2015年4月14日(火)

『あんさんぶるスターズ!』女だらけの開発者座談会!? キャラ制作秘話&裏話がてんこ盛り!

文:まり蔵

 スマートフォン用アプリ『あんさんぶるスターズ!』の開発スタッフによる座談会をお届けします!

『あんさんぶるスターズ!』
『あんさんぶるスターズ!』

 『あんさんぶるスターズ!』は、Happy Elementsが今春の配信を予定しているiOS/Android用アプリ。総勢30名の男性アイドルの卵を育てていく、アイドル育成プロデュースゲームです。電撃Appでは本作の特集を展開中で、これまでにゲーム内容や全キャラクターの紹介、声優インタビューなどさまざまな記事を掲載しています。

 今回、京都にあるHappy Elements本社に伺って、開発陣にいろいろとお話を伺いました。ストーリーやシステムはもちろん、オススメのキャラクターや制作秘話などを語っていただきましたので、本作が気になっている人はぜひご覧ください!

【座談会メンバー】

企画原案兼イラストレーター・Kさん
コンテンツディレクター・Tさん
メインイラストレーター・Mさん
メインアニメーター・Wさん

『あんさんぶるスターズ!』
▲皆さん、同じデザインのあんスタパーカーを着ての参加でした!

■ストーリーは少年漫画のような熱いシナリオが展開!

――まずは『あんさんぶるスターズ!』を作ることになったきっかけを教えてください。

企画原案兼イラストレーター・Kさん(以下、企画Kさん):私は前作にあたる『あんさんぶるガールズ!』の開発にもかかわらせていただいていまして。『あんさんぶるガールズ!』の魅力は、ボリュームのあるシナリオやわいいキャラクターたちだと思うんですね。そういったゲームが女性向けにあったら、喜んでいただけるのではないか、とずっと思っていました。そうしたら、今から1年半くらい前に『あんさんぶるガールズ!』のような女性向けゲームを作ってみないかという話が出まして。もう、意気揚々と企画書を作りました(笑)。

――『あんさんぶるスターズ!』のゲーム内容についてご説明いただけますでしょうか?

企画Kさん:アイドルのプロデュースをメインとした学園モノです。従来のアイドルプロデュースゲームと違うところは、アイドル要素のある“学園モノ”ということがベースにある点だと思います。魅力は、やはり32人の個性的なキャラクターと、そんな彼らが活躍する物語です。シナリオは『あんさんぶるガールズ!』と同様に、日日日(あきら)さんに書いていただいています。また、Live2Dを入れたことでキャラクターたちがかなり“ぬるぬる動く”ので、アニメを見ているような気分にもなれると思います。

メインイラストレーター・Mさん(以下、イラストレーターMさん):シナリオ面では、“アイドル”、“学園”、“青春モノ”という、一見バラバラになってしまいそうな要素を日日日先生がすごくいい塩梅にまとめてくださっています。実は少年漫画のような展開がありまして、生徒たちが協力しながらとあることを成し遂げていくところなど、私はすごく胸が熱くなりました。

コンテンツディレクター・Tさん(以下、ディレクターTさん):女性向けのイメージで推しているので、「恋愛要素がいっぱいあるのかな?」と想像されている方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、実際はMさんが言うように、少年漫画のほうに近い感じです。ぶつかり合ったり、一緒に壁を乗り越えたり……そういう熱いシナリオを楽しんでいただけると思います。

――『あんさんぶるガールズ!』と『あんさんぶるスターズ!』の関係性について気になっている方も多いと思いますは、この2作につながりはあるのでしょうか?

ディレクターTさん:世界観の設定は、共通している部分を盛り込んでいます。同じ世界というよりは、ちょっと離れたところにある感じ、でしょうか。『あんさんぶるガールズ!』のユーザーさんがプレイすると、クスっと笑えるような小ネタがあると思います。やはりどちらもシナリオを日日日さんが書かれているので、主人公が転校生というところなど、リンクする部分は多いですね。前作をプレイしてくださっている方は、そういう部分を見つけていただくのも楽しみの1つになるんじゃないかなと思います。また、『あんさんぶるガールズ!』制作チームとコラボなどの案も前向きに検討していますので、楽しみにしていただけると幸いです。

『あんさんぶるスターズ!』
『あんさんぶるスターズ!』

■開発スタッフのお気に入りキャラクターは?

