News

2015年3月21日(土)

PC用FPSランカーがアプリ『モダンコンバット5:Blackout』を高評価【電撃Appアワード2014】

文:喜一

 皆さま、ごきげんよう。現在電撃オンラインでは、ユーザー投票で2014年のベストアプリを決める“電撃Appアワード2014”が開催中です。この記事ではゲームロフトが配信するiOS/Android用アプリ『モダンコンバット5:Blackout』をプッシュしていきます。

『モダンコンバット5:Blackout』

 本作は、2009年9月に配信された『モダンコンバット:サンドストーム』より続くスマホ用FPS『モダンコンバット』シリーズの5作目。本作のキャンペーンでは、大規模テロ組織に立ち向かう内容が描かれています。

 スマートフォンで遊べるFPSの中でも抜きん出たクオリティを感じる『モダンコンバット』について、当時はPC用FPSでランカーになるほどFPSを遊び込んだ自分の感想をお届けします。FPSはマウスじゃないとちゃんとエイミングできない。そう誤解していた時代が自分にもありました……。

■本当にアプリなのか驚いた。ゲーム開始早々、ド肝を抜かれる映像表現

 青春の多くをFPSに捧げてきた筆者ですが、『モダンコンバット』シリーズを初めて遊んだ時、「最近のスマートフォンで遊べるFPSは、ここまで進化していたのか!」と素直に感心させられてしまいました。

 一番最初に驚いたのはグラフィックです。昨今のゲームではグラフィックが綺麗なことは当たり前になりつつあります。しかし、アプリで緻密な表現にまで力を入れているものというのは、現時点で筆者が知る限りでは少ないと感じました。

『モダンコンバット5:Blackout』
▲ゲーム起動時に見られるオープニング。これだけ見ると、普通の家庭用ゲームみたいですよね。

 ゲーム開始時、水中から陸にあがるシーンがありますが、すでにこの時点でコンシューマゲームのような表現が取り入れられていることに驚きました。実際に画面いっぱいに水滴が付着し、視界が鮮明になっていくのです。

『モダンコンバット5:Blackout』
▲水中でタイトルが出てきます。まるで映画のような演出。
『モダンコンバット5:Blackout』
▲水から陸へ上がる際のシーン。水が流れ落ちて、だんだんと視界が鮮明になっていきます。

 かなり細かい点としては、武器を構えている時の左手にも驚きました。内側に文字盤が見えるようにミリタリーウォッチを装着しているのです。個人的に、デジタルではなくアナログ時計なところが、「わかってらっしゃる」という感想を抱かせます(アナログ時計の夜間の視認性などを含め)。

『モダンコンバット5:Blackout』
▲腕時計を装着していることは細かいことかもしれませんが、こういうこだわりはうれしいですね。

 そして、本作のシングルプレイのステージに東京が存在します。有名どころのFPSはひと通りプレイ経験がある筆者ですが、日本が舞台となっているステージというのはかなり珍しいです。これまた加点ポイントですね。

『モダンコンバット5:Blackout』
▲恐らく再現しきれていない日本の風景。「だが、そんなアンバランスな感じがいい」。

 いきなり日本の市街で装甲車同士のドンパチを始める展開には、思わず笑ってしまいました。主人公の「ここは日本だぞ!」という台詞に若干のメタファー的な要素を感じながら、やっぱり笑みがこぼれます。

『モダンコンバット5:Blackout』

 さすがは5作品も続いているタイトル。FPSにはいかにリアリティが必要で、それでいて非日常な戦場を再現することが大事なのかをしっかりとわかってらっしゃると感じざるを得ませんでした。

■自動ロックオンや自動追尾など、FPSアプリならではの工夫された操作方法

 プレイし続けていて、予想通りネックになったのはゲームの操作感でした。本作には3種類の操作方法が存在しており、そのうちの2つが画面をドラッグして視点を動かすというもの。

『モダンコンバット5:Blackout』

 一般的にFPSというのは、マウスかコントローラを使用してプレイするもので、この操作に筆者は四苦八苦しておりました。視点移動の速度を調節したり、画面の感度調節をしたりできるのですが、慣れていないものは慣れていません。

 PCでのFPSを遊ぶ際はとにかくマウスが重要で、重りを使ってカスタマイズしたり、自分の手になじむマウスを探して街を数時間さまよったりしたものです。そんな自分としてはアシスト機能なしでのプレイもそれなりに順応していきましたが、気軽に遊ぶ際にはちょっと大変かと思います。

