2015年5月8日(金)
全力で走る少女たちは美しい! Craft Egg×エイティングの新作アプリ『なないろランガールズ』は、そんな“走る女の子”を育てる育成シミュレーションです。開発陣もあらゆる場面で全力! というわけで、音楽にもかなり力が入っています。主題歌は、ヒロインたちを演じている7人の豪華声優陣が歌う『虹色キャンバス』!
今回はその収録現場に立ち会って、声優の皆さんにお話をうかがってきました。ちょっと長めの記事ですが、読者プレゼントも用意しておりますので、最後までお付き合いください!
■『なないろランガールズ』とは
『なないろランガールズ』は、今よりちょっとだけ未来の世界を舞台にしたスポーツ少女育成SLG。プレイヤーは、国民的大レースでの優勝を夢見る7人の少女のマスターとなり、トレーニングを通して彼女たちを育てながら、ともに幾多のレースへ挑んでいくことになります。
――古木さんが演じられている柑奈ちゃんは、どんな娘ですか?
古木のぞみさん(以下、古木):柑奈ちゃんはとても元気な子です! 明るくて、友だちになりたいって感じがします。私が持っている“元気”をすべて出して演じました!
――本作でテーマソングを歌うというお話が来た時は、どう思われましたか?
古木:「やった、歌うぞ!」って思いました! ……その時はとても希望に満ちあふれていて、すごく楽しみでした。
――曲を聴いた時の印象は?
古木:とてもさわやかで、スピード感があって、「さすがランガールズ!」って思いました(笑)。歌詞は、ストーリーの中で柑奈ちゃんが思い悩んだりすることもあるので、「そういうところで歌詞と物語がリンクしているんだな」って、ナルホドと思いながら歌いました。自分で歌っていても、応援されているように感じる歌詞ですね。
――収録の際に気をつけた点は?
古木:ゲームのボイスはちょっと前に録ったんです。今回は「柑奈ちゃんで歌うんだから、柑奈ちゃんを呼び覚まさなければ!」と思って、ゲームの台本を引っ張り出して、もう1回自分でやってみました。それで、「あー、柑奈ちゃんってこんな感じこんな感じ!」って思い出して。最初に歌を聴いた時は、リズムとか音の高さに気をつけなきゃって思ったんですけれど、その後「……こんな感じのテンションで歌うのかぁー!?」ってなりましたけど(笑)。
――特に大変だったところはどこですか?
古木:まず、最初の第一声が出なくて、「これは先が思いやられる~」と思いました(笑)。あとは、大サビのところの「いつだって♪」の歌詞の部分が難しかったです。
それと、最初に歌ったのをあらためて聴くと「あっ、これは古木さんが歌ってらっしゃいますね」という感じになっていて……。自分では最大限、柑奈ちゃんで歌っているつもりだったんですけれど、「もっと柑奈ちゃんにならなきゃ」と思って歌い直しました。
――収録では名言がいくつも飛び出して、見ていて楽しかったです(笑)。
古木:スタッフさんの呼びかけに、思わず「はいよー!」って返事しちゃったり(笑)。ちょっと考えごとをしていたら、思わずそんな返答が出てしまいました。でも、私も収録はとても楽しかったです。
――ところで、最近全力で走ったというエピソードはありますか?
古木:私が道を歩いていました……。そうすると、私と同じピンクのワンピースを着た人が横からヒョイッとやってきたので、私は避けました。次に前から、やはり私と同じ格好をした男の人がやってきたので、私はまた避けました。すると、今度は私と同じ格好をしたおばあさんが!
「うわぁ、なんだこれ」って思っていたら、私と同じ格好をした人たちがどんどん追いかけてくるんです! 私は走って走って走って逃げました!! そして追いつかれて、「ひぇー!」ってなったところで、私は目を覚ましました。……それが、私が最近全力で走ったエピソードです(笑)。
――という夢だったんですね(笑)。
古木:小学生くらいのころから、よく誰かに追われる夢を見るんですよ。追われている……んでしょうか!? 誰かに夢占いをしてほしいです。
――いったい何に追われているのか……(笑)。余談ですが、学生時代にはクラブ活動などはされていましたか?
