2015年4月30日(木)

『ガンダムバトルオペレーションNEXT』と前作の違いは? ウイングガンダム他MSの性能レビューも掲載

文:ophion

 どうも、ophionです。突然ですが、皆さんは『ガンダムバトルオペレーション(以下、バトオペ)』を知っていますか? 『バトオペ』はPS3で配信中の、一年戦争を中心としたモビルスーツ(以下、MS)やパイロット自身の白兵戦によるチーム戦が楽しめるアクションゲームです。

『ガンダム バトルオペレーションNEXT』
▲画像は『バトオペ』のゲームロゴ。

 『バトオペ』は基本プレイ無料ということもあり、現在では国内だけで100万ダウンロードを軽々突破。期間にして3年弱という長期にサービスを続けているタイトルです。

 そんな『バトオペ』の血を継いだ新たなタイトルが、ついに発表されました。その名も『ガンダムバトルオペレーションNEXT(以下、バトオペNEXT)』! PS4とPS3で遊べます。

 基本プレイ無料、チーム戦といった『バトオペ』の基本はそのままに、“NEXT”の名に相応しい変化を遂げた本作の見どころをチェックしていきます。

『ガンダム バトルオペレーションNEXT』
『ガンダム バトルオペレーションNEXT』

■まず知っておきたい『バトオペNEXT』の基本

 さて、いくら『バトオペ』の流れをくんだアクションです、と書いたところで、どんなタイトルかわかるわけがありませんよね。ここではシステムを中心に『バトオペNEXT』の基本を解説していきます。

●参戦作品は宇宙世紀から最近のガンダム作品まで!

 『バトオペNEXT』では『機動戦士ガンダム』だけでなく、『新機動戦記ガンダムW』や『機動戦士ガンダムSEED』など、さまざまな『ガンダム』作品からMSが参戦することが予定されています。

 『ガンダム』は時とともに作品が増えていっているので『ガンダム』ゲーム最新作と言える本作は、もしかすると史上最多のMSが参戦する『ガンダム』ゲームとなるかもしれません!

●基本プレイ無料で、どこまでも遊べる!

 最初にも書きましたが『バトオペNEXT』は、基本プレイ無料で遊べるタイトル。時間経過でたまるエネルギーを消費して出撃し、戦闘で手に入る素材や開発ポイントを使ってMSを開発したり強化したりしていきます。

 ここまでを読むと「でも、アイテム課金でのみ手に入るものすごく強いMSがいるんでしょ?」と思う人もいるかもしれません。

 しかし『バトオペNEXT』には、現状そういった課金MSや課金武器の予定はなし。プレイとそれによって手に入るポイントなどで、ゲーム内のあらゆる要素が楽しめます。

●MSには4種のタイプが存在

 『バトオペNEXT』に登場するMSは、それぞれ汎用、格闘、支援、急襲のいずれかに分類されています。これは汎用であればどんな状況でも戦えるバランスのよい能力を持ち、急襲であれば飛行能力を持っているなどそれぞれのMSの特徴をおおまかに示したもの。

 自分がどんな立ち回りをしたいかの指針にもなりますので、MS選択の際は一度タイプをチェックするといいでしょう。

●戦闘は5VS5のチーム戦

 本作の戦闘は、5VS5のチーム戦で行われます。とはいえ、ランダムマッチングでチームが決まるためゲーム内でフレンドを見つけないと満足に遊べないということはなし。1人からでも自由に出撃して戦闘を楽しむことができます。

 戦闘ではチームを構成するMSそれぞれにコストが設定され、主にMSが撃破されるとコストが減少。どちらかのコストが0になるか制限時間の経過により戦闘が決着します。

 コストはMSの撃破だけでなくマップ上にある中継地点の占拠や拠点の破壊によっても減少するので、MS同士の戦いとはひと味違った戦術が重要になりそうです。

 また、チーム戦なので仲間との連携は当然重要になります。『バトオペNEXT』では多少腕前に差があっても、1機で2機以上を相手に大立ち回りを演じるといったことは非常に難しいと思われます。ですから、味方が戦闘中の敵機に対して集中攻撃を行うなどチームワークが肝心です。

『ガンダム バトルオペレーションNEXT』
▲本作の拠点は歴代『ガンダム』に登場した戦艦。当然攻撃もしてくるが、死角を突けば勝機は見える!?

