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2015年5月18日(月)

『ECHO OF SOUL』の第1回フォーカスグループテストをレポート! 運営プロデューサー・鈴木氏への直撃インタビューも

文:くろあん

 NHN PlayArtの新作MMORPG『ECHO OF SOUL』(以下『EOS』)。本作を実際にプレイしてみた意見を聞く“フォーカスグループテスト”が、5月16日に東京・秋葉原のアイ・カフェ AKIBA PLACE店”で行われました。本記事では、そのテストの様子と、実際にパーティプレイをした感触も紹介! さらに鈴木氏へのインタビューも行いましたので、『EOS』に興味がある方は本記事後半のインタビュー部分をチェックしてください。

『ECHO OF SOUL』

 今回のテストでは、事前に公式サイトから応募した一般プレイヤーの方々も参加しています。皆さん『EOS』のゲームプレイに興味津々で、筆者が会場入りした時には既にプレイを開始していた方が大勢いらっしゃいました。

『ECHO OF SOUL』
▲予定時刻の30分以上前から、既にテストプレイが始まっていました。

 イベント開始の時刻には、あらためて『EOS』運営プロデューサーである鈴木貴宏氏が登場。「『EOS』を実際にプレイしていただき、参加した方々から意見を集めさせていただきたい」と、今回のテストの趣旨を説明しました。その後、可能な限り長くプレイしていただきたいという考えから、ゲームの詳細な説明もそこそこに、テスト開始となりました。

『ECHO OF SOUL』
▲『ECHO OF SOUL』の日本運営プロデューサーを務める鈴木貴宏氏。
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▲今回のテストの模様は、ニコニコ生放送でも配信されました。こちらは、番組の配信を担当したハンゲ太郎氏。

■まずはチュートリアルでストーリーの最序盤を体験!

 フォーカスグループテストでは、まずキャラクターメイキングからチュートリアルまでをプレイ。キャラクターメイキングでは、凛々しい姿が魅力なガーディアンを選択してみました。そして、ゲームのスタート地点となる“ブリー村”に降り立ちます。

 この村は魔物に襲われている真っ最中で、それを手助けするのが序盤の流れになります。ブリー村を無事解放するまでに、クエストの受け方やアイテムの装備の仕方、ソウルに関する説明などがあり、最後に魔物のボスを倒してチュートリアルは終了となります。チュートリアル終了までかかった時間はおよそ20分程度。この内容はスクリーンショットでご紹介します。

『ECHO OF SOUL』 『ECHO OF SOUL』
▲キャラクターを作成すると、世界観を物語るオープニング映像が流れます。
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▲魔物の襲撃に遭い、寂れてしまったブリー村からスタート。ちなみに、ログインボーナスとしてペットや消費アイテムがもらえます。
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▲左に立っているのが、プレイヤーをブリー村に導いたレヴィナさん。なかなか素晴らしい服装センスの持ち主デス。
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▲クエストは、受諾→敵を倒す→報告の流れが基本。ソウルなどのシステムの説明が受けられるのに加え、装備品も手に入ります。
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▲敵を倒すクエスト以外にも、採集や人探しなどのさまざまなタイプのクエストが存在します。
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▲NPCと一緒に敵のボスにチャレンジ! クエストを普通に進めていれば、問題なく倒せる強さです。
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▲チュートリアルの終盤、次のエリアに進む前にペットや乗り物がもらえます。
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▲次のステージは、ブリー村と同じく魔物に襲撃されたムネーメ村。果たして、どんな冒険が待っているのでしょうか…。

■ソロダンジョン“帰らずの森”とパーティダンジョン“プロメギガンデの隠れ家”に挑戦

 チュートリアルの終了後、次に挑戦したのはソロダンジョンの“帰らずの森”です。ここはLv20帯のダンジョンで、発表会のレポートでも体験した毒のエリアのあるマップです。前回はガーディアンでプレイしたので、今回はソーサレスの氷結型を使ってみたのですが……。

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 ソーサレスの氷結型は、敵の足止めや鈍足など、補助系に属するクラス。こういった役割に慣れていない筆者では、ちょっと厳しい感じでした。ただ、ボスまでは普通に進めますので、操作に慣れればクリアは難しくなさそうです。

『ECHO OF SOUL』
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▲ソーサレスは打たれ弱いので、ヒット&アウェイが基本戦術ですネ。

 ソロダンジョンの次は、いよいよパーティプレイ! ゲーム好きの筆者ですが、MMORPGでのパーティプレイは実に数年ぶり! 下手をしでかしてパーティ全滅などのハプニングにならないか、始まる前から緊張してしまいました。

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▲ここで選んだクラスはアーチャー。タンク役のガーディアンに、おんぶにだっこで進みます。
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▲タンク役がいると、パーティバトルがとても安定しますネ。ちなみに、画面の左にあるバーがパーティメンバーのステータスを示しています。ここにある“+”を押すと、そのメンバーに対して回復スクロールをお手軽に発動できます。これは便利! ただし、クールタイムがあるので乱用は禁物です。
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▲中ボスのクモは、吐き出した糸でプレイヤーを引き寄せた後に、範囲攻撃を行います。今回は全員が初プレイですが、皆さん焦ることなくスイスイ避けてましたヨ。
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▲さらに奥に進むと、真っ赤な溶岩が流れるマグマ地帯。最奥のボスを目指したのですが、その手前で時間切れにて終了となりました。クリアまでを見越すと、だいたい1時間ぐらいは掛かりそうです。

 今回のテストでは30分程プレイすることができましたが、時間切れとなってしまい、ダンジョン最奥部で待ち受けるボスの手前で終了となりました。筆者は焦ってターゲットをミスったりもしましたが、頼れるメンバーがいればそれほど苦戦はしなかった印象です。

 プレイ終了後、特製の“えっ?お酢”やゲーミングキーボードが景品のじゃんけん大会が行われ、フォーカスグループテストは無事終了となりました。

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▲熱心にアンケートへ回答する参加者の方々。今回のアンケート結果は、ほぼダイレクトに開発に渡されるとのことで、指摘された点については改善される可能性が高いそうです。
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▲じゃんけん大会の景品となったお酢とキーボード。キーボードは、ビット・トレード・ワンのビットフェローズブランド“BFKB109UP1”。非売品のお酢は、岡山県で特別にコラボ生産された逸品