停滞する少女と、全力で生きる少年たちの恋のおうたと物語『全力少年達のおうた＆とりあい』から、シリーズ第1弾『全力少年達のおうたCD 3年生ユニット ユズル＆セナ』が4月29日に発売！　電撃Girl’sStyle5月号に掲載しきれなかった、ユズル役・蒼井翔太さんの収録後インタビュー完全版をお届けする。

――ご自身が演じられたユズルの第一印象を教えてください。

　8頭身で、すばらしくスタイルのいいキャラクターだなと思いました。僕の演じているユズルは、バスケ部のキャプテンということもあり、文字通りのさわやかさでとてもかっこいいです。それに2人の着ているブレザーの制服がとてもかわいくて、着てみたいなと思いました！　僕は小中高とずっと学ランだったので、ネクタイとかチェックのパンツとかにあこがれがありますね。あと、最初ユズルはケチャップが好きだと思っていたんです。髪の毛も赤いですし、キムチとか赤いものかなと思っていたので、ゆずコショウだったことは意外でした（笑）。

――幼なじみのセナの印象はどうでしたか？

　どちらかというと、ユズルよりも甘えん坊なところがあったり、子供っぽいところがあるなと台本を読んでいて感じました。今の時点で増田さんの声は聴いていないんですけれど、なんとなく犬のような人なつっこいキャラクターなのかなと思いました。わがままなところは可愛いだろうなとか、増田さんが声をあてたときの仕上がりが楽しみです♪

――青春がテーマの作品ですが、物語はいかがでしたか？

　『おうた』のほうは、幼なじみという設定もあり、セナとユズルが家族みたいに仲がよくていいなと思いました。幼なじみすべてが家族みたいに仲よくなれるかというと、そうではないと思うんですよね。家の手伝いで忙しいセナに対して、ユズルが「家のことで手伝えることがあったらなんでもするよ」と声をかけたり、隣同士で家が近いので、兄弟の多いセナが「ごめんね、昨日の夜うるさくなかった？」と、ユズルに気を遣ったり、2人の人間性にも惹かれました。

　『とりあい』では、ここまで!?　というくらい子どものように主人公をとり合っています（笑）。2人がバトルするスイッチの入り方がとてもおもしろいなと台本を読んで思いました。

――キャラクターソングを歌唱されての感想をお願いします。

　まず、聴いた瞬間にすごい曲がきたなと思いました。最近、MIKOTOさん作曲の曲を歌わせていただくことが多くなったんですけれど、曲自体にとても特徴があるんですよね。『初体験（First Experience）』は、ちょっとセクシーな印象を受けたので、最初の第一声めはセクシーめで攻めたら、「ちょっとセクシーすぎる」と言われてしまい（笑）、セクシーさを残しつつ、少し抑えてユズルの硬派なところも出しながら歌わせていただきました。先に増田さんが歌われていて、それを聴きながら歌わせていただいたので、できあがりが本当に楽しみです。ジャケットも、とてもセクシーですよね。制服からどうしてこうなったんでしょう（笑）。いい意味で危うさがあって、ジャケットイラストにインパクトがあるなと思いました。

　『妄想（ドリーム） ADVANCE a GO!GO!』は、激しめなロックよりの曲になっています。ちょっと歌詞が特徴的で、ダークめの歌詞なんですけれど、逆にその歌詞とロックが合わさったときに、とてもメッセージ性が強くなったなと思いました。メロディもわりと歌いやすくて、気持ちを乗せやすかったです。こちらは先に僕のほうが歌わせていただいたので、増田さんと合わさったときにどうなるのかまた楽しみです。

　どちらの曲も間にセリフがあるんですけれど、セリフを入れるタイミングもむずかしかったです。メロディのタイミングをみながら、がんばって収録しました。『初体験（First Experience）』はセクシーめで、『妄想（ドリーム） ADVANCE a GO!GO!』はストレートで勢いのあるセリフになっています。

――青春が1つのテーマですが、ご自身が青春だな！　と思うことなどありますか？　もしくは学生時代のエピソードがあれば教えてください。

　やっぱりスポーツに取り組んでいた時期は、青春だったなと思います。学校からずっと離れたテニスコートに、授業が終わったあとみんなで自転車に乗って通っていました。部活が終わったらコートを掃除して、またみんなで自転車でいっしょに帰るという何気ない日常が、今思うと青春でしたね。高校はテニスの推薦で高校に入って、期待されていたんですけれど、いろいろあって辞めちゃいました（笑）。

――最近は青春を感じることはありますか？

　10代だったり学生だったり、青春時代のキャラクターを演じることが多いので、演じているなかで青春だなと感じることはあります。あとは高校時代の友だちから連絡が来ると、いっしょに遊んでいたときの思い出がよみがえってきてなつかしいです。

――発売を楽しみにしている読者のみなさまにメッセージをお願いします。

　今回、全力少年たちの『おうた』＆『とりあい』の2つのバージョンが発売されるんですけれど、ユズルとセナの関係性がとてもおもしろくて、ププッと笑えるような作品になっています。シナリオも読んでいて楽しかったですし、歌もセクシーでかっこよくて、どちらもがんばって収録させていただきました。まだ僕も聴けていないですけれど、増田さん演じるセナと、僕の演じるユズルをよろしくお願いします。この2人のほかにも2年生、1年生と後輩キャラクターたちが登場するので、そちらもお見逃しなく！

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