2014年12月25日(木)
2015年2月下旬に発売予定の“一番くじプレミアム ソードアート・オンライン STAGE2”。そのD賞ドラマCDの収録を終えたキリト役・松岡禎丞さん、フィリア役・石川由依さん、『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』のプロデューサー・二見鷹介さんへのインタビューをお届けしていく。
▲左から石川さん、松岡さん、二見プロデューサー。 |
“一番くじ”とは、必ず何かが手に入るハズレなしのキャラクターくじ。今回発売される“一番くじ ソードアート・オンラインII”は、1回620円(税込)でチャレンジすることができる。取扱店は一部のローソン店舗、書店、TSUTAYA、ホビーショップ、ゲームセンターなど(※取り扱いのない店舗もあり)。
▲松岡さんや石川さんが出演しているドラマCDだけでなく、フィギュアなどもラインナップされている。 |
インタビューでは、ドラマCDだけでなく、『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』についても聞いてみたので、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
・松岡禎丞さん……アイムエンタープライズ所属。電撃文庫作品のアニメでは、『SAO』シリーズのキリトや、『神様のメモ帳』の藤島鳴海、『さくら荘のペットな彼女』の神田空太、『魔法科高校の劣等生』の一条将輝などを演じている。
・石川由依さん……砂岡事務所所属。代表的な役は『進撃の巨人』のミカサ・アッカーマンや、『ガンダムビルドファイターズ』のコウサカ・チナなど。ミュージカル『銀河鉄道の夜』(ジョバンニ役)オリジナルサウンドトラックCDが発売中。詳しくは劇団ひまわり公式サイトから
・二見鷹介プロデューサー……バンダイナムコゲームス所属。『ソードアート・オンライン』や『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』など、電撃文庫作品のゲーム化を手掛けている。
――2月下旬に発売される“一番くじプレミアム ソードアート・オンライン STAGE2”のドラマCDの収録が終わりましたが、いかがでしたか?
松岡さん:前回の一番くじでもドラマCDの収録をさせていただきましたが、あれからだいたい1年ぶりですね。
二見さん:緊張感はそれほどなかった感じですよね。
石川さん:そうですね。前回の収録の時は、松岡さんとは本当に初めましての状態で、すごく緊張していました。
松岡さん:石川さんとはその時の収録で初めてお会いしたので、腹の探り合いみたいになっていました(笑)。
二見さん:ゲームの音声は1人ずつ収録するので、共演者でも会わないことが多いですから。
石川さん:松岡さんとお会いするのは前回の収録の時以来なんですけど、1年経っても松岡さんは変わっていなかったので安心しました。
――石川さんは進行役を務めるのが初めてとのことでしたけど、実際にやってみていかがでしたか?
石川さん:やっぱり難しいなって。でもお2人がいてくれたおかげで、なんとかできました。
――松岡さんはイベントなどでも最近は司会をやっていたりしますよね。
▲こちらは、10月5日に開催された“電撃文庫 秋の祭典2014”『SAO』ステージの模様。 |
松岡さん:“電撃文庫 秋の祭典2014”でも『SAO』のステージ(ミニステージ)で司会をやらせていただき、やってみないとわからない苦労をわかったような気がしています。でも、今回はすべて石川さんの進行に乗っかっていく気持ちでやりました(笑)。
――なるほど(笑)。一番くじのドラマCDですが、先ほど収録したものはゲームバージョンで、もう1つアニメバージョンもありますよね。どちらにも出演されている松岡さんにお聞きしますが、手ごたえはいかがでしたか?
