2015年4月27日(月)
『戦国BASARA4 皇』新キャラの足利義輝と千利休を最速レビュー! 攻撃や固有奥義などのアクションを解説
カプコンから7月23日に発売されるPS4/PS3用アクションゲーム『戦国BASARA4 皇』についての最速レビューを電撃オンラインのkbjがお届けします。
本作は、『戦国BASARA』シリーズ10周年記念作品として制作されているタイトル。『戦国BASARA4』からプレイアブル武将やストーリーが追加されるだけでなく、“合戦ルーレット”などアクション面でも新要素が加わります。
今回、新武将の足利義輝、千利休をプレイ。独特なアクションや新システムなどを体験したので、その様子を掲載します。また、京極マリアについても少しだけさわっています。どの武将も個性が強いのですが、アクションが爽快かつ独特でとにかく楽しかったです。
なお、『戦国BASARA4』から基本的な操作は変わっていなかったため、説明は省略させていただきます。
■足利義輝 武器:笏(しゃく)
足利義輝は、攻撃に応じて手にした笏を刀、槍、弓と変化させつつ戦うのが特徴。□ボタンの通常攻撃は、剣や槍を切り替えつつ攻撃していき、最後に弓矢で攻撃します。オーソドックスでかつ、攻撃範囲もそこそこ広いので使いやすいのですが、動きはやや重めです。
固有技でも変幻自在の攻撃は健在。突進攻撃、浮かせ技、遠距離攻撃とさまざまな攻撃を使えるうえに、技同士がつながるため、コンボを伸ばせます。ボタン長押しで技が変化するものもあるため、槍ごたえ……ならぬやりごたえがありそうですね。
固有奥義“生命之炎(いのちのかぎろい)”は、表示されたボタンを制限時間内にボタンを押すと、範囲内の敵に大ダメージを与えるというもの。ボタンが突然表示されるため、毎回少し戸惑うのですが、ダメージが大きいうえに安全なので使い方次第では強力な技になりそうです。
“旋盤之極(せんばんのきわみ)”は空中にルーレットが登場し、射抜いた枠に応じた属性攻撃が発動。属性攻撃時には、朱雀や玄武といった四神が出現して派手な攻撃を行うため、攻撃範囲もかなり広く強力です。ただし外れの枠があり、それを撃ってしまうと視野が狭くなるというマイナス効果が! このマイナス効果ですが地味に長い&見にくいので結構いやらしかったですね。
回避は一瞬消えつつステップするというもの。攻撃のスキもキャンセルできるのですが、動きが優雅で遅いため、それはそれでスキができてしまうのです。ただ、その後に攻撃を出せばスキなく立ちまわれるのであまり問題はないのですが……。
そして外せないのが、R1の攻撃。短く押すと自身の周囲を攻撃する技が出るのですが、長押しすると地面にルーレットが回り始めます。赤が出ると「通常の3倍で動けるのか!?」と思うほど、素早く動けます。爽快という言葉では表し足りないほど動かしていて気持ちいいです。黒は攻撃力アップ。敵がまとまっている時に出るとうれしいのですが、義輝の攻撃は威力が低いわけではないので、個人的には赤の方が好きでしたね。
特筆すべきは“金色”。これを引き当てると義輝以外の時が止まったようになり、「見える! 私にも見えるぞ!!」と思わず口走ってしまいそうな演出が展開します。武将だろうと、一方的に攻撃が可能なのもいいですね。ルーレットで金色の範囲は狭いうえに、隣接するハズレ目に止まるデメリットがあるのですが、それを差し引いても狙っていきたいです。
ダッシュ攻撃は走りつつ前方を突き刺すというもの。結構な距離を移動するため、行きすぎてしまうこともしばしば。ちょっと早めに出すのがいいですね。
バサラ技は、多数の刀や槍、弓を組み合わせながら、とにかく連続で攻撃していくハデなもの。槍を4本持ったり、つなぎあわせて鞭のように振るったり、弓で刀を飛ばしたり……伊達政宗の六爪流も最初に見た時は驚きましたが、それがかすむほどにものすごい武器の使い方をしています。まさに圧巻!
