2015年4月21日(火)
バンダイナムコエンターテインメントより発売中のPS3/PS Vita用ソフト『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』。本作は、2008年から展開してきた『スーパーロボット大戦Z』シリーズのラストを飾る作品にして、シリーズ最大級の戦いとなった『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』のその後を描く物語です。
本編だけでも十分なくらいボリュームがある『スパロボ』シリーズですが、本作では追加ダウンロードコンテンツとして、本編のサイドストーリーとなる“ボーナスシナリオ”が存在。すでに、全24話のシナリオが配信されています。
この記事では、現在配信されているボーナスシナリオのうち、ゲーム中盤からプレイ可能な9~16話までを紹介! 『スパロボ』シリーズが好きで好きでたまらないスパロボ・ドヴァイスキーなライター・まさんが、その魅力を語っていきたいと思います!!
ボーナスシナリオは、本編と独立して存在するサイドストーリー。これは、本編のクリア話数によってプレイできるシナリオが異なり、機体の改造度やレベルなどは反映されません。また、マップをクリアすると強化パーツや大量の資金、Zチップが手に入るので、物語を楽しみつつ部隊を強化したい時に役立つものと言えるでしょう。
なお、ボーナスシナリオは1話につき100円(税込)から150円(税込)で購入できますが、複数のシナリオがパックになった“ボーナスシナリオパック”が各700円(税込)。全シナリオがセットになった“ボーナスシナリオフルパック”なら2,800円(税込)で購入できます。好きな作品のシナリオだけ遊びたいなら単品で買うのもアリですが、まとめて遊ぶつもりならパックで買ったほうが間違いなくお得なので、自分の好みに応じて選ぶといいでしょう。
それでは、ボーナスシナリオの9~16話を紹介していきますので、ご覧くださいませ!
クリアボーナス
・スナイパーキット:クリティカル補正+20
・脊髄反射コネクタ:照準値+20、マップ兵器及び射程1以外の武器・歌の射程+1
・資金:50,000
・Zチップ:100
シモン率いる大グレン団の仲間たちと、チームDのメンバーが共演するシナリオ。もともと、原作の『獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ』が紛争地域に出没する設定だったこともあってか、やたらとこういう話が似合っていますね。獣人たちのせいで、ちょっとコミカルなノリになっちゃってるのが、より『天元突破グレンラガン』っぽい気がします。
この話は、シモンたちが合流するまでの前日譚的なものなのですが、地球人に影響されたのか、やたらと気合の入った皇国軍の兵士たちがいい味を出しているので必見ですよ。クリアボーナスの強化パーツ“脊髄反射コネクタ”もかなり便利で、美味しいシナリオですね。
▲嵐を呼び、天を衝くグレンラガンに、強き獣・ダンクーガノヴァ。2大スーパーロボットの強さを堪能しましょう! |
クリアボーナス
・チョバムアーマー:最大HP+500、装甲+100
・メガブースター:移動力+2
・資金:50,000
・Zチップ:100
シンとキラの間に、わだかまりが残っていると感じたアスラン。そんな彼はアムロに相談して……。このDLCでは、時間をちょっとさかのぼって、まだシンとキラがギクシャクしていたころのエピソードが描かれます。
登場する敵は『機動戦士ガンダムUC』のネオ・ジオン勢とハマーン・カーン。基本的にDLCシナリオは難易度が低めですが、彼女との戦いに精神ポイントを取っておかないと意外と苦戦するかもしれませんよ。
ちなみに、彼らの関係が微妙になった原因でもある『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の勢力を分けた争いは、初代『スーパーロボット大戦Z』で見ることができます。今なら、PS2アーカイブスで1,543円(税込)で買えますし、PS3で遊べます。
▲シンとキラ、2人の間に流れる空気に耐えられないカミーユ。シンのよき先輩のような役回りになっています。 |
クリアボーナス
・クエント製センサー:照準値+20
・慣性制御システム:運動性+20
・資金:50,000