松岡さん:両方とも聞きごたえある内容になっていると思いますし、どういう経緯で(※『ロスト・ソング』限定版の特典小冊子に掲載する)“ナーヴギア一番くじ”が作られることになったのか、このドラマCDを聞けばわかると思います。
ゲームバージョンのドラマCDには僕と石川さんが出演していますが、アニメバージョンでは僕とエギル役の安元洋貴さんが一緒にトークしていて、ラジオドラマでは僕と安元さん、それとアスナ役の戸松遥さんが出演しています。両方とも出演させていただいた身としては、どちらもオススメです。
――ナーヴギア一番くじの景品を決めるコーナーの収録を聞かせていただきましたが、大変そうでしたね。
松岡さん:前回のナーヴギア一番くじ(※『ホロウ・フラグメント』限定版の特典小冊子に掲載)は、3つのワードを組み合わせて景品を作ったんですが、今回はキャラクター名と景品に含まれる1文字から、オリジナルの景品を作るというもので、大喜利みたいな感じになってました(笑)。
石川さん:自分の発想がすべてなので、大変でした(笑)。私たちが作った一番くじが選ばれるのか、それとも安元さんと松岡さんが作った一番くじが選ばれるのかは現時点ではわかりませんので、特典小冊子ができるまでのお楽しみにしておきます。
松岡さん:ひとつ壁を越えてしまった感じがしました(笑)。どういう意味なのかは聞けばわかると思いますので、このインタビューを読んでいる皆さんも楽しみにしていてください。
――『インフィニティ・モーメント』、『ホロウ・フラグメント』と続いて、3作目となる『ロスト・ソング』は《ALO》が舞台と聞いていかがでしたか?
▲『ロスト・ソング』でのキリト(左)とフィリア(右)。 |
松岡さん:「ついに来たっ!」と思いました。《ALO》って自由に空を飛べる世界じゃないですか。だから「これがゲームになったらどうなるのかな?」と、以前から想像していた部分もあったので、『ロスト・ソング』が出ると聞いた時はすごくテンションが上がりました。
――『ロスト・ソング』のお話はいつごろ聞いたんですか?
二見さん:松岡さんには、『ホロウ・フラグメント』の時に《ALO》を舞台にしたゲームの構想があると話してはいたんです。
松岡さん:聞いた時はドキドキしましたよ。
二見さん:ただ、松岡さんに最初にお話しした時は、内容がまったく固まっていなかったんですけどね(笑)。
――『ロスト・ソング』でもフィリアが登場すると聞いた時は?
石川さん:『ホロウ・フラグメント』の人気があれば、次もあるかもしれないと聞いていたので、『ロスト・ソング』の話を伺った時は私も「来たっ!」って思いました(笑)。しかも私に連絡が来たということは、フィリアも『ロスト・ソング』に出られるワケじゃないですか。『ホロウ・フラグメント』の時のフィリアは《ホロウ・エリア》に閉じ込められた状態で自暴自棄になっていましたよね。そんな彼女が現実世界に戻ることができて、さらにキリトたちと一緒に《ALO》の世界に行けるなんて、キャラとしても報われた感じがして、とてもうれしくなりました。
――《SAO》から脱出できたフィリアがいるということは、『ロスト・ソング』は前作の続きというイメージなのでしょうか。
二見さん:時系列としては、そうですね。
――フィリアは前作で物語が進むとだんだんデレてきましたが……。
石川さん:今回のフィリアは、そこがさらに進んだ感じです(笑)。
二見さん:フィリアは、今回はアスナたちと同じようにメインのシナリオに絡んできたりしますし、キリトたちのパーティの一員として登場します。もちろんフィリアを操作することもできるので、アスナやリーファたちと女の子だけのパーティを作ってプレイするといったこともできますよ。
――自分がプレイする時は、どんなパーティを編成してみたいですか?
二見さん:僕はもう決まっていて、操作キャラはキリトで、仲間はシノンとフィリアです。前作までだと2人パーティだったんでどちらにしようか悩んでたんですけど、今回は3人パーティを組めるので、好きなヒロイン2人とパーティを組みます(笑)。まだゲーム自体は開発中なんですが、女性3人のパーティとかも女子会を見ているみたいで楽しいですね。
松岡さん:《ALO》のアスナはウンディーネですよね? だったらヒーラーみたいな役割もできるんですか?