古木:中学の時にソフトテニスをやっていました。ダブルスの後衛だったんですけれど、その理由が、「その身長だと高いボールに届かないから」と先輩に言われたからなんです(笑)。本当は前衛がやりたかったんですけれど! 前衛でスマッシュを決めたら、カッコイイじゃないですか? でも身長が……(笑)。
――最後に、このテーマソング『虹色キャンバス』の聴きどころを教えてください。
古木:すべてを心して聴いていただきたいですね。特に、私が苦労した入りの部分とサビの部分も「できてんじゃん!」と、やさしく聴いていただければと思います(笑)。ゲームのどこかで流れると思いますので、歌っている私たちと一緒に、ノって聴いてくれるとうれしいです!
――加隈さんが演じられている菜々美ちゃんは、どんな娘ですか?
加隈愛衣さん(以下、加隈):個性あふれるヒロインたちの中でも、ちょっとおっとりした天然っぽい感じの立ち位置ですね。皆の間では“一生懸命さ”が共通しているんですけれど、菜々美はその中でもサポート役に回るだろうなと思いながら演じました。「友だちになれたらいいな」と思えるような娘です。
――今回はテーマソングの収録でしたが、このお話を聞いた時はどう思いましたか?
加隈:セリフの収録の時に初めて「歌もお願いします」って言われて、「あっ、私も歌うんだ!」と思いました。いざ曲を聴かせていただいたら、仮歌を当てている方の声がめっちゃかわいくて、「もうこのままでもいいんじゃないか」と思うぐらいでした。曲はすごくいいなって思いましたが、いざ自分で歌うとなったら……「あれ? すごく苦しくない?」と(笑)。
でも疾走感があって、皆で夢に向かって走っている感じが出ていて、楽しいステキな曲だと思います。とりあえず、自分が歌っているってことを気にせず聴きたいです(笑)。
――今回の収録に臨むうえで、気をつけた点はありますか?
加隈:最初は他のキャラとのバランスを考えて、おっとりしたキャラを意識して歌ったんです。でも収録では「もっと元気に」って言われたので、「あっ、ここまでやっちゃってもいいんだ!」と思って、元気さを出して歌いました。
あとは、7人の中でも割と歳上の方なので、カワイイけれど幼くなりすぎないように気をつけましたね。私の場合、カワイクしようとすると、舌足らずで幼い感じになってしまいがちなので……。「お姉さんやで!」という気持ちで歌わせていただきました(笑)。
――特に大変だった部分は?
加隈:全部ですね(笑)。自分でもいいなと思った曲なので、それが皆さんにも伝わるように、歌詞のメッセージ性を特に大事にしたいと思いました。
『なないろランガールズ』だから、「7つの」とか「大きい8歩に変わってたね」というような数字遊びみたいなフレーズがあって、そういうのもすごい好きですね。歌詞を追っていたらメロディが難しくて、気づいたらあっという間に終わっていたりもしましたけれど(笑)。でも、やさしくディレクションしていただいたのでよかったです。
――ちなみに最近、全力で走ったエピソードはありますか?
加隈:友だちと待ち合わせをした時に、まず携帯を忘れて家に戻って、さらに渡すプレゼントを忘れたのに気づいて、またまた家に戻ったことがあって(笑)。1回目はまだ余裕だったんですけれど、2回目は時間のロスが大きすぎて「マジ無理だ」って思い、自分なりの全力で走りました。でも、そういう時に限って信号に引っ掛かったりするんですよねー。
――学生時代、何か部活はやっていらっしゃいましたか?
