2015年1月8日(木)
1月7日、東京・秋葉原UDX THEATERにて“『戦国無双4-II』完成発表会&TVアニメ『戦国無双』先行上映会”が行われた。
本発表会には、コーエーテクモゲームス代表取締役の襟川陽一氏をはじめ、同社の『戦国無双』シリーズプロデューサーを務める鯉沼久史氏、『戦国無双4-II』のディレクターを担当する三枝修氏、SCEJAプレジデントである盛田厚氏が登壇した。
さらに、『戦国無双4-II』からプレイアブルキャラクターとなった井伊直政を演じる小西克幸さん、直政の義母である井伊直虎を演じる斎藤佑佳さんらも駆け付けた。これら著名人が集結した本発表会の内容をお届けする。
▲左から斎藤佑佳さん、鯉沼久史シリーズプロデューサー、SCEJAの盛田厚プレジデント、襟川陽一代表取締役社長、三枝修ディレクター、小西克幸さん。 |
登壇者の挨拶が終わると、『戦国無双4-II』の見どころがスライドや実機プレイで紹介された。今までの『無双』シリーズは、追加要素をプラスすることで『猛将伝』とされてきたが、本作では新たな切り口を描いたことで“II”をタイトルに冠したという。
新たな切り口の代表とも言える要素が“無双演武”だ。『戦国無双4』は地域・勢力ごとのストーリーを描いていたが、『戦国無双4-II』では武将それぞれにスポットをあてる形で展開されていく。これは戦国時代の武将好きにも、『戦国無双』ファンにもうれしい試みだ。
▲本作からは章ごとにオープニングが追加された。 |
▲武器は合成による強化も可能に。 |
▲同じく軍馬も合成で強化できるようになり、やり込み要素が増えた印象だ。 |
個人的に注目したのが技能の修得。技能は武将ごとに異なるものが用意されており、それぞれ習得画面も違う。これによって、よりオリジナリティ溢れる武将に育てることが可能になるだろう。
▲この技能習得画面から、覚えられるものも違うということがわかる。 |
また、『戦国無双I』『II』に収録されていた“無限城”が装いも新たに復活する。上層に行けば行くほど敵は強くなるそうで、ここにしか出現しない敵なども存在するとのこと。
▲“無現城”別館は気軽に楽しめるようなっているという。 |
発表会中盤になると、小西さん(井伊直政役)と斎藤さん(井伊直虎役)がステージに。小西さんは直前に公開された武将コスチューム(ダウンロードコンテンツ)が気になったようで、そのことを興奮気味に話していた。三枝ディレクターからは、武将コスチュームに鯉沼シリーズプロデューサーのこだわりが発揮されているとのコメントも。
▲筆者も注目の武将コスチューム。肌色率が高い。 |
その後の井伊直政を演じてみてどうだったかという質問に、小西さんは「心の中に熱いものは持っていますが、それを表に出さないキャラクターです。それゆえに、表面だけでは生意気に見えてしまうこともありますが、そうはならないように気をつけました」とコメント。直政を演じる際に、徳川に現れたヒーローをイメージしてくださいとのオーダーがあったそうだ。
直政の義母である直虎を演じる斎藤さんは、「直政が登場することでいつも低姿勢な直虎ですが、母親らしい一面も出したほうがいいのか悩んだりもしました。普段は強気な女性を演じることが多いので、おっとりとした部分を忘れないように演じました」と話してくれた。ここで、直政が登場することでいろいろな面が見えてくるキャラクターは他にもいると、三枝ディレクターが補足する形に。
そして、いよいよ実機プレイに突入。2人がプレイしたのは、直政と直虎が活躍する“新星の章”の“天正壬午の乱”。登壇前に少しプレイしたという2人は、難易度“地獄”があまりにも難しすぎて驚いたそうだ。
▲物語のメインとなる直政は固定のプレイアブルキャラクターとなり、同行するパートナーを選ぶ。もちろん、パートナーキャラクターを使用することも可能だ。 |
▲PS4で描かれる新ステージの美しさは圧巻。 |
▲小西さんいわく、前作『4』よりも難易度はやや上がっているとのこと。 |
▲華麗な乗馬プレイを見せてくれた斎藤さんは、『無双』シリーズを初代からプレイしているベテランプレイヤーだという。 |
実機プレイを終えて、小西さんは「爽快感とグラフィックの美麗さはもちろんですが、やり込み要素の充実や技能によってキャラクターごとに個性が出せる点も嬉しいです」、斎藤さんは「やっぱりおもしろいです。とにかく集中してしまい、コメントを忘れていました(笑)。ですが、それほど夢中になれるゲームということです」と、それぞれ感想を述べていた。
続いて鯉沼シリーズプロデューサーから、久々の収録となる“無現城”について、到達点をオンライン上で競い合えることが明らかにされた。また、直虎の左胸には“こだわりのほくろ”があるそうなので、こちらにも注目だ。
▲少々顔色が悪い今川義元は“無現城”にしか出現しない敵とのこと。 |
すでに電撃オンラインの速報でお届けしている通り、『戦国無双4-II』の魅力を紹介した後は各種プロモーション施策やイベント情報が発表された。この最中、和楽器バンドのライブ会場と生中継でのやり取りも行われた。
また、本作のTV-CMの内容が毎週変更されることが発表された。放送初週は井伊直政をピックアップした内容になるようだが、翌週からは誰にスポットライトがあたるかは不明。放送期間終了後には公式サイトにアップされるそうなので、見逃した人は忘れずにチェックしよう。
▲携帯電話にてやり取りをする鯉沼氏。ライブ会場とは少しラグがあって、おもしろい流れになっていた。 |
▲本作のテーマソング『戦-ikusa-』も披露された。 |
新発表がひと通り終わり、会場を盛り上げてくれた小西さん、斎藤さんからメッセージが送られた。小西さんは「本作は爽快感だけでなく、やり込み要素や自分だけのキャラクターを育て上げられるという点もおもしろいです。購入したら、ダウンロードコンテンツも手に入れたいと思います」、斎藤さんは「10周年を記念した『戦国無双4-II』に携われたことが嬉しいです。アニメや舞台など、これから展開されていく『戦国無双』の世界が盛り上がっていくように願っています」とのこと。最後に鯉沼シリーズプロデューサーは「自分としては、この10年があっという間に感じました。制作に関わる人の中にも、『戦国無双』をプレイしてくれている人が増えてきて、世代を超えてプレイしていただけていることを実感しました。」と、シリーズへの想いを熱く語り、イベントは閉幕した。
▲最後はめでたく鏡開きで! |
▲会場入り口には『トレジャーBOX』も展示されていた。 |
※ゲームのスクリーンショットは開発中のPS4版
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス/アニメ戦国無双製作委員会
(C)2015 avex music creative. All rights reserved
データ