2015年4月20日(月)

『スターオーシャン5』の時間軸は『2』と『3』の間。紋章術、幼なじみなど『SO』共通のキーワードは健在!

文:タダツグ

 スクウェア・エニックスとトライエースの黄金タッグが生み出した、人気RPG『スターオーシャン』シリーズ。その最新作である『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』が、PS4/PS3で開発中とのニュースが発表されました!

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲こちらはタイトルロゴ。PSP版『SO1』『SO2』、そして『SO3』の流れを汲んだデザインとなっています。サブタイトルである“Integrity and Faithlessness”には、重大な意味が込められているようですが……?

 初報となる今回は、主要登場キャラや世界観の設定、シームレスで展開するバトルやイベントについての情報をお届け。この記事では『SO』シリーズのイチファンでもあるライター・TDBによる私見も交えながら、それらの情報をあますところなく網羅していきます!

 ちなみに、『SO』シリーズを知らないという方のために歴代タイトル紹介コーナーもありますので、ご安心ください。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

■【開発スタッフ】『SO』シリーズの重鎮たちが集結して開発

 まずは開発スタッフから見ていきましょう。久しぶりのナンバリングタイトルということで、シリーズの生みの親でもある五反田義治氏をはじめ、ファンにとっては神にも等しき豪華スタッフが結集しています。

▼『SO5』メイン開発スタッフ

●ディレクター:小川浩/トライエース

・代表作
『ヴァルキリープロファイル』プランナー
『スターオーシャン3 Till the End of Time』メインプランナー
『インフィニット アンディスカバリー』ディレクター

●シリーズメインコンセプター:五反田義治/トライエース 代表取締役社長

・代表作
『スターオーシャン』、『ヴァルキリープロファイル』シリーズ
R&D LEAD PROGRAMER

●キャラクターデザイン:あきまん/イラストレーター、キャラクターデザイナー

・代表作
『ストリートファイターII』プランナー、キャラクターデザイン
『∀ガンダム』キャラクターデザイン
『コードギアス 亡国のアキト』メカデザイン
『モーレツ宇宙海賊』キャラクター原案
『ガンダム Gのレコンギスタ』メカデザイン

●音楽:桜庭統

・代表作
『スターオーシャン』
『ヴァルキリープロファイル』シリーズなど

●プロデューサー:小林秀一/スクウェア・エニックス

・代表作
『スターオーシャン』、『ヴァルキリープロファイル』シリーズ宣伝プロデューサー
『ラジアータ ストーリーズ』宣伝プロデューサー
『インフィニットアンディスカバリー』ビジネスプロデューサー

 本作では、これまで『SO』に携わってこられた山岸功典さんから、小林秀一さんにプロデューサーがバトンタッチされています。ファンの中には“この人誰?”と、いぶかしく思われる方もいるかもしれませんが、そこはご安心を。

 何を隠そう小林さんは、旧エニックス時代から『SO』シリーズや『ヴァルキリープロファイル』シリーズの宣伝を手掛けてこられた方。氏にとって、『SO』シリーズは非常に思い入れが強いタイトルであるとのことで、最新作を立ち上げるためにプロデューサーとして奮闘されているとのことです。

 この辺りの経緯については、開発スタッフへの直撃インタビューを敢行してきましたので、そちらもお楽しみに。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

 また、『スターオーシャン Till the End of Time(SO3)』でプランナーを担当されていた小川浩さんがディレクターを務めている点にも要注目。

 個人的に、『SO3』の戦闘システムはシリーズ屈指の仕上がりだと思っているので、そのシステムを手掛けた小川さんの手によって、『SO5』の戦闘システムがどのような形になるのか、今から楽しみで仕方がないですね。

 そして、キャラクターデザインをあきまんさんが、音楽はシリーズでおなじみの桜庭統さんが手掛けるというのもファン的には朗報かと。

 お2人とも、ゲームファンであれば知らない人がいないと言えるほどの大御所ですので、どんなデザイン・音楽に仕上げられるのか、今から期待が高まりますね。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲豪華スタッフが結集して開発が進められている『SO5』。それぞれのこだわりがこれでもかと詰め込まれているとのこと!