――それでは、ここからはキャラクターについて伺いたいと思います! 32人というとかなり大人数に感じるのですが、各キャラの設定などはどうやって決められたのでしょうか?

ディレクターTさん:まんべんなく王道っぽいキャラクターから、かなりマニアックなキャラクターまでいろいろな魅力のキャラクターを考えていき、意外とすんなり決まりました。より内面的な部分に関しては、日日日さんのシナリオでしっかり形ができていったという感じでしたね。

――苦労した点はありますか?

ディレクターTさん:ユーザーのみなさんに愛していただけるような絵柄という点では、ビジュアル面で結構何度も練り直したキャラクターもいます。イラストレーターが数人かかわっているので、それぞれのこだわりなどもあって、どこを終着点にするか見つけていく作業は大変でしたね。

――では、みなさんが個人的に推しているキャラクターを教えてください!

企画Kさん:私は、ユニット“Trickstar”の1人である遊木 真くん(声:森久保祥太郎さん)をすごく推しています。彼は子どもの頃から芸能活動をしていて、それゆえにいろいろな悩みを抱えている……そんなアイドルの葛藤が見られるんですね。本編のなかで“Trickstar”の仲間と一緒に悩みに立ち向かっていく姿は輝いていますよ。見た目も振る舞いも明るそうなキャラクターなんですが、実は結構ナイーブなんです。

『あんさんぶるスターズ!』

ディレクターTさん:私の場合は、キャラクター作りに深くかかわったのと、贔屓目では見ないようにしていたので、推しキャラがいないんですよね。

企画Kさん:わー、大人!(笑)

ディレクターTさん:どちらかというと、みんな自分の子どもたちみたいな感じです(笑)。シナリオでもキャラクターたちそれぞれの関係性がしっかり描かれているので、みんなで仲よくしている雰囲気が一番魅力的かなって思っています。

メインアニメーター・Wさん(以下、アニメーターWさん):そうですよね。上がってくるイラストを見ていると、みんな好きだなって思います。ですが……私は“流星隊”のなかの、めちゃくちゃ不思議キャラである深海奏汰くん(声:西山宏太郎さん)っていう子を推したいと思います。作品中でも“三奇人”の1人と呼ばれるほど、かなりぶっ飛んでいるキャラクターです。彼のプロフィール自体もかなり意味がわからないんですが(笑)、その謎めいたところが魅力的かなと。私はキャラクターについて考察していくのが好きなので、一体次はどんな顔を見せてくれるんだろうと、考えるのが楽しいキャラクターですね。

『あんさんぶるスターズ!』

イラストレーターMさん:これは複数人でもいいんですか!? 推したいキャラクターがいっぱいいて決めきれなくって(笑)。

――もちろん、大丈夫です!

イラストレーターMさん:では、アイドルとして一番推したいと思うのは“Trickstar”の氷鷹北斗くん(声:細谷佳正さん)です。設定的にも両親が芸能人というサラブレッドかつ、見た目もクールな王子様系なんですよ。でも、シナリオを読み進めていくと、一見恵まれているような環境に思えても、両親とうまくいっていないことをはじめ、さまざまな難関が待っていて……。また、“Trickstar”のメンバーがわりと自由人なので、北斗くんもやや天然なのにもかかわらず健気にまとめようとしているんですよ(笑)。彼くんはアイドルとして成長したいという気持ちもすごくあるし、ストイックに不器用に頑張っているところを見ていると、すごく応援したくなります。

『あんさんぶるスターズ!』

 そしてもう1人は、仙石 忍くん(声:新田杏樹さん)っていう忍者キャラの子がいまして。設定だけでもおもしろいんですが、これがまたダメな忍者なんですよ……。「高いところダメ系の忍者でござるから」とか言ってしまうんです(笑)。そんなダメっぷりがひたすら愛しいですね。

『あんさんぶるスターズ!』

――そ、それは、かわいいですね(笑)。かなり個性的なキャラクターがそろっていますが、開発陣的にどの子が人気になりそうだと予想していますか?

イラストレーターMさん:大神晃牙くん(声:小野友樹さん)や、朔間 零くん(声:増田俊樹さん)かな?