●操作方法はアクションゲーム寄り

 『バトオペNEXT』の源流となる『バトオペ』はR1ボタンで射撃を行い、R2ボタンで武装の切り替えを行うという、いわばFPSやTPSに近い操作方法を採用していました。

 しかし、『バトオペNEXT』で攻撃に使うのは□、△、○の3つのボタンがメイン。特殊な武装もボタンの同時押しで使用できるという、アクションゲームに近い操作方法を採用しています。

 その他の操作方法は以下のようになっていますので、気になる人は一度チェックしておきましょう。

 プレイ前だと何を意味しているのかわからない操作もあるかと思いますが、大丈夫。アクションゲーム好きなら直感的に理解できる操作方法なので、プレイを重ねていくうちに理解できるはずです。

【基本操作】

・左スティック……移動
・右スティック……カメラ操作
・□ボタン…………メイン攻撃
・△ボタン…………サブ攻撃
・×ボタン…………ジャンプ
・○ボタン…………格闘攻撃
・R1ボタン…………ガード
・R2ボタン…………拡大マップ確認
・L1ボタン…………マニュアル射撃モード
・L2ボタン…………メンバー情報確認
・R3ボタン…………ロックオンon/off
・L3ボタン…………しゃがみ
・十字ボタン↑↓……シンボルチャット
・十字ボタン←→……簡易メッセージ
・L3+R3ボタン……パイロットスキル発動

【特殊操作】

・R1ボタン+○ボタン……タックル
・R1ボタン+□ボタン……特殊攻撃1
・R1ボタン+△ボタン……特殊攻撃2
・R1ボタンを素早く2回押す……回避
・×ボタンを素早く2回押す……ブーストダッシュ
・ロックオン中に右スティック↓……一番近い敵にロック
・ロックオン中に右スティック↑……重要な敵にロック
・ロックオン中に右スティックー←→……入力した方向の敵にロック
・しゃがみ中に○ボタン……SFS呼び出し
・しゃがみ中に△ボタン……レーダーポッド設置(マスタリーの解放が必要)
・L1ボタンを押しながら左スティック……マニュアル射撃の狙い調整
・□ボタンor△ボタン長押し……予測射撃

■『バトオペ』プレイヤー必見!? 『バトオペNEXT』の違い

 『バトオペNEXT』は『バトオペ』の流れをくんだタイトルではありますが、いくつか『バトオペ』とは明らかに異なる点があります。

 まず1つ目はゲームスピードが『バトオペ』よりも早いこと。『バトオペ』に登場するMSはすべて重厚感あふれる動きで、それが独特のテンポやゲーム性を生み出しています。

 しかし、『バトオペNEXT』のMSの動きは軽快そのもの。個人的な感覚では『ガンダムVSガンダム』や『ガンダムブレイカー2』と同等に感じました。

 どちらが優れているということはありませんが、『バトオペ』プレイヤーは感覚の違いに戸惑うこともあるかと思います。

 そして2つ目の違いは、歩兵の概念がないこと。そのため中継地点の占拠はMSに搭乗したまま行い、拠点の破壊もMSの攻撃のみで狙うことになります。この2点と上記操作方法を覚えておけば『バトオペ』プレイヤーはすんなり『バトオペNEXT』になじめることでしょう。

■オープンβテストの戦場に乗り込め!

 ここまでプレイ、プレイと書いてきましたが、実は『バトオペNEXT』は現在オープンβテストを実施しています。オープンβテストでは最終的に9種類のMSに搭乗でき、『ガンダムSEED』に登場したヘリオポリスを舞台に戦闘が楽しめます。

 オープンβテストのデータはテスト終了時に消去されてしまいますが、オープンβテスト中は基本プレイどころかすべてが無料。出撃エネルギーも無限に補充できますので、好きなだけ『バトオペNEXT』の戦場に降り立つことができます。