■【世界観】物語の舞台は銀河連邦未探査領域にある惑星フェイクリード!

 星の海を舞台とした、王道スペースオペラ(※)が展開していく『SO』シリーズ。本作の物語の時間軸は、宇宙歴537年。地球から6000光年ほど離れた、銀河連邦未探査領域にある惑星フェイクリードで展開していきます。

※スペースオペラ:SFのサブジャンルの1つ。簡単に言えば“宇宙を舞台とした冒険活劇”。

 主人公たちが“未開惑星”を冒険し、そこに秘められた未知の技術や秘密に迫っていくということで、シリーズの王道的なストーリーを期待できそうです。

●『SO5』ストーリープロローグ

 宇宙の深淵は、人間たちの平穏を許さないのか──

 地球を飛び出して数世紀、幾多の苦難を乗り込めた人類は、“銀河連邦”の設立と拡大により、統一された秩序と平和を手に入れようとしてきた。

 しかし、ここにまた、新たな争いの火種がくすぶり始めたのだ。

 地球から6000光年以上離れた未開惑星“フェイクリード”。

 多くの事例がそうであるように、歴史のうねりは辺境の一惑星から起ころうとしていた。

・惑星フェイクリード

 銀河連邦未探査領域にある惑星で、文化・技術レベルは地球でいうところの15~16世紀程度。そこに住む人々は“呪印術”と呼ばれる魔術を用い、独自の発展を遂げている。惑星上でもっとも広大な大陸であるヴェスティール大陸に、惑星人口の50%以上が集中しているのが特徴。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲未開惑星であるフェイクリードが冒険の舞台に。

・呪印術

 惑星フェイクリードに伝わる特殊な魔術。肉体に“呪印”と呼ばれる紋様を刻むことで、その呪印に応じたさまざまな効果を発現可能となり、使用者は“呪印術士”と呼ばれる。複雑な呪印ほど高度な魔術となるが、力が暴走しないように制御する精神力も必要となる。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲本作のヒロインであるミキは、治癒の呪印術を使いこなす。

・レスリア王国

 ヴェスティール大陸にある肥沃な大地を領土とする恵まれた大国。四方を囲む大きく長い山脈群が、他国からの侵略を阻む自然の要塞と化している。

 300年以上にわたって、王族であるパーリフ一族による統治が行われており、大陸一の富める強国として発展。しかし、“暗黒の7年間”と呼ばれる事件が発生した後は平和が失われ、恐怖と貧困が蔓延している。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲平和だったレスリア王国は、“暗黒の7年間”をきっかけに混乱が広がっていく。

・スタール村

 レスリア王国の南端に位置する村で、主人公のフィデルたちが暮らしている。海岸に面しており、村民は漁業を生業にして生計を立てている。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲フィデルやミキが生まれ育ったスタール村も、凶暴化した動物たちによって平和を脅かされている。

・暗黒の7年間

 ある日、レスリア王国周辺の動物たちが突如凶暴化し、加えて呪印を持つ“呪印生物”も出現。それらが人々を襲い始めた謎の現象の呼称。王は原因を探るために調査団を派遣したが、根本的な原因はつかめなかった。

 これによって、平和だった国の治安は一気悪化し、強盗などの犯罪も増加。国力は低下の一途をたどった。さらに、治安維持に奔走している隙を隣国に狙われ、戦争状態にまで発展することに……。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲何が“暗黒の7年間”を引き起こすきっかけとなったのか? すべては謎に包まれている。

 意味深なキーワードが多数並んでいますが、注目は“呪印術”ですね。毎度さまざまな魔術が登場するのも『SO』シリーズの大きな特徴。

 『SO1』『SO2』では“紋章術”が、『SO3』では“施術”が、そして『SO4』では“呪紋”が登場しました。その源流はいずれも同じもののようですが、本作の“呪印術”も同様なのでしょうか。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

■【登場人物】レスリア王国の辺境・スタール村の2人が冒険の鍵を握る!