・Zチップ:100
フィアナを失って、生きる気力をなくしたキリコが立ち直るまでの『装甲騎兵ボトムズ』エピソード。キリコとシャッコの大活躍と、モームを治すためにバトリングに参加した桂の活躍を思う存分堪能できます。だって、精神コマンドを使わなくても勝てるくらい、この3人優秀すぎるし……並のボトムズ野郎がかなう相手じゃないですよ。
そんなわけで、サクサクっと敵を全滅させると、当初の目的であった桂とキリコのバトリングが始まるのですが……。その決着は自分の目で確かめてほしいので言いません。DLCでキリコと地獄に付き合ってもらう。
▲バトリングの話なので、機体はATだらけ! むせかえる硝煙くささがたまりません。 |
クリアボーナス
・ランドモジュール:機体・武器の地形適応を陸Sにする「専用」タイプ以外のユニットは移動タイプ「陸」を取得
・レスキューユニット:修理装置・補給装置を装備
・資金:50,000
・Zチップ:100
メカニックたちの大活躍を見られるサブキャラクター好きにはたまらないシナリオ。本編のシナリオ展開からしてそうなのですが、主人公側がレジスタンスとして敵勢力の支配に抵抗する展開は燃えますね。
ボスとしてサルディアスのシャウラス・リーダーも登場しますが、このシナリオは味方の出撃数が多いので簡単に対処できるでしょう。ちなみに、DLC全般に言えることですが、SRポイントがありませんし、敵も積極的に攻めてくるので待ちの戦法が大変有効です。
▲まさに縁の下の力持ち。普段はあまり表には出てこない整備班やメカニックの面々が活躍する話は、ボーナスシナリオならでは。 |
クリアボーナス
・ハイブリッドアーマー:最大HP+1000、装甲+150
・オートディフェンサー:特殊スキル「精神耐性」の効果を付加、切り払い100%、連続ターゲット補正、プレースメントを無効化
・資金:50,000
・Zチップ:100
落ち込むシンジやアマタたちに喝を入れるべく、竜馬たちゲッターチームが『アクエリオンEVOL』と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』メンバーを特訓するエピソード。HPの多いケルビム兵がいっぱい出てくるのですが、こっちもスーパーロボットの力押しで対抗できるので、突出させなければ問題なくクリアできると思います。
だって、出撃できる機体が、エヴァンゲリオン第13号機、エヴァンゲリオンMark.09、エヴァンゲリオン改2号機γ、エヴァンゲリオン8号機、真ゲッター1、真ゲッタードラゴン、ダイ・ガード、アクエリオンEVOLですよ。負ける気がしない……。エヴァンゲリオン8号機の援護を活用すれば、さらに負ける気がしないってもんです。
話としては息抜きに近いDLCなのですが、特筆すべきは強化パーツの“オートディフェンサー”。補助効果がとても素晴らしく、絶対手に入れておきたいパーツですよ。
▲戦闘前に竜馬たちから一刀両断に切り捨てられ、言葉でやり込められるミカゲにクスっとくるステージです。 |
クリアボーナス
・スクリューモジュール:機体・武器の地形適応を海Sにする「専用」タイプ以外のユニットは移動タイプ「水」を取得
・S-アダプター:機体・武器のすべての地形適応をSにする
・資金:50,000
・Zチップ:100
声が出なくなったレドの代わりに、エイミーとピニオンがチェインバーに指示しながら戦う『翠星のガルガンティア』のシナリオです。ラケージも戦闘に参加してくれますが、エイミーとピニオンのレアな戦闘セリフが聞けるので、チェインバーを先行させて戦わせたくなりますね。
別に単独で戦っても強いので問題ないですが、増援として北側にアルトのYF-29デュランダル・SP、ブレラのVF-27γルシファー・SP、バサラのVF-19改Fバルキリー、ガムリンのVF-22S SボーゲルIIがくるので、彼らにもザコ掃除を手伝ってもらったほうが効率よくクリアできると思います。
また、このシナリオはガルガンティアらしく(?)、海に関連した強化パーツが手に入るのも特徴。とくに最近の『スパロボ』では地形適応がバカにできません。全地形適応がSになる“S-アダプター”は、使ってみるとものすごく恩恵を感じるのでオススメですよ。“スクリューモジュール”は海賊らしくラケージ・ユンボロに装備させると似合うかもしれません。単なる自分のこだわりですけど!
