2015年4月25日(土)
4月25日、26日にかけて千葉・幕張メッセで行われる“ニコニコ超会議2015”より、“ドラゴンクエストⅩTV ver.2 最終回&第3期初心者大使卒業試験”の模様をレポートする。
ニコニコチャンネル“ドラゴンクエストXTV ver.2”の最終回として催された本ステージ。タレントの椿姫彩菜さんや『ドラゴンクエストX』の開発陣、そして『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親である堀井雄二さんが登壇し、『ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン』に関する発表や、『ドラゴンクエストX』の第3期初心者大使の卒業試験が行われた。
まずは4月30日に発売される追加パッケージのバージョン3『ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン』について。齊藤陽介プロデューサーや齋藤力ディレクターより、“いにしえの竜の伝承”というサブタイトルの通り“ドラゴン”がテーマになっていると紹介され、「龍族がどうして消えたのか?」がストーリーのカギになることが明かされた。また、バージョン2では大魔王と戦ったが、バージョン3ではそのさらに上をいく“とんでもない奴”が待ち受けているらしい。
▲イラストの中央に映っているのはX(エックス)くんとのこと。また、女性キャラクターが持っている“箱のようなもの”も重要らしいが、まだ詳しくは語れないそうだ。 |
▲他にも2人のキャラクターが映し出され、紹介の中では「味方みたいに見えるかな?」というキャラクターの役どころをにおわせる発言も。 |
続いて、新職業“踊り子”が紹介される。踊り子は短剣などいくつかの武器を二刀流で装備でき、あらゆる技が2段ヒットさせられることが大きな特徴。“うた”と“おどり”という2つの職業専用スキルを持っており、さまざまな特技で仲間を支援できるとのこと。両方の専用スキルを150にはできないため、スキルの振りわけ方が戦い方を大きく左右するそうだ。
▲獅子門へ行き、このNPCに話しかけることで“踊り子”への道が開けるらしい。 |
▲踊り子はこのように二刀流が可能。 |
▲すべての攻撃が2ヒットすることに対しては、リスナーからも大きな反響があった。 |
▲“うた”の職業スキル。会場では、会心と呪文ぼうそう率がアップする“会心まいしんラップ”と、ひん死の味方を確実に復活させられる“よみがえり節”の映像が見られた。 |
▲“おどり”の職業スキル。“ビーナスステップ”は敵の耐性を下げるデバフ系で、“戦鬼の乱れ舞”の攻撃力アップはバイキルトなどと重複するらしい。 |
『ドラゴンクエスト』シリーズではおなじみの“錬金釜”が本作にも登場する。これは特定のアイテムを錬金釜に入れること別にアイテムを生成できるというもの。会場ではメタルチケット10枚を、バージョン3の新アイテムであるメタブラチケット5枚に錬金する映像が披露されたが、他にも上薬草から世界樹の葉を作るなど、さまざまなレシピが存在するようだ。
錬金の所要時間はアイテムによって変わる他、錬金釜の状態によっても変動。“元気いっぱい!”の場合は“ふつう”の状態よりも2倍のスピードで錬金が完了するという。調子がよくない時は“ぐったり”するが、この時、他の冒険者に錬金釜をなでてもらうことで調子がアップする。
▲“ぐったり”した錬金釜。動きがとてもかわいらしい。 |
▲アイテムによっては、錬金に10時間以上かかることも。 |
バージョン3では、新機能として“達人のオーブ(宝珠)”が実装される。これは、一部のモンスター(主に強敵やボスとのこと)がドロップする“宝珠”を石版にはめることで、攻撃力アップやチャージタイムの減少などさまざまな恩恵が得られるシステム。
コンシェルジュにいる達人に話しかけ、宝珠を石版にはめこんでもらうことで初めて効果を発揮するのだが、宝珠ごとに形が決まっており、石版のスロットにうまくはめなければならない仕様。石版は左上、右上、左下、右下の4パーツに分かれており、小さなメダル20枚で各パーツを交換可能なので、石版を交換しながら自分のベストな組み合わせを求めていくことになるようだ。
