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2015-04-22 14:00

『もし、この世界に神様がいるとするならば。』の主題歌を歌うOrphee-yumi&lasah-インタビュー

文:ガルスタオンライン

 運命に翻弄される少年少女の葛藤を描く、Rejetのオリジナルゲーム『もし、この世界に神様がいるとするならば。』。作品の壮大かつ繊細な世界観が描かれた主題歌『相反定理の緋い糸(RED STRING)』を、『もし神』のために結成されたユニット“Orphee-yumi&lasah-”として、松澤由美氏&lasah氏が歌い上げる。収録を終えたお二人に、曲の印象と聴きどころをうかがった。

『もし、この世界に神様がいるとするならば。』主題歌インタビュー
『もし、この世界に神様がいるとするならば。』主題歌インタビュー
▲lasah氏(写真左)と松澤由美氏(写真右)

■松澤由美氏

 TVアニメ『機動戦艦ナデシコ』のOPテーマ『YOU GET TO BURNING』でデビュー。数々の声優への楽曲提供も行っている。

――収録の感想をお願いします。

 今までアニメやゲームの主題歌を歌わせていただいたことはあるんですけれども、乙女ゲームというジャンルのものを担当させていただくのは初めてだったので、すごくうれしかったです。テンポ感のある曲調でしたので、初めて聴かせていただいたときは「こう来たか!」と思いましたね。

 といいますのも、私のデビュー曲であるアニメ『機動戦艦ナデシコ』の主題歌がわりと早い曲調のものだったですが、その後はスローテンポなものが続いていたんです。なので、久々に今回のようなアップテンポな曲を歌わせていただくことになり、収録できるのを非常に楽しみにしていました。

 セリフが入った曲を歌うのは初めてだったのですが、歌うように自然にできたのでよかったなと思っています。

――lasahさんとのデュエットだと聴いたときはいかがでしたか?

 lasahさんとは今までお会いしたことがなかったんですよ。なので、どんな方なんだろうとネットで拝見させていただいたところ、とても雰囲気のあるステキな方でしたので、デュエットできるのが本当に楽しみでした。lasahさんはこのあと収録されるとのことなので、2人が混ざりあうとどんな感じになるのか、早く聴いてみたいです。

――本作は『もし、この世界に神様がいるとするならば。』というゲームタイトルですが、松澤さんが神様にお願いをするとしたらどんなお願いをしたいですか?

 自宅をいつもピカピカにしたいので、整理整頓の秘訣をぜひ教えてほしいです(笑)。掃除はしているんですけれども、夜には散らかってしまうことも多々あるんですよ。多分、その原因が私が物を積み上げたいタイプだからなのかな(笑)。物の帰る場所をきちんと決めないといけないですね。

――ファンの方へメッセージをお願いします。

 乙女ゲームというジャンルがあることは以前から耳にはしていたのですが、このたび初めてそのジャンルの作品の主題歌を歌わせていただきました。イントロのセリフの部分から作品の壮大な世界観が広がる、とてもドラマティックな曲になっておりますので、最初から最後まで聴きどころです。

 また、lasahさんとの初のデュエットなので、その重なり合いをみなさんにも楽しみに聴いてもらえたらとてもうれしいなと思います。


■lasah氏

 2013年にSF文学を題材としたファーストアルバム『INNOCENCE』をリリース。作詞やゲストボーカルなど、幅広く活動している。

――収録の感想をお願いします。

 まず、今回の楽曲のお話をいただいたときにツインボーカルだと知って驚きました。そういったことはやったことがなかったですし、何より乙女ゲームで女性2人を起用するというのがとても不思議なことのように感じたんです。恋愛がからむお話だったら、男女で歌うということならまだ考えられると思うんですけれども、あえて女性2人で歌うのがすごくめずらしいなと思いました。

 また、普段はRejetさんの『BLACK WOLVES SAGA』や『剣が君』のエンディングなど、悲しみを描いた曲を歌わせていただくことが多かったのですが、今回は今まで歌ったことがないようなアップテンポな曲でしたので、新鮮に感じましたね。

――松澤さんとのデュエットだと聴いたときはいかがでしたか?

 松澤さんとはお会いするのが初めてでしたし、デュエットすること自体も初めてだったのですが、非常に楽しく収録させていただきました。当初は私が白いイメージ、松澤さんが黒いイメージで企画をされていたそうなんですね。

 しかし、実際に松澤さんの歌声を聴かせていただいたところ、どちらかというと白っぽいなと感じたんです。スタッフの方々も同じように思われていたようなので、私が黒に寄せていこうと思いました。なので、普段の私のイメージとは少し異なるかもしれません。2人の対照的な歌声が重なる曲を、ぜひ聴いていただきたいなと思います。

――本作は『もし、この世界に神様がいるとするならば。』というゲームタイトルですが、lasahさんが神様にお願いをするとしたらどんなお願いをしたいですか?

 一番の願いは、おばあちゃんになるまでずっと歌いたいということでしょうか。また、ささやかな願いとしては一生分のポンジュースが欲しいなと思っています。大学進学を機にアメリカから日本に戻ったので、大人になるまでポンジュースを飲んだことがなかったんですよ。あの濃厚なオレンジの味がすごく好きなんです。初めて飲んだときは「なんだ、これは!?」ってびっくりました(笑)。

――ファンの方へメッセージをお願いします。

 いつも歌を聴いてくださりありがとうございます。乙女ゲームの業界で女性を受け入れてくださっていることに、すごくありがたいなという気持ちでいっぱいです。こちらの曲も聴いてもらえたら本当にうれしいです。


 お二人の歌う『もし、この世界に神様がいるとするならば。』主題歌『相反定理の緋い糸(RED STRING)』を聴けるPVが、公式サイトで好評公開中!

データ

▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』
■メーカー:Rejet
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:AVG
■発売日:2015年発売予定
■価格未定

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