2015年5月9日(土)
『全力少年達のおうたCD 3年生ユニット ユズル&セナ』増田俊樹さん収録後インタビュー完全版
停滞する少女と、全力で生きる少年たちの恋のおうたと物語『全力少年達のおうた&とりあい』から、シリーズ第1弾『全力少年達のおうたCD 3年生ユニット ユズル&セナ』が4月29日に発売! 電撃Girl’sStyle4月号に掲載しきれなかった、セナ役・増田俊樹さんの収録後インタビュー完全版をお届けする。
――オファーを受けたときや、台本を読んだときの第一印象を教えてください。
6人のキャストも同時に発表されて、今注目されている若手声優がそろっているなと思いました。キラキラした作品になるんじゃないかなと思ったのが第一印象ですね。
――演じられてみて、作品の世界観などはいかがでしたか?
3年生の2人なので、ほかの2年生と1年生と違って重厚感のある落ち着いた作品になってくるのかなと思いました。ですが、本当に女の子をとりあう高校生2人という、年相応な展開がされていて、聴き手の方がとても入りやすいソフトな作品になっています。いろんな人に聴いていただけたらと思いました。
――けっこうにらみ合うシーンがありますよね?
そうですね。にらみ合うにしても、決してメンチをきっているわけではなくて、本当に火花が散るようなSEがついているので、ある種コミカルな感じで作られていますよ。
――本作は想いを隠さず伝えているので、けっこうさわやかな面もありましたね。
相手に対して何かをするというよりは、真ん中の女の子に対して、お互いの想いのたけを伝えて、結果がどちらに転んでもあとくされない感じにはなっています。
――どちらかを選んだあとの物語も描かれていましたが、自分を選んでくれたあとの物語はいかがでしたか?
僕は逆に少しさみしい気持ちになりましたね。彼女と付き合ってしまったことによって、3人の今までの関係がやっぱりちょっと崩れてしまったのかなとか、俯瞰してみると素直によろこべませんでした。演じている側としてセナは主人公にとてもメロメロで、甘えん坊な感じでやらせていただいたので本人たちはラブラブなんですけれど、ユズルのことを思うと……。
――セナの印象はいかがでしたか?
弟や妹の世話をしたり、家の手伝いをしたり、けっこう面倒見のいいキャラクターです。絵を見たり、資料をみたときはクールなキャラクターなのかなと思っていたんですけれど、そんなこともなく、斜にかまえているわけでもなく、かなり苦戦しました。これだけしっかりとテーマカラーが決まっている6人ですし、聴き手側の第一印象とイメージカラーが直結しやすいなとは思っていたんですけれど、演じるなかで「さわやかさもそうなんですけれど、もっと明るく、わちゃわちゃする感じにしてほしいです」とディレクションをいただいて、想像するのが難しかったです。
――どのあたりが演じるうえで難しく感じられたのでしょうか?
ハキハキとユズルが会話をしている感じとか、取っ組み合いの感じの会話のときが難しかったです。
――セナくんはお弁当を学校に持っていってましたけれど、増田さんは学生時代はお弁当派でしたか? それとも学食はですか?
僕はお弁当でした。自分で作ったりはしていないですけれど。
――セナくんはマヨラーでしたが、マヨネーズは好きなほうですか?
マヨネーズは好きです。たこ焼きと粉ものとかのものは、おたふくのソースといっしょに食べるので、マヨネーズはけっこうかけたりします。ですが、ご飯やカレーにはかけないので、マヨラーではないです。
――キャラクターソングを歌われての感想をお願いします。
さわやかなドラマパートとはうって変わって、かなりディープな大人っぽい曲だなと思いました。ドラマよりも歌を最初に収録したので、ライトな作品だと聞いていたのに、歌詞がなかなか刺激的なのでお話も結構がっつりいくのかなと思ったりもしましたね(笑)。
――そういう面でギャップがあるんですね。
はい、そうですね。歌は彼ら本人たちが歌っているんですけれど、すべてを彩ったりかたどっているわけではないので、彼らがこういう曲を歌ったらこういう風に歌うんだよ、という1つのギャップとして大人な部分も見せるための曲なんじゃないかなと思いました。
――青春が1つのテーマですが、ご自身が青春だな! と思うことなどありますか? もしくは学生時代のエピソードがあれば教えてください。
学校の授業をさぼることが青春だなと思います(笑)。僕はさぼったことがないので、今この歳になって高校時代にやってればよかったなと……。4限のあとに昼飯を食べて、そのままどこかにボケーっとしながら5限に出席しない、みたいな学校生活にあこがれがあります。
――不良にあこがれるがあるんですか?
あこがれていましたね。性格的に絶対できないからこそのあこがれですけど(笑)。恥ずかしいことだったり少し道にそれたことだったりが恰好いいなと思ってしまいますね。そういう気持ちこそが青臭い、青春だったなと思ったり。今もし戻れるのならば戻ってみたいなと思います。でも結局サボったりはできないんだろうなあ……。
――では、発売を楽しみにしている読者のみなさまにメッセージをお願いします。
全力少年たちのシリーズの、1番最初である3年生のペアとして出させていただきます。とりあいというワードがついてはいるんですけれど、かなり内容としてポップでソフトな、ライトな(笑)作品になっていて、どんな年齢の人でも楽しめるんじゃないでしょうか。それこそ、彼らのキャラクターたちと同じ年代の高校生の方々もそうですし、高校卒業して働いている方にもそういう学校生活があったら楽しそうだったな、とちょっと妄想も膨らむ作品なので、ぜひぜひ幅広い人たちに聴いていただきたいと思っています。よろしくお願いします。
(C)2015 Rejet
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