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2015年3月31日(火)

『魔法科ロストゼロ』最新アップデートで限界突破カード登場! 椎名Pのインタビューも掲載

文:滑川けいと

 3月30日に実装された『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO(ロストゼロ)』の最新アップデートの内容を一挙紹介! さらに本作のプロデューサーである、スクウェア・エニックス 椎名崇徳さんのインタビューもお届けします。

『魔法科ロストゼロ』

 『魔法科ロストゼロ』は、スクウェア・エニックスが配信しているスマートフォン用ゲーム。佐島勤先生が執筆する電撃文庫の人気小説『魔法科高校の劣等生』(原作イラスト:石田可奈先生)を題材にした魔法バトルRPGです。原作に登場するキャラクターたちでパーティを組んで、バトルを繰り広げながらオリジナルストーリーを楽しめるのが特徴です。

『魔法科ロストゼロ』
▲好きなキャラクターで組んだパーティで、ど迫力の魔法バトルを堪能しましょう。
『魔法科ロストゼロ』
▲“コミュ”で各キャラクターと仲を深めることもできます。

 本作が、このたびVer2.0.0にバージョンアップされました。この記事では、『魔法科ロストゼロ』がどのように進化したのか、その内容をまとめていきます。さらに、今回の大型アップデートについて椎名プロデューサーにお話を伺いましたので、そちらもぜひチェックしてください!

■CAD調整でセットできるカード数が増加してさらに奥深さアップ!

 パーティメンバーに各キャラクターの描かれたカードをセットさせて戦っていく本作。これまでセットできるカードは1枚のみだったのですが、このたびメインでセットするカードに加えて新たに3枚までセットできる“CAD調整”が追加されました。

『魔法科ロストゼロ』
『魔法科ロストゼロ』

 CAD調整には“MODEL領域”と“CAD領域”の2箇所があり、MODEL領域には1枚、CAD領域には2枚カードをセットできます。

 MODEL領域にセットできるのはベースキャラクターのカードのみで、衣装を自由に変更できるようになりました。MODELリボン付きのカードをセットすればバトル中のちびキャラはもちろん、3Dモデルがカードの衣装に変化します。MODELリボンがないカードをセットした際は、ちびキャラの衣装のみ変化し、3Dモデルは通常の制服になります。(MODEL領域にカードをセットしない場合は、メインデッキにセットしたカードの衣装が反映されます。)本作では魅力的な衣装がたくさん登場するので、カードの能力を気にすることなく衣装を変えられるのは非常にうれしいですね!

『魔法科ロストゼロ』
『魔法科ロストゼロ』
『魔法科ロストゼロ』
▲自分の所持しているカードであれば、どんな衣装もこの通り!

 CAD領域にカードをセットするとその“POWER値”に応じてキャラクターのHPが上昇します。さらにバトルの際一定確率でセットしたカードのスキルが追加発動するのです。デメリットはないので、確実にこの枠は埋めておきたいですね。CAD領域において注目は、なんといっても“どのキャラクターのカードでもセットできる”ということでしょう! これにより、さまざまなスキルの組み合わせが可能となりました。今回のアップデートでカードの所持できる枚数が90枚も増加になったので、たくさんのカードを集めて組み合わせ、最強のパーティを作りましょう。

『魔法科ロストゼロ』
▲POWER値の表示にも、若干修正が加えられました。
『魔法科ロストゼロ』
▲CAD領域の追加スキルは“ブーストスキル”と呼ばれ、発動するとカード画像がカットインします。

■ついにキター! 限界突破カードを入手してさらに強化しよう!!

 カードを売却した際、想子(サイオン)に変えることができましたが、★3以上のカードは“FLTメダル”に交換できるようになりました。たまったFLTメダルは“FLT交換所”でさまざまなアイテムと交換できるようになります。

 交換できるアイテムは、SRの“経験値強化カード”や“スキル強化カード”など。中でも特に目を引くのは“限界突破カード”でしょう! 年始に配られたこのカード。筆者はもったいなくて使えていなかったのですが、ついに入手できるようになりました。お気に入りのカードをどんどん限界突破して、より強くしちゃいましょう。

『魔法科ロストゼロ』
『魔法科ロストゼロ』
▲売却と交換、どちらかを選択できます。

■カードのレベル上げがより快適に!

 カード強化の際、強化したいベースカードと素材とするカードを選び、そこから確認画面に移行してから強化、という流れでした。これがアップデートによって、確認画面に移行せずともカード選択後すぐ強化できるように。快適性が増し、よりストレスフリーに操作可能となりました。

『魔法科ロストゼロ』
▲素材カードを選べる枚数も、10枚から30枚に増加。これ、何気にうれしいですよね。
『魔法科ロストゼロ』
▲スキルやスピードの経験値が視覚化され、あとどれくらいでレベルが上がるのかもわかりやすくなっています。
『魔法科ロストゼロ』
▲快適性でいうと、カードコレクションも軽くなりました。
『魔法科ロストゼロ』
▲デッキ数も3つから5つに増加。任務内容ごとに行う編成の手間が軽減されましたね。

■椎名プロデューサーに今回のアップデートについて伺いました!

