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2014年12月27日(土)

はたして達也は本当に劣等生なのか? 『魔法科高校の劣等生 Out of Order』実技キャラの得意魔法をチェック!

文:さくたろう

 バンダイナムコゲームスより12月25日に発売されたPS Vita用ソフト『魔法科高校の劣等生 Out of Order』。ストーリーモードで使用可能なキャラクターのうち13人の得意魔法や性能を2回にわけて解説していく。この記事はその前編。

→後編では真由美や一条など7人を紹介

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲ストーリーモードの一部やフリー対戦モードが楽しめる体験版が配信中! 記事を読んで興味を持った人は、ぜひ遊んでみてもらいたい。

 本作は、電撃文庫の人気作で、9月までTVアニメが放送されていた『魔法科高校の劣等生』のアクションゲーム。シナリオは原作の佐島勤先生が監修しており、ゲームには達也や深雪をはじめとしたさまざまなキャラクターが登場する。CADにプレイヤー自身が魔法をセットし、多彩な魔法を駆使したバトルが楽しめるのが、本作の大きな特徴だ。

 なお本作は、CADを自由に選択することができ、原作だと達也は銃(オート)タイプのシルバー・ホーン・カスタムを使用しているが、ゲームではそれ以外にもナックル型やタブレット型などさまざまなCADで使用することが可能。また、他のキャラクターも同じように、自由にCADのタイプを選択できる。

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲CADのタイプは全部で10種類。こちらは拳銃の形をしたオート型で、7マスぶんのパレットがある。1つのパレットに1つの魔法をセットでき(※複数のパレットを使う魔法もある)、この場合は最大で7つの魔法をセットできる。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲タブレット型のCADは4×4=16マスのパレットがあり、オート型の倍以上の魔法をセットできる。高威力の魔法も複数セット可能だが、魔法の切り替えが難しくなる他、他のCADに比べると近接攻撃が使いづらい欠点もある。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲魔法には9つの系統があり、キャラクターには系統ごとに適正が存在する。適正の低い系統の魔法は、キャスト中の行動速度が低下したり、威力が減少したりといったデメリットがある。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲魔法の適正や専用魔法などによって魔法の制限自体はあるが、CADのタイプによる得手不得手はない。ちなみにCADによって近接攻撃の方法が変化するため、ソード型のCADを持った深雪が近接攻撃をメインに戦うといったことも可能だ。

 この記事では、司波達也、司波深雪、西城レオンハルト、千葉エリカ、吉田幹比古、光井ほのか、北山雫の得意魔法などを見ていこう。残る6名については、後編で紹介するのでお楽しみに。

司波達也(声:中村悠一)

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』

得意系統:無系統、発散系

 達也は無系統と発散系統の魔法の適正が高く、得意魔法は“サイオン・ブリット”、“サイオン・ウェーブ”、“キャストジャミング”、“精霊の眼(エレメンタル・サイト)”となっている。“サイオン・ブリット”は威力こそ低いものの、障害物を貫通して攻撃が可能なうえ、魔法式を飛ばすタイプの攻撃魔法("鎌鼬(かまいたち)"や"爆裂"など)を打ち消すことができる魔法。“サイオン・ウェーブ”は相手にダメージを与えることはできないが、その代わり命中すると相手をスタンさせられる魔法だ。

 “キャスト・ジャミング”は原作のとおりの効果。自分を含め、周囲にいるキャラの起動式を破壊することで、魔法を発動させないようにできる。そして“精霊の眼”は、すべての相手に対するロック時間を延長できるというもの。効果自体は便利だが、パレットを3マスも使ってしまうので注意。

 また、達也は“雲散霧消(ミスト・ディスパージョン)”を使用できるようになると、火力が格段にアップする。使えるようになったら、この魔法を生かすようにCADをセッティングしていくと戦いやすくなるだろう。

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“キャスト・ジャミング”は一見すると効果がわかりにくい魔法だが、うまく使えば相手の戦略を崩すことも。ソードやナックルなどの接近戦が得意なCADとの相性がよさそうな魔法だ。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“サイオン・ウェーブ”は、命中した相手を強制的にスタンにできる。距離をとって仕切りなおすのにも、ここらから近接戦闘を仕掛けるのにも有効な、便利な魔法だ。

司波深雪(声:早見沙織)

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』

得意系統:振動系、無系統、移動系、発散系、加速系、吸収系、加重系、収束系、放出系

 深雪は苦手な系統はひとつもなく、振動系がS、残りの系統がAという魔法適性の持ち主(※適正の最大評価はS+で最低評価はC)。得意魔法は“ドライ・ブリザード”、“氷炎地獄(インフェルノ)”、“ニブルヘイム”の3つ。“ドライ・ブリザード”はキャスト時間が短く、使い勝手のいい攻撃魔法。“氷炎地獄”はパレットを2マス使うが、氷と炎の柱が移動しながら敵を攻撃する、高威力の魔法だ。“ニブルヘイム”もパレットを2マス使い、さらにサイオンも大量に消費するが、その分威力は絶大。集団戦で特に大きな効果を発揮してくれる魔法だ。

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“氷炎地獄”の氷と炎の柱は、効果範囲は広いが狙って当てるのが意外と難しい。1対1のときを狙うよりは、複数の相手が入り乱れているところを狙うほうが効果的。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“ニブルヘイム”は、“氷炎地獄”よりも広範囲を覆う魔法。長いキャスト時間やサイオンの消費量が大きいなどの欠点はあるが、それに目をつむっても惜しくないほど強力な魔法だ。

