2015年4月10日(金)
NHN PlayArtの新作となるPC用MMORPG『ECHO OF SOUL(エコーオブソウル)』の発表会が4月9日に開催されました。この『ECHO OF SOUL』は、韓国・NVIUS Corporationが4年の歳月を掛けて開発した正統派のファンタジーMMORPG。現在、韓国とタイ、中国でサービスが行われており、日本では今年の7月にサービスがスタートする予定です。
本日の発表会では、『ECHO OF SOUL』のゲーム内容に関する解説に加え、ゲームの先行体験会も実施されました。今回のレポートでは、そちらのほうも詳しく紹介させていただきます。
本日の発表会では、電撃オンラインでもおなじみの声優・山下まみさんがMCを務めました。山下さんは本作で、記憶をなくした少女・ヴィルヘルミナのキャラクターボイスも担当されています。また、プレイヤーキャラクターやNPCのボイスを豪華声優陣が演じているので、ゲームの中ではドラマティックなストーリーが楽しめそうです。
▲記憶をなくした少女 ヴィルヘルミナ(声優:山下まみ)。 |
▲共和国の英雄 レギン(声優:子安武人)。 |
▲アルカナの教育係 レヴィナ(声優:能登麻美子)。 |
発表会では最初に、本作のプロモーションムービーがスクリーンにて上映されました。この映像はゲームのディザーサイトでも視聴することができます。
●『ECHO OF SOUL』プロモーションムービー
続いて、NHN PlayArtの代表取締役社長を務める加藤雅樹氏があいさつ。加藤氏は、NHN PlayArtでは4年ぶりの新作MMORPGとなる『ECHO OF SOUL』について、低スペックPCでも十分に楽しめること、とてもユーザーに親切な設計になっていることを強調し、MMORPGに慣れ親しんでいる方もそうでない方も、誰もが手軽に楽しめるタイトルだと、熱く語りました。
続いて登壇したのは、本作の開発会社であるNVIUS CorporationのCEO・金埈成(キム ジュンソン)氏。金氏は、2009年からおよそ100人のメンバーとともに『ECHO OF SOUL』の開発を始めたそうで、すでにサービスを開始している韓国と中国、タイでは非常に高い評価を得ていることを紹介してくれました。
さらに、金氏は『ECHO OF SOUL』の3つの戦略についても語りました。1つ目は低スペックPCでもプレイできること。2つ目はモバイルとの連動。そして3つ目は、多種多様なダンジョンを用意していることだそうです。さらに、日本版へのローカライズにおいて、日本人の性格や習性などを研究し、それに合った調整を行ったそうです。
次に登壇した『ECHO OF SOUL』の運営プロデューサー・鈴木貴宏氏は、本作の内容について詳しく解説してくれました。
▲運営プロデューサーの鈴木氏は、『ECHO OF SOUL』が備えている5つの特徴を解説! |
さらに、プレイヤーが操作するキャラクターとストーリー、そしてゲームの根幹となる“ソウルシステム”の解説が行われました。
●『ECHO OF SOUL』の5つのクラス
ウォリアー(声優:安元洋貴) |
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ローグ(声優:鈴村健一) |
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アーチャー(声優:小清水亜美) |
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ガーディアン(声優:斎藤千和) |
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ソーサレス(声優:井口裕香) |
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本作にはいわゆるヒーラーとなるクラスがなく、全員がアタッカーとなります。また、ウォリアーの“狂乱”と“守護”を筆頭に、各クラスはそれぞれ2つの特性を持っています。これは、レベル10でどちらか1つを選択する形式で、どちらを選んだかでその後に取得できるスキルが変わってきます。
●ゲームの根幹をなすソウルシステム
タイトル名にもある“ソウル”は万物の根源で、ゲームのストーリーやシステム上で重要な役割を持っています。ゲーム中、プレイヤーがモンスターを倒した際には“混沌のソウル”が入手できます。これを浄化すると、希望、純粋、勇気、安息のソウルを得ることができ、それらを使って補助効果(バフ)を得ることができます。さらに、“究極スキル”をパワーアップさせたり、製作材料としても活用することが可能です。
正式サービス開始までのロードマップも提示されました。5月にはクローズドβテストが予定されていますが、それに先立ちフォーカスグループテストが実施され、さまざまなフィードバックを受け付けていく方針となっています。