 下記では、オープンβテストに先駆けて体験したMS3機ぶんのレポートを掲載しますので、こちらも参考にぜひ楽しんでみてください。

【オープンβテストで入手できるMS】

・ザクII(『機動戦士ガンダム』より)
・グフ(『機動戦士ガンダム』より)
・ガンダム(『機動戦士ガンダム』より)
・ジム・スナイパーII(『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』より)
・ストライクダガー(『機動戦士ガンダムSEED』より)
・ディン(『機動戦士ガンダムSEED』より)
・ジン長距離強行偵察複座型(『機動戦士ガンダムSEED』より)
・ストライクガンダム(『機動戦士ガンダムSEED』より)
・ウイングガンダム(『新機動戦記ガンダムW』より)

●ガンダム

 ガンダムはどんな状況でも戦いやすい汎用タイプに分類されるMS。コストも中堅どころで、スタンダードそのものといったところです。

 ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、ガンダムハンマーと、ガンダムに乗るなら使いたい! と思える兵装がそろっており、そのどれもが使い勝手は良好。

 ビーム・ライフルとハイパー・バズーカはどちらも中距離戦でのけん制に最適で、ヒットすれば味方の追撃も期待できます。そしてガンダムハンマーは、射程距離こそ短いものの威力はバツグン! 低コストのMS相手であれば機体HPの半分以上を軽々と減らすほどです。

 ビーム・ライフルとハイパー・バズーカの弾切れにさえ気を付ければ初心者でも十分に戦える、まさに“汎用of汎用”なMSといったところです。

『ガンダム バトルオペレーションNEXT』
▲もちろんビーム・サーベルを所持しているので、接近戦もこなせます。

●ジム・スナイパーII

 支援タイプに分類されるジム・スナイパーIIは、GS2用スナイパー・ライフルとロングレンジ・ビーム・ライフルを装備したMS。どちらの兵装も射程距離が非常に長く、敵機の射程距離外から一方的に攻撃を仕掛けられるのが魅力です。

 ただし、こういった長距離狙撃MSの『ガンダム』ゲームにおける宿命か、近接戦闘はやや苦手。味方よりも後方に陣取り、狙撃を行いながら歩くレーダー役として活躍するのがよさそうです。

●ウイングガンダム

 ウイングガンダムは急襲タイプのMSで、今回のβテストで使用できるなかでは最高コスト。その性能はどこをとっても優秀のひと言です。メイン射撃のバスター・ライフルは威力が高いし、格闘攻撃も使い勝手は良好。

 しかもウイングガンダムは変形可能なMSなので、広いマップを生かして自由自在に立ち回れます。複数の敵機に追われた際に逃げたり、遠くの敵機を急襲したりと変形を生かせばやりたい放題ですよ!

 そのうえ、特殊射撃1のバスターライフルは威力が規格外! 直撃した敵機は撃破確定と言っても過言ではないほどです。

 ウイングガンダムはオープンβテストをやり込んだ人だけが手にできるMSですが、一度乗ればその圧倒的な性能にヤミツキですよ!


 今回プレイできたのはこの3機だけですが、他のMSにも魅力は盛りだくさん。どのMSも独自の立ち回りが行えます。例えば、グフは射撃は苦手ですが、格闘は非常に強力。格闘攻撃で敵機を吹き飛ばした後にヒート・ロッドで追撃! さらに格闘攻撃をたたき込むといったコンボまでできます。

 こういったコンボや連携はプレイを重ねていくごとに見つかるものなので、実際にプレイしていろいろ試してほしいですね。

 ここまでいろいろな視点から紹介してきた『バトオペNEXT』ですが、ガンダムが好き、アクションゲームが好き。そしてその両方が好き。どんな人でも満足できるタイトルだと思います。

 MSを動かしているだけでも楽しいですし、戦場で出会った仲間との共同戦線は心躍ること間違いなし! しかもオープンβテスト中はどれだけ遊んでも無料なのですから、手を出さない選択肢はあり得ませんよ!

 ちなみに、公式サイトではβテスト参加者からの意見・要望を受け付けていますので、プレイ中に気になったポイントなどを投稿してみましょう。

『ガンダム バトルオペレーションNEXT』
▲チーム戦の新しい形と言える『バトオペNEXT』。まずはプレイして、その魅力を体感しよう!

●『ガンダムバトルオペレーションNEXT』ティザーPV

データ

▼『ガンダムバトルオペレーションNEXT』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応機種:PS4/PS3(ダウンロード専用)
■ジャンル:アクション
■配信日:2015年
■価格:基本無料/アイテム課金

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