2015年3月27日(金)
『あんさんぶるスターズ!』に出演する羽多野渉さん&江口拓也さんにインタビュー!
Happy Elementsの新作スマートフォン用ゲーム『あんさんぶるスターズ!』に出演する声優陣のインタビュー企画第1弾をお届けします。
『あんさんぶるスターズ!』は、Happy Elementsが今春の配信を予定しているiOS/Android用アプリ。総勢30名の男性アイドルの卵を育てていく、アイドル育成プロデュースゲームです。現在公式サイトでは、ユーザー参加型の投票企画“アイドルオーディション”の二次審査が開催中です。
本作に出演する声優の羽多野渉さんと江口拓也さんにインタビューを敢行! 担当されたキャラクターの印象や収録で気をつけたこと、さらに学生時代のお話も伺いました。
また、読者プレゼントとしておふたりの直筆サイン色紙もご用意! 応募していただいた人の中から抽選で各3名、計6名にプレゼントします。応募の締め切りは2015年4月3日18:00となりますので、インタビュー下部に設置した応募フォームより、ふるってご応募ください!
■羽多野渉さんインタビュー
――担当されたキャラクターについて、どのような印象を持たれましたか?
アドニスくんは、まず無口で朴訥(ぼくとつ)としているなと思いました。いただいた資料で外見を見ると、線の細い感じではなくて、健康的で骨格もがっしりしていたので、年齢よりもややしっかりした声質や演じ方を意識しましたね。目つきが鋭かったので厳しい人なのかな? という印象も感じましたけど、性格的には非常に熱いものがあって、弱きものを守るみたいな正義感のある男の子だと思います。淡々とはしているけれども、彼のとる行動には必ず理由があるような気がして。とてもいい子ですね。
▲羽多野さんが演じる2年A組の乙狩 アドニス(おとがり あどにす)は、寡黙なハーフの青年。一見すると不機嫌で怖い印象を与えるが、本人にそんなつもりはなく、実はかわいくて小さい生き物が好き。 |
――演じてみていかがでしたか? また、演じる際に気をつけたことを教えてください。
この作品に限らずなんですが、登場人物がたくさんいる作品となると、やはりそれだけいろんな性格のキャラクターが存在しますよね。元気で活発な子もいれば、アドニスくんのように淡々としゃべるようなキャラクターもいて。そういうキャラクターを担当するときに一番気をつけなきゃいけないのは、セリフのすべてが一辺倒にならないようにすることだと思っています。しゃべっている言葉がヒロインにかけているものなのか、それとも自分自身に向けているのかの違いで、発するセリフの温度は変わってくるので、意識して演じましたね。
アドニスくんのプロフィールを見れば見るほど、非常にかわいらしいところがあって、ギャップだらけですよね。感情をあまり表に出さないけれど、小さな生き物を眺めるのが好きだったり、オカリナが得意だったり。厳しそうな顔で口を真一文字に結んではいるんですけど、意外にかわいいところがたくさんあります。きっと深く知っていくと、より楽しんでもらえるキャラクターなんじゃないですかね。
――本作の舞台は高校ですが、羽多野さんご自身はどんな学生でしたか?
高校時代は暗黒時代でした!(笑) まだ中学校のときは3年間運動をやっていたので、年に1度のクラスマッチみたいなもので、運動の部分ではちょっとクラスでも目立てていたんです。でも、高校に入ってからは、今までに溜め込んでいた欲望が完全に発現しちゃいまして……マンガアニメ研究会の副部長を2年間務めました(笑)。
僕が通っていた高校は元々が女子校だったので、その名残があって女子生徒が男子生徒の倍以上いたんですよ。なので、クラスで何か決めごとをするときには、男子には発言権はない(笑)。そういう環境だったですし、クラスの中では男子も散り散りになって、運動部は運動部、文化部は文化部で集まって、みたいなグループ分けでした。部活では活動と称して毎日のようにマンガ読書会みたいなのを開いていました。
そういえば、この間とある放送作家さんに「羽多野くんの演じる二枚目キャラは何だか他の人と違うんだよな」と言われたんですよ。それで、そのあと放送中にいきなり「そうだ! 羽多野くんは学生時代にモテたことがないからだ!」って。「失礼な!」って思ったんですけど、でもそうかもしれないなっていう(笑)。モテてなかったからこそ、モテるであろう人たちへのあこがれが自分のお芝居につながっている。そういう原動力にはなっているかもしれないです。でも、アドニスくんは僕みたいな感じじゃなくて、イケてる男子だと思いますよ!(笑)
――普段、ゲームは遊ばれますか?