ディレクターTさん:唯一のオレ様キャラが大神くんなんですよね。ビジュアル的には結構イケイケな感じですけど、シナリオでは結構かわいい部分が見られると思います。あと、零くんは自称吸血鬼なのですが(笑)、学園の中でもわりと年長者なので落ち着いた雰囲気です。大神くんと同じ軽音部かつ、同じ“UNDEAD”のリーダーとして、みんなの統率をとっているんですよ。大神くんがわめき散らしているのをたしなめたり、おしおきしてあげたりしているので、2人の関係性もおもしろいかなと思います。

『あんさんぶるスターズ!』
『あんさんぶるスターズ!』

――ギャップの話が出ましたが、他に見た目と中身にギャップのあるキャラクターはいますか?

ディレクターTさん:『あんさんぶる』シリーズでは、キャラクターの見た目と中身のシナリオにおけるギャップのある子が総じて多いですね。制作が最初に想定していた子から、シナリオで変貌を遂げるキャラクターまでいろいろといますが、どの子もインパクトはあると思います。そのなかで強いて挙げるなら……。

一同:鳴上 嵐ちゃん(声:草摩そうすけさん)ですかね?

アニメーターWさん:嵐ちゃんはオネエキャラなんですけど、すごいイケメンなんですよ。でも、よーく見たらビジュアルもちょっとオネエかな? 私はゲームの制作に後半で加わったので、最初に嵐ちゃんのことを知った時は衝撃でした。それで特に気にしていたんですが、上がってくるイラストと日日日さんのシナリオが、オネエだけどイケメン……イケメンだけどオネエ……と、いい意味で混乱する感じで(笑)。かなり表情豊かでおもしろいですよ。

イラストレーターMさん:開発チームのなかでの呼び方も、かなり変わりましたよね。最初は“鳴上くん”、そして“嵐くん”。ここまではいいんですけど“嵐くんちゃん”になって最終的には“嵐ちゃん”に(笑)。

アニメーターWさん:へええ! 途中“嵐くんちゃん”だったんですね(笑)。

ディレクターTさん:ギャップ萌えかと聞かれるとちょっと違うかもしれませんが、見た目と中身のギャップでインパクトがあるのは嵐ちゃんですよね。

『あんさんぶるスターズ!』

イラストレーターMさん:あと守沢千秋先輩(声:帆世雄一さん)ですかね? 元々ヒーローに憧れる熱い先輩だったんですけど、方向性はそのままだけど、想像していた以上に熱い人になりましたよね。出会い頭に抱擁しちゃうくらい、熱い感じになったのには衝撃でした(笑)。

『あんさんぶるスターズ!』

アニメーターWさん:インパクトでいうと、姫宮桃李くん(声:村瀬 歩さん)もなかなかじゃないですか? 見た目はかわいらしいのに「家畜ども~☆」とか言っちゃいますし。

ディレクターTさん:確かに、見た目よりだいぶ口が悪いですね(笑)。

『あんさんぶるスターズ!』

■豪華声優陣によってキャラクターたちがより魅力的に!

――『あんさんぶるスターズ!』は声優キャストもかなり豪華ですが、ボイスを聞いてみて特に印象的だった方はいますか?

イラストレーターMさん:やはり日々樹 渉さん(声:江口拓也さん)の印象が強いですね。

ディレクターTさん:ああ、そうですね。日々樹さんは、先ほども出ました“三奇人”の1人で、演じられた江口さんがとてもノリノリでやってくださったのを覚えています。

『あんさんぶるスターズ!』

イラストレーターMさん:初めて声を聴いた時に「まさに日々樹さんだ!」と、すごくテンションが上がりました。あと、声がついたことでキャラクターがよりおもしろくなったのは、朱桜 司くん(声:土田玲央さん)だと思います。彼は育ちがいいおぼっちゃまで、英語の発音がとてもいいという設定なんですよ。例えば「お姉様のHeartsを独占しているのです」とか。

『あんさんぶるスターズ!』

ディレクターTさん:土田さんはそんなに英語が得意ではなかったそうなんですけど、声楽担当教諭・椚 章臣役の駒田 航さんが英語が堪能な方で、いろいろと助けていただきました。それはもう、英会話レッスン並みに(笑)。

アニメーターWさん:そんな裏話があったんですね。

ディレクターTさん:駒田さんのお陰で、英語が流暢な司くんが実現できました。本当にありがとうございました!

