2015年8月2日(日)
スクウェア・エニックスの人気ゲーム『サガ』シリーズのキャラクターが集結するiOS/Android/フィーチャーフォン用RPG『エンペラーズ サガ』。本作のストーリープレイバック企画第3回をお届けします。
連載第3回では、イベント“集結!海賊大戦争!”~“緋色の女帝は告げる”の内容を独自に要約して紹介します。
今回紹介する“ロマンシング サ・ガ ZeRo”では、『ロマサガ』の神話に名前が登場したミルザとアルドラの出会いが描かれます。一部『ミンストレルソング』のネタバレもありますので、未プレイの人は注意してください。
黄金の帝王はサンゴに巨大なアビスを生み出し、そこでサルーインの力を得ようとしていた。皇帝はキャプテンホーク、ゲラ=ハ、ブッチャー、ハーマン(ブラック)たち海賊を引き連れてサンゴへと向かう。
アビスに身を投じた皇帝たちは、クジンシーと同じように闇に侵されてしまう。ガラハドからアイスソードを奪ったり、金塊を奪ったりといった悪行の限りを尽くす一行。このままでは冥府に落ちてデスに魂を奪われてしまう。ロックブーケたち七英雄は、命を賭けて皇帝を救うべく行動を開始する。
サルーインの復活を阻止するために暗黒の平原へと向かった皇帝たち。ロックブーケの策謀によって黄金の帝王を追い詰めたかのように見えたが……。
アルドラの魂の導きでサルーインが封印された地に向かった皇帝一行は、道中でアルドラとミルザの出会いの記憶を見ることになる。
行く手を阻むフリーレ、ガラハド、竜騎士を撃退しながら進むと、最後に待っていたのは……。ついにミルザとサルーインの最後の戦いが始まる。
緋色の女帝の協力を得て、皇帝たちは黄金の帝王を追い詰める。しかし彼女の口から、白銀の皇帝と黄金の帝王に関する衝撃の真実が告げられる。
突如サンゴを襲った大異変……。黄金の帝王は、サンゴに巨大なアビスを生み出し、ある強力な邪神の力を手に入れようとしていた。
白銀の皇帝はアビスの誕生を阻止するため、キャプテンホーク、ゲラ=ハ、ブッチャー、ハーマン(ブラック)といった海を知り尽くした海賊たちを引き連れて、サンゴ海に進撃する。
航海中、黄金の帝王の家臣が操るレイディラックの幽霊船と遭遇し、それを追い詰めるが、ギャロンの亡霊が起こした呪いの大嵐によって船が漂流。伝説の海賊シルバーの財宝が眠る地、ゲッコ族の故郷“アロン島沿岸の海洋”に流されてしまう。
皇帝たちの受難は続く。突如、四魔貴族の1人・フォルネウスに襲われ、ハーマンが海底に引きずり込まれてしまった。一行はハーマンを助けるべく海に飛び込み、フォルネウスの海底宮に向かう。
フォルネウスを撃破し、ハーマンは若返りブラックへと戻った。そんな彼らを今度は大海賊シルバーが襲う。マストを焼かれ、疲れ果てた皇帝たちは絶望するが、ブッチャーが救援に駆けつけ事なきを得た。
サンゴ海に生まれた超巨大アビスにたどり着いた皇帝たち。セルマによると、黄金の帝王はアビスの奥に存在する破壊神サルーインの力を狙っているという。破壊神の力を手に入れれば、もはや太刀打ちできなくなってしまう。一行はサルーインを倒すため、アビスに身を投じた。
アビスに身を投じた皇帝たちだったが、サルーインのもとにたどり着くことはできなかった。かつてのクジンシーのようにアビスの闇に侵されてしまった一行は、邪悪な欲望に突き動かされ、悪行の限りを尽くす。
皇帝たちはガラハドが持つアイスソードを奪い、戦士たちをねずみの群れが巣食う洞窟に閉じ込めてしまえと町長をそそのかした。それだけでは飽き足らず、金塊を奪い、城を焼き、トリケラトプスの卵をエメラルドの術で目玉焼きにして食べた。
このまま悪行を続けては、冥府に落ちて魂がデスの手に渡ってしまう。危機感を覚えたロックブーケは、ノエルたちとともに命を賭けて皇帝たちを救うことを決意する。
一方そのころ、皇帝は実の娘であるセルマにまで手をかけ、冥府へと落ちてしまっていた。そんな皇帝にデスは、エメラルドとキャットの2人を生贄に捧げよと告げる。2人を殺すことを決断した皇帝だったが、彼の前に融合した七英雄が現れた。
デスもろとも七英雄に一蹴される一行。しかし殺されたかに思えた皇帝たちは、闇から解放されて次々と正気を取り戻していった。強大な闇をはらうためには、死の一歩手前まで追いやらねばならなかったのだ。
だがセルマだけは、もともと制限時間付きの滞在だったため、在るべく世界である未来へと帰ってしまっていた。
逃げたデスを追うと、倒したのは幻影だったことが判明した。そんな時、七英雄はサルーイン復活の予兆を感じ取る。皇帝たちはサルーインの復活を阻止するため、暗黒の平原へと向かった。
