2015年4月18日(土)
カプコンから6月18日に発売される、PS4/Xbox One/PC『デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション』が、4月25、26日に幕張メッセ国際展示場にて開催される“ニコニコ超会議2015”に出展されます。その試遊内容を、一足お先にライターのスズタクがレビューしていきます。
『デビル メイ クライ』は、日本だけでなく全世界で人気のスタイリッシュアクションシリーズ。本作は、そのナンバリング4作目として2008年にPS3/Xbox 360で発売された『デビル メイ クライ 4』にさまざまな要素が追加され、大幅にパワーアップした作品です。
というわけで、皆様ごきげんよう、ライターのスズタクです。これまでにイチファンとして『デビル メイ クライ』シリーズは全作プレイしていますし、2013年に発売された『DmC Devil May Cry(ディーエムシー デビル メイ クライ)』もクリアしました。
中でも『DMC3SE』は相当遊んだので、『DMC4SE』でダンテの双子の兄であるバージルを、再び操作できると知って興奮を抑えられませんでした!
今回プレイできたのは、ニコニコ超会議2015の会場でもプレイできる“ブラッディパレスチャレンジ”と題した、円形の闘技場に次から次へと登場する敵を倒していくサバイバルモード“BLOODY PALACE”を制限時間15分でどれだけ進めることができるか挑戦できる、といったもの。
ナンバリングでバージルを操作できるのは『DMC3SE』以来なので、ワクワクしながらあれこれアクションを試してきました。
バージルが初めてプレイアブルキャラになったのは『DMC3SE』で、3種類の近接武器+1種類の遠距離武器が使えました。本作でもその基本となる性能や操作方法は従来と変わらないものの、モーションがけっこう変わっていたりします。
印象的だったのは、『DmC』のバージルと似たモーションがいくつかあったこと。『DmC』のバージルも個人的に好きなので、思わずニヤリとしましたね。
本作ならではの要素として“コンセントレイション”というスタイルがあります。これは居合の術を基本とした新たな戦闘スタイルであり、画面左上の青色の集中ゲージをためることで攻撃の威力・範囲がアップするというものです。
集中ゲージは敵に攻撃を当てたり、敵の攻撃を回避したりすると増加。逆に敵から攻撃を受けたり、こちらの技が空振りしたりするとゲージが減ってしまいます。
イメージとしてはネロのイクシードゲージに似たシステムですが、コンセントレイションは技を使ってもたまったゲージは減りません。その代わり、動きが逃げ腰だったりアクションが苦手だとあっという間にゲージが減少するため、使いこなすには練習が必要ですね。
使い慣れていないうちは意識しなくても戦うこと自体もちろんできるのですが、使いこなせるようになるとより奥深い戦闘を楽しむことができるようになります。
▲集中ゲージの量に応じて、攻撃レベルが3段階に変化。ゲージが多くたまっている時は、バージルの身体から紫色のオーラが出ます。 |
ここからは、バージルが使える閻魔刀、ベオウルフ、フォースエッジという近接武器と遠距離武器・幻影剣の操作感を1つずつお伝えしていきます。
バージルといえばやっぱりコレ! 閻魔刀の技は『DMC3SE』から一番変化があると感じ、主に基本コンボが増えていました。ネロやダンテと同じく、基本コンボの途中でディレイを入れるとコンボが変わり、よりバラエティに富んだ攻めが可能です。
比較的どのコンボもクセがなく、距離を詰めながら斬る“疾走居合”や、遠くの敵も攻撃できる“次元斬”などもあり、距離を気にせず戦えます。また、“次元斬”はパワーがたまった瞬間にボタンを離すと性能が強化されます。このあたりのテクニックもバージルを使いこなすうえで重要となりそうだと感じました!