二見さん:もちろんできます。
石川さん:キャラじゃなくて性能で選ぶところは、ゲーマーですね。
松岡さん:だと決まってますね(笑)。キリトを操作キャラにして、あとはリズとアスナですね。“やられる前にやる”スタンスで戦いたいです。
石川さん:私はキリトとアスナとフィリアです。チャンスを伺いつつ、キリトとアスナの間に割り込みたいです(笑)。
二見さん:それもいいですね。メインの主役とヒロインの間に入ってくる新ヒロイン(笑)。でもアスナさんは嫁ですから。すべてを包み込む愛というか。でも、実はアスナさんは新ヒロインたちに怯えているわけですよ。また新しい刺客が来たって(笑)。
▲「……」の部分に計り知れないプレッシャーを感じさせるアスナ。表情は笑っているものの、ちょっぴり怒っている? |
――そうしたやり取りを考えながらあそぶのも、楽しいですね。特に本作はパーティメンバーが3人に増えたことで、そうした楽しみが増えたと思います。では、『ロスト・ソング』で期待したいところは?
松岡さん:『インフィニティ・モーメント』からプレイしているいちユーザーとしては、まず3作目が楽しみでしょうがないですね。ムービーを見ているだけでも戦闘の爽快感が伝わってくるので、はやくプレイして体験してみたいです。それと“『SAO』らしさ”がきちんとあるかどうかがとても気になりますね。一言では言い表せにくいんですが、やってみたいことがたくさんあります!
石川さん:歌もあると聞いたので、どんな歌が流れるのかにも期待したいです。あと、飛んだりして木に止まったりもできるんでしょうか?
二見さん:はい。ダンジョンは飛べないので無理ですが、フィールドでは足場があるところであれば自由にそこに止まったりすることもできますよ。
松岡さん:本当に発売が待ち遠しいですね。話の流れなどはわかってはいるんですが、実際にどういうゲームになるのか? どんな画面が見られるのか? それはプレイするまで僕らもわからないんですよね。いろんな敵と戦っていたはずなので、その部分も気になっています。すでにいくつかPVも出ているので、そこで確認してほしいですね。
二見さん:ありがとうございます(笑)。メインだけでなくサブイベントなどでも戦う敵が結構いましたよね。
松岡さん:「よし行くぞ!」って台詞を何回も収録しました(笑)。あと、アニメの《ALO》編のラストのように「来るぞ!」って大型アップデートで《アインクラッド》が実装したりしないですか?
二見さん:ぐはっ! ……そういう未来もあったらいいですね(笑)。
――最後に、『ロスト・ソング』を楽しみにしているユーザーにむけてメッセージをお願いします。
二見さん:今回は世界も《ALO》と移り、さまざまなキャラクターのエピソードが描かれています。キリトの冒険というよりは、キリトたちの新しい物語を体験できるゲームになると思います。あますところなく楽しんでいただけるよう、鋭意開発中ですのでぜひ期待してお待ちください。
石川さん:2作目から出させていただいたフィリアですが、《ALO》の世界にも登場することができて、とてもうれしいです。《ALO》は空を飛べる世界で、見た目も羽が生えて妖精のようなカワイイ姿になっているので、男性だけじゃなく女性も遊んで楽しい作品になるんじゃないかなと思っています。アクションもすごいらしいので、そこは期待しつつ、ぜひ最後まで遊んでいただけたらうれしいです。
松岡さん:今回もキリトを演じさせていただきましたが、台本をいただいてから収録をとても楽しみにしていました。『ロスト・ソング』で『SAO』に興味を持った方もいらっしゃると思います。そんな人は『ロスト・ソング』の発売までに、『インフィニティ・モーメント』や『ホロウ・フラグメント』をプレイしてみてはいかがでしょうか? 今後も『SAO』をよろしくお願いいたします! 最後までいいゲームにまとめられるように期待しつつ、開発陣だけでなく、僕もがんばります。
(C)2014 川原 磔/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAOII Project
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