2015年2月27日(金)
全世界が注目する『Bloodborne(ブラッドボーン)』情報まとめ! ステージや狩人の武器など主要な要素に迫る
SCEから3月26日に発売されるPS4用ソフト『Bloodborne(ブラッドボーン)』において、これまでに公開された情報をまとめて掲載する。
本作は、アクションRPGの金字塔『Demon’s Souls(デモンズソウル)』を生んだフロム・ソフトウェアとSCE JAPANスタジオが再びタッグを組んで送り出す完全新作アクションRPG。風土病である“獣の病”が蔓延する古都ヤーナムを舞台に、死闘感あふれるバトルと壮大な物語が展開する。
世界中のユーザーを熱狂させた『Demon’s Souls(デモンズソウル)』発売から5年後の2014年。米国で開催されるイベント“エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(E3)”にて『ブラッドボーン』は大々的に発表され、大きな話題となった。その後、情報や動画が公開されるや、発売を楽しみにする多くのユーザーを騒がせてきた。日本国内で行われたイベント・東京ゲームショウ2014のSCEブースにはボスキャラクター“聖職者の獣”のオブジェが登場。来場者に大きなインパクトを与え、日本ゲーム大賞2014 フューチャー部門を受賞した。
本作の注目度が高い理由の1つには、フロム・ソフトウェアとSCE JAPANスタジオが再びタッグを組んでいることが挙げられる。『デモンズソウル』は、骨太なゲーム性、グラフィック、世界観などから話題となり、国内外で多くの賞を受賞したことからも、本作に期待するなというのが難しい。
さらに『ブラッドボーン』は次世代機であるPS4専用タイトルとして、PS4に特化して制作されている。より鮮麗され、リアリティを増したグラフィックは、目の肥えたコアなゲームユーザーすらも驚かせるであろう。また、攻撃的なシステムや変形ギミックを備えた武器などの要素についても注目が集まっている。
以下では、全世界のゲームファンの心を折り、そして鷲づかみにする本作についての情報をお届けする。これまでの情報を追ってきた人も、あまり知らなかった人も、ぜひその魅力を感じてほしい。
■世界観&ストーリー
物語の舞台は古都ヤーナム。遥か東、人里離れた山間にある忘れられたこの街は、呪われた街として知られ、古くから奇妙な風土病“獣の病”が蔓延していた。
“獣の病”に侵された者は、獣憑きとなり人としての理性を失い、人を襲うようになってしまう。ヤーナムの街では、夜な夜な“狩人(ハンター)”が人ではなくなった獣を狩っているのだという。
だが、呪われた街は医療の街という一面も持っていた。今日も、数多くの救われぬ病み人たちが、この街の怪しげな医療行為を求めてヤーナムを訪れる。
▲背景となるのは19世紀のビクトリア時代だが、同時代のロンドンなどとは異なる。古都としての古めかしい建造物の中に、煙突やガス灯といった時代性のあるモチーフが印象的だ。 |
▲医療の街として栄えるヤーナムだが、陰気な街である。土着の信教は偏狭を育て、街頭には病と血と死臭がただよっている。 |
■ステージ
プレイヤーと“人ならざる獣”の死闘が繰り広げられる、ヤーナムのエリアを紹介する。
●聖堂街
ヤーナムとは谷で隔たれた場所にある“聖堂街”。ヤーナム独特の“血の医療”を統括する医療教会の本拠地であり、街の名の由来となった古い大聖堂が威厳を誇っている。
●ヘムウィックの墓地街
死体に事欠かないヤーナムでは、墓地の区画はとても大きい。無造作に大小の墓地が立ち並ぶ光景は不吉で鬱々としており、市街より貧しく、文化レベルが低いようだ。今は人影もないこの場所で、いったい何が待っているのだろうか?
