2015年3月31日(火)
Happy Elementsの新作スマートフォン用ゲーム『あんさんぶるスターズ!』に出演する声優陣のインタビュー企画第2弾をお届けします。
『あんさんぶるスターズ!』は、Happy Elementsが今春の配信を予定しているiOS/Android用アプリ。総勢30名の男性アイドルの卵を育てていく、アイドル育成プロデュースゲームです。現在公式サイトでは、ユーザー参加型の投票企画“アイドルオーディション”の二次審査が開催中です。
声優インタビュー第1弾では、羽多野渉さんと江口拓也さんにお話を伺いました。第2弾となる今回は、細谷佳正さん、斉藤壮馬さん、山下大輝さんにインタビュー! 担当されたキャラクターの印象や収録で気をつけたこと、さらに学生時代のお話も伺いました。
また、読者プレゼントとしての細谷さん、斉藤さん、山下さんの直筆サイン色紙もご用意! 応募していただいた人の中から抽選で各3名、計9名にプレゼントします。応募の締め切りは2015年4月7日18:00となりますので、インタビュー下部に設置した応募フォームより、ふるってご応募ください!
――担当されたキャラクターについて、どのような印象を持たれましたか?
この作品はアイドルを養成するゲームということで、アイドルを目指すうえでは、氷鷹くんはとても恵まれているなと思いました。お母さんが大女優、お父さんが元アイドル――まさにサラブレッド、というのが最初の印象です。
性格的なところでは、氷鷹くんの話し方や表現って、人にわかりやすく気持ちが伝わるタイプではないなと思いましたね。彼は普通にしているつもりなんですけど、他の人からはきっとクールに見られるんじゃないでしょうか。でも、氷鷹くんは、冷静沈着でどんなことにも動じないという男の子ではないですね。
あと性格設定にツンデレと書かれていたのですが、セリフを収録させていただいた限りでは、氷鷹くんは恥ずかしがり屋なのかなと思いました。何か言うときにはまずテレが出ちゃう、非常に男の子っぽいキャラクターだなという印象です。
▲細谷さんが演じる2年A組の氷鷹 北斗(ひだか ほくと)は、冷静沈着な完璧主義。自分のペースを乱されることを嫌うが、わからないことは丁寧に教えてくれる親切な面も。 |
――演じてみていかがでしたか? また、演じる際に気をつけたことを教えてください。
セリフ自体も、字面でツンデレだとすぐにわかるようなものはなかったですね。だからそのセリフの中で、どこで意地を張ったり、恥ずかしがったり、ぶっきらぼうになったりする……そういう表現を楽しんで演じさせていただきました。
最初に録ったセリフも、「ふんっ」って鼻で笑って「よろしく頼む」という内容だったんですよ。鼻で笑うのが彼のクセみたいで。多分、最初に「ふんっ」ってワンクッション置かないと、女の子と話すのが恥ずかしいのかな? と思いながらやりました。鼻で笑うのもそうなんですが、彼の話し方や表現は独特なんですよ。「まあいい」というセリフがあって、これは彼の喜びを表した言葉だったんです。おそらく僕だけじゃないと思うのですが、パッと「まあいい」と聞いたときに、「まぁいいか」って気持ちを落ち着かせる口上だったり、「ま、いっか」ってちょっと投げやりな感じをイメージすると思うんです。だから最初、僕にはこのセリフで喜ぶっていうのがわからなくて。でも、彼なりのねぎらいの言葉なんでしょうね。ちょっと変わっていますよね(笑)。
あと、誕生日を祝うセリフでは、素直に「もちろん、誕生日は覚えている」と言えばいいのに、「ぬかりはない」って言葉を選ぶところがおもしろかったです。氷鷹くんは祖父母の家に預けられていたこともあるから、影響を受けたんでしょうね。セリフにもありましたが、氷鷹くんは金平糖が好きなんですよ。普通の飴じゃないんだ!? って思いました。どうやって持ち歩いているんですかね? 瓶に入れているのかな……不思議です(笑)。
――本作の舞台は高校ですが、細谷さんご自身はどんな学生でしたか?