周りの人に勧められたり、自分が出させていただいた作品の完成版をいただくとプレイしますね。出演させていただいた『俺の屍を越えてゆけ2』をプレイして思ったのは、最初に自分の顔をカメラでパシャっと撮ると、自分にそっくりなキャラクターが画面に出てくるんですね。それで、そのキャラクターを主人公(当主)としてゲームがスタートするんです。僕もキャラクター(一族)の声をやらせていただいていたので、きっと自分の声がつくんだろうなって思って始めたら、前野(智昭)くんの声だったんですよ!(笑) その話を前野くんにしたら、前野くんは前野くん自身の顔を撮影したら、僕の声だったって! 僕ら、声と顔が逆なんだねって笑いましたね。
――最後に、本作を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
本当にカッコイイ男の子たちがたくさん出てくる作品です。その中で、アドニスくんはハーフなので見た目的には日本人離れしているんですが、性格は非常に優しくて熱いものを持っているキャラクターです。話しベタなところがあるので「私のことを大事に思ってくれているのかな?」って心配になるかもしれませんが、ご安心ください。深く付き合っていただけると、彼のよさである優しさだったり、正義感の強いところだったり、あとよく肉を食わせようとするところが、とってもかわいらしく描かれています。ぜひ楽しんでプレイしていただけたらうれしいです。
■江口拓也さんインタビュー
――担当されたキャラクターについて、どのような印象を持たれましたか?
日々樹さんは、つかみどころのない独特の世界を持っている人物です。演劇部の部長をやっていて、普段から言動が芝居がかっているのも特徴的ですね。アイドル活動もしていて、しかもかなり実力もある……みたいな設定があったので、そのあたりも意識して役作りしました。
あと、設定にある日々樹さんのキャッチコピーが“変人物まね師”だったので、変人さを出したいなって(笑)。パッと見はそんなに変人っぽくないんですけど、よく見ると、髪の毛も全体はシルバーなのに毛先だけ青かったり、ブレザーを肩に羽織っていたり、ちょっと独特な感じが出ていますよね。だって長ランの長さのブレザーですよ?(笑) 外見からも日々樹さんの変人っぽさが出ているなと思いました。
▲江口さんが演じる3年B組の日々樹 渉(ひびき わたる)。“3奇人”の1人で、話し言葉や動きが常に芝居がかっている。奇抜な人物だが歌唱力・演技力の実力は確かで、舞台やライブには多くのファンが集まる。 |
――演じてみていかがでしたか? また、演じる際に気をつけたことを教えてください。
とにかく「どうやったらこのセリフで変人にできるか」ということを一生懸命考えました。「ああ、この人変だな」って思われるようなニュアンスを全部のセリフに入れ込んだので、「こうくるんだ!?」と驚いていただけたらうれしいですね。彼のなかでも“驚き”が1つのテーマというか、「アメージング」が口グセなので。
印象的なセリフで「世界を愛で満たしましょう」といったものがあったんですけど、日々樹さんは本当にそう思っているんでしょうね。まさに、彼ならではのセリフなんじゃないかなって。心底から言っているようにやりました。
このセリフもそうですけれど、日々樹さんは自分の言葉に完全に浸っていますからね(笑)。相手の気持ちもリアクションもあんまり関係なく、自分優先でしゃべっている感じがしました。だから、基本的に彼はヒロインであっても、友だちにしても、後輩にしても、同じ接し方というか、あんまり優劣はつけないんじゃないかな? だから、全体的にあまりヒロインを特別視しないような感じで演じています。
――本作の舞台は高校ですが、江口さんご自身はどんな学生でしたか?
僕の高校時代は、日々樹さんのように“アメージング”にあふれた日々ではなかったです(笑)。休み時間はずっと寝ているような生徒でした。そして、やっぱり授業中も寝ているという(笑)。
高校2年の時には、今の職業を目指すようになっていたので、学業をはじめとする他の私生活には興味が持てなくて、早く卒業したいなと思っていました。僕、ずっとマンガも好きでしたし、アニメーションも見ていましたけど、キャラクター名を覚えるのが苦手で。だから、このキャラクターに声を当てている人が誰で……みたいな見方もしてなかったんですよ。そのコンテンツ自体がおもしろいっていう感覚で。
でも、高校2年の時に文化放送のラジオを聴いていて、おもしろい人がいるなって思ったんですよ。そしたら、どうやらその人たちは声優さんだということがわかって、その時に初めて声優さんに興味を持ったんです。調べてみると、自分が今までに触れてきたアニメやゲームのキャラクターをたくさん演じている方で、わかってくると、どんどんおもしろくなったんです。高校の時に、ラジオがきっかけで声優さんに興味を持ちました。
――普段、ゲームは遊ばれますか?
『モンスターハンター』シリーズはずっとプレイしていて、昨年の夏に渋谷ヒカリエで開催された“10周年記念 モンスターハンター展”も見に行きました。『モンスターハンター4』は、先行体験会にも行かせていただきましたね。『モンスターハンター』シリーズ以外では、スマホのアプリをちょこちょこ遊ぶくらいかな。
――最後に、本作を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
僕がやっているキャラクターは“変人”ということで、いろいろと演じるうえでも遊ばせていただきました。セリフ回しも独特でクセを強く作っていたので「どこまでOKしていただけるんだろう?」と思っていたのですが、かなりそのまま通していただきました。むしろ、ポンポン収録が進んで行ったので「大丈夫かな!? これ!?」って(笑)。
本当に自由にやらせていただいたので、日々樹さんのフリーダムさが十二分に表現できたかなと思います。そのあたりはすごく聴いていただきたい部分だと思います。随所にアメージングなセリフの数々が散りばめられているので、ぜひプレイしていただいて、アメージングな感じを楽しんでいただけたら幸いです。よろしくお願いします!
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