▲エイミーとピニオンが、チェインバーと掛け合いしながら戦うのはとても新鮮! ここで思う存分彼女たちのセリフを楽しみましょう。 |
クリアボーナス
・バリア・フィールド:すべての攻撃ダメージを1000軽減するバリアを装備、バリア使用時、ENを5消費
・極小次元震システム:気力130以上で分身(確率50%)、バリア「D・フォルト」(消費EN10)、ジャミング機能を装備
・資金:50,000
・Zチップ:100
マウンテンサイクルから掘り出された黒歴史のMSがいっぱい襲ってくるシナリオ。『機動戦士ガンダムUC』のMSが多数出現して、こっちは2機しかいない……という一見すると絶望的な状況なのですが、その2機は∀ガンダムとガンダムDXというダブルヒゲ(っぽく見える)ガンダム。超強力な兵器を持っている2機なので、量産型MSなんて相手になりません。
適当に戦っていても、かなり余裕を持ってクリアできるステージですが、適当に攻撃しているとENがつきてビームライフルしか撃てない状態になりがち。せっかく、盛り上がるイベントで気力が150になり、月光蝶やツインサテライトキャノンが撃てるのにEN切れを起こしているともったいないことになります。最初は節約しながら戦いましょう。
なお、このシナリオをクリアすると強化パーツの“極小次元震システム”が手に入ります。ジャミング機能に分身、バリアまでついた超強力なパーツなので、ぜひゲットしておきましょう。
▲敵の数は多いですが、∀ガンダムとガンダムDXの超強力なMAP兵器が使えるようになるので、黒歴史の闇は黒歴史に返しちゃいましょう! |
クリアボーナス
・アンドロメダ焼き:メインパイロットのSPを60回復、1マップにつき、1回のみ使用可能
・再世の紋章:毎ターン、HPとENが最大値の10%回復、メインパイロットのSPが10ポイント回復
・資金:75000
・Zチップ:250
ノノとチコが、キャトフヴァンディスのパイロットの座を争っていろいろわかり合うという『トップをねらえ2!』のサイドストーリー。原作OVA3話の名エピソードの再現ですね。劇場版ではカットされちゃった話なんですけど、原作でも1、2を争うくらいマジでいい話なんですよ。
本作では、最初からチコがキャトフヴァンディスに乗ってくるので、3話をやらないのかな~と残念だったのですが、DLCでやってくれるとは! 名シーンにもボイス付きですし、アイコンだけとはいえソワサンシスまで出てきて、星屑涙も流れまくりの感無量というやつですね。
そんなわけで、このシナリオではノノのEVO-4、ラルクのディスヌフ、二コラのヴァンセット、チコのキャトフヴァンディスとバスターマシンそろい踏みで宇宙怪獣と戦うことになります。ノノがバスターマシン7号になる前の話なので、あまり頼りにはできませんが、ラルクたちは素で強いので安心して戦えるステージですね。思う存分、キャトフヴァンディスの強さを見せつけちゃいましょう!
余談ですが、このシナリオのラストシーンは『トップをねらえ2!』のOVA3話のラストを端的に説明したものになっています。このシナリオを遊んだあとにOVAの3話を見ると、ラストの『Groovin' Magic』な感じで奇跡の起きるイイシーンがわかりやすく飲み込めるので、未見の人は、ぜひOVAのほうも見て欲しいですね。マジでいい話なんですよ(2回目)。
▲チコの雪だるまエピソードは『トップをねらえ2!』でも屈指の名シーン。DLCを遊んだあとに、OVA3話を見返してみるのをオススメします。 |
ここまで8話分のDLCを抜粋してお届けしてきましたが、この記事で紹介できなかった部分にも、ギャグからシリアスまでいろいろとそろっていて見どころ満載! あまり語りすぎるとネタバレになるので、昔の攻略本風に「この先は自分の目で確かめてみてくれ!」というところでひとつ(笑)。
ストーリーを楽しむのはもちろん、クリアボーナスで手に入る強化パーツもゲームを進めるうえでかなり役立つので、敵が手ごわいと感じている人は、全話まとめて購入してみるのもアリだと思いますよ!
(C)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会
(C)GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KDE-J・テレビ東京・電通
(C)GAINAX・中島かずき/劇場版グレンラガン製作委員会
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