中学時代はすごく静かだったんですけど、高校時代は逆にすごくうるさかったと思います。僕も氷鷹くんと一緒で、高校の時は演劇部に入っていたんですよ。感情表現をオーバーにしたり、お客さんに何か言ったり、ちょっとバカやったり、そういうことが喜ばれちゃうので、気づいたらどんどん声も大きくなって、非常にうるさい学生だったと思います(笑)。
実は、僕が入学した時は学校に演劇部自体がなかったんです。演劇を始めたきっかけは、先生に「文化祭で一緒に演劇やらない?」と誘われたことでした。その先生はとてもおもしろい方で、僕はすごく好きだったので、やってみようと思ったんです。でも、いざ稽古場に行ってみたら、学生は僕だけで周りはみんな先生という。でも、個性的な先生ばかりだったので、やっていてすごく楽しかったですね。
文化祭が終わったら、今度は「演劇愛好会を立ち上げようと思うんだけど、細谷くんやる?」って聞かれたんですよ。その時、この人といたらおもしろいだろうなって思って、演劇愛好会の旗揚げメンバーになりました。僕はまだ1年生だったんですが、演者は同じ1年が5人、2年が6人、あと裏方の子が1人集まってくれて。男女比もすごくバランスがよくて、恵まれていたなと思います。みんなで一緒に登下校するくらい、仲もめちゃくちゃよかったですね。高校時代は本当に楽しくて、青春していました。
――普段、ゲームは遊ばれますか?
アクションゲームが好きなんです。『バイオハザード』、『NINJA GAIDEN』、『アサシン クリード』、『メタルギア ソリッド』シリーズなどをやっています。ザ・男子です(笑)。怖いアクションが好きなので、あとは『SIREN』とか。でも、これは1人ではなく他の人と一緒にプレイしたいかな(笑)。これまでに一番ハマったゲームは『バイオハザード 5』です。4~5周はプレイしましたね。
――最後に、本作を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
アイドルを育成するお話なので、男の子たちが一人前のアイドルになった続編も出てほしいなと個人的には期待しています。キャラクターたちはみんな若くて魅力的な子が多いんですけど、そのなかで氷鷹くんは一見、正統派かなと思います。でも、深く付き合っていくと、おばあちゃんっ子で、口グセが変わっていて、金平糖好きなところなど、彼のちょっと変わった個性が見えてくるんじゃないかなと。ぜひ、氷鷹くんを長い目で見守っていただければ幸いです。
――担当されたキャラクターについて、どのような印象を持たれましたか?
僕が演じさせていただいた葵ひなたくんと葵ゆうたくんは、双子なので外見はよく似ています。兄のひなたくんは、お兄ちゃんらしいというか、前へ前へ出て行くタイプで元気がいいです。弟のゆうたくんは、ひなたくんと仲はいいんですけど、何でもかんでも兄貴と一緒は嫌だっていう思いもあって。ひなたくんと比べると、ちょっと大人しめというか穏やかなセリフが多かったかなと思います。ゆうたくんのセリフに「俺だけの魅力」というのがありまして……思春期だし、複雑な気持ちがあるんだろうなと(笑)。でもやっぱり、基本的には2人でヤンチャしている仲のいい兄弟なんですよね。ひなたくんは弟を探しているセリフがあって、逆にゆうたくんは「兄貴をまいてきた」ってセリフがあって(笑)。そんな2人の関係性がすごくいいなって思いましたね。
▲斉藤さん演じる双子の兄弟・葵 ひなた(写真上)とゆうた(写真下)。兄のひなたは、明るく元気でいたずらが大好き。弟のゆうたは落ち着いた性格をしており、ひなたに振り回されることが多い。 |
――演じてみていかがでしたか? また、演じる際に気をつけたことを教えてください。
よく入れ替わって授業を受けているくらい似ている双子、という設定があったので、どこまで同じでどこが違うっていう案配が難しくて。外見はもちろん似ているし、好きな物も似ているところもあるんですけど、セリフを見たときに、個々の1人の人間としての違いがあるなと思ったんです。だから、むしろ声っていうよりは、セリフのニュアンスで違いが伝わればいいかなと考えました。
2人とも僕がやらせていただけたので、逆に、同じ声のほうがおもしろいのかなとも思いました。同じ声で、だけど全然違うって。あと、意図的に同じようにしたこところもあります。とっさのときの反応で「うわっ!」とか「おおっと」みたいな声は、コントロールできるものではないと思いますし、似ちゃうんじゃないかなって。そういう同じところや、違うところを感じ取っていただけたらうれしいなと思います。
――本作の舞台は高校ですが、斉藤さんご自身はどんな学生でしたか?
