1月14日にLAGRANGE POINTがリリースされた『愛、独裁-SAMURAI-』。ガルスタ2月号に掲載された、豊永利行さんのインタビュー完全版をお届け!!　

▲シャイ・キラver ジャケット		▲シャイver ジャケット		▲キラver ジャケット

――収録後の感想を、各曲の聴きどころとともにお願いいたします。

　今回の楽曲は、キービジュアルをご覧いただくとわかるかと思いますが、“和”がメインになっています。全体的に“和”な歌詞が盛り込まれているのが特徴でしょうか。僕の印象としては、桜吹雪が似合う楽曲が多かったように感じました。なかでも、表題曲となる『愛、独裁-SAMURAI-』はその名の通り和テイスト全開です。

　ほかの3曲に関してですと、和っぽい雰囲気は残しつつも、ダンサブルになっていまして、クラブミュージックやR＆B感がただよう曲になっています。Rejetさんは、きっと、僕と元気くんを踊らせたいんだろうな～と変な深読みをしながら、レコーディングに臨みました（笑）。そういった点も想像しながら楽しく収録できたので、ラグポとの付き合いも長くなったなとしみじみ思いましたね。『カタストロフィ』、『BLACK SWAN』ときて、今回『愛、独裁-SAMURAI-』をリリースするからこそ、前よりも僕がラグポとしてできることをスムーズに想像しやすくなったんじゃないかな、と。

　ちなみに、僕のお気に入りは『Shoot off』か『暁方に、消ゆ』です。今回の楽曲もこれまでに違わず、とても難しい曲ばかりでしたが、どれもレベルの高い楽曲だからこそ活きてくる、というクオリティーでした。なかでも2曲目の『Shoot off』のダンサブルさやアダルティックさは気にいってます。シャイ様として歌ったときに、吐息を多めにするのがとても映える曲だなと思ったので、『Shoot off』は僕としても歌いやすい楽曲でした。前作『BLACK SWAN』に収録されている『イチカバチカ』はいい意味でシャイ様っぽくない1曲でしたが、『Shoot off』はシャイ様っぽい感じがしました。

　『暁方に、消ゆ』は、またこれまでとも異なるタイプの曲だったので、シャイ様として歌いつつも、僕自身が挑戦してみたい表現方法にチャレンジできたんじゃないかな。聴いてくださるラグジュリエットの方にどう受け止めてもらえるのか不安もありますが、楽しみな1曲です。広い視野で見たときに、ラグポの新境地といった意味でも好きな楽曲ですね。

――今回のヴィジュアル、衣装はいかがですか？　また、次に挑戦してみたい衣装などありますか？

　先ほどお話しましたが、いつかこの衣装を着て踊ることになるんだろうな、と思ったのが第一印象です！　そして、シャイ様は今回もなかなか暑そうだな、と（笑）。

　今まで『カタストロフィ』、『BLACK SWAN』とそれぞれの衣装を着させていただいたので、どうしてもパッと見たときに自分が着ることを意識してしまうんです。なので、思わず『わ～、暑そう!!』と……（笑）。衣装としては、和服チックでとてもカッコイイですし、シャイ様は髪型もハーフアップでより中性的ですよね。なので、僕のなかでシャイ様がいっそうエロティックなイメージで固定されたんですけど（笑）。あとは、すごく動き映えしそうですよね。刀を持って立ち回りなんてしたら、かっこよさが増すんじゃないかなと思います。あとは前作『BLACK SWAN』のテーマカラーが黒と紫で、今回が黒と赤だったので、ラグポのイメージとしては黒系なのかな、というのが僕だけでなく、みなさんにも根付いたんじゃないでしょうか。