暗黒の平原で待っていたのは、サルーインのしもべにして、魂を狩り喰らう者・ソウルドレインの大群だった。奴らに喰われた魂はサルーインの餌となってしまう。それを魂の冒涜と考えたデスは、サルーインの復活を阻むためにソウルドレインと戦っていた。
敵の敵は味方。皇帝たちはデスに協力し、冥府の戦士とともにソウルドレインと戦うことに。しかしいくら倒してもキリがなく、戦いの最中にエレンとカタリナが魂を喰われてしまう。
いずれ来る黄金の帝王の軍のことも考えると、このままでは勝ち目がない。皇帝はロックブーケの策謀で、わざとミニオンに肉体を明け渡し、闇に下ったと見せかけて黄金の帝王をだまし討ちにすることを決意する。
闇に飲まれかけ、自我を失いかける皇帝。完全に闇に下ったと信用しない黄金の帝王にロックブーケを討てと命じられるまま、彼女を殺してしまった。
息絶えたロックブーケを確認した黄金の帝王は皇帝を信用し、サルーインの復活を見届けるために塔の最上階へと向かう。
最上階では融合した七英雄が待ち構えていた。すべてはロックブーケの策謀で、冥府の戦士をもとに作った人形を使って死を偽装したのだ。しかし闇を介してクジンシーとともにあった黄金の帝王に見抜かれ、皇帝たちは幻術“永劫の塔”に閉じ込められてしまう。
七英雄の禁術によって“永劫の塔”から解放された皇帝一行は、アルドラの魂の導きのもと、彼女の生前の記憶を辿りながらサルーインが封印された地へと向かった。
ミルザとオイゲンとの出会い、魔法の才能を見込まれて勉学にいそしむアルドラ。はじめは不仲だったオイゲンとも、魔法の訓練の過程で信頼関係を築いていく。
サルーインとの決戦の日。このままでは無駄死にしかねないアルドラをオイゲンに託し、ミルザは1人サルーインのもとに向かってしまう。
アルドラの魂の導きによって皇帝は銀の戦士・ミルザを発見、その後を追う。道中で出会った吟遊詩人は、皇帝に対して己の中にある闇に気づいているか? と警告するが、皇帝は「そんなはずはない」と進軍を再開。
その後に出会ったフリーレ、ガラハド、竜騎士にミルザに会わせまいとことごとく止められるが、すべてを撃破して先へと進む。そして最後に出会ったのは、ミルザを殺させまいと襲い来るアルドラだった。
ミルザとサルーインとの戦いを邪魔させないように、敵を食い止めていたアルドラ。彼女を撃退してしまった皇帝は、自分がミルザを殺す存在なのかと苦悩しつつも、先へ進んだ。
ミルザのもとにたどり着くと、戦いは終幕を見せるところだった。ミルザの剣に貫かれたサルーインの巨大な力の逆流によって、時間と空間が閉じられてしまう。
皇帝に脱出を促すミルザだったが、自分は閉ざされた時間の中で永遠にサルーインと戦い続けるという。皇帝はミルザの雄姿を心に刻み、世界を救うためにもとの空間に脱出するのだった。
ミルザの協力を得てサルーインを封印した皇帝。しかし、もとの世界に帰還してみると、黄金の帝王の眷属たちによる殺戮が激化し、地獄と化していた。そんな時、緋色の女帝が目の前に現れ、皇帝を真実の扉まで案内する告げる。
一方、皇帝たちに代わり永劫の塔に囚われていた七英雄は、かつて最終皇帝に打ち破られた時の記憶を取り戻す。七英雄は古代人に裏切られ騙され、異世界に追放された憎しみによって己を見失った。
彼らの激しい憎悪は、討たれた瞬間に最終皇帝へと流れ込んでしまう。人間たちは最終皇帝が破壊と殺戮の魔王になることを恐れ、永劫の塔へと封印。命を賭して守ろうとしたはずの人間に信じてもらえなかった絶望が、黄金の帝王を生み出した真実だった。
七英雄は、かつて黄金の帝王が脱出した抜け穴を発見する。脱出すると、そこは七英雄の過去だった。どうやら黄金の帝王の罠に落ちてしまったらしい。
一方で皇帝は、黄金の帝王が囚われていた場所で緋色の女帝からもう1つの真実を聞く。
それは、黄金の帝王が闇に堕ちようとした時、邪悪と化す自分を討たせるために残された光を小さな皇子に継承したこと。そして、闇と光で表裏一体の存在である黄金の帝王を討てば、白銀の皇帝も死ぬということ衝撃の事実だった。
それでも討つと死を決意した皇帝は、ついに黄金の帝王を捕らえた。だが、皇帝の剣が黄金の帝王を貫く瞬間、その姿が消えてしまう。
黄金の帝王が消息を絶ってから幾年。皇帝と家臣たちは魔物の侵略に対して必死の抵抗を重ねていた。そこには、皇帝軍の砦を守る1人の少女の姿があった……。
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