●禁域の森
ヤーナムのはずれにある深い森。街を追われた者たちの古い集落、そして恐ろしい大蛇毒蛇の巣があると言われている。しかし、今は医療教会の禁域となっており、近づくものは誰もいない。
●旧市街
谷あいにあるヤーナムの旧市街。かつて“獣の病”が蔓延したため、すべてを焼き尽くされており、現在では廃墟となっている。ヤーナムの民はその存在を忘れようとしているが、時折谷底から響く獣の遠吠えがそれを許しはしない。
●廃墟カインハースト
かつてヤーナムと交流があった貴族たちの城。しかし、あるとき忽然と貴族たちは姿を消し、その後交わりも途絶えたという。現在のカインハーストは冷めきった廃城となり、ただ湖の濃霧のなかで黒い威厳を見せるばかりとなっている。
■狩人(ハンター)
“獣の病”により、人ではなくなった獣を狩る者。彼らは夜に紛れ、かつて人であった獣を狩る。展開するノコギリや獣狩りの銃などの独特の武器、鎧を身につけない出で立ちが、新しい戦術と立ち回りを可能としている。
●ガスコイン
灰の舞う夜の墓所に1人立つ血濡れの狩人。歴戦のベテラン狩人のようだが、はたしてその正体は?
●鳥羽の狩人
独特のいびつな双刀を使う狩人。鳥羽のマントをまとい、医療者のマスクをつけた異様な使い手。現状は味方のようだが……。
●古狩人デュラ
高い技量を持つ狩人として多くの民に知られていたデュラ。ある日彼は谷底の旧市街に消え、二度と戻ることはなかった。しかし、その枯れた生き様故、廃墟には彼が生きているという噂が流れている。
■武器
戦闘において重要な要素である武器。本作に登場する特徴的なギミックを備えた武器の一部を紹介していく。
●ノコギリ鉈
狩人が獣狩りに用いる変形武器。変形前は獣の皮肉を裂くノコギリとして、変形後は遠心力を利用して殴打する長柄の鉈として機能する。
●獣狩の斧
しなるように反った柄が特徴の斧。斧の特性はそのままに、変形機能により状況対応力が高いのが特徴だ。重量はノコギリ鉈よりも重いが、後述するリゲインの回復量に優れるといったメリットも。
●教会の石槌
医療教会の狩人が用いた石槌。扱いやすい銀の剣と、巨大な石の鈍器という二面性を持つ。
●歪んだ双刀
仕掛け武器の一種で、一振りの剣が2つに分かれる。ステップを利用した素早い攻撃を得意としている。
●仕込み杖
刃を仕込んだ硬質の杖。そのままでも武器として機能するが、仕掛けを起動することで刃が分かれ、ムチのように使うことができる。
●獣狩の銃
狩人が獣狩りに使う銃の中で、もっとも標準的な射撃武器。至近距離で拡散する散弾を撃つことができる。獣狩りにおける銃の役割は直接ダメージを与えるだけではなく、衝撃で相手の動きを止めるなど多岐にわたる。命中率の高い散弾は非常に扱いやすい武器の1つだ。
●獣狩りの短銃
水銀の銃弾を発射する標準的な短銃。散弾の銃に比べると素早い射撃が可能で、迎撃に向いている。
■異形の獣
“獣の病”がまん延したヤーナムの街。プレイヤーの前には、さまざまな人ならざる異形の獣が立ちはだかる。
●聖職者の獣
病により獣となった者の中でもひときわ大きな獣。名状しがたい異形の角を持ち、悲鳴のような叫び声をあげる。その体はあばらが浮き出るほどやせ細っているが、恐ろしいほどの怪力を持つ。 ヤーナムには「聖職者こそがもっとも恐ろしい獣になる」という古い噂がある。この痩せた異形の獣は“聖職者の獣”と呼ばれているが、実際に何者であったのかは誰にもわからない。
●血に渇いた獣
血に濡れた異形の獣。背中から全身の皮が大きくベロリとはがれ落ちている。そのため、体中が血に濡れており、また血に渇いている。なぜこのような姿になったかは不明だが、素早く激しい動きが不規則で対処しにくく、非常に危険な獣である。
●旧主の番犬
地下墓地を守る巨大な番犬“旧主の番犬”。枯れ朽ちた化石のような体に濃厚な炎をまとっている。遺跡に眠る“人ならぬ者”たちが残した特別な番犬の能力は!?