加隈:部活は中学で卓球部、高校で放送部をやってました。だから走らなかったです(笑)。いま全力で走ったら、どうにかなっちゃいますね。ゲームの中では走る時もカワイイ感じの声で録って、息も弱めだったり、荒い息もあったりと、何パターンも録ったんですけれど、リアルだったらそんなカワイイ声で走るのは無理です(笑)。
近藤プロデューサー:ちなみに僕は陸上部でした。
加隈:なるほどー。部活で一緒に走っている女子を見て、このゲームの構想が浮かんだと(笑)。
近藤プロデューサー:やめてください、そんなのが載ったら同窓会に行けなくなるから(笑)。
加隈:……というフリなので、ぜひ載せてあげてください(笑)。
――最後に、この曲の聴きどころや注目ポイントを教えてください。
加隈:奈々美の元気バージョンで歌わせていただいたので、ゲームの時とは違う印象になっていると思いますけれど、それが皆の声と合わさってどんな形になっているのか、私も完成が楽しみです。何回も聴きたくなる曲ですし、自分が頑張っている時に支えてくれるような曲だと思いますので、ぜひ歌詞の意味を考えながら聴いていただいきたいなと思います。よろしくお願いします!
――五十嵐さんが演じられているりなは、どんな娘ですか?
五十嵐裕美さん(以下、五十嵐):皆さんの中ではおなじみのロリキャラで、もう何人目のツインテキャラなのかという感じですが(笑)。でも、アクのないロリキャラはあまりやらないので、ちょっと珍しいかもしれないですね。いわゆるちっちゃい子を演じる時も、私はすごく低い声で作っているので、りなちゃんに合うのかどうか心配だったんですけれど……。スタッフさんに「大丈夫!」と言っていただけたので、きっと大丈夫です(笑)。
――テーマソングを歌うというお話が来た時は、どう思われました?
五十嵐:スケジュールを見たらキープが入っていて、「あっ、歌うんだこれ!?」って思いました。アプリで主題歌を録るというのもなかなかなかったので、ラッキーだなって思いましたね(笑)。
すごくキャッチーでカワイイ曲だと思ったんですけれど、意外と難しかったです。「ここはこう来るかな」と思ったところで「そう来るんかい!」と、予想を裏切るようなリズムの展開があって、どこを伸ばすのかなどの注意を譜面にすごく書き込みました。今まで歌ったキャラソンの中でも、かなり苦戦したほうですね。でも曲調はすごい良いので、この曲は人気出ますよ。……「お前、何様だよ」って感じですけれど(笑)。
――いや、五十嵐さんのお墨付きなら間違いないですよ(笑)。
五十嵐:最後の「いつだって!」っていうところで疾走感があって、いいと思います。イベントなどで皆さんの前で歌えたら、気持ちよさそうですよね。
――歌の収録で特に気をつけられたことは?
五十嵐:いや、とにかく必死に練習しました。いい曲なので、頑張って歌わないと失礼だなと。でも、元気に歌うっていうのが苦手なので……。普通のセリフと違って、歌はニュアンスを入れにくいので大変ですね。あと、こういうちっちゃい子の時には、大人っぽくならないようにファルセットをできるだけ使いたくないので、血管が切れそうです(笑)。それに低音はキャラがブレちゃったりするので……難しいですね。
――でも収録はすごくスムーズでしたよね。
五十嵐:スムーズすぎて不安ですけれど、スタッフさんがいいとおっしゃるので、いいんです(笑)。以前は、自分で不安になると「ここ、もう1回いいですか?」って録り直しをさせていただいたりしていたんですが、最近はもう「スタッフさんがいいと言ってくださるなら、それでいいんだ、信じよう!」と思うようになりましたね。
――ところで、最近全力で走ったエピソードはありますか?
