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2015年1月8日(木)

『攻殻機動隊 新劇場版』は初夏に全国公開。『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』とのコラボも

文:キャナ☆メン

 『攻殻機動隊』25周年記念作品として製作されている完全新作長編映画の正式名が『攻殻機動隊 新劇場版』に決定し、公開時期が2015年初夏となることが明かされた。

『攻殻機動隊 新劇場版』

 『攻殻機動隊』は、1989年に士郎正宗さんが発表したSFコミック作品。押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』をはじめ、これまで映画・TVアニメ・OVAとして映像化が行われ、数多くのファンを獲得している。本作『攻殻機動隊 新劇場版』では、“攻殻機動隊”と呼ばれる公安9課の誕生の起源や、それにまつわる主人公・草薙素子の秘密などが描かれるという。総監督・キャラクターデザインは黄瀬和哉さんが務め、監督を野村和也さん、総作画監督を大久保徹さんが担当、脚本は冲方丁さんが手掛けるとのこと。アニメーション制作は、Production I.Gが行う。なお、作品の正式名と公開時期の決定にともない、特報映像が公式サイトで公開中だ。

 さらに、原作者・士郎正宗さんのコメントが到着しているので下記に掲載する。また、黄瀬さんが総監督を務めた『攻殻機動隊 ARISE』シリーズのTV放送が、4月より行われることも決定している。その他、1月9日公開の映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』とのコラボレーションが、新宿駅コンコース内にて本日から行われているので、同駅に立ち寄った際はチェックしてみよう。

●士郎正宗さんのコメント

 『攻殻機動隊』は「最初から劇場用作品として制作されたもの」に限ると1作目『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、2作目『イノセンス』、3作目『攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』に続いて、『攻殻機動隊 新劇場版』が4作目となる。25年前には『攻殻機動隊』というタイトルがこんなに長く生き延びて、遠いところまで旅をすることになるとは思わなかった。関係者諸氏に感謝するとともに、今回も既存作品同様、多くの方々に楽しんでいただける作品になることを祈っている。

■『攻殻機動隊 新劇場版』概要
【公開時期】  2015年初夏 全国ロードショー
【スタッフ】(※敬称略)
 原作:士郎正宗
 総監督・キャラクターデザイン:黄瀬和哉
 脚本:冲方丁
 音楽:コーネリアス
 監督:野村和也
 総作画監督:大久保徹
 アニメーション制作:Production I.G
 製作:「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
 配給:東宝映像事業部
【キャスト】(※敬称略)
 坂本真綾
 塾一久
 松田健一郎
 新垣樽助
 咲野俊介
 中國卓郎
 上田燿司
 中井和哉
 沢城みゆき

■『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』とのコラボ

 新宿駅コンコース内にて展開されている『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』のシビュラシステムを模した広告に、本日18時、『攻殻機動隊 新劇場版』の主人公・草薙素子が出現した。本コラボレーションは、『PSYCHO-PASS サイコパス』のシビュラシステムを素子がハッキングするという形で行われ、明日1月9日~11日の期間は、7時、11時、15時、19時、23時に彼女が登場する。

『攻殻機動隊 新劇場版』

(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

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