企画Kさん:あと、朔間 零くんのキャラがちょっとおじいちゃんっぽいので、大丈夫かなと思っていたんですよ。そこは、増田さんがしっとりと演じてくださったので、ミステリアスな感じが出てよかったなぁと思いました。

ディレクターTさん:瀬名 泉くん(声:伊藤マサミさん)も印象深いですね。モデルをやっていて体の線も細かったので、声も高めかなっていうイメージがあったんですよ。でも、演じてくださった伊藤さんの声が低めだったので、重みのあるキャラクターに印象が変わりましたね。

『あんさんぶるスターズ!』

企画Kさん:朔間凛月くん(声:山下大輝さん)も同じ感じですよね。声は結構かわいい系になるのかなと思ったんですが、気だるげなカッコイイ感じになりました。これはドキドキしちゃいますよ!

『あんさんぶるスターズ!』

イラストレーターMさん:私、南雲鉄虎くん(声:中島ヨシキさん)もボイスを聴いてすごく好きになりました。熱血系で男の中の男を目指している後輩なんですけど、主人公を「姉御」って呼んでついて来てくれる感じが、ボイスと相まってすごくかわいくて!

『あんさんぶるスターズ!』

ディレクターTさん:ボイスを録る前に声優さんが固めて来られたイメージと、こちらのイメージをすり合わせるんですけど、中島さんの場合は第一声から体育会系の元気いっぱいな雰囲気でドンピシャでした。その声とLive2Dでキャラクターに動きがついた時に、よりキャラクターに現実味が出てきておもしろかったですね。

企画Kさん:声優さんだけでなく、出演者のなかには俳優さんも多いんですよ。ボイスの収録自体もこの作品が初めてという方が結構いらっしゃって、新鮮だったという声をいただきましたね。

■ゲームのメインはアイドルの育成! 目で見て楽しめる“ライブ”シーンも

――キャラクターの衣装も、アイドルらしいものからオシャレ系まで多彩ですよね。

ディレクターTさん:そうですね、8つのユニットごとに特色やテーマ性があるので、そういったところでも楽しんでいただけるとうれしいですね。

イラストレーターMさん:わりとベタなアイドル衣装なのは“Trickstar”くらいで、他は違いますよね?

ディレクターTさん:ファンタジーっぽいもの、特撮っぽいものなど、おもしろそうなジャンルを積極的に詰め込んでいます。ゲーム内のイベントごとに、ユニットを掘り下げるような内容のものをやりたいと考えています。

――みなさん個人のオススメユニットはありますか?

イラストレーターMさん:うーん、難しいですね。ビジュアルでかっこいいなと思うユニットと、頑張れって応援したくなるユニット、かわいがりたいユニットで変わってくるといいますか……。

企画Kさん:プロデューサーとして育成して応援するのが目的だから、一番応援してほしいユニットを選んでいただくのがいいんじゃないかなって思います。

ディレクターTさん:育成するキャラクターはユーザーさんが自由に決められるので、そこでユニット推しみたいな遊び方もできますよね。そこはシステム的な話になりますが。

――システムのお話が出ましたので、その点についても伺いたいと思います。本作ではどのような遊びができるのでしょうか?

企画Kさん:メインは育成ですね。どのような“レッスン”をするのかというのを軸に、レッスンをした結果が“ライブ”に反映されるという感じです。主人公がプロデュース科の学生ということが根幹にあるので、キャラクターたちをプロデュースしていく部分を大事にしています。

イラストレーターMさん:“レッスン”や“プロデュース”の部分でも、キャラクターとの会話は多いんですよ。

ディレクターTさん:そうですね。育成面ではシミュレーション要素が結構入っています。ライブは自分が育てたキャラクターが力を発揮する発表会みたいなイメージで、目で楽しめるように華やかさに重きを置いています。

企画Kさん:ゲームの目的自体はプロデュースなのですが、他にもいろいろとコレクションしていく楽しみもあります。アイドルの衣装も種類があって、育てていくとどんどん増える仕組みなんですね。自分の好きなキャラクターに好きな衣装を着せて、それがLive2Dやミニキャラとしてアニメーションするところも楽しんでいただきたいですね。

『あんさんぶるスターズ!』

アニメーターWさん:ミニキャラを動かすのは本当に大変でした……。ぶっちゃけ、日々樹さんはもう触りたくないです(笑)。

イラストレーターMさん:やっぱりアイドルだからダンスをしなきゃいけないよね、というのは企画の段階からありまして。それでミニキャラがすごく踊るゲームになりました。

アニメーターWさん:そうなんですよ。ダンスを作ってくださいと言われたんですが、私、体育なんてずっと評価2でしたし、ダンスなんて一切できなくて……(笑)。Tさんに泣きつきましたね。