五十嵐:この間、ライブの日の朝にタクシーに乗ろうと思ったんですけれど、雨が降る中、全然タクシーが来なかったんです。それで、マネージャーさんと一緒に歩いて探していたんですが、タクシーが通りかかった瞬間に、そのマネージャーさんが私に傘を渡して猛ダッシュしたんです。えっ、嘘でしょって思って、「ねぇ待ってよ! 待って!」って叫んで後を追いかけたんですよ。たぶん他の人には、雨の中でフラれた女が叫びながら男を追いかけているっていう、すごい修羅場に見えたんじゃないかと(笑)。
――すごいエピソードをありがとうございます(笑)。学生時代は部活に入っていましたか?
五十嵐:中学の時はバドミントン部、高校の時は放送部でした。小中学校では運動もやっていたんですけれど、高校では全然でしたね。いつしか、こんなに運動が嫌いになってしまいました。ゲームでだったら、いくらでも走るんですけれど(笑)。
――ゲームで部活と言えば、五十嵐さんはとあるゲームに登場する“運動部のアイドル”が大好きだったとか。
五十嵐:そうなんです。あの時、私はこいつと結婚するんだって思って……。当時、まだ小学生ぐらいでしたけれど、嫁がいた(笑)。彼女がマネージャーで、主人公はサッカー部の補欠で、毎晩神社で練習するんですよねー。
――PKの練習をするんですよね。そういう意味では『なないろランガールズ』も体育会系の青春というところで、共通するテーマではありますよね。
五十嵐:『なないろランガールズ』は、逆にプレイヤーが女の子を応援するほうですけどね。私もお弁当作って応援します(笑)。
――それでは、今回の曲の聴きどころを教えてください。
五十嵐:一発で「この曲、いい曲じゃん!」っていうのがわかるので、皆さんも実際に聴いたら絶対ハマると思います。私も完成が楽しみですし、皆さんにも早く聴いていただきたいですね。サビもすごくテンションが上がりますし、コールも入れやすそうなので、ライブで歌える機会があればいいなと思っています。
――小澤さんが演じられている一ノ瀬愛は、どんなキャラクターですか?
小澤亜李さん(以下、小澤):実は愛(まな)には、恋(れん)という双子の姉妹がいるんです。愛が姉なんですけど、気が強くて素直になれない感じのキャラクターですね。恋は少しワガママな性格なんですが、ストーリー的にもちょっと姉を見下しているようなところがあります。愛はそんな妹に劣っているという引け目があって、最初は少し劣等感を持っているんですよ。
――双子だけど、ちょっと対立している関係なんですね。
小澤:そうなんですよ。双子だけれど、一緒にいるわけじゃなくて別々に行動しています。
――今回はテーマソングの収録ということで、お話が来た時はどう思われました?
小澤:「7人で歌えるんだ!」って思いました。ゲームの収録だと実際に7人で顔を合わせることはないですが、歌だと曲の中で声が合わさるので、楽しみだなと思っていました。
――実際に曲を聴いた時の感想は?
小澤:曲がすごく素敵だったので、うれしくてお気に入りになりました。……でも、うまく歌えるかどうかは別の話で、「頑張らないとなあ」と(笑)。目標に向かって頑張っている人の歌なので、誰かの元気の源になるような、すごくいい歌詞だなと思いました。
――歌の収録で特に気をつけたことは?
小澤:曲の雰囲気をうまく出せたらいいなと考えました。この曲はカワイイというよりも、強い意志やさわやかさがある曲なので、それがちゃんと声にのるといいなと思って歌いました。
――キャラクターとしての個性は出せましたか?
小澤:目標があって進んでいくという感じは出せたと思います。キャラクター的には、「強くなりたい」というのをすごく考えている子なので、その気持ちは歌詞にのせやすかったですし、入りやすかったですね。
――歌っていて大変だったのはどんなところですか?
小澤:いくつか言いづらいフレーズがあって、「かむ~」と思っていましたが(笑)、そこは気をつかいました。すごくノリがいいので、聴いている分には楽しいんですけど、練習の時には「なんて難しいんだろう……」と考えていました(笑)。
――話は変わりますが、最近全力で走ったエピソードはありますか?