『モダンコンバット5:Blackout』

 ですが、それについてはご安心あれ。本作にはオートロックオン機能や敵を追尾してくれる機能があります。基本はこの機能を使用してプレイするのがオススメです。自分のようにマゾい人は、アシスト系の機能なしでのプレイを推奨しておきます。

『モダンコンバット5:Blackout』

■シングルプレイ・マルチプレイで共通のカスタマイズ機能

 本作には兵科+プレイヤーレベルがあります。兵科はリーコン、アサルト、ヘビー、スナイパーの4種。例えば、リーコンはサブマシンガン系の銃をメインで扱え、動きが素早いといった特徴があります。

『モダンコンバット5:Blackout』
『モダンコンバット5:Blackout』
『モダンコンバット5:Blackout』
『モダンコンバット5:Blackout』

 このような特徴のある4種の兵科を切り替えながら、シングルプレイとマルチプレイを遊べるわけです。プレイヤーレベルを上げると、リロードが早くなる、移動速度が上がるなど、兵科ごとに存在する能力を強化することもできます。

 また、武器も兵科ごとに異なり、アサルトライフルならば、アイサイト、マガジン、サプレッサーなどの細かい部分までカスタマイズ可能です。このあたりは、本当にコンシューマのFPSタイトルと比べても遜色がない要素ですね。

『モダンコンバット5:Blackout』
『モダンコンバット5:Blackout』

 さらに、シングルプレイとマルチプレイで獲得した装備などは、どちらのプレイでも使用できるという太っ腹設計。通常、このようなカスタマイズ要素が豊富なタイトルは、シングルとマルチで育成区分が変わるものなので、単純にうれしいポイントになっています。

『モダンコンバット5:Blackout』
▲キルサインなんかもカスタマイズできちゃいます!
『モダンコンバット5:Blackout』
▲少し変わった装備も。

■いい意味で期待を裏切られる作品

 主にシングルプレイで遊んでいましたが、ステージの細かい演出はもちろん、たまに挿入されるアクションにも注目です。素早く画面をスワイプして、仲間を救出しなくてはならない場面には、かなりドキドキさせられました。

『モダンコンバット5:Blackout』
▲とっさにアクションイベントが発生します。矢印方向にスワイプして、仲間を助けなくてはなりません。

 プレイしてみると、いい意味で期待を裏切られると思います。“アプリとFPSは相性が悪いように感じる”という偏見でプレイをしないのは、かなり損をしていると思わされました。

 自分の知らないところで、アプリ用のFPSがここまで成長していたとは……と感じさせられたシリーズです。ぜひ一度、プレイしていただければと思います。

『モダンコンバット5:Blackout』
▲マルチプレイでは自動ロックオン機能などが使えないので、実力勝負になります! やっぱりFPSは、こうでなくっちゃな~。

●あなたの2014年のベストアプリを教えてください!

 ファン投票で2014年のベストアプリを決める“電撃Appアワード2014”にぜひご投票ください! 対象タイトルは、2014年に皆さんが遊んでおもしろかったと感じたスマホアプリです。2014年以前に配信されたアプリも対象となるので、皆さんが名作だと思うものを教えてください。

 投票していただいた方の中から抽選で10名様にiTunes CardかGoogle playで使えるギフト・カード(5,000円分)をプレゼントいたします。締切は2015年3月22日(日)24:00まで。ぜひ、あなたの2014年のベストアプリに投票してください!

“電撃Appアワード2014”の投票はこちらから

(C)2002-2014 Gameloft. All rights reserved. Gameloft and the Gameloft logo are trademarks of Gameloft in the U.S. and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.

データ

▼『モダンコンバット5:Blackout』
■メーカー:ゲームロフト
■対応端末:iOS
■ジャンル:アクション
■配信日:2014年7月24日
■価格:無料(アイテム課金)
 
iOS版『モダンコンバット5:Blackout』のダウンロードはこちら
▼『モダンコンバット5:Blackout』
■メーカー:ゲームロフト
■対応端末:Android
■ジャンル:アクション
■配信日:2014年7月24日
■価格:400円
 
Android版『モダンコンバット5:Blackout』のダウンロードはこちら

関連サイト