 物語の主人公である青年・フィデルと、その幼なじみであるミキの情報も公開されました。この2人が『SO5』の物語を引っ張っていくことになるようです。

 思えば、『SO1』のラティとミリー、『SO3』のフェイトとソフィア、『SO4』のエッジとレイミも幼なじみという間柄。“主人公とヒロインが幼なじみである”というのは、『SO』シリーズの超王道であると言えますね。

●フィデル・カミューズ(声:石川界人)

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

「失敗してもいつでも支えてやる! だから、僕を信じて立つんだ!」

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

・PERSONAL DATA
性別:男性
年齢:23歳
武器:片手剣
出身:惑星フェイクリード(レスリア王国スタール村)

 ヴェスティール大陸を領土とする、レスリア王国の漁村で暮らす青年。王国内でも有数の剣術士である父の才能を受け継いでおり、暗黒の7年間で凶暴化した魔物から村の治安を守るべく剣を振るう。その実力は人々からも認められており、スタール村の治安維持のために重要な役割を果たすようになっている。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲父親譲りの剣術を駆使して戦うフィデル。バトルでは頼りになる存在となりそうです。

●ミキ・ソーヴェスタ(CV:東山奈央)

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

「フィデル兄、昨日も助けてあげたでしょ。私だって役に立つんだから!!」

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

・PERSONAL DATA
性別:女性
年齢:18歳
武器:杖
出身:惑星フェイクリード(レスリア王国スタール村)

 スタール村でフィデルとともに育った幼なじみ。歳が離れていることもあり、友人というよりは兄妹のようにして育ってきたため、フィデルのことを兄のように慕っている。

 甘えがちで気が強いほうではないが、責任感が強いしっかり者。スタール村では数少ない治癒能力を持った呪印術士で、暗黒の7年間ではフィデルとともに、村のために尽力した。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲幼なじみであるフィデルに全幅の信頼を置いている様子。

 なお、4月23日に発売される電撃PlayStation Vol.589には、フィデルとミキの2人に加え、これまたストーリーに大きく関わる謎の少女の情報も掲載されています。興味がある方はそちらもお見逃しなく!

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲注目! 今回届いた写真にはフィデルとミキ以外の人物の姿も映り込んでいます。この素晴らしいヒップをお持ちの女性は何者なのでしょうか?
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲どことなく魔女っ娘ルックな衣装にも目を引かれます……。
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲金髪のイケメンもバトルに参戦! フィデルと同様、剣を使用して戦うようです。こちらは様式の整った騎士を思わせる出で立ちですが、レスリア王が派遣したという調査兵団の人間なのでしょうか?

■【宇宙歴】星の海の物語が刻まれる独自の暦

 『SO』シリーズの世界では地球人類は宇宙へとその活動の場をうつし、銀河連邦を築いているなど、“宇宙歴”と呼ばれる独自の設定が設けられています。

 ここでは参考として、その歴史を年表形式で掲載しました。こちらを見れば、『SO1』~『SO4』までの時代設定や、『SO5』の物語がどの時点での出来事を描いているのかが一目瞭然です!

