2015年2月7日(土)

知らなきゃマズい『EVOLVE』ハンター8カ条。良かれと思ってやったその行動、じつは迷惑かも?

文:ゴロー

 第4のモンスター・べヒモス(BEHEMOTH)の存在も明かされ、いよいよ『EVOLVE(エボルブ)』の発売まで1カ月を切りました。そこで今回は、発売当日からモンスターをギャフンと言わせるべく、ハンター諸氏へ8つの心得をお届けします(※記事内容はゲームモード“Hunt(狩猟)”をベースに考察したもの)。

⇒『EVOLVE』基礎知識&テクニック(モンスター編)

『EVOLVE(エボルブ)』
『EVOLVE(エボルブ)』
▲新たに公開されたべヒモス(BEHEMOTH)は、本作の初回限定特典になっている4体目のモンスター。巨大な球体となって高速移動できるとのことです。

~『EVOLVE』とは~

 さまざまな動植物が生息する惑星・Shear(シーア)を舞台にした、マルチプレイ・サバイバルアクションゲーム。プレイヤーは4人のハンターチームと単独行動をするモンスターとに分かれてキャラクターを操作し、“狩るか、狩られるか”の激しい攻防を繰り広げていく。開発は、『レフト4デッド』シリーズを生んだTurtle Rock Studios(タートルロックスタジオ)と2K。

▽ハンターとモンスターの主な違い ※対象となるゲームモードは“狩猟”

項目

ハンター

モンスター

プレイヤー人数

4人

1人

視点

1人称(FPS)

3人称(TPS)

開始時間

モンスターの約20秒後

マッチ開始と同時

復帰回数

1キャラにつき最大3回

復帰できない

勝利条件

モンスターを狩る/時間切れ

ハンターの全滅/ジェネレーターの破壊(ステージ3でのみ可能)

■ハンター側が押さえておくべき8つのコツ

 本題へ移る前に、ハンターが持つ4つのクラスについて簡単に説明します。アサルト、トラッパー、メディック、サポートにそれぞれハンターは3人ずついますが、そのクラスの特徴や役割は基本的に同じ。自分の選んだクラスが戦場で何をするべきかを、基礎知識として把握しておきましょう。

『EVOLVE(エボルブ)』
▲ハンター側は必ず異なるクラスの4人でチームが編成されます。

~クラスごとの特徴とオススメの立ち回り方~

・アサルト……攻撃に特化したクラス。モンスターと遭遇時は真っ先に前線に立ち、シールドで身を守りつつ銃を使い分けて戦う。モンスターへの攻撃をメインになるが、状況を見て味方の救助にも向かいたい。

・トラッパー……モンスターの探査・行動妨害を得意とするクラス。サウンドスパイクやペット(デイジー)を駆使して、モンスターの居場所を突き止めることに専念する。発見後はモバイルアリーナやハープーンを使い、モンスターの動きを制限して味方を援護。

・メディック……味方の回復・救出に優れたクラス。交戦中は、味方3人が視界に入るように後方や高所を位置取り、チームの生存率を高めることに徹する。モンスターへの攻撃によるサポートは二の次。

・サポート……攻撃と支援の両面で活躍できるクラス。いざという時に味方をステルス状態、もしくは無敵状態にして窮地から救うことができるため、交戦中はチーム全体の状況を常に把握できる位置取りを意識する。

【その1】モンスターを探しだすためのヒント

 狩猟のルールにおいて、ハンターチームの理想的な勝ち方は“モンスターが進化する前に仕留めること”です。居場所を突き止めるための痕跡は、生物の鳴き声や亡骸、地面に残された足跡や飛び立つ鳥の群れなどフィールドの至るところにあります。

『EVOLVE(エボルブ)』

 この中でも、モンスターの足跡や生物の亡骸を目撃する機会は比較的多く、時間で消滅することから“発見=付近にいる”ことも考えられます。もし見つけたら、捜索を続行すると同時に周囲への警戒を強めておきましょう。

 なお、モンスターはスニーク移動で自由に足跡を消せます。足跡の向きにも注意したいところですが、途中でパッタリと消えていたらブラフの可能性も!?


【その2】捜索中の味方とは付かず離れずの間合いで

 フィールドでもっとも危険な行為は単独行動です。モンスターから特殊アクションの“奇襲”を食らったり、特定の生物に丸呑みにされたりしたら、もはやお手上げ。味方が対象を攻撃してくれない限り脱出できません。

『EVOLVE(エボルブ)』

 かといって、味方同士が近すぎるのも問題。チームの視野が狭まり、モンスターを発見しにくくなってしまいます。距離関係を言葉にするのは難しいのですが、感覚的に5秒経つ前に味方のピンチに駆け付けられるくらいの間合いを維持しておきたいところです。


【その3】原住生物は倒すか、否か

 フィールドの原住生物は近づく者を無差別に襲う習性があり、ハンターにとって危険な存在です。できるだけ排除したいところですが、派手に騒ぐと相手に感づかれやすく、さらにモンスターにとってのエサも増え、デメリットのほうが大きいです。逆にこちらが一切倒さなければ、生物の亡骸がモンスターの居場所を知るヒントにもなります。

 原住生物から身を守るのは難しくはなく、やつらは高いところまで追ってはきません。ジェットパックを活用し、建物や岩を足場にして移動していれば安全にモンスターを捜索できます。これはモンスターとの交戦中も同様、危険な生物がいる時は高所で戦うといいでしょう。

