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2015年4月28日(火)

『FF15』体験版が5月下旬アップデート? 操作性やカメラ挙動など、ユーザーの意見を受けた変更点にも言及

文:喜一

 本日4月27日15時より配信された“田畑Dのアクティブ・タイム・レポート/『FFXV』:フィードバック速報スペシャル”で発表された、PS4/Xbox One用ソフト『ファイナルファンタジーXV(FF15)』の最新情報をまとめてお届けします。

 『ファイナルファンタジー零式 HD』に付属した『FF15』体験版をプレイした人のフィードバックを受けて、何が変更したのかをお届けします。

■数字で見るエピソード・ダスカの評価

 全世界でプレイしたユーザーの評価点は8.3。それぞれ分類すると、アメリカでは8.6、日本では8.0、ヨーロッパでは8.3点になるという。

“田畑Dのアクティブタイムレポート”
“田畑Dのアクティブタイムレポート”

 細かく分類したグラフでは、音楽やグラフィックが高評価だったものの操作性を気にするプレイヤーが多いことがわかりました。

“田畑Dのアクティブタイムレポート”
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
▲日本では見た目に関するポイントは高いが、操作性のポイントは比較的低めに落ち着いたようです。
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
▲アメリカでも日本と同じようにグラフィックなどが高評価。そして、操作性を気にするユーザーが多い。しかし、日本ほどではないです。
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
▲ヨーロッパでの評価。全体的に平均的な評価がされているようで、特にヨーロッパではそれが顕著に出ているようです。
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
▲日本では『FF』シリーズということで興味を持ったユーザーが多いが、アメリカではRPGが好きだからということで興味を持ったユーザーが多いそうです。
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
▲アメリカのユーザーは体験版でコンテンツをやり尽くして満足している人が多い。日本では、何をしたらいいのかわからないという人や難易度が高いというユーザーが多く見られました。
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
▲欧米のプレイヤーは体験版で本編のイメージをつかめたという人が多いが、日本では、まだまだ期待感を込めた感想が多いようです。
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
▲本編を購入するのか、という質問には必ず購入するという人が多いようです。
“田畑Dのアクティブタイムレポート”
▲開発とのコミュニケーションの要望。アンケートや動画配信を求める声は多いと確認できました。

■ユーザーからの意見を田畑Dが詳細チェック!

 自由記入にて寄せられたユーザーからの意見を田畑Dと確認していく“届け、この想い! 体験版ユーザーの生意見 最も多かった意見、上位15位までを速報!”コーナーでは、いろいろな新情報などが飛び出ました。

・第1位:“ロックオンが使えねー”

 実際に体験版のマスターアップ後に開発陣がプレイした時にも、実感したことだそうです。これに関しては、すでに修正に取りかかっているようです。

・第2位:“カメラが近い、状況の把握ができない”

 乱戦になってしまうと、まったく周りの状況が把握できないという声が寄せられました。地形とカメラワークの関係性などがよくなかったと田畑Dも感じたそうで、こちらも修正中だそうです。

・第3位:“カメラの操作性が悪い、重い”

 単純にカメラ操作の感度などが悪いところがあげられました。同じく調整中のようです。

・第4位:“AIがアホ、味方が邪魔”

 AIの性能があまりよろしくないという声もありました。ノクトの進行方向に仲間が立ちふさがるなどの挙動は改善していくそうです。

・第5位:“ジャギーが気になる。フレームレート低下はもっと気になる”

 製品版ではアンチエイリアスが掛かるため、ジャギーが気にならなくなるそうです。フレームレートに関しては、粘り強く最適化を続けていくと田畑Dが語っていました。

・第6位:“モーションがリアルなぶん、動きがモッサリで遅い”

 武器の重みによって、動きが重く感じられることもあるそうです。こちらも、しっかりと調整する予定とのこと。

・第7位:“ミニマップや方位計ぐらいつけてよ”

 ミニマップや方位計は搭載する予定。モンスターの位置が把握できるようなレーダーに関しては、検討中とのこと。

・第8位:“MPに依存しない回避アクションがほしい”

 田畑Dによると、ドッジロールというMPを消費しない回避行動はあるとのこと。体験版に搭載できなかった理由は、アビリティの付け替えを用意できなかったからだそうです。

・第9位:“岩陰でMP回復ゲー。消費量緩和かMPに依存しないアクションがほしい”

 こちらも、製品版では改善される要素の1つだそうです。

・第10位:“バトル、難しすぎ。いや、簡単すぎ”

 難易度選択の導入を検討しているとのこと。

・第11位:“バトル操作性悪すぎ、単調だし”

 製品版では、ボタンの設定に関するコンフィグを搭載予定。難易度選択を導入するならば、もっとテクニカルな要素を入れる余地があるとのこと。

・12位:“ダッシュのスタミナがうざい。言うほど早く走れないし”

 製品版では、キャンプの際に料理を選択できるので、ダッシュを強化できるような料理を食べるのがオススメ。

・第13位:“バトル時だけでなく、移動手段の1つとしてシフトを使いたい”

 2月の段階までは通常時も使える仕様だったが、開発中のバグが多発したため、体験版では制限をかけたとのこと。また、製品版ではシフトができるポイントが増えるとのこと。のちのち、シフトを多く駆使しながらクリアしなくてはならない場所などもあるとのこと。

・第14位:“任意回避で攻撃キャンセルさせてください”

 現時点の開発段階ですでに導入されていますが、すべての攻撃をキャンセルできるようではないそうです。

・第15位“バグが多い”

 もう一度足元を固めて、バグなどの見直しにつとめるとのこと。

●番外(北米特記事項)ノクトの声、変だよ!

 これに関しては、体験版とは変わった演技に修正してもらっているようです。

●番外(欧州特記事項)シドニーがセクシー過ぎ、パーティに女性を!

 シドニーはセクシーなキャラではなく、快活でアクティブなキャラクター。男性スタッフが誠心誠意作り上げた結果、少し魂がこもりすぎしまったかもしれないとのこと。

 レギュラーパーティとしての女性キャラクターは入らないが、ゲストキャラクターがパーティに参加した時には、何かしらの変化に期待してほしいとのこと。

■体験版アップデートパッチ“エピソードダスカVer.2.00”が配信予定!?

 問題点の修正などはすでに始めており、修正が完了しているものもあります。そして、今後の経過次第ですが、5月中には体験版のアップデートパッチの配布も考えているようです。

 個別で4人が行動する“別行動クエスト”の追加も検討されているようです。例えば、朝に行動を決めると、それに仲間の1人、2人などがついてくる形。パーティ人数の変化によって、会話のやりとりなどが変化するそうです。夜にキャンプで集合した際には、その日の結果を報告しあうなどの会話も楽しめるそうです。

“田畑Dのアクティブタイムレポート”

●“エピソードダスカVer.2.00”

【確定】
・AXB強化(連携追加など)
・カメラ・ターゲットシステム調整
・コンバットアクション追加/バランス調整・バグ修正

【検討中】
・別行動クエスト/フレームレート安定化

 今後については、2015年のE3ではなく、8月のGC(ゲームスコンベンション)から大きなプロモーションを打ち出していくようです。さらに、次回の田畑Dのアクティブタイムレポートが5月下旬に放送される予定だと発表されました。

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