小澤:それが、平和なことにないんですよ。軽く走ったりするのは日常的にありますけど、全力っていうのはあんまりないなと思います。普段ランニングをするんですが、全力で走るってことはないですね。
――ランニングは身体を鍛えるために?
小澤:どちらかというと、気持ちをリフレッシュさせるためですね。モヤモヤたまったものがデトックス(解毒)されていく感じで、精神統一のためにやっています。
――学生時代は何か部活をやっていましたか?
小澤:中学の時だけなんですけど、陸上部で短距離をやっていました。身体を動かすのは好きでしたね。
――今はスポーツをする機会はありますか?
小澤:一緒にスポーツをしてくれる人がいないので、1人でランニングやヨガで汗を流すぐらいですね。あとは、たまに山に登りに行ったりしています。でも、なかなか若い女性で登山に興味がある人って少ないですからねー。
――最後に、この曲の聴きどころを教えてください。
小澤:元気だけどさわやかで、朝にも聴けるような曲です。聴いたら、気持ちも切り替えられると思います。生きていて悩むことがあった時も、これを聴けば前向きになれるような曲だと思いますので、落ち込んだ時でもきっとさわやかな気持ちになれます! ぜひこれを聴いて走ってみてください!
――茅野さんが演じられている怜華はどんな娘ですか?
茅野愛衣さん(以下、茅野):一番大人のキャラクターということで、すごく色気のある女性ですね。でも自分より年上なのかと思ったら、全然年下でした(笑)。皆のお姉さん的な存在に感じてもらえたらいいなと思って演じました。
――テーマソングのお話が来た時はどう思われましたか?
茅野:アプリで主題歌を録るというのは、あまりないことですね。しかも、こんなにたくさんのキャスト全員で歌えるなんて、贅沢だなあと思いました。どのキャラクターを好きな方でも楽しんでいただけると思うので、今回、皆で歌えてとてもうれしかったです。
――実際に曲を聴かれた時の感想は?
茅野:ちゃんと作品に沿った歌詞になっていて、走るということと、皆で夢に向かって前向きに進んでいくということが盛り込まれていると思いました。7人それぞれに当てはまる歌詞の内容で、みんなで目標を持っているという感じが伝わる、さわやかな曲ですね。
――歌の収録で特に気をつけたことは?
茅野:キャラ的にはお姉さんなので、カワイらしくというよりは、カッコイイ怜華さんの感じを見せられたらな、というのはありました。いろんな年齢の役を演じる機会がありますが、こういう大人っぽい役で歌うという機会はあまり多いわけではないので、どういう風に歌おうかなと思ったんですけれど……。今回は、自分で考えていたイメージと、スタッフさんのイメージの間に差がなかったようなので、ホッとしました。
――リズムやメロディは難しかったですか?
茅野:私は歌のプロではないので、難しいかどうかもよくわからないんですよね(笑)。仮歌を聴いて、すごく聴きやすくて元気になれる曲だなと思ったので、特に先入観を持たずにできましたね。
――歌っていて、特に大変だったところはありますか?
茅野:キャラのイメージを守りつつ歌うというのが難しいですね。テンションも、皆に合わせると元気になりすぎてしまうところがあったので……。音程も守らなきゃいけないけれど、キャラのイメージも守りつつやるとどうなるかなというのは、探りつつやっていました。
――収録の順番は茅野さんが最後でしたが、他の方の歌を聴きながらの収録でよかったという部分はありますか?
