2015年2月25日(水)
こんにちは、TCG担当のファイです。2月28日に人気アニメ『アルドノア・ゼロ』のトレーディングカードゲームがムービックから発売されます。
発売に先駆けて『アルドノア・ゼロTCG』を体験する機会をもらいましたので、実際にプレイしてみた感想をお届けします。
この『アルドノア・ゼロTCG』をストレートに表現するなら“落ち物パズル”です。場にあるカードを動かして同じ色のカードを並べると、そのカードが“戦闘エリア”に移動します。そして、これにより空いた場所には上の段からカードが落ちてくるという感じです。
また、本作ではデッキの一番上がつねに表向きになっています。落ち物パズルでよくある“次に何が出るか予告がある”のと同じような仕組みですね。「次に来るカードが青だから今は赤を消しておこうかな……」なんてこともできます。
▲プレイ中の盤面はこんな感じです。 |
さらに、TCGでは一般的な“手札”がありません。今回は体験用のシンプルなデッキだったので、効果を持つカードはほとんどありませんでしたが、実際の商品では多くのカードが効果を持つとのことです。通常、手札の内容は相手にはわからないので、強力なカードを持っているかどうかを考えなくてはなりません。
その手札がないことで、「ゲームとしてのおもしろみが減ってしまうのでは?」と思っていましたが、実際にプレイしてみてその心配も解消。上記の“カードが落ちてくる”と“次のカードが見える”ことで考えることが結構多くあり、これに手札が加わってしまうと一気に難しいゲームになってしまいそうでした。
▲1~3のカードが戦闘エリアに移動しました。この場合、5~7と9~11のカードが1段ずつ下に移動します。 |
対戦ゲームである以上、なんらかの方法で勝敗を付ける必要があります。『アルドノア・ゼロTCG』では、“カードの数字(パワーや攻撃力など)を比べる”のではなく、“戦闘エリアのカード枚数を比べる”ことで決着を付けます。
▲戦闘エリアに赤のカードが3枚あります。このあと緑と青のカードも送ることができれば、攻撃側はだいたい10枚くらいなります。 |
同じ色のカードを並べて戦闘エリアに移動させたカードの枚数が、多ければ多いほど強いと覚えておけばよいでしょう。詳細なルールは公式サイトですでに公開されているので、今回の記事では省略します。
体験プレイでは、ほとんどの場合で攻撃側が多くのカードを戦闘エリアに移動できましたが、これも体験用デッキに能力がないカードが多いからだとか。確かに体験デッキでも能力のあった下記の3枚のカードは強力でした。
▲この3枚ではアセイラムが一番強いと思いました。今回は体験デッキ用に極端な能力にしたそうなので、実際の製品とは異なるとのこと。 |
ひととおりプレイしてルールや感覚がつかめたところで、実際の商品に封入されるカードを拡大したパネルを見せてもらうことができましたので紹介します。
▲《界塚 伊奈帆》“このターンのダメージフェイズの間、あなたの戦闘エリアに置かれたカードの運命力はすべて3として扱う”※実際のカードは黄色い部分が箔押しになる予定 |
▲《スレイン・トロイヤード》“あなたの場の〔アセイラム〕1枚と、あなたの退場エリアのカード1枚を入れ替えてもよい。” |
▲《アセイラム・ヴァース・アリューシア》“あなたの戦闘エリアの〔アセイラム〕1枚を退場させてもよい。させた場合、あなたの退場エリアのカードを2枚まで選んで、あなたの場に出してもよい。” |
▲《網文 韻子》“あなたの場の縦列を1列選ぶ。選んだ縦列に置かれているカードの位置を好きなように入れ替えてもよい。” |
▲《ニロケラス》“あなたの戦闘エリアに〔トリルラン〕が置かれている場合、相手の場のカードを1枚選んで退場させてもよい。” |
製品版では、今回の体験デッキには入っていなかった黄のカードが増えています。同じ色のカードは1回しか戦闘エリアに送れないので「色は多いほうがいいなら4色入れればいいのか」と思うかもしれません。しかし、場には最大で12枚のカードしか置けないので、4色デッキだと各3枚をきれいにそろえるのが大変そうです。
ちなみにスターターと拡張パックのカードをあわせれば、「デッキのカード全部をスレインにしたい!」なんてことも可能だそうです。伊奈帆やアセイラムも同様に可能とのことですので、お気に入りのキャラクターだけのデッキを組んでみるのもいいかもしれません。
カードゲームをやったことがない人でも、1回プレイしてみればすぐに楽しむことができるルールになっています。まずはスターターを手に入れて、実際にカードに触れてみるのはいかがでしょうか。それではまた!
(C)Olympus Knights/Aniplex・Project AZ
※画像は開発中のものです。諸般の事情により、仕様等が変更になる場合があります。
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