●宇宙歴年表

西暦1957年……ソビエト連邦の人工衛星スプートニク1号の打ち上げ成功
西暦1961年……ソビエト連邦のガガーリン、人類初の宇宙飛行に成功
西暦1969年……アメリカ合衆国のアポロ11号、人類初の月面着陸に成功
西暦2064年……第三次世界大戦。地球のほとんどが2週間で放射能汚染、休戦状態に
西暦2087年/宇宙歴元年……トリラス・バークタイン博士による“ワープドライブ実験”が成功。後に、この年が宇宙歴元年と制定される
宇宙歴10年……SRF(第一次宇宙開拓隊)が宇宙への第一歩を踏み出す(『SO4』)
宇宙歴12年……未開惑星保護条約の成立
宇宙歴207年……地球にて“量子転送機”の発明
宇宙歴346年……惑星ロークで石化病が発生。地球連邦所属のロニキス、イリア両氏により“紋章術”が発表される(『SO1』)
宇宙歴360年……地球連邦、銀河連邦に改称
宇宙歴366年……十賢者がエタニティスペースから脱出し、惑星エクスペルに不時着(『SO2』)
宇宙歴368年……惑星エディフィスでムー大陸人の遺産であり、人類の文明を管理していたマザーコンピュータが発見、破壊される(『SO ブルースフィア』)
宇宙歴371年……惑星エクスペルにて、ノイマン博士により“マナクリーナー”が開発される
宇宙歴537年……地球にて、クルップ博士により“重力ワープ”が開発される
宇宙歴652年……銀河連邦、クラウストロ人と接触
宇宙歴704年……銀河連邦、クリエイションエネルギーの実用化に成功
宇宙歴710年……銀河連邦、アールディオン帝国と接触、戦争勃発
宇宙歴732年……戦闘艦ディグレムによる、クリエイションエネルギーの暴走事故が発生。惑星が1つ消滅
宇宙歴752年……惑星ストリームにて、ロキシ・ラインゴット博士らがタイムゲートを調査
宇宙歴772年……惑星国家バンデーンが惑星ハイダを襲撃し、銀河連邦と交戦状態に(『SO3』)

 上記を見ると、『SO5』は『SO2』と『SO3』の間に位置する物語となることがわかります。フィデルやミキの冒険が惑星フェイクリードに、そして星の海の歴史にどのような影響を与えていくのか、今から気になるところ。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

■【戦闘&イベント】『SO5』の事象はシームレスで展開

 シリーズ伝統の爽快感あふれるアクションシーンや、イベント展開のについての情報も到着。中でも印象的なのは、本作のバトルやイベントなどは、シームレスで進行するという点です。

 フィールドを歩いていれば、そのままリアルタイムでバトルやイベントが発生。これまでの『SO』シリーズのように“敵とエンカウントすると専用フィールドに移行してバトルスタート”となるわけではありません。

 また、イベント中に突然バトルが発生することもあり、プレイヤーの選択や戦闘の勝敗によっては、イベントの内容や結末が分岐する可能性もあるとのこと。これまでにない独特なテンポと、1秒先で何が起こるかわからない、緊張感のあるバトルが楽しめそうです。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲シリーズ初となるシームレスバトルを採用し、『SO5』のバトルはさらなる進化を遂げる!

●シームレスリアルタイムバトル

 『SO』シリーズの代名詞ともいえる、アクション性の高いバトルは本作でも健在! 本作では戦闘やイベントがシームレスで展開されることもあり、システムは従来シリーズから再構築+新システムが追加されたものとなるようです。現在判明している情報としては以下の通りです。

★バトル情報

・バトルでは多人数を操作可能。操作キャラはボタン1つでいつでも自由に変更できる。

・キャラクターごとの攻撃パターンやスキルに対し、従来シリーズ以上に個性があるため、戦略的かつ迫力のバトルが楽しめる

・通常攻撃は近距離/遠距離でアクションが変化。ボタンを連続で押すとコンボが発動する。

・スキルは従来シリーズから継承されているものも多く、通常攻撃と同様、距離によって発動するスキルが変化する。

・スキルはいつでも通常攻撃に織り交ぜて用いることが可能。

 よりアクション性が増したシームレスリアルタイムバトルに期待大! 特に“プレイヤーの操作や選択でイベントやバトルの結末が変化”するというのは、いったいどれほどの変化になるのか個人的に気になります。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲イベントの途中で村を盗賊団が襲撃してくる……といったシチュエーションも。ここでの勝敗が、その後の流れに影響を及ぼす可能性も!