茅野:今回はお姉さん的なキャラクターで、皆をまとめるような立ち位置なので、全員の声を聴いて歌えたのはよかったですね。
――曲の中で「ハイ! ハイ!」という掛け声がありますが、そこがすごく色っぽくてよかったです(笑)。
茅野:最初は怜華さんにもかわいいところがあると思って、かわいい掛け声にしたんですけど、「色っぽい感じで」と言われたのであんな感じになりました(笑)。同じキャラクターでも幅があるので難しいですよね。やさしい子でも怒ったらすごく怖い、みたいなこともあるじゃないですか? そこは作品を作られた方のみぞ知るところなので、私は声を出して、皆さんに判断していただくという感じですね。
――ところで、最近全力で走ったエピソードはありますか?
茅野:走らないですね(笑)。信号とかで急ぐといったこともイヤなので、あまり焦ったり走ったりはしないんです。でもウォーキングは好きですね。私自身はマイペースな性格で、「締め切り!」とか「何秒以内に何かする」みたいなことが苦手なので、自分のペースでウォーキングするほうが好きなんです。スタジオ間の移動も電車に乗らないで歩いてしまうことも多いので、スニーカー率が高いですね。普段は通らないような道を歩いて珍しいカフェとか知らないお店を発見したりするのが、楽しみなんです。
――学生時代、クラブ活動などはやっていらっしゃいましたか?
茅野:運動系は一切やっていなかったです。どちらかと言えば、文化部のお手伝いをしていましたね。新聞を作ったりとかポスターを描いたりとか……。文化祭の時は、いろいろ走り回っていた思い出があります。
――本作に期待しているファンの方へメッセージをお願いします。
茅野:この『なないろランガールズ』が、皆さんの日々の楽しみになってくれたらうれしいなと思います。朝の通勤の時間でも、夜寝る前にでも、1日ずっと身体を動かしていないという時でも、このゲームをプレイすればちょっと身体を動かしたような気にはなれます(笑)。私個人としては、体調管理の一環として、「この娘を走らせて自分も走ろう」という感じで遊んでもらってもいいと思います。皆さんにも、何か目標を持ってやってもらえたらステキだなと。ぜひ、少女たちといっしょに走り抜けてください!
――佳村さんが演じられている沙麗那は、どんな娘ですか?
佳村はるかさん(以下、佳村):まず“ヤンデレ”というところに注目されると思うんですが(笑)。それよりも、まずは“女の子らしい娘”というのが根本にあって、女の子らしすぎるがゆえに言いたいことが言えなかったり、他人のことを考えすぎちゃったりするところがある娘なんだなと思っています。
だから、そんな彼女に「そのままでいいんだよ」って言ってくれて、居場所を作ってくれたマスター(主人公)のことを慕っているんですね。最初は、親鳥に接する雛鳥のような気持ちだったんですが、次第にマスターのことが気になりだし……という感じです。
――今回はテーマソングの収録ですが、オファーが来た時はどう思われましたか?
佳村:ビックリしました。アプリで歌を歌うのは珍しいことらしいので、私も歌わせていただけるのは大変ありがたいなと思いました。
――初めて曲を聴いた時にどんな印象を抱きましたか?
佳村:「キラキラしてるな」って思いました。本作のヒロインは7人なので、テーマソングも7人で歌ってるんですよね。『なないろ』っていうタイトルですけど、キャラクターの色分けってされているんですか?
近藤プロデューサー:分けていますね。沙麗那のイメージは黒です。
佳村:黒なんですか!? 私は紫かと思っていました。根はマジメないい子なのに、黒いとは……(笑)。
――今回の歌の収録で、特に気をつけた点は?
佳村:沙麗那ちゃんはヤンデレということなんですけど、明るい歌なのであまりそこを出しすぎず、でもちょっとその要素を含んでおきたいなって……。一生懸命歌っている感じが出せたらいいなと思いました。
物語的には、ゲームがかなり進んでいる段階でのことを表現した歌詞なんだろうなというのは感じましたね。「楽しいことと悲しいことは、いつも半分こだね」という歌詞は、いろいろなことが沙麗那ちゃんにあったんだろうなって、想像しながら歌いました。
――キャラクターの声で歌う難しさというのはありましたか?