OPTIONボタンの挑発は、笏を切り替えて、武器の点検をするものでした。あれだけ変形するんで、日ごろのメンテは欠かせなさそうですからね。
■千利休 武器:扇子(せんす)
▲ワビ助 | ▲サビ助 |
続いては、戦いを好まない“ワビ助”と、好戦的な“サビ助”という2つの人格が同居している千利休です。人格は2つあるのですが、特定行動やアクションで切り替えるのではなく、アクションに応じて勝手に切り替わるので、操作中に意識する必要はないのでご安心を。
武器は手にした扇子でリーチは短いのですが、利休の攻撃方法のポイントはサイキッカーとしての超能力。敵につけるマーカーのような“ロックオン”を活用することで、敵をこちらの意のままに操ったり、近寄ったりと、リーチを補うことができます。それにともない、他の武将とは違うアクションも体験できます。
ロックオンの仕方ですが、通常攻撃や固有技などで、金色の流水のようなエフェクトが出ている時に攻撃を当てると、敵をロックオンして攻撃に活用できるようになるのです。攻撃の中にはロックオンしていれば、より効果を発揮できるものもあります。
例えば“大寄せ”はロックオンして浮かせた敵を上下左右に動かし、地面や敵に叩きつけることができますし、“口切り”であれば前進へ突進した時に、ロックオンした敵に向かっていったりするのです。
動画の中で紹介され、気になっている人が多いであろう固有奥義“野点(のだて)”についてもレポートします。この“野点”の攻撃がヒットすると、お茶の球体に敵が閉じ込められます。その間、利休は畳のうえでお茶を点てています。ボタンを押すと敵に追加ダメージが入り、お茶を飲み干すと自分の体力が回復するのです。
畳に敵が入ってくると、そのままするりと正座して見ているのがなんともシュールです。さらに、一連の動作が終わると、利休がひざを払うという礼儀正しさを見せます。ただし、攻撃の発生判定が近いうえに、スキはかなり大きいです。近距離攻撃を行う敵はいいのですが、遠距離攻撃を繰り出してくる相手は苦手な技でしょうね。
他にも固有奥義には、地面から繰り出した巨大な岩を射出するものや、大量の扇子を飛ばして攻撃するものも用意されていました。お茶を点てる“野点”のインパクトには及びませんでしたが、ハデだったり使いやすかったり、なかなかのものが揃っているようです。
特殊な操作としては、ジャンプ中にジャンプボタン長押しで空中を滑空します。速度はやや遅めですが、かなり安全に移動できます。また、回避は遅めのステップでした。
バサラ技は、ワビ助とサビ助が切り替わりつつ、全身のアクションと扇を使ったものが展開。攻撃範囲はなかなか広く、雑魚敵にも武将にも使いやすそうだと感じましたね。
ちなみに、ガードは扇でします。余計なお世話ですが、扇子が破けないのか心配になりましたね。OPTIONボタンの挑発は、二重人格による弊害なのか、頭痛がする頭を押さえて苦しむというもの。これを使えばいつでも「あ、頭がぁぁぁ!」というちょっと痛い人ごっこが可能ですよ!
■京極マリア 武器:布
最後にちょっとだけマリアをお届け。マリアのアクションでは敵兵を使ってさまざまな仕組みを作れます。例えば、敵兵に布で作ったフラフープのようなものをつけて、それをはじいて攻撃したり、布でぐるぐるに縛って動けなくしたりします。
これらは組み合わせることで、さらに効力を発揮するのもポイント。布でぐるぐるに縛った兵士に、フラフープをつけた兵士をぶつけると、はじかれてまるでピンボールのように勢いがつくのです。これが複数あると、かなり広い範囲を攻撃できるうえに、仕組みを作る楽しさを味わえます。
他にも、敵兵を馬の代わりにして引かせたりするのは絵力がすごくてインパクトがありました。布を縄跳びのようにして飛びつつ攻撃するものはSEが独特でおもしろかったですね。このように、かなり独創的なモーションがたくさん詰め込まれていました。
固有奥義には、敵の攻撃を受けると拘束して反撃するカウンターがありました。このカウンターですが一般兵だと縛った兵をビンタするのですが、三成に当てたところ、ビンタではなく別のモーションになりました(こちらはぜひ確かめてください)。「なるほど、武将だとモーションが違うのか!」と思っていたら、信玄の場合はビンタでした。どうやら彼女にしかわからない、好みがあるのかもしれませんね。
■ルーレットが戦場の行方を左右する!?