 ちなみに、“氷炎地獄”の威力はこちらの動画でもバッチリ確認できる。興味のある人は、一度ご覧いただきたい。

■動画:『魔法科高校の劣等生 Out of Order』を小笠原早紀さんと4人対戦

西城レオンハルト(声:寺島拓篤)

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』

得意系統:収束系、発散系

 収束系と発散系の適正は高いが、他の適性の多くがC。また得意魔法は“パンツァー”のみなので、これを生かせるようなCADにカスタマイズし、近接戦闘を仕掛けていくといいだろう。遠距離魔法を使う場合には、収束系の“鎌鼬”がオススメ。

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“パンツァー”は、発動中はサイオンを消費するが、攻撃力と防御力の両方が上昇する魔法。近接攻撃が得意なナックルやロッド、ソード型のCADで戦うことが、“パンツァー”を使いこなすポイントになりそうだ。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲本作の近接攻撃の方法は、キャラクターごとではなく選択しているCADごとに異なる。レオの場合は適性の低い魔法も多いので、魔法はけん制や補助用に回そう。

千葉エリカ(声:内山夕実)

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』

得意系統:加速系、移動系、加重系

 エリカは加速系の適正が特に高く、原作どおりの接近戦の他、“衝撃”や“吹き飛ばし”などの加重系、移動系魔法を使った遠距離戦もこなせる。得意魔法は“山津波(やまつなみ)”と“圧斬り(へしきり)”の2つだが、どちらもソード/カタナ専用魔法のため、デフォルトがロッド型のエリカが使うには、カスタマイズが必須。どちらも近接攻撃の威力がアップする魔法なので、発動後は近接戦闘を仕掛ける必要がある。

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“山津波”は発動すると強制的に走り状態に。徐々に速度が上がり、その速度に応じて近接戦闘の威力がアップしていく魔法だ。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“圧斬り”も“山津波”同様に近接戦闘の威力をアップさせる魔法。ただしこちらは、重ねがけをすることでさらに威力を増すことができる。

吉田幹比古(声:田丸篤志)

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』

得意系統:放出系、発散系、吸収系、収束系

 得意系統以外も平均的に使いこなせるが、得意魔法の“雷童子(らいどうじ)”がとにかく強力。発動させるとロックオン中の敵の頭上に魔法が発生。当てるとダメージを与えつつスタンをさせられる。苦手な魔法が少ないのを生かして、スタン状態から遠距離攻撃につなげるよう特化させるのも手。

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲スタン効果は乱戦時にも強い。ループキャストで同時に複数発動できるようにすれば、命中率も上がるはずだ。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲魔法には、強化魔法と呼ばれるタイプのものもあり、これは単体では効果は発揮しない。例えばループキャストは、対象の魔法を同時に複数発動させるもので、他にも魔法のキャスト時間を短くする圧縮展開や、キャスト時間は増加するが威力を上昇させる多重干渉といったものもある。

光井ほのか(声:雨宮 天)

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』

得意系統:振動系、移動系、加速系、放出系

 ほのかは振動系の魔法系統が得意。得意魔法は“閃光(フラッシュ)”だけだが、振動系の魔法には、後述する“フォノン・メーザー”をはじめ強力な魔法が多い。それらを組み合わせることで、意外にも戦闘系のキャラとして使うこともできる。

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“閃光”は、目の前に光の障壁を発生させて相手のロックを外す魔法。状況が限られる魔法なので、遠距離魔法をメインにして近づかれたときの対処として使うのいいかも。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲強力な魔法を生かせるように、タブレット型やブレスレット型のCADを使うのがオススメ。魔法の相性的に“氷炎地獄”なども使いこなすのが、本作のほのかの特徴だ。

北山 雫(声:巽 悠衣子)

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』

得意系統:振動系、収束系、発散系、吸収系

 ほのかと同じ振動系の適正が高い雫だが、他にも収束系なども高いのが特徴。特に“フォノン・メーザー”は威力が高く使いやすい。また“フォノン・メーザー”と同じく得意魔法の“能動空中機雷(アクティブ・エアー・マイン)”も、自分の周囲に機雷のような魔法弾を出現させ、それに当たった敵を自動的に攻撃するので便利。

『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“フォノン・メーザー”はロック中の敵の方向にレーザーを照射させる魔法。多段ヒットが可能で、ヒットしている間は常にダメージを与えることができる。
『魔法科高校の劣等生 Out of Order』
▲“能動空中機雷”は一度発動すると、一定時間が経過するまではスタン状態などになっても発動し続けて便利。ただし発動中は、サイオンが回復しないので注意したい。

 前編では達也たち7人を紹介したが、後編では、明智英美、七草真由美、服部形部少丞範蔵、渡辺摩利、千代田花音、一条将輝の得意魔法などを紹介している。まだ見ていない人は、こちらもチェック!

→後編はこちらから

■本作の解説動画&体験版が公開中!

 『魔法科高校の劣等生 Out of Order』のプレイのコツを紹介した解説動画が、第1弾から第4弾まで公開されている。本作をプレイする際には、ぜひ参考にしてほしい。また、本作の体験版も配信中。ストーリーモードの一部やフリー対戦モードが楽しめるので、本作に興味がある人は遊んでみるといいだろう。

■動画:『魔法科高校の劣等生 Out of Order』よくわかる解説動画第1弾

→体験版の情報や解説動画第2弾~第4弾は公式サイトから

(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
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※画面は開発中のもの
※ゲームグラフィック:ウィッチクラフト

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