12月17日にMARGINAL＃4が新曲『Bingo!!!!』をリリース。電撃Girl’sStyle1月号に掲載された、高橋直純さんのインタビュー完全版をお届け!!　

――早くも6枚目『Bingo!!!!』となりましたが、今回の各曲の印象はいかがですか？

　「これぞまさしくアイドルだな」と思いました！　最初は全面に“かわいい”という印象を受けましたが、最後は切ないバラードが収録されているのでキュッと締めるところは締めるんだな、と感じました。実際に僕が歌うのは3曲ですが、4曲でかわいさ、激しさ、かっこよさ、切なさと色んなカラーがあるのはすごいですよね。6枚目という少なくはないリリース数ですが、まだまだマジフォーにやれることがあるんだなと感じさせてくれた、バラエティー豊かな1枚です。

　でも、デビューしてから1年半ちょっとでシングル6枚、ベストアルバム1枚、ドラマCD1枚って売れっ子アイドルですよね（笑）。『Bingo!!!!』はコール＆レスポンスが多いので、イベントが楽しみになる曲ですよね。仮にこの曲を披露する機会があって、聴いたことがないという方がいらっしゃっても、2コーラス目からは一緒にノれるくらい覚えやすい曲調なのもポイントです！　今までは、「マジフォーってかっこいいでしょ？」とアーティスト性をバーンと押し出した曲が多かったですが、ここにきて“みんなで作り上げる楽曲”ができたので、とてもうれしかったです。スタクラのみんなと一体になれる曲なので、マジフォーのなかでも人気曲になりそうな予感がしています！　

　デュエット曲『純白（しろ）い恋人』はまずタイトルにびっくりしました（笑）。曲は“冬・雪”といったイメージが盛り込まれていて、オケにもキレイな雪の音が入っています。雪がちらちらと舞う中で、恋人同士がミトンの手袋やニットの帽子を被って、手をつないだり、同じポケットに2人の手を入れちゃったりするのかな、なんて思い描きながら歌いました（笑）。あま～い雰囲気がただよう、ステキな曲だなというのが僕の感じた素直な印象です。

　『Missing you（2014）』は歌っている僕自身も切なくなるような曲でした。今までのバラードは“ありがとう”という気持ちを歌ったものが多いですが、これは2人きりでしっぽり、という大人の雰囲気です。歌っているのは4人なんですが（笑）。

――ずばり、聴きどころはどの部分でしょうか。

　今回収録されている曲は、ジャンルはバラバラですが“口ずさみやすい”という点が共通しているように思います。歌詞も聞き取りやすいですし、パッと聴いてすぐに歌えそうな曲が多いなぁ、と。あとはやっぱり、表題曲にもなっている『Bingo!!!!』かな。歌っていても楽しいですし、聴いていても気分が上がる曲ですよね。この曲に合わせて4人が動いている様子が目に浮かぶんですよ！　PVを撮っているかのように、歌い分けの部分で1人ずつ前に出てきたりするイメージを持ちながら、みなさんに聴いていただけると「あ、今ルイがセンターに来た！」なんて感じられるんじゃないかな。ほかにも、口どけのいいチョコレートのような甘さ満点の曲がたっぷりなので、楽しみにしていてほしいです。

――シングル全体のテーマが“アイドル”ですが、ご自身が憧れる“アイドル”はいますか？

　これ、アイドル好きの裕斗くん（アール役の鈴木裕斗氏）はすごい語りそうな質問ですね（笑）。僕も学生の頃、アイドルを追いかけていたので気持ちはわかりますけど（笑）。その頃は自分のなかで好きなアイドルを1週間ごとにランキングつけていました。「今週はあんまり会えてないから2位！」とか「あのCMよかったから1位！」って勝手に決めていました（笑）。

　あとは、よくラジオ番組にもリクエスト送っていました。ベストテン方式で、先週より好きなアイドルのランキングが下がると「俺がハガキ出さなかったからだ……。ごめん！」って思っていました（笑）。多分、「俺があの子を育てた！」ぐらいには思っていたんでしょうね。ときにちょっと偉そうなマネージャー目線に立って「昨日、声の調子よくなかったよね？」って思いながら、次の日学校でみんなに話していました。聴き過ぎていたせいか、テレビを観ていても「今日は生歌じゃない！」ってわかっちゃうんですよね。「いつものテレビより上手いからCDだ！」みたいな（笑）。