●医療教会の大男
ヤーナムの血の医療をまとめる医療教会が獣狩りに用いる奴僕。半ば恐ろしい伝承のなかの存在であり、異様にやせ細った巨体から絶叫とともに巨大な武器を振るう。首からかかげたベルは大男の狩りを知らせるものであり、ひとたびそのベルが響くと、ヤーナムの街から人気が消えるという。
●鐘を鳴らす女
ヤーナムの不吉な噂の1つ。黒衣の狂女が鳴らす振り鐘の音は、この世のあらゆる不吉なものを呼ぶとされている。
●ヘムウィックの魔女
ヤーナムのはずれ、陰気な墓守女たちの街・ヘムウィック。その奥には古く大きな館があり、1人の狂った老婆が住んでいる。身寄りのない死体が集まる街で、老婆は目玉ばかりを集め夜な夜な怪しげな儀式を行う。だからこそ魔女は、生き身の目玉に執着するようだ。
●屍肉カラス
腐肉食のカラスの中でも、特に人の屍肉を好むものたち。死体が豊富なヤーナムのカラスたちは醜く肥え太っており、飛ぶことすらままならない個体も。しかし、血の香りに敏感で攻撃性が非常に高いため、生きた人間がうかつに近づくと襲われて屍肉にされてしまう。
●獣狩りの群集
病の蔓延により、獣狩りに蜂起した群衆のなれの果て。熱病のような狩りの衝動はそのままに、既に自身が獣の病に侵されている。だが、彼らはそれを知らず、殺すべき獲物を探して街をさまよう。
■システム
●リゲイン
敵の攻撃でダメージを受けた時に、一定時間内に反撃すると体力を回復できるシステム・リゲイン。新たなシステムにより、戦闘の駆け引きがより熱くなり、プレイヤーを斬り合いの死闘へと誘う。
●オンライン要素“使者”
悪夢から滲み出した小さな亡者たち。オンライン上にいる他のプレイヤーとのメッセージやヒントのやりとりを仲介してくれる。
●オンライン要素“共闘”
獣狩りの狩人たちが夜の闇で共闘する。強大な獣に対しても複数の力が合わされば、勝機が生まれるかもしれない。
■聖杯ダンジョン
ヤーナムの地下に広がる“地下遺跡”。聖杯を用いた特別な儀式により各所の封印が解かれていく。そして、その儀式が行われるたびに、ダンジョン構造が変化。プレイするたびに新鮮な気持ちで攻略に挑むことができる。
▲地下遺跡にはさまざまな場所が存在。ここは尽きぬ死体からしみ出した脂によって、沼地のような空間となっている。 |
▲シャンデリアが飾られた近代的な建物内部がステージとなることも。沼地とは異なり、縦に入り組んだ構造となっているようだ。 |
▲地下墓地にはギロチンのような罠が多数仕掛けられている。探索の際は最新の注意が必要になるだろう。 |
▲地下墓地のある区画に集まる使者たち。彼らとの交流が攻略のカギとなる場面も? |
■初回限定版
初回限定版は通常版と同じ価格で発売される数量限定のパッケージ。ソフトに加えて、スペシャルアートブック、メインテーマを含む3曲のサウンドトラック、追加コンテンツ“使者のよれよれトップ”、PS4用『ブラッドボーン』テーマを取得できるプロダクトコードが封入される。初回限定版は数量限定となっているので、確実にゲットしたいならば店頭やオンラインショップで早めに予約しておこう。
●『Bloodborne(ブラッドボーン)』初回限定版 内容物一覧
・PS4用『Bloodborne』ソフト
・スペシャルアートブック
・ミニサウンドトラック
『Omen』
『Hunter』
『Cleric Beast』
・追加コンテンツ“使者のよれよれトップ”
・PS4用『Bloodborne』テーマ
※ミニサウンドトラック、追加コンテンツ、テーマはデジタルコンテンツで、取得用プロダクトコードを封入。
▲使者のよれよれトップ。 | ▲通常の使者 |
▲PS4用『Bloodborne』テーマ。 |
▲初回限定版の特別パッケージ。 |
▲テーマごとに5つの項目が用意されたアートブック。ゲームと合わせて見ることで、本作の世界観をより楽しめる。 |
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