危険なマフィアと、手錠で繋がれたまま48時間の逃走劇を体験できる、スリリングで甘いシチュエーションCD『クリミナーレ！』シリーズ。続々リリース中の本作から、電撃Girl’sStyle3月号に掲載された、『Vol.5 ネロ』に出演する平川大輔さんの独占インタビュー完全版が到着！

――ネロや物語について教えてください。

　ネロは組織のなかで、汚れ仕事を担当するべく教育された少年で、清掃屋（ハイエナ）とも呼ばれています。ネロはいろいろ複雑な事情もあり、主人公に対して執着的な……いわゆる「ヤンデレ」的な一面を開花してしまいます。お話としては、ほかのキャラクターと同様に、48時間手錠で繋がれながら主人公を守りつつ、その逃亡の最中で愛情が芽生えていく内容になっていると思います。

　ネロの場合は、主人公を大事に思っているがゆえに「ヤンデレ」的な方向に行ってしまったのかなと、僕は感じました。というのも、ネロは主人公のご近所さんとして10数年一緒に過ごしながら、じつは彼女のことを監視しつつ守っていたんですよ。そして、組織のファーザーが亡くなったことがきっかけで、主人公がファーザーの娘だとわかる――ネロが憧れていたものと、欲していたものが一致しちゃうんですね。それが引き金になってネロに変化が起きる。

　僕は、主人公の幼なじみとして生活してきたお兄ちゃんみたいなネロは、仕事上作った顔だと思いました。なので、演技の方向性として、今回はそういうアプローチをさせていただいたつもりです。だから物語の最初、真ん中辺りの病んでいるところ、後半になって主人公と気持ちが寄り添い始めてからでは、ネロへの印象が変わって聴こえていたら良いなあと思います。僕がその変化をどれくらい表現できているかはわかりませんが、その変化も楽しんでいただけるとうれしいです。

――もし48時間お休みがあったら何をしたいですか？

　目覚ましをセットせずに、目が覚めるまでひたすら寝たいです。そしたら、もう結構な時間を割いてしまう気がします。あとは、家のことをやって、次の仕事の準備を始めたら48時間が終わってしまう気がします（笑）。ひたすら寝るとしても、うちの猫たちにご飯をあげないといけないので、そこだけは守りたいと思います！

――好きな武器、使ってみたい技などありますか？

　使ってみたい技は『ドラゴンボール』の「かめはめ波」ですね（笑）。あれが出せたらいいなあって思います。あと、好きな武器というか、かっこいいなあと思う武器はヌンチャクです。やっぱり、ブルース・リーやジャッキー・チェンに憧れた世代なので。子どもの頃は、ヌンチャクを手作りして遊んでよくケガをしました（笑）。

――ご自身がマフィアだったら、ポジションはどこにつきたいですか？

　ボス。いつも猫を抱きながら、部下に「これお願い」ってすべてお任せしたいですね（笑）。たぶん、どこの部署に行っても役に立たないか、すぐに殺されてしまうと思うんですよ……。なので、よき部下に恵まれたいです（笑）。

――最後に読者へメッセージをお願いします!!

　スタッフの方々と本当にたくさんお話をさせていただきながらやらせて頂いた作品です。今までのシチュエーションCDとは、ひと味違うテイストになっていると思いますし、僕もいろいろな挑戦をさせていただきました。2枚組という大ボリュームでもありますし、ぜひ聴いていただいて『クリミナーレ！』の世界に浸っていただけたらうれしいなと思います。

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