また、宝珠をはめこんだあとは、達人ポイントを振りわけることで宝珠の効果を高めていくことになる。実装時点で約200種類の宝珠があるらしいので、キャラクターの個性がより顕著に表れることになるだろう。達人ポイントの振りわけは任意に変更することができるが、石版から宝珠を外す際は少しだけ手間が掛かるらしいので注意しよう。ちなみに実装時には、宝珠の効果はコロシアムに影響しないが、バランスを見て検討するそうだ。
▲パズルのようにして、石版に宝珠をはめこんでいく。 |
▲宝珠の強化は気軽に行えるので、戦うモンスターにあわせてカスタマイズするのがオススメとのこと。 |
毎週1回ずつ遊べるという新要素“すごろく”は、限られた数のサイコロを使い切るまでにゴールを目指すというもの。最大4人まで同時に遊ぶことができ、ゴールするとさまざまなアイテムが手に入る。中には“アクセルギア”などの貴重なアイテムもあるが、全員が同じ報酬をもらえるため、冒険者同士で競う必要は一切ナシ。仲間と協力してクリアを目指そう。
すごろくの開始時はすべての冒険者がLv.1の旅芸人となり、止まったマスによってバトルや転職が発生。そうしてキャラクターを強化し、ゴールで待ち受けるボスを倒せばゲームクリアとなる。4人プレイの場合は1回あたり30分ほどで終了するが、残りのサイコロの数によって報酬の数などが変わってくるので、いかに早くクリアできるか? が重要となるそうだ。
▲バトルが発生するスライムのマスの他、ダーマ神殿やパルプンテ、宝箱などさまざまなマスが用意されている。 |
▲すごろくでのバトルは『ドラゴンクエスト』シリーズでおなじみのコマンド方式。 |
▲ゴールには強力なボスが待ち構えており、育成・強化をせずに挑むと返り討ちに遭うことも。 |
最新情報のあとは、“ドラゴンクエストXTV ver.2”の最終回を締めくくる“第3期初心者大使 卒業試験”のコーナー。半年間にわたって本作をイチからやり込んできた渡辺未優さん、坂口和也さん、河内愛稀さん、阿見201さんの4人が、最後の試練として“ピラミッド第6霊廟”に挑戦した。
パーティ構成とモンスターの出現順によって、かなりの難関となるこのクエストに対し、初心者大使たちが選んだのは魔法戦士(渡辺さん)、僧侶(坂口さん)、バトルマスター(川内さん)、レンジャー(阿見さん)という組み合わせ。堀井さんからも「7割(くらいの確率)でいけるだろう」とお墨付きのパーティだ。
そして挑戦の時。まずはマヌーサなどのデバフをかけつつ、堅実に通常モンスターを倒していく。道中、せん滅が追い付かない瞬間は“オノむそう”などの範囲攻撃でうまく対処。ずっと彼らを見守ってきた開発陣も、その上達ぶりに感動を覚えていた。
さらに難所であるファラオ・ルドラ戦も、ミサイルを受けるタイミングにあわせてベホマラーを唱えておくなどして危なげなく勝利。これ以上ない状態でボス戦に到達する。
ファラオ・ラー戦の序盤では、MP回復を優先して体制を整える初心者大使たち。相手の攻撃を避けることに集中しつつ、声をかけあいながら地道にダメージを与えていく。そうしてファラオ・ラーのHPが減ってきたのを見るや、バトルマスターによるスーパーハイテンションからの全身全霊斬りがさく裂! 見事に卒業試験をクリアした。
その後、初心者大使の4人は大号泣しながら「クリアできてよかった」「本当にこのメンバーでよかった」とコメント。開発陣も「最後の最後でこんなに魅せてくれるとは思わなかった」と大絶賛しつつ、卒業証書の授与が行われた。
なお、このステージが“ドラゴンクエストXTV ver.2”の最終回とされていたが、好評につきver.3の放送が決定! さらに、“ドラゴンクエスト夏祭り2015”が8月1日に舞浜アンフィシアターで行われることも明らかとなった。
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※画像は開発中のもの。
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