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2015年4月25日(土)

『スプラトゥーン』最新バージョンをレビュー。新装備のバリアで戦術はどう変わる?【超会議2015】

文:ファイ

 銃を使ってインクを飛ばし、その面積で勝敗を争うというシンプルなルールで話題のWii U用ソフト『スプラトゥーン』。“ニコニコ超会議2015”の“超Splatoonゾーン”で発売間近の『スプラトゥーン』を試遊できると聞き、開場と同時に早速プレイしてきたので、その感想をお届けします。

『スプラトゥーン』

 “闘会議2015”で試遊できたバージョンから、フィールドとブキが変更になったのがもっとも大きな変更点です。24日は障害物の多い“ハコフグ倉庫”、25日は細かい分かれ道のある“アロワナモール”と日替わりで変更になり、両日とも前回よりもテクニカルなステージになっています。

 ブキに関しては、メインウェポンが“わかばシューター”に変更されていました。こちらは名前の通り若葉マークの初心者でも扱いやすいというものです。サブウェポンには“スプラッシュボム”、スペシャルウェポンにはスーパーショットに代わって“バリア”が設定。シンプルな装備ながらも、キッチリ使いこなせばかなりの効果を発揮するようです。

『スプラトゥーン』
▲ルールは4人ずつ2チームにわかれ、2試合行うものでした。初めて遊んでみる人も多いと思いますが、先ほども言ったように操作はとても簡単です。

 プレイ前にまずはボードで操作方法の説明があります。あまりゲームをしない人にとって一見難しそうに見えますが、使用するのは主に移動(Lスティック)、左右を見回す(Rスティック)、イカになる(ZLボタン)、インクショット(ZRボタン)くらい。両手の親指と人差し指を使うだけで問題なく遊べるというわけです。“ジャンプ”や“ボム”を使いこなすのは操作に慣れてからでいい気がしました。

 肝心の照準合わせも、Wii Uゲームパッドの動きと連動していて直感的に行えます。そもそもインクは広範囲に広がるので、アバウトに狙うだけでいいのもポイント。最初にプレイを交えて基本操作を覚えるチュートリアルがあったので、そこである程度の感覚を身につけられるのもうれしいですね。

『スプラトゥーン』
▲8人のうち、1人はゲーム実況席でプレイできます。発売前のゲームを実況できる機会はそうないでしょう。
『スプラトゥーン』
▲あとの7人はこんな感じです。次に並んでいる人たちに見守られてプレイします。

 勝敗はインクの面積で決まるため、必ずしも相手プレイヤーと戦う必要はありません。フィールドの隅々にインクをまいているだけでも勝利に貢献することができます。とはいえ、やはり対戦相手のキャラを倒してみたくなるもの。今回はガンガン突っ込んで相手チームの足止めに専念してみました。

 TPSと似たような画面なので、初めはどうにも“Wii Uゲームパッドごと動かして照準を合わせる”仕様に慣れず、第1ゲームでは相手を照準に捉えることもままならない状態でしたが、第2ゲームでは相手をインクまみれにできました。

 スペシャルウェポンの“バリア”は、スーパーショットと同じくゲージがたまることで発動できるようです。相手のインク攻撃から身を守れるので、発動中は攻めどき。ただ、調子に乗っているといつの間にか効果が切れてピンチに陥ることも。効果は時間で切れるのか、それとも一定量のインクを食らうことで切れるのか……詳細はわかりませんが、退き際も肝心ですね。

 とにかくインクをあっちこっちにまくことが勝利に直結します。基本的にずっと“インクショット”でインクをばらまきながら移動していくのですが、インクは減っていくので補充もしなくてはなりません。そんな時に“イカになる”の出番です。イカになると自陣のインクに潜ることができ、その間にどんどんインクが補充されていきます。

 また、イカ状態のほうが移動が速いので、前線への移動にも使えます。プレイに慣れてきた第2ゲームでは、潜りつつ前進して“インクショット”、潜りつつ後退してインクの補充というヒット&アウェイ戦法を駆使しました。

 結果的に両ゲームとも僅差で負けという残念な結果に終わりましたが、1ゲームあたりのテンポもよく、仲間でや家族で集まって遊べば盛り上がること間違いなしです。操作が難しくなく直感でできるので、普段ゲームをやらない人でも楽しく遊べると思います。

 ちなみに、“ニコニコ超会議2015”の会場で試遊すると、勝敗に関係なく特製の“イカリストバンド”をもらうことができるので、ぜひ皆さんも会場でプレイしてみてください。

『スプラトゥーン』
▲“超Splatoon”はホール11にあります。イカのバルーンが目印です。
『スプラトゥーン』
▲特製のイカリストバンドもいただきました。

■“ニコニコ超会議2015”概要
【開催日】2015年4月25、26日
【時間】25日 10:00~18:00(最終入場17:30)/26日 10:00~17:00(最終入場16:30)
【場所】幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール

【入場券】
1日券:前売1,500円 当日2,000円
通し券:前売2,500円
優先入場券:1日券1,600円 通し券2,700円 ※先行販売のみ
※未就学児無料
※通し券は当日販売しない。

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