　また、これは僕の性格上なんですが、カッコイイ人にひょうきんな格好をしてもらいたい、というのがありまして（笑）。なので、シャイ様にはダンディ●野さんみたいな派手な単色のスーツに真っ赤な大きい蝶ネクタイを着けてほしいなと思います!!　ただ、僕がそれを着るとなると、シャイ様要素がなくなってしまって“ただの豊永利行”になってしまうので、メイクしたとしても『あれシャイ様どこ行った？』ってなると思います。ただ、そこまではいかなくてもラグポにはちょっとおちゃめな格好をしてもらえたらうれしいです、僕が（笑）。でも、やっぱり王道でクールな感じに突き進んでほしいかな！

　あと、これはどういう雰囲気の服が着たい、というよりも僕の要望なんですが“涼しそうな服”というのをぜひ、リクエストしたいです（笑）。シャイ様はあまり露出をしないので、いつかどこかでキラとの衣装チェンジも見てみたいかなぁ。僕としても涼しさと露出の一石二鳥、ということで！

――『愛、独裁-SAMURAI-』のテーマでもある“侍”は剣の達人ですが、ご自身は何の達人だと思いますか？　もしくは、こんな達人になりたい、などはありますか？

　僕だけじゃなくて元気くんもそうだと思うのですが、自分で言えるとしたら“ゲームの達人”でしょうか。知らないゲームはほぼないよ、というくらいにプレイしているので。僕はなにか1種類のゲームを突き詰めてプレイするよりも、幅広くプレイする派なので、とりあえず発売したゲームは買ってみて一度はプレイしますね。色々なゲームを買って『これはおもしろかった』、『これはあんまり僕に合わなかったな』というのを判別して、ランキングつけていましたね（笑）。なので、挑戦したゲームの種類やプレイした量なら達人級かもしれないです。

　ただ、パズルとかRPGは好きなんですが、唯一“格ゲー”だけは苦手なんですよね。最初はコンピューターと対戦するので大丈夫なんですけど、人と対戦するときはアガってしまうみたいです。緊張＋ビビりなので、どうしても怖くなっちゃって!!　すっごい強い人と対戦してボコボコにされたりすると、それだけで『もういい、やんない!!』って心が折れますもん（笑）。格ゲーって素早くコマンド入力したりと反射神経が求められますが、歳をとると年々遅くなっていくんですよ！　もうどうしたってガンガンプレイしている若い人には勝てないので、僕は瞬発力が必要なものよりもRPGみたいに自分のペースでコツコツプレイできるものの方が好きです。

――最後に読者へメッセージをお願いします。

　今回、マジフォー＆ラグポの6作連続リリースの最後を締めくくる作品をラグポが担当することになりました。2014年はうれしいことに、たくさんのCDが発売されたり、イベントが行われたりと僕自身がシャイ様として過ごした時間がとても多かったように思います。特に、6作連続リリースが始まってからは、ほぼ毎月ラグポとして活動させていただき、とてもありがたいことに、僕がシャイ様の格好をしてみなさんの前に出ると黄色い声援を送っていただけるという、30年間生きてきたなかでも貴重な経験をさせてもらいました。インタビューと一緒に掲載されている写真の服はパパみたいな感じでちょっとアイドルっぽくないですが（笑）。

　2015年は2014年以上に元気くんとシャイ・キラとしてさらに活動を続けられたらいいなと思っていますので、まずは今年最初の作品である『愛、独裁-SAMURAI-』を手に取っていただけたらうれしいです。楽曲をエンドレスリピートしつつ、『衣装を着たシャイとキラが目の前に現れたらどうしよう！』と妄想を楽しんでください（笑）。

　今回も曲の合間に甘いセリフをたくさん囁いていますので、ラグジュリエットのお姫様たちはもちろん、まだラグポを聴いたことがないという方にも、ぜひハマっていただけたらな、と思います。そして、次を期待していますという声をたくさんRejetさんへ送ってもらえると、今後新たな色を見せるラグポに出会える機会がよりいっそう増えるのではないかなと思いますので、応援のほどよろしくお願いします!!

ツイート

(C)2014 Rejet ／ IDEA FACTORY