2015年4月18日(土)
博打打ちの喧嘩屋を演じる福山潤さんインタビュー完全版! 明治吸血奇譚『月夜叉』弥生の巻 八城隼人
日本の吸血鬼“夜叉”との物語を描くシチュエーションCD、明治吸血奇譚『月夜叉』。6枚連続リリースされてきた最終巻の本作で、ひょうひょうとしたムードメーカー・八城隼人を演じた福山潤さんの収録後コメントをお届け!
――演じられた隼人の第一印象は?
台本を読んだときは、最初は荒々しい印象を受けました。彼は実際に育ちが悪く口調も荒っぽいですが、根は優しいです。イラストを見た時も、素直ないい奴なんだろうなという印象が強かったですね。ビジュアルと台本で、思い描いたイメージの差はあまりなかったのでそのまま演じさせていただきました。
――演じられたご感想はどうですか?
夜叉は、闇に生きる一族です。隼人の場合、闇の部分は個人の生い立ちとしては強いですがダーティーな部分は少なく、どちらかというと悲運なストーリー展開になっています。主人公との関係をしっかりと描いているので、そこを聴いていただければなと思います。
――吸血シーンなど、収録のこだわりは?
ダミーヘッドマイクを使った収録が6、7割あって、ほかの部分をステレオマイクを使うという二次元的な収録をしています。ダミーヘッドの部分は細かく立ち位置などを変更していますので、吸血シーンはもちろん、日常会話での距離感が伝わるのではないでしょうか。またそれがあることで、よりステレオマイクで収録した彼の生い立ちに関するモノローグが利いていくる思います。
――夜叉は血がないと生きていけません。ご自身の“なければ生きていけない”ものは?
真剣に答えると僕はお仕事が好きなので、お仕事が趣味であり糧です。最近だと家に帰ってから寝るまでコーヒーを飲んでいるので、コーヒーがないとくつろげませんね。コーヒーを飲み始めてまだ3年ほどなので、今味を勉強しています。最近簡単に作れるエスプレッソマシーンを買ったので、その味を1つずつ試しているところです。
――読者にメッセージをお願いします。
夜叉と貴女との悲しき恋が展開していきます。僕はダミーヘッドマイクを使った収録がもともと好きなんですが、今回はとても物語に乗ってやれたのでユーザーの皆様にも楽しんでいただけるんじゃないかなという手ごたえを感じながら収録しました。僕のCDを聴いたことがない人も、本作の世界観を楽しんでくださっている方も、お手に取っていただけたらと思います。
(C)2014 Rejet
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