佳村:最初にセリフの収録をした時にディレクションをしていただいて、沙麗那ちゃんの声はできていたのですが……。歌を収録する前に、ちょっと不安だったのでもう一度ボイスを聞かせていただきました。再度、沙麗那というキャラクターを見つめ直してから収録しました。
――歌の中で特に苦労したところは?
佳村:疾走感みたいなところですね。伸ばすところを気を付けて歌うとか。「ここは四拍」と思っていても、歌っているうちにわからなくなっちゃうんです(笑)。楽譜を見て歌っていたんですが、曲が速くて追いつけなくなったので、歌詞を見て歌ったりしていました。
――ところで最近、全力で走ったエピソードってありますか?
佳村:友だちと横断歩道で競走したりとか(笑)。最近はそれぐらいですね。ライブ前に走り込みをしようと思ったんですけれど、3日くらいしかできなくて……。花粉にも弱いので、なかなか外で走れないですね。
――学生時代、部活は入っていましたか?
佳村:部活はいろいろ入っていたんですけれど、中学3年生の時に新しく柔道部が出来たので、当時流行っていた女子柔道漫画の影響で私も入部しました。でも夏までに引退したので、あまり打ち込めませんでしたね。受け身の基本と、大外刈りと一本背負いの2つの技だけ習って終わりました。
――本作を楽しみにしているファンの皆さんに、テーマソングの聴きどころなどを教えてください。
佳村:この曲は、2割は仲間たちに、8割はマスターへ向けた歌なのかなと思っています。カワイイ選手たちが頑張って、キラキラと希望へ向かって走っていく歌ですね。応援ソングでもあるし、応援してもらう歌でもあるので、「今日は頑張るぞ」っていう時にいっぱい聴いていただいて、ヒロインたちのことを思い浮かべてほしいなって思います。
――佐倉さんが演じられている優希は、どんな娘ですか?
佐倉綾音さん(以下、佐倉):ボーイッシュで、女の子にとても人気がある……というのとは裏腹に、彼女自身は決して根っからの王子様気質ではないんですね。そういう風に周りからの評価を受けて、それに応えようとしつつも、無理をしているわけでもなく、自然体で王子様をやってのけるような子だと思って演じました。だから、女の子にはすごくモテる娘ですね。
――テーマソングを歌うというお話が来た時は、どう思われました?
佐倉:アプリでここまできちんと曲をレコーディングして作るとは、「とても力が入っているなあ」と思っていたんですけれど、実際に上がってきた楽曲を聴いたら、とてもクオリティが高くてビックリしました。すごく丁寧に作られた楽曲で、うれしくなりましたね。
――歌詞を読んでみた感想はいかがですか?
佐倉:7人のキャラクターがそれぞれ個性的なので、どうやって1つの曲にまとめるのか疑問ではあったんですけれど、歌詞を読んでみたら、皆が心の根底で思っていることがちゃんと表現されていたので、すごく愛を感じました。
その中に「飛び込んだ1歩はいつしか 大きい(おっきい)8歩に変わってたね」という歌詞があるんですが、最初は「7人なのになんで『8歩』なんだろう?」って思ったんですよ。でも、いろいろ考えて「7人8脚みたいなものなのかな?」と思ったりしましたが(笑)、「あー、これはマスターを入れて8歩なんだな」ということに気がついて、ちょっと幸せな気持ちになりました。
――すごく歌詞の解釈を考えられているんですね。
佐倉:私たちは歌手ではないので、上手に歌って曲を魅力的に聴かせることは難しいと思うんです。その中でできることって、歌詞の内容を伝えることなんです。この曲の歌詞は読んでみて「いいな」と思いました。
――今回の収録で大変だったことはなんですか?
