2014年11月28日(金)
セガの新作音楽ゲーム『CHUNITHM(チュウニズム)』のロケテストが本日11月28日から開催されている。完全新作の本作をいち早く体験できたので、ゲームの内容やプレイした感想をお届けする。
『CHUNITHM』は、同社の音楽ゲーム『maimai』の制作チームが手掛けている作品。『maimai』シリーズは、洗濯機のような筺体デザインが特徴で、今も多くのファンに親しまれている。
『maimai』チームが手掛けるということで、今作も奇抜な筺体デザインを期待していたが、意外にも見た目は普通。だが、一見シンプルな筺体にもたくさんの秘密が隠されていた。
【ロケテストでプレイできる楽曲】
曲名 |
アーティスト |
情熱大陸 |
→Pia-no-jaC←×葉加瀬 太郎 |
天体観測 |
BUMP OF CHICKEN[cover] |
1/3の純情な感情 |
SIAM SHADE[covered by 湯毛] |
コネクト |
ClariS |
空色デイズ |
中川 翔子 |
crossing field |
LiSA |
ナイト・オブ・ナイツ |
ビートまりお(COOL&CREATE) |
エピクロスの虹はもう見えない |
SYNC.ART’S feat. 美里 |
Bad Apple!! feat.nomico |
Masayoshi Minoshima |
天ノ弱 |
164 feat.GUMI |
一触即発☆禅ガール |
れるりり feat.GUMI |
ロストワンの号哭 |
Neru |
Blue Noise |
from PACA PACA PASSION |
B.B.K.K.B.K.K. |
nora2r |
L9 |
paraoka |
インビテーション |
れるりり |
GO!GO!ラブリズム |
片霧烈火オンザみんマンション |
Memories of Sun and Moon |
Aiko Oi |
Infantoon Fantasy |
t+pazolite |
Gate of Fate |
Godspeed |
筺体を一目見た時の率直な感想は「プレイヤーを囲む黒い仕切りが窮屈に感じるのでは?」というものだった。しかし、実際に筺体の前に立ってみると、プレイスペースは予想以上に開放的で、むしろゲームへの没入感が増す設計だと思ったほどだ。
▲意外に奥行きと高さがあり、圧迫感はまったく感じない。筺体にはイヤホンジャックも搭載されている。 |
黒い仕切り板には防音効果があるとのことで、特にゲームセンターの音ゲーコーナーは、さまざまな音が入り乱れているのでこの設計はうれしい。
さらに、筺体上部の両サイドにはスピーカーが取り付けられている。この配置も絶妙で、スピーカーから音のシャワーが降り注いでくるような感覚があり、プレイしていて非常に気持ちがいい。加えて、内臓されているウーハー(低音を再生するスピーカー)の音が、より一層プレイを盛り上げてくれた。
ゲームシステムは、上から流れてくるノーツ(ブロック)を判定ラインのところでタイミングよく押すというもの。音楽ゲームではベーシックなゲームデザインだが、『CHUNITHM』には少し変わったルールが採用されている。それは、落ちてくるノーツ(ブロック)にあわせてタッチする電子デバイス“グラウンドスライダー”との関係だ。
ノーツが判定ラインに来た時、ノーツの横幅に応じた範囲でグラウンドスライダーをタッチすると成功になる。難易度が高い楽曲ではノーツの横幅が狭く、そうなるとグラウンドスライダーで成功判定をもらえるタッチ範囲も狭い。リズム感だけでなく、タッチの正確性もクリアのポイントになるわけだ。1曲の中で、ノーツの大きさが変わっていくので、曲の展開にあったノーツ展開が没入感を高めている。
これに加えて、“AIR”という手を上に振り上げる操作が存在する。前述した黒い仕切りの部分に“AIR STRINGS(エアストリングス)”というデバイスがついており、ここでAIRの動きを認識しているそうだ。手の振り上げ方は自由なので、自分のパフォーマンスを磨くのもおもしろいかもしれない。
▲AIR中は、横の“AIR STRINGS”というデバイスが反応してくれる。 |
本作には、音楽ゲーム初心者へのお助け機能として、サポートキャラクターが存在する。サポートキャラクターはそれぞれ固有の能力を持っており、例えばミスを20回まで無効にしてくれる機能など楽曲のクリアに際して補助的な働きをしてくれる(サポートキャラクターの活躍はスコアに影響しない)。もちろん、自分の力だけでクリアを目指すことも可能だ。
また、リザルト画面はスゴロクのようになっており、楽曲クリア後の評価に応じてマスを進められる。ここで課題曲マスに到達すると次曲で課題曲が出現し、クリアすることで新たなサポートキャラクターを獲得できる。
音ゲーヘビーユーザーを満足させられる設計でありながら、ライトユーザーをしっかりサポートしてる『CHUNITHM』。没入感に特化した筺体デザイン、サポートキャラクターの能力と収集、手を挙げるAIRアクションなど本作ならではの要素に注目してほしい。個人的にタイトル名がなぜ“チュウニズム”なのかも気になるが……。
ロケテストは11月30日まで東京・クラブセガ秋葉原新館5階で行われている。音ゲーファンはもちろん、本作に興味を持った人は、ぜひ1度プレイしてみてほしい。
▲プレイ希望者に向けて、受付カウンターで整理券が配布されている。 |
▲現在プレイしている人の様子を動画で公開。待っている間もたいくつしない配慮がされていた。 |
▲アンケート回答者に配布されるクリアファイル。5種類のうち、好きな1つを入手できる。 |
▲会場には、デザイナーの色紙やデザインイラストが展示されていた。 |
■『チュウニズム』ロケテスト概要
【開催日】2014年11月28日~30日
【開催場所】東京 クラブセガ秋葉原新館5F
【特典】『maimai』をプレイしたことのあるAimeでプレイすると、ロケテスト参加者に『maimai』の称号をプレゼント。また、『チュウニズム』プレイ後にアンケートに回答すると、CD交換チケット入りクリアファイルを1枚入手できる。CD交換チケットを3枚集めると、イベント限定CDが贈られる。
(C)SEGA
※筐体および画面は開発中のもので、製品版とは異なる場合がある。
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