『EVOLVE(エボルブ)』

 ただし、倒したあとに一時的に能力ボーナスを得られる生物(頭上にアイコンが表示)もいるので、無視することが必ずしも正解というわけではありません。ボーナス対象の生物がモンスターと共通なのであれば、それは倒すべきかも。


【その4】モンスターを遠くで発見してもむやみに攻撃しない

 モンスターは嗅覚が鋭いとはいえ、360度を常に把握するのは難しく、気づかれずに接近できることもあります。遠くで発見した場合は、すぐに攻撃するのではなく、まず周りの味方に知らせるのがベターです。なお、味方に知らせる手段としては、マーキングやボイスチャットなどがあります。

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▲遠くから1人で攻撃を当てたところで大したダメージにならず、それどころかハンターの接近を相手に教えることに。有効と言えるのは、動きを鈍らせる麻酔銃ぐらいです。
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▲移動に関してはモンスターのほうが優れているため、相手にまだ戦う気がなければすぐに逃げられてしまいます。

 味方全員がモンスターの姿を確認できたとして、必ず使っておきたいのがトラッパーの持つモバイルアリーナになります。これが決まると、モンスターはドーム状のエリアから約1分間逃れることができず、大ダメージを与えるチャンスに。モバイルアリーナの効果が切れても引き続き追跡し、そのまま一気に追い込みましょう。


【その5】狙うは進化直後! ステージ3のモンスターを狩る絶好の機会

 モンスターを仕留める絶好のタイミングは、進化した直後になります。この時のモンスターは外皮がゼロになるばかりか、しばらくその場を動けません。

『EVOLVE(エボルブ)』

 もしこれがステージ3への進化だとしても、ステージ3のモンスターは進化ができない(=体力の回復手段がない)ため、勝ちの目はこちらにあると言えます。モバイルアリーナや麻酔銃で逃げられない状態にして、総攻撃を仕掛けるべきです。

 さて、肝心な“いかにして進化中のモンスターを発見するか”についてですが、モンスター側も細心の注意を払うポイントになるのでなんとも……。近くの味方全員をステルス状態にできるハンク(サポート)なら、もしかすると?

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▲サポートクラスに該当するハンクは、自分と味方を一時的にステルス状態、または無敵状態にできます。

【その6】モンスターと戦う時の位置取りと攻撃への対処

 モンスターの持つアビリティはダメージが大きく、大半が範囲攻撃になるため、味方同士で固まっていると非常に危険です。お互いの状況を把握しやすくする意味でも、4人でモンスターを囲むような配置が理想的と言えます。

『EVOLVE(エボルブ)』

 もう1つ、モンスターと同じ高さにいないことも意識しておきましょう。これだけで、突進攻撃など一部のアビリティは効力を失います。

 攻撃を避けるという点においては、ジェットパックに対応したボタンを2回連打して出す“ブーストダッシュ”がオススメです。このアクションは、一定距離を低空でジャンプしつつ高速移動するというもの。移動の入力方向に応じて行きたい方向を任意に選べるのも強みで、攻撃の回避に重宝します。

『EVOLVE(エボルブ)』
▲ブーストダッシュは飛行する時と違い、ジェットパックのエネルギーを一定量消費して繰り出します。

【その7】モンスターがステージ3まで進化したら……

 ステージ3に進化したモンスターは、これまでとは比べものにならないほどのパワーと耐久力を持っています。今度はこちらが狩られる側になる他、狩猟のルールではジェネレーターの破壊も阻止しなければなりません。

『EVOLVE(エボルブ)』
▲ジェネレーターへ集中的に攻撃された場合、もって1分。当然ながら、時間切れによる勝利も難しくなります。

 モンスターがステージ3に進化し、なおかつ姿を発見できていない時点で、ハンター側の取るべき行動はジェネレーターの防衛になります。付近を全員で見張り、地雷を設置するなどして待ち構えておきましょう。

『EVOLVE(エボルブ)』

 ちなみに、モンスターが万全の状態(ステージ3&外皮が満タン)で進攻してきた直後は、モバイルアリーナを使う必要はありません。モンスター側が逃げるとしたら、外皮や体力が残り少ない状況になるので、その時まで温存しておくのがオススメです。


【その8】時には味方を見捨てるのもチームワーク

 瀕死状態の味方を救助するのは、回復役のメディックと言えど、とても困難です。ミイラ取りがミイラになるのはよくあることで、味方が固まって瀕死になった時ほどツライ状況はありません。

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▲仲間が2人やられ、救助に向かったその行動がチームの全滅を招く悪手にも。思い返せば、自分はこの流れで敗北するパターンを何度も味わってきています。

 こうなった時に優先すべきは、味方の救助ではなく、自分の命(=全滅を避ける)と言えます。モンスターの体力がよほど少ない時でもない限り、すぐに撤退して態勢の立て直しを計るのが正解かと。仲間が復帰するまでの約2分間、生き残っている2人が別々の方向に逃げ、ジェネレーターにも注意しつつ時間を稼ぎましょう。

 補足として、ジェネレーターを壊そうとする時の特殊なアクションは、モンスターに攻撃を加えることで中断できます。モンスターの意識がジェネレーターに向いている時は、遠くからけん制することも忘れずに。

『EVOLVE(エボルブ)』

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