フォーカスグループテストは、北海道、東京、愛知、大阪、福岡の全国5都市のネットカフェで、5月の土曜日および日曜日に開催予定。日時や会場などの詳細や、参加特典などの情報は、4月22日に公開されるフォーカスグループテスト参加者募集サイトで告知されます。
そして最後に、本作のプロモーションプロデューサーに任命された、グラビアアイドルの今野杏南さんが登場! 今野さんは、4月25日と26日に開催されるニコニコ超会議にも出席予定です。
▲ガーディアンがお気に入りの今野さん。今後、ガーディアン衣装を着てユーザーの前に登場する計画もあるとか!? |
発表会の後は、『ECHO OF SOUL』の先行体験会が行われました。せっかくですのでノートPCでプレイしてみましたが、果たして低スペックでも快適に動くのでしょうか……。
▲キャラクターメイキング画面。顔の造形や髪型、体型やアクセサリーなどが設定できます。 |
▲ローグ、アーチャー、ガーディアン、ソーサレスの4クラスを体験! ノートPCでもストレスなく遊べました。 |
戦闘においては、スキルを連続で入力することで、お手軽にド派手なアクションが繰り出せます。また攻撃スキルには、強襲を仕掛けたり、敵をノックバックさせたり行動不能にさせたり、相手のスキルを止めたりと、さまざまな付加効果が備わっています。それらをうまく組み合わせることで、強敵にも勝てるようになるようですネ。
ダンジョンの深部ではボスが出現! ちなみに、敵がスキルを使用する際には、その足下に赤いマーカーが出現します。これは敵のスキルが届く範囲を示しており、マーカーの外に出ると、相手のスキルを避けることができるのです。このような親切なシステムが、随所に見られました。
発表会の後、『ECHO OF SOUL』の気になる点について、鈴木運営プロデューサーから直接お話をうかがってきました!
――さっそくですが、本作を発表するまでにどのような苦労がありましたか?
鈴木貴宏氏(以下、鈴木):昨年の夏から準備を始めたのですが、本作は韓国でユーザーの意見を濃く反映させて評価を得ているので、そのまま日本に持ってきてもなじまない可能性があると考えました。日本ではゲームパッドに対応したほうがいいとか、さまざまな点を現在進行形で調整しているところです。
――テキストやセリフの翻訳についてはいかがですか?
鈴木:すでに3次翻訳に入っていて、スキルの名前もすでに3回ほど変わっております(笑)。万人向けのゲームを目指しておりますので、難しい言葉を使わず、きちんと日本語として読める文章になるよう努力しています。
――低年齢のプレイヤーでも気軽に楽しめそうですが、どのくらいの方をターゲットにしているのでしょうか?
鈴木:だいたい30歳ぐらいの、現在オンラインゲームを楽しんでいる世代の方であれば、基本的に楽しいと感じていただけると思います。システム的な面でも難しい点はないので、すぐに慣れていただけると思います。もちろん、今までMMOをプレイしたことがない方でもすぐに楽しんでいただけます。
――キャラクターの成長については、どのような方針で調整されているのでしょうか?
鈴木:レベルリングが非常に簡単だとは言えませんが、だいたいの目安としまして、毎日2時間プレイして、レベル上限までだいたい1カ月半くらい掛かると思います。
――それほど大変というわけではなさそうですね。レベル上限はいくつなのでしょうか?
鈴木:レベル60です。ただ、レベルキャップのほうは今後のアップデートでどんどん変わっていく予定です。
――高レベルのプレイヤー向けには、どのようなコンテンツがあるのでしょうか?
鈴木:エンドコンテンツについてですが、まず『EOS』にはかなり多くのダンジョンがあります。その中に“無限ダンジョン”というのがあるのですが、そこで装備を入手し、さらに難易度の高いダンジョンに挑戦する形になります。
また、高難易度のダンジョンにはストーリー上でも重要な場所があったりします。レベル60になると究極スキルも使えるようになりますし、さらに戦闘の幅が広がっていきます。
――PvPもエンドコンテンツの1つとなるのでしょうか?
鈴木:実質的にエンドコンテンツではありますが、PvPが好きではない方にとってはほとんど関係ありません。なぜなら、PvE用装備とPvP用装備が分かれて存在しているからです。どんなに強いPvE用装備でも、PvPでは勝てないと思います。
――PvPが好きな方とそうではない方で、くっきりと住み分けをしているのですね。MMO経験者のみならず、初心者の方でもプレイしやすく思います。
鈴木:今後のアップデートに関しましても、上位のコンテンツをすぐに実装しますとプレイヤー間で差が出てしまいますので、そういったものは様子を見ながら少しずつ日本に持ってくる予定です。
――今後が楽しみです。本日はありがとうございました。
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