佐倉:基本的に上手い下手よりも、感情で歌うことに重きを置いているんですが、今回は7人で歌うということで、1人で感情的に歌うと協調性が取れなくて、それこそ「同じ歩幅」で歩けなくなっちゃうんです。それを、スタッフさんに指摘されて気がつきました。そこから、少しずつ他のキャラクターとの歩幅を合わせる作業が難しいなと思いました。
――収録する順番も大事なんですよね。同時レコーディングではないので、誰から順番に歌っていくのかで違ってくるという……。
佐倉:そうなんですよねー。最初のほうに収録するのと、最後のほうに収録するののどちらがいいかというと、キャラによるんです。協調性のない子が最初にやりたい放題に歌って、協調性のある子が後から合わせていくほうが、キャラクターの個性が曲に残りやすいと思うんですよ。今回は順番が後のほうの収録でしたけど、優希はあまり「自分が自分が」というタイプではなくて、他人のことを考えるほうなので、やりやすかったと思います。
――ちょっと話は変わりますが、佐倉さんは最近全力で走ったことってありますか?
佐倉:毎日全力で走ってます! 朝はギリギリまで寝ているので……(笑)。電車の時間も確認して、できる準備は前日の夜にして、ちゃんと用意しているはずなのに、家を出るのはいつもギリギリ。なので、毎日駅まで走っています(笑)。
――佐倉さんは、中高生のころはスポーツ少女だったそうですね。
佐倉:そうなんです。中学ではバスケ部でした。でも走るのが大っ嫌いで、瞬発力はそれなりにあったんですけど、長距離走が全然ダメでしたね。
――では最後になりますが、この曲の聴きどころを教えてください。
佐倉:私は曲を覚えるのがすごく苦手で、なかなか頭に入ってこないんです。でもこの曲はスムーズに覚えられて、つい口ずさみたくなるようなキャッチーなメロディで、明るい気持ちになれる曲だと思います。ゲームの女の子たちに元気をもらいながら、この曲でもゲームの世界観を広げる手助けができると思うので、ぜひたくさん聴いていただきたいと思っています。
●作詞・作曲・編曲担当 小野翔平さん(ランチボックス)
●編曲担当 三矢禅晃さん(ランチボックス)
――収録を終えた感想は?
小野:僕はまだ新人なので、今回は7人分の歌を収録させていただいて大変勉強になりました。やっぱり声優さんってすごいですね。皆さんのおかげで、魔法のような作品が出来上がる気がします。
三矢:僕も小野と同じく新人ではあるので、たくさんの声優さんとレコーディングさせていただいたのは貴重な経験になりましたし、今後のモチベーションにもつながっていくと思います。「声優さんっていろんな声が出るんだな」っていうのを間近で感じて、真剣な驚きがありました。
――本作を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。
小野:『なないろランガールズ』は、7人の女の子たちと物語を紡いでいくというゲームです。テーマソングも、夢に向かって走るという部分を重視して作詞しました。作品とリンクしている部分を気に掛けて聴いていただけるとうれしいですね。
三矢:『なないろランガールズ』というタイトルの通り、女の子が走っている“疾走感”がキーワードなので、テーマソングのほうでも飽きさせない展開を作るということを大事にしました。ギターソロは僕が弾いたんですが、ひたすら走りまくっている“カロリーの高いギターソロ”になっていると思います(笑)。そのあたりも楽しみに聴いていただけたらうれしいです。
皆さんのコメントから、本作のテーマソング『虹色キャンバス』がどんな曲なのか想像できたでしょうか? このテーマソングはアプリの中だけでなく、公式サイトなどでも公開予定です。その出来栄えに、ぜひ期待してください!
今回の取材に当たり、7人の出演の皆さんに寄書きサイン色紙をいただきました!このスペシャルな寄書きサイン色紙を、抽選で3名様にプレゼントします。
ご希望の方は、以下のプレゼントフォームより奮ってご応募ください。締め切りは5月17日(23:59)です。
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