ディレクターTさん:“アイドルらしいダンス”というのも漠然としていますからね……。現実にいるアイドルを参考にするにも、その方の持つ雰囲気や魅力でパフォーマンスされているので、そこを表現するのがなかなか難しかったです。

アニメーターWさん:アイドルだから絶対に正面(ファンの方)を向いていないといけないという制約もあったので、衣装など細かい部分にも一切ごまかしがきかなかったんです。イラストレーターさんにも何度も修正していただくなど、かなり苦労をかけました。Mさんに“2wink”の衣装を作ってもらった時も、すごくお待たせしましたよね……。

イラストレーターMさん:ああ、サルエルパンツの部分ね!(笑)

ディレクターTさん:ミニキャラになるとデフォルメする部分があるので、イラストではデザインを凝りたいけれど動かすことも考えないといけない、というジレンマはありました。

『あんさんぶるスターズ!』

■ゼロから作り上げたLive2Dによるキャラクターの動きは必見!

――いろいろと苦労話が飛び出しましたが、開発において一番大変だったことは何でしたか?

イラストレーターMさん:Live2Dですかね? 知識がまったくないところから頑張ったと思います。

ディレクターTさん:Live2Dは弊社的にも新しい試みだったのですが、まず機能を覚えるところから始めて、人としての動きやキャラクターとしてコミカルに見える表現から考えていったので、手探りの期間が長かったですね。キャラクターのイラストとLive2Dは別で描き起こしているので、いかにその差をなくしていくかという調整も難しかったです。

アニメーターWさん:結果的に、すごく自然になりましたよね。斜めを向いた顔とか、本当に斜めを向いているように見えて。

イラストレーターMさん:ここまでLive2Dにこだわった女性向けのゲームアプリはなかなかないと思います。

ディレクターTさん:ストーリーやセリフに合わせてその都度その都度、喜怒哀楽が変化して動くので、見ていて飽きないと思います。

イラストレーターMさん:正直Live2Dを導入する時に、「立ち絵で変化を付けたほうが完成度が高くなるのでは?」という意見もあったんです。でも、実際にLive2Dで完成したものを見ると、キャラクターが“生きている”と思うくらい自然に動くので本当に驚きました。例えば、あるキャラクターが怒るとグッと前のめりになるなど、臨場感がすごいんです。

企画Kさん:そうですね。これまでにゲームアプリをあまり遊んだことがない女性ユーザーさんにもぜひ触っていただいて、Live2Dの臨場感を体験していただきたいですね。

『あんさんぶるスターズ!』
『あんさんぶるスターズ!』

――最後に、『あんさんぶるスターズ!』の配信を楽しみにしているユーザーさんへメッセージをお願いします!

ディレクターTさん:世界観やシナリオの面で『あんさんぶるガールズ!』のように、主人公は転校生の立場で学園の生徒を助けて、学園内のトラブルに巻き込まれてしまう体質みたいなところがあります。『あんさんぶるガールズ!』をプレイしていただいている方には、共通点や新しいところを探していただきながら楽しんでいただけるものになっていると思います。もちろん、初めて『あんさんぶる』シリーズをプレイしていただくみなさんのために、作品世界へ入りやすいカジュアルな表現やキャラクターを意識して制作しました。ですので、気負わずに楽な感じで始めていただけるとうれしいです。

アニメーターWさん:ぜひミニキャラがいっぱい動いたり、ダンスをしたりするところに注目していただけるとうれしいです。リリース前からサンプル版をずーっとプレイしているくらい、自分自身も楽んでいます。完成度は高いと思いますので、ぜひ遊んでください。無料で遊べますので!

イラストレーターMさん:大事ですね(笑)。主人公は学園のなかの唯一の女の子なので特別な存在ではあるのですが、男の子たちも主人公を一緒に頑張る仲間として見てくれるので、すごく青春できるゲームです。その距離感も心地いいと思います。ぜひプロデューサーとしてみんなを輝かせてください!

企画Kさん:シナリオを書いてくださった日日日さんをはじめ、制作スタッフはもちろん、いろいろな人の協力があって自分のなかの理想のゲームを作ることができました。また、各メディアにもいろいろ取り上げていただけたので、楽しみにしていただいているみなさんからの期待値が高い状態でリリースできることをすごくうれしく思っています。新しい試みをたくさん入れた、クオリティにこだわったゲームなので、ぜひ遊んでいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

『あんさんぶるスターズ!』

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