光の力を持つ篭手と具足を装備し、さまざまな体術を繰り出せます。ほとんどの攻撃がボタン長押しで強化できるようになり、ダンテのギルガメスに近い操作感ですが、火力はあがりましたね。攻撃のリーチが短めで範囲も狭いものの、1発あたりの威力は高めになっています。
『DMC3SE』では、目の前の敵に何度も縦回転蹴りを食らわせる“月輪脚”にお世話になりましたが、『DMC4SE』でもしっかり健在でした! しかも本作では魔人化状態で“月輪脚”を繰り出すと、かかと落としの後に2段蹴り上げが追加されています。
また、『DMC3SE』にあった“日輪脚”はなくなり、代わりに “ビーストアッパー”が使えるようになっていました。
フォースエッジの使用感は閻魔刀以上に素早い連撃の通常コンボ、ダンテのリベリオンと同じ“スティンガー”、“ハイタイム”などが使え、どの局面でも活躍できそうな武器ですね。
フォースエッジで戦っていて印象的だったのが、“コンボB”。バージルが突進しながら敵を切り刻む、突進中はレバーで方向を操作可能、最後に回転斬りをおみまいするダイナミックな技です。納刀時はジャストリリース次元斬に派生するおまけ付。動きが派手で爽快なので、遊ぶ際にはぜひ使ってみてください!
バージルが使える唯一の遠距離武器、幻影剣。攻撃技としては、新たに幻影剣を撃ち込んだ相手に対し“エアトリック”で急接近できるようになりました。このあたりは『DmC』のバージルの能力に近いですね。
また今作では幻影剣を複数の敵に刺すことができて、刺さっている間は相手へのワープが可能なので、複数の敵に刺してスタイリッシュに敵から敵へワープが可能ですね。
単発で幻影剣を撃ち込む以外にも、“円陣幻影剣”、“烈風幻影剣”、“急襲幻影剣”のすべてが変わらず使用可能です。さらに“円陣幻影剣”を出しつつ、他の幻影剣の技も重ねて出せます。また、新技“五月雨幻影剣”は敵の真上から何本も幻影剣を降らす技で、威力の高さもさることながら、見た目の迫力がすさまじかったです!
せっかくなので、バージルのプレイが終わった後にネロとダンテでも少し遊んできました! この2人の性能はオリジナル版同様、ネロはデビルブリンガー、ダンテはリアルタイムのスタイルチェンジがとにかく楽しいキャラです。『DMC4』はネロとダンテの2人の主人公という設定が特徴的でしたが、『DMC4SE』でもその魅力をバッチリ味わえます。
プレイ中には設定を変更できたので、キャラの日本語ボイスも試してみることに。『DMC4SE』では、ネロを石川界人さん、ダンテを森川智之さん、バージルを平田広明さんが演じており、どれも迫真の演技が楽しめます! 特に平田さんの演じるバージルが渋く、英語版とは違った意味でツボにはまりそうです。
今回プレイした『スペシャルエディション』と同じ内容が、4月25・26日に千葉・幕張メッセで開催される“ニコニコ超会議2015”に出展されます。体験した人にはもれなく特製クリアファイルがプレゼントされるので、ぜひ会場に足を運んでみましょう。進化したバージルをひと足早く遊べるチャンスです!
▲試遊者にプレゼントされるクリアファイル。 |
さらに、“バサラ4皇vsDMC4SEチャンネル”と題して、『戦国BASARA4 皇』と『デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション』の合同でWeb生放送が実施される予定。MCの人気生主ガッチマンさんと小林プロデューサーが、その他にもタレントやゲーム業界の著名人による豪華ゲスト陣を招いてアツいトークが繰り広げられるとのこと。ぜひチェックしておきましょう。
■“バサラ4皇vsDMC4SEチャンネル”配信ページ
●2015年4月25日
●2015年4月26日
※画面は開発中のものです。また、画面はすべてPS4のもの。
(C)CAPCOM CO., LTD. 2008, 2015 ALL RIGHTS RESERVED.
ILLUSTRATIONS:Kazuma Kaneko/ATLUS
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