僕はあんまりみんなでワイワイやるタイプではなくて、わりと1人で行動することが多かったかもしれないですね。たとえば、昼休みに「みんなでサッカーしようぜ」という感じではなくて、本好きだったこともあり、ご飯を食べ終わったら静かなところで本を読んでるタイプでした。周りのみんな優しかったので「いるときはいるし、いないときはいない」くらいの感じで接してもらえましたし。高校時代は楽しく過ごせましたね。
僕、高校では軽音楽部をやりたかったんですけど、通っていた学校にはなかったんですよ。だから、ひなたくんとゆうたくんは軽音楽部でいいなぁって。もし、もう1回高校時代に戻れたら、彼らみたいに軽音楽部に入ってみんなでワイワイしたり、演奏したりしてみたいです。ちなみに、部活ではできなかったですけど、友だちとバンドやろうぜって言って、学校外でやっていたことはあります。でもね、やっぱり高校の部活でやるバンドって、また違うと思うんですよ。まさに、絵に書いたような青春ですからね(笑)。
部活は、軽音楽部がなかったので、文芸部と放送部でした。ザ・文化部です!(笑) そのころには声でお芝居をしたいと思っていたので、勉強するために放送部に入りました。どちらも女の子が多い部活でしたが、僕は結構少女マンガが好きなので、女の子たちと貸し借りをしたり……なので居心地はよかったですね(笑)。
あと、僕は長男で妹が2人いるんですけど、ひなたくんとゆうたくんみたいに、同性の兄弟が同じ学校にいたら楽しいだろうなってあこがれもありますね。どちらかといえば僕はゆうたくんタイプだと思うんですけど、ひなたくんみたいな兄貴がいたら、「どっか行こうぜ!」って誘われて、「ハイハイ」とか言いながらも連れ出してくれるのがうれしい、みたいな感じだったのかなと。2人のような高校生活がすごくうらやましいなって思いましたね。
――普段、ゲームは遊ばれますか?
僕が小さいころに、ちょうど携帯ゲーム機が普及し始めまして。まだゲーム画面が白黒だった、初代の『ポケットモンスター』をよく遊んでいました。子どものころはRPGが好きで、いろいろなゲームをやっていましたね。
今、僕は『フューチャーカード バディファイト』というカードゲームのTVアニメに出させていただいているので、毎週収録が終わるとご飯に行ってファイトしています! カードゲーム自体は10年ぐらい触ってなかったんですが、最近またいろいろと遊ぶようになりました。
――最後に、本作を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
僕自身の高校時代は、さまざまな人とかかわっていく中で成長したり苦悩したり、いろいろな経験ができたと思います。本作も、主人公として魅力的なキャタクターたちとかかわっていくことで、何か新しく一歩踏み出せるきっかけみたいなものがもらえる作品なんじゃないかなと感じました。『あんさんぶるスターズ!』をぜひぜひ、よろしくお願いいたします!
――担当されたキャラクターについて、どのような印象を持たれましたか?
