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2015-05-06 14:00

シチュエーションCD『ラクリモサ-七つの罪- Vol.1 憤怒の章 ニコ』鳥海浩輔さんインタビュー完全版

文:ガルスタオンライン

 ある罪に問われ王に封じられた七翼の騎士と、何不自由なく育った王の娘である姫との禁断の恋を描くシチュエーションCD『ラクリモサ-七つの罪(あい)-』。憤怒の大罪を受けた、ニコを演じる鳥海浩輔さんに直撃取材! 電撃Girl’sStyle4月号に掲載しきれなかった部分を含めた、完全版でお届けしていく!

『ラクリモサ-七つの罪- Vol.1 憤怒の章 ニコ』鳥海浩輔インタビュー

――ニコの印象についてお聞かせください。

 怒りっぽい人でしたので、初めは荒々しい人という印象があったんです。でも、物語が進むにつれ、彼は決して自分のワガママや自己中心的な考えで怒っているわけではないんだと思うようになりました。ニコが怒るのにはきちんとした理由があり、彼なりの正義もあるんですよ。それを曲げずに、守り通そうとするニコの姿には共感ができました。

 また、彼は考え方が非常にシンプルで、まっすぐな性格の持ち主でしたね。いい意味で子どもっぽい一面が見えてきたので、意外とかわいらしい人だなと思いました(笑)。

――本作のシナリオはいかがでしたか。

 理不尽な理由で封印された憤りや憎しみから、最初はニコの乱暴さが目立つかと思います。しかし、物語が進むうちに彼の優しさが見えてきますので、実際にはそんなに怖い人ではないとわかっていただけるんじゃないかな。主人公に対しても、触れ合っていくうちに少しずつ変わっていきましたね。

 本作に登場する騎士たちは罪に問われ、封印されてはいますが、むしろ封じられた騎士たちの周りにいた人間たちのほうが私利私欲にまみれていたように思います。

――本作で、騎士と姫は「メリーバッドエンド」を迎えることになりますが、ニコの結末はいかがでしたか?

 あまりくわしくは話せませんが、ひとつの愛の形かなとは思いました。最後、ニコが主人公に語りかけたセリフは、決して悲しい感じではなかったです。確かに周りからみたら悲しい結末ではありますが、彼らの魂的には報われたのかなと思いますね。でも、個人的にはハッピーエンドが好きなので、特典のものがラストだったらうれしかったかも(笑)。

 彼は強いですから、その強さで幸せを勝ち取るという選択もあったと思うんです。そうしたら本当の意味で幸せになれたかもしれませんが、彼はそうはしなかったんですよね。いろいろ選択があったんじゃないかとは思いますが、追いつめられた人と死なない体を持つ人が一緒になろうとすると、本作で彼らが選んだ結末になるかなとは思いました。

――ファンの方へのメッセージをお願いいたします。

 トップバッターということで先陣を切らしていただきます。本作のメリーバッドエンドというものをどう受け取るのかは、みなさんにお任せしてしまう部分になるんですけれども、こういった愛の形もあるんだということを知っていただけたらうれしいです。

データ

▼「ラクリモサ-七つの罪(あい)-」 Vol.1 憤怒の章 ニコ CV.鳥海浩輔
■メーカー:Rejet
■発売日:2015年4月29日
■希望小売価格:2,000+税
 
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