションにて、明日11月27日に発売されるPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360用ソフト『NBA 2K15』を体験させてもらった。

『NBA 2K15』

 『NBA 2K』シリーズといえば、世界で唯一のNBAオフィシャルゲームソフトで、バスケットボールファンにはたまらない作品だ。その最新シリーズ『NBA 2K15』は、どれほどの進化を遂げたのだろうか。

■フェイススキャン機能で自分自身がNBAの世界に!

 プレイしたのはPS4版。これまで『NBA 2K』シリーズは映像でしか見ることはなかったが、実際にゲーム画面を目の前にしてあまりのリアルさに驚かされた。選手の表情や動き、ボールの影や跳ね返り方、場内に鳴り響く音やギャラリーのリアクションなど、どれをとっても自然に表現されていて実写かと思うほどだった。

 操作にとっつきやすいのも、このゲームのポイントになるだろう。オフェンス時に使うのは、基本的に左スティックと×ボタン(パス)、□ボタン(シュート)、R2ボタン(ダッシュ)だけ。数十分プレイすれば操作にはすぐに馴染める。ディフェンス時も同様に、×ボタン(操作する選手の切り替え)、□ボタン(スティール)、△ボタン(リバウンド・ブロック)の使い分けが基本で、とてもシンプル。これらをひと通り覚えれば、すぐにでも経験者と対戦が楽しめそうだ。

『NBA 2K15』
『NBA 2K15』

 『NBA 2K』シリーズが初の筆者自身も、実際に10分ほどプレイしたところで、試合を十分にエキサイトできた。ゲーム内にはチュートリアルビデオもあるので、そちらを見ながら操作を覚えていくのもいいだろう。

『NBA 2K15』
『NBA 2K15』
▲試合の間に行われるダンスにも注目!

●次世代機ならではのフェイススキャン機能

 本作の目玉機能の1つとして“フェイススキャン機能”がある。これはPS4/Xbox One版にのみ搭載されているもので、実際に自身の顔をとり込んでキャラクターを作成することができる。

 フェイススキャンには、PS4版の場合は“PlayStationCamera”、Xbox One版の場合は“Xbox Oneカメラ”が必要。カメラの前で顔を左右にゆっくり振るとスキャンが始まるのだが、この工程を丁寧に行うことで顔の再現度が高くなる。

『NBA 2K15』
▲画面上に表示される“習得した参照ポイント”が高いほど、自分の顔に似たキャラが完成しやすいという。
『NBA 2K15』
▲顔のとり込みは一瞬では終わらないものの、再現度は抜群! 完成後は、髭や眉、もみあげなど細かいところまで調整可能だ。

 フェイススキャン機能で作成したキャラクターは、後述する“MyCAREER(マイキャリア)”モードや“MyGM(マイジーエム)”モードなどで、自分の分身として活躍させられる。

●今回の“MyCAREER”モードは一味違う!

 “MyCAREER”モードでは、キャラクターを一流のバスケットボールプレイヤーに育てつつ、自分だけの物語が楽しめる。ドン底状態の主人公をプロチーム入りさせるべく、試合や練習をこなして徐々に自分の評価を上げていく。先ほど言ったように、フェイススキャン機能を使って作成したキャラクターも使用可能だ。

『NBA 2K15』
『NBA 2K15』
▲感情の機微などもしっかりと描写される。
『NBA 2K15』
▲スターへの道を駆け上がるキャラクターが自分と同じ顔ということで、感情移入もバッチリ。

 今回のMyCAREERモードでも選手たちの人間関係や苦悩などがリアルに表現されている。ただのサクセスストーリーではなく、しっかりとトライアウトからコツコツと評価を上げて一流のプレイヤーを目指していく点で、より自身のキャラクターに愛着が湧くだろう。

『NBA 2K15』
▲実在するシューズを使用することも可能。
『NBA 2K15』
▲おなじみのNBA Todayも。

 シリーズ初プレイの筆者が本作をプレイして感じたのは、グラフィックの美しさ以上に、じっくりと腰を据えてプレイできる要素がたくさん盛り込まれているということ。MyCAREERモードだけでも1本のゲームとしてのやり応えが詰まっているが、監督としてチームを育てていく“MyGM(マイジーエム)”モードやオンライン対戦などもあり、1カ月では遊び尽くせないほどのボリュームがある。これらを最大限に楽しむには、やはり“フェイススキャン機能”が利用できるPS4/Xbox One版を選ぶべきだと思う。

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