まず最初に、黒髪が素敵な男の子だなと思いました。髪が寝グセでちょこっとハネているところにも、性格が出ていますよね。日光が苦手、昼が苦手で、ずっと眠そうにしているんですけど、逆に夜は活発化するっていうキャラクターです。
凛月は、コミュニケーションが苦手なところがあるんですけど、ちょっとずつ人の優しさに触れて行くとだんだん変わっていくんだろうなって思いました。一見冷たそうなんですけど、性格的にはすごく優しい男の子なんじゃないかなと僕は感じています。
▲山下さんが演じる2年B組の朔間 凛月(さくま りつ)。眠ることが好きで、ところかまわず眠ってしまう。話し方は気怠げで、人とかかわりを持つことを嫌っている。 |
――演じてみていかがでしたか? また、演じる際に気をつけたことを教えてください。
冷たさのなかにある温かさ、かわいらしさみたいな部分を、うまく見せられたら……というところを一番に考えました。そこを特に意識したので、みなさんに伝わるといいなと思います。あと、高校2年生なので、まだちょっと幼い部分があってもいいかなと思いながら演じました。
そして、やっぱり凛月ならではだったのは“眠さ加減”かな、と(笑)。「どれくらい眠たいのか」というところを加味してセリフを言うところは難しかったですね。昼間のシーンはすごく眠たそうにしたり、逆に夜のシーンは覚醒したり。セリフによっては「ちゃんと言葉が聴き取れるかな?」と少し不安になるくらい、眠たそうにしているものもありました。
この子は、人と接することを面倒くさいと思っちゃうタイプだと思うんですよ。でも、だんだん人とコミュニケーションをとっていくうちに、もしかしたら楽しいことなんじゃないかと気づき始めて。だから、主人公の誕生日を祝うセリフとかは、この子なりの好意というか、挑戦なのかなと。自分からもアプローチしてみようって、照れながら言っているんでしょうね。なので、ちょっともじもじしている感じを出しています。凛月は感情がないわけではなく、少し希薄だったものがちょっとずつ豊かになってきているんじゃないかなと思いました。
――本作の舞台は高校ですが、山下さんご自身はどんな学生でしたか?
父がテニスのコーチなので、小さいころからずっとテニス漬けでした。高校も硬式テニス部に入りつつ、スクールにも通っていましたね。部活が終わってからスクールに行って、結構遅い時間まで練習……みたいな日々でした。スポーツ三昧の青春でしたね。かなりアウトドアな感じだったので、凛月みたいに肌は白くなくて、むしろ真っ黒でした。
でも、実ははそのころからアニメや音楽、お芝居が好きだったんですよ。母がピアノの先生なんですけど、お母さんは本当は音楽を僕にやらせたかったみたいで。でもお父さんが「ダメだ! 男なんだからスポーツだ!」みたいな感じだったので(笑)。高校時代は、お芝居や歌に対しての気持ちを隠していて、沸々とした思いを抱えていた時期なんですよね。思春期の男の子特有だと思うんですけど、気恥ずかしさがあって……。でも、卒業すると同時にテニスをスパっと辞めて、この世界に入りました。
――普段、ゲームは遊ばれますか?
ゲームは好きで、小さいころから兄とずっとやっていました。特に好きなゲーム機はニンテンドウ64です。というのも、年末年始は実家に親戚がいっぱい集まるんですけど、そのときに64がめちゃくちゃ盛り上がるんですよ! 4人同時に遊べるし、ちょっと古いからこそ、みんな知ってて盛り上がれる。負けたら次の人に交代、みたいな感じで遊べますしね。『ゴールデンアイ 007』や『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』、『マリオパーティ』、『マリオカート64』などを遊んでいました。
その中で、我が家で一番流行ったのが『バーチャル・プロレスリング』でした。これが本当におもしろくて! 家族ですごくハマりましたね~。自分で好きなレスラーを作れるんですけど、僕は“グレート山下”とか“シャイニング大輝”という名前で作っていました(笑)。
――最後に、本作を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
僕は今までは元気な少年キャラを演じることが多かったので、今回凛月のような役をやらせていただいて、すごく新鮮でした個性豊かなキャラクターがたくさん登場するゲームなので、自分のお気に入りのキャラクターに出会って、自分なりの楽しみ方を見つけていただけばと。ぜひぜひ楽しんでください!
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