――今回のシステムアップデートの注目ポイントを教えてください。

 Ver2.0.0という形でメジャーアップデートさせていただいたのは、主に2つの新機能の実装が理由です。1つ目は、“FLT交換所”の設置になります。こちらは年初のプロデューサーレターでも明言していた機能で、レア以上のカードをメダルに交換し、メダルを集めることで交換所でさまざまなアイテムやカードと交換ができるようになります。

 2つ目は、“CAD調整”機能の実装です。簡単にご紹介すると、キャラ1人につきセットできるカードスロット数が3枠増えます。1枠はお気に入りの衣装に着せ替えできるスロット、残り2枠はキャラHPの補助の役割を持つスロットになります。戦闘をより楽しんでいただけるよう考案した新機能です。

――CAD調整という大きな変更があり、バトルが一層楽しくなりそうですが、このシステムはいつ頃から構想があったのでしょうか?

 運営が開始されてからすぐに「お気に入りの衣装があるんだけど、ステータスがいまいちで着れないんだよね」とか「使いたいカードはあるんだけど、このキャラ育ててなかったからちょっと弱い……」、「新しく使えるカードをゲットしたから今使ってるカードはもういらないけど他に使い道はないのかな……」と開発スタッフ内で気づきが生まれていて、お客様からも同様の要望やご意見をいただいていました。なので、どのようにそれを解消するか検討して、具体的には年明けあたりから本格的に制作に入っていましたね。

――CAD調整の有効な組み方をズバリ教えてください!

 有効な組み方はぜひ模索していただきたいですね(笑)。ポイントとしては、2枠あるCAD領域のスロットによって効果を発揮するHPブーストの値は、スロットにセットしたカードの”POWER”に左右されるということ。加えて、この2枠にセットしたカードのスキルがランダムで追加発動する可能性があるというところですね。あとは、この2枠にセットできるカードはキャラ縛りがありません。なので、達也に美月のカードをセットできたりするわけですね。

――所持モデルを付け替えてコスチュームを自由に替えられるようになりましたが、椎名プロデューサーのお好きなコスチュームはどれでしょう? また、今後こんなコスチュームがあったらいいなと思っているものはありますか?

 リリース時にもちらっと話したことがありますが、僕はエリカの体操着姿が相変わらず好きですね。あとはつい先日までコラボしていた『ファイナルファンタジー零式』の衣装を着た彼らもお気に入りです。今後はアニメや原作で登場していた“私服”も再現したいなと思っていたりします。先日皆さまから募ったオリジナル衣装も完成が待ち遠しいですね。

――FLTメダルで交換できるアイテムが増えたことも、★3や★4を溜めていたユーザーにとってはうれしいところだと思います。今後、ここで交換できるアイテムは増えるのでしょうか? 増えるのだとしたら、どのようなものが増えるのでしょうか?

 そうですね、ガチャやドロップで手に入れたカードが無駄にならないような仕組みとしてぜひ活用いただきたいです。交換所のラインナップはもちろん今後も拡充していきます。まだ未定なものも多いので明言はできませんが、これが交換所にあると便利だなとか交換したいなと思ってもらえるものを引き続き提供していく予定です。

――FLTメダルの入手手段は、カードの交換だけでしょうか? イベントでの賞品になったり、任務でドロップしたりするのでしょうか?

 メインはカードの交換での入手で考えておりますが、メダルがドロップしたり、報酬となるイベントも今後でてくるかと思います!

――今後の野望を教えていただけますでしょうか?

 2月にテスト版で公開させていただきました対人戦を再度調整して実施したいですね! 同時期に実施したプレイヤーアンケートでたくさんの方からご意見をいただいておりまして、そのご意見も参考に仕様の再検討を今しているところです!

――最後に、プレイヤーへメッセージをお願いします!

 いつも『魔法科ロストゼロ』をプレイいただきありがとうございます! また、公式Twitterやプレイヤーアンケート、そして『ロストゼロ情報局』でいつもたくさんご意見をくださり、大変感謝しております。リリースから早くも半年が過ぎましたが、引き続き今回のような機能アップデートを実施してより楽しめる、より遊びやすくなるよう日々挑戦していきます。今後とも『魔法科高校の劣等生』と『魔法科ロストゼロ』をよろしくお願いします!


 新システムの実装、かゆいところに手が届く細かな調整など日々進化を続ける『魔法科ロストゼロ』。今後の展開が非常に楽しみです! まだ未プレイの方は、この機会にぜひプレイしてみてくださいね。

(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
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