本作で追加された要素に、ルーレットマークが付いている陣大将かルーレット兵を撃破すると、回転が始まる新システム“合戦ルーレット”があります。ルーレットの出目の種類は全部で4つあり、それによって戦場に変化があるのです。
なお、この合戦ルーレットは設定でオフにすることもできます。純粋に武将だけでプレイしたい人や、これまで同様の遊びを楽しみたい人は設定を切り替えましょう。
“天貨”はメダルを背負った敵兵が大量に出現するもので、“千金”は天貨メダル1,000枚を獲得するというもの。これらはわかりやすい当たりです。
“変化”が出ると、プレイヤー武将が色々なキャラクターに変わります。どれも普段は操作できないものなので、戸惑いもあるのですが、操作方法が大きく変わるわけではありません。今回のプレイで確認できたのは、暁丸と爆弾兵、そして直江兼続でした。
暁丸は、□ボタン、△ボタンともに、周りへの通常攻撃。ジャンプ攻撃は足で踏みつぶすものになります。
敵として出てくる暁丸よりは少し小さいため、ゲートをくぐれたり、橋を渡れたりできるようになっていました。ただし、ちゃんと攻撃力は高いうえに、R1でレーザーまで出せます。強くてコンボ数もガンガン増やせるのですが、体が大きいためにアイテム回収はしにくいですね。
爆弾兵は大きな爆弾を使って攻撃。通常の黒い爆弾の他に、火柱が上がる赤い爆弾、大爆発する金色の爆弾がランダムで出ます。操作方法ですが、□ボタンでその場に爆弾を設置します。あと、△ボタンで爆弾を投げます。そこまで遠くまでは飛ばないのですが、連射すれば近寄ってくる敵兵を片っ端から燃やしていくことは可能です。
さらにおもしろいのは、回避とジャンプ攻撃です。回避をするとその場に爆弾を落としつつステップを行うため、敵の攻撃を避けつつ、爆破できます。
ジャンプ中の□ボタンは爆弾を蹴落としつつ高度が少し上がるので、連続で出すと爆弾をまきつつ、空中に滞在することができるのです。これがおもしろすぎ! 最初は変化する時間が長く感じたのですが、攻撃方法を把握してからは逆に短く感じるほど気に入りましたね。
“直江兼続”はシリーズでもおなじみとも言える愛されキャラ。□ボタン、△ボタンともにかなり平均的な性能の攻撃ですが、攻撃が当たると愛という効果が出たあとに、敵を一撃でほうむりさります。武将も一撃です。「なんだ、この壊れた性能は!」と笑っていたのですが、敵の攻撃を一発くらったらもとに戻ってしまうため、最弱とも言える仕様。これは諸刃の剣ですね。
個人的には、左下にある顔アイコンが“直江兼続”仕様になる芸の細かさもおもしろかったです。
■自在に操作できた時の爽快感がすごい!
今回の新キャラも、操作自体は複雑ではないのですが、性能を理解して使いこなせるようになった時の気持ちよさが際立っていると感じました。スタンダードで使いやすい義輝、敵兵を操作したり特殊なアクションがおもしろい利休、そして全体の状況を把握して、トラップを組み上げていく気持ちよさがたまらないマリアという印象です。
また、ルーレットや変化というこれまでにない要素も新たな遊びが盛り込まれています。マリアは全然遊び足りませんし、新要素についても早くプレイしたいので、発売が待ち遠しいですね。
5月3~5日に徳島県で行われる“マチ★アソビvol.14”にも出展されることが決定。あわせて5月からは店頭体験会も行われるというので、後日の発表を楽しみにしておきましょう。
■“マチ★アソビ vol.14”
【概要】“徳島をアソビ尽くす”ことを目的とした複合エンターテイメントイベント“マチ★アソビvol.14”に『戦国BASARA4 皇』が参戦。試遊の他、ステージイベントやグッズショップ“イープコン マチ★アソビ出張所”での先行販売など盛りだくさんだ。
【開催日時】
2015年5月3日~4日 10:00~17:00予定
2015年5月5日 10:00~16:00予定
【開催場所】
タイトル試遊:徳島市東新町1丁目19
イーカプコン:マチ★アソビ会場内“しんまちボードウォーク”徳島駅から徒歩約5分
※天候やその他都合により営業時間の変更や中止になる場合がある。
【ステージ】
2015年5月3日 17:30~18:30予定(東公園特設ステージ)
2015年5月4日 17:00~18:00予定(西公園特設ステージ)
※ステージの時間や内容は都合により変更の場合がある。
【イベント詳細ページ】http://www.capcom.co.jp/game/content/machiasobi14/
■店頭体験会概要
【内容】『デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション』、『大逆転裁判 ?成歩堂龍ノ介の冒險-』、『戦国BASARA4 皇』の3作を遊べる体験イベントが、全国5都市で開催。小林裕幸エグゼクティブプロデューサーや小嶋慎太郎プロデューサーによる、トークショウやサイン&握手会も予定。トークショウでは、ゲームの最新情報他、5地区の各会場で異なる初出し映像も公開予定。体験会参加者にはオリジナルノベルティをプレゼント。
【イベント詳細ページ】http://www.capcom.co.jp/game/content/?p=17451
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