 また、“攻撃パターンやスキルごとに個性がある”というのも、見逃せない特徴。イチファン目線で考えると、『SO3』の3すくみが盛り込まれたバトルが思い出されますね。

 ざっくりと解説しますと、『SO3』には小攻撃、大攻撃、プロテクトの概念があり、“小攻撃は大攻撃を邪魔できるが、プロテクトに弾かれる”、“大攻撃はプロテクトを破れるが小攻撃に邪魔されやすい”、“プロテクトは小攻撃を無効化できるが、大攻撃に弱い”といった要素がありました。

 『SO5』にも、こういった概念が盛り込まれている可能性は高そうですが、実際のところはどうなのでしょう。前述しましたたが、筆者は個人的に『SO3』の戦闘システムにどっぷりとハマったクチですので、『SO5』の戦闘システムに否が応でもワクテカしてしまっています。続報が楽しみ!

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲ファンにはおなじみのスキルも多数登場するとのこと。フィデルが繰り出しているのは、『SO3』に登場するフェイトのスキル“バーティカル・エアレイド”と酷似しています。

[CEHCK]『スターオーシャン』シリーズを読み解くためのキーワード

 シリーズの金字塔である『SO1』の発売から、今年で19年目を迎える『SO』シリーズ。ここでは、ナンバリングタイトルについての簡単な振り返りと、その世界観を読み解くためのキーワードを掲載します。読めば、『SO』シリーズの壮大な世界観を把握するのに役立つこと間違いなし!?

●作品01:『スターオーシャン』
ハード:SFC 発売日:1996年7月19日

 1996年、スーパーファミコンの円熟期に発売されたシリーズ第1作目(PSP版は2007年に発売)。アクション要素を盛り込んだ戦闘システムや、壮大なSFストーリーで多くのゲームファンを魅了し、今なお多くのプレイヤーに愛されている。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲時空を超えた壮大なストーリー展開に魅入られたファンは多数(写真はPSP版)。

・ラティクス・ファーレンス

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲惑星ロークの辺境の村・クラトスの自警団に所属する青年。愛称はラティ。

・ミリー・キリート

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲回復の法術を使用するヒロイン。幼なじみであるラティに淡い気持ちを寄せる。

●作品02:『スターオーシャン セカンドストーリー』
ハード:PS 発売日:198年7月30日

 1998年にPSで発売されたシリーズ第2作(PSP版は2008年に発売)。より洗練された戦闘システムと、膨大な数のアイテムクリエーションやプライベートアクションで、シリーズの人気を不動のものとした。クロードとレナの2人から主人公を選べるダブルヒーローシステムも好評。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲ゲームの基本的な部分は、本作でほぼ完成されたといえる(写真はPSP版)。

・クロード・C・ケニー

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲銀河連邦軍の少尉。任務中に事故で惑星エクスペルに飛ばされ、レナと運命的な出会いを果たす。

・レナ・ランフォード

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲未開惑星エクスペルのアーリア村に住む少女。エクスペルでは唯一、治癒の力を使いこなす。

●作品03:『スターオーシャン Till the End of Time』
ハード:PS2 発売日:2003年2月27日

 2003年3月にPS2で発売された。現在のところ、宇宙歴のもっとも未来の物語が描かれた作品。ラストシーンのカタルシスは、今なお多くのRPGファンの語り草になっている。なお、翌2004年にはディレクターズカット版も発売された。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲爽快感と戦略性を両立させた戦闘システムは、今なお高い評価を得ている。

・フェイト・ラインゴッド

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲“ディストラクション”と呼ばれる破壊の力を持つ主人公。剣技にも長けている。

・ソフィア・エスティード

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲空間を繋ぐ“コネクション”の力を持つ少女。幼なじみであるフェイトに好意を抱いている。

●作品04:『スターオーシャン4 THE LAST HOPE』
ハード:Xbox360/PS3 2009年2月19日

 2009年2月にXbox 360で発売された作品(PS3版は2010年2月に発売)。宇宙歴の黎明期を舞台とした物語が展開していく。敵の視界外に逃れてスキを突く“サイトアウト”を駆使した、スピーディなバトルシーンが特徴。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲使用キャラをチェンジしながら戦うバトルシーンも話題に(写真はPS3版)。