　僕自身どっぷりアイドルにハマっていましたし、いつかは自分もアイドルになりたいと思って、技術を真似しようとしたり、本気で応援したりしていました。だから、あのままアイドルを追いかけ続けていたら今頃は、客席の1番前で「さあみなさん、今日も盛り上げていきましょう!!」なんて言っていたかもしれません（笑）。

　ただ、今ってお客さんが持っているライトもすごくキレイですよね。1本で何色も色が切り替えられたり、様々な色をそろえてくださったりするので。イベントだとイメージカラーや雰囲気に合わせて、みなさんがライトで空間を演出してくださるので、それを見ただけで感動しちゃいます。僕がアイドルファンだったときは、今みたいにキレイなケミカルライトってなくて、工事現場にあるような赤くて大きなやつしかなかったんです！　だから、アイドル好きな僕としては、こういう現場に携われていることが本当に幸せだと思います。ちょっと前に、裕斗くんとますとし（アトム役の増田俊樹氏）と僕の3人でアイドルバーみたいなところに行きましたが、ポカーンとしているますとしをよそに「この映像知ってる!?」、「知ってます～！」と2人で大盛り上がりでした（笑）。

　僕の1番好きなアイドルはデビューしたときから好きだったわけではなくて、少し人気が落ち着いた頃にファンになったんです。これは僕が天邪鬼だったせいと「俺が育てた！」ということがやりたかったせいなんなんですが（笑）。でも、それから過去の作品を集めたり、その方の誕生日には朝から晩まで出ている楽曲を全部聴く“スペシャルデー”にして、空に向かって「おめでとう」って言ったりと満喫していました（笑）。だから、僕すごくスタクラのみんなの気持ちがわかるんですよ!!　今も変わらず、その方のファンですが、最近は剛力彩芽ちゃんも好きです。

――先日のRejetフェス、お疲れ様でした。今だから言える裏話や、ステージから見たお客様の反応など、ご感想をお願いします。

　マジフォーとしてステージに出て行ったときに見えた、お客さんの幸せそうな顔が忘れられません!!　フェスまで言えませんでしたが、直前まで衣装合わせや調整をしたり、みんなでダンスのリハをしたりと水面下で色々と積み重ねてきたので。2013年のRejetフェスでイベント限定のアイドルユニットとしてデビューしましたが、ありがたいことにたくさんのCDを発売したり、今回のように新しい衣装を作ってもらったりと、僕自身のテンションもぐっと上がっていて！　「みんなどんな反応するかな？」と思ってステージに出たら、爆発しそうなほどの大歓声とうれしそうな笑顔で迎えてもらったので「今までやってきてよかった～」と思いました。

　じつは、曲中でますとし（アトム役の増田俊樹さん）と肩を組んで歌う場面があったんですが、あれは普段アトムに厳しいルイが行くことに意味があると思ったので、僕からやろうと決めていて！　練習中にやってみたら「俺が行きますよ」なんてますとしが気を遣ってくれたんですが、思いのほかやりづらかったので「俺がやるからいいよ！」なんてわちゃわちゃしたこともありました（笑）。肩を組みたかったのに、勘違いしたますとしに避けられたりもして。「今はアトムとルイなんだから遠慮しなくていいのに！」ってリハで言ったりもしました（笑）。歌った曲が『OVER THE RAINBOW』というマジフォーとみんなをつなぐ曲だったせいか、お客さんがすごく楽しそうに聴いてくださっていたのが印象的でした。裕斗くんはエンディングで泣いていましたが、密かに僕も歌うためにステージへ出たときに「ヤバイ、泣きそう！」って思っていたんですよ（笑）。

　裏話的なところで言えば、僕たち声優陣も去年よりまとまっていたんじゃないかな。リアルな面でも仲間意識が芽生えたようで、ステージが始まる前にKENNくんが裕斗くんの肩をポンポンと叩いたり、袖で誰かが振付の確認をし出したら、集まってステップ確認をしたりと、ちょっとした仕草から“MARGINAL＃4の絆”が深まったように感じられてうれしかったです。毎日顔を合わせられるわけではないですが、集まったら自然と結束できるのはマジフォーのよさだと思うので。そういったことも経て、本当にステキなイベントができたので、ついつい「次もやりたいよね」なんて欲が出てきてしまいました（笑）。またみなさんの前に立てる日が待ち遠しいです！

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