・エッジ・マーべリック

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲第1期宇宙開拓隊 (SRF)に志願し、星の海に飛び出した青年。前向きな性格。

・レイミ・サイオンジ

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲エッジの幼ななじみで、第1期宇宙開拓隊 (SRF) に選出されたお嬢様。

★キーワード:宇宙歴

 西暦2091年に太陽系の3号星である地球で制定された年号。銀河連邦の標準年号にもなっている。トリラス・バークタイン博士が亜空間ワープシステムを開発し、光速を超える速度での恒星間移動が可能となった年を基準にして制定された。

 地球人初の超高速恒星間移動が行われたこの年からちょうど4年後の3月7日に、当時の地球連邦はこの記念すべき年である西暦2087年を、宇宙歴元年と制定した。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲人類が宇宙に進出したことをきっかけに、宇宙歴が制定されることに(写真はPS3版『SO4』)。

★キーワード:銀河連邦

 地球を中心に据えた巨大な連邦組織。総計して大小数百種類に及ぶ知的種族がこの銀河連邦に所属している。現在の深宇宙探査(片道2年間程度)ではセクターθ(シータ)を中心に、4000光年~6000光年となっており、セクターθ以外にも探査が進められている。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲当初は地球連邦と呼称されていたが、規模が拡大したことをきっかけに銀河連邦と名称を変更することになった(写真はPSP版『SO1』)。

★キーワード:未開惑星保護条約

 いまだに文明の発達していない惑星を保護するために作られた条約。

 高レベルな文明の接触は、その星の歴史そのものに大きく干渉してしまう可能性が高く、銀河連邦に所属している人物および勢力は、明確な生命の危機に瀕した場合は除き、たとえ誰であろうとこの条約を守ることが義務付けられている。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲未開惑星での探索・発見が、人類にとって大きな転機となる局面も(写真はPS3版『SO4』)。

★キーワード:紋章術

 宇宙歴346年に、未開惑星であったロークにて発見された技術。紋章と呼ばれる特定の韻と印、そして精神力の3つを流し込むことにより、特別な現象を引き起こすことができる。

 術ごとに異なる特定の紋章が描かれた場が必要となるため、紋章術士の中には、自らの肉体そのものに紋章を刻み込んでいる者も多い。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲肉体に紋章を刻み込むのは、紋章術にも呪印術にも共通している要素(写真はPS3版『SO4』)。

★キーワード:フェイズガン

 銀河連邦において、基本的に使用されている個人用の銃器。目標となった物質に向かって強力なエネルギーを放出することにより、分子結合を破壊する効果を持つ。ビームの焦点を絞ることで威力の調節を行うことが可能。

 人間型生物が気絶するだけの威力を持つ麻痺モードから、車程度の大きさの物質を完全に蒸発させる気化モードまでの調整が可能となっている。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲『SO2』ではクロードがレナの前でフェイズガンを使用したことにより、光の剣を持つ勇者と誤解されるといったエピソードも(写真はPSP版『SO2』)。

★キーワード:惑星ストリーム

 古代から存在していたと思われる謎の惑星。遥かな古代に何らかの文明が存在した形跡を残しており、その遺跡の一つに時を司る遺跡“タイムゲート”が存在する。

 この遺跡を利用することで時間の壁を超えることができるため、惑星を中心とした半径5光年以内の宙域への侵入が一切禁止されており、周辺宙域は絶えず無数の銀河連邦戦闘専用艦により監視されている。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
▲『SO1』、そして『SO3』では、このタイムゲートが物語の大きな鍵を握った(写真はPSP版『SO1』)。

 ここまでたくさんのスクリーンショットを交えながら、『SO5』の情報をお伝えしてきたが、いかがでしたか?

 まだまだ情報が足りない! という方のために、電撃オンラインでは開発スタッフへのロングインタビューも掲載中ですので、こちらもご覧ください。

『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』

データ

▼『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PS4
■ジャンル:RPG
■発売日:未定
■希望小売価格:未定
▼『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PS3
■ジャンル:RPG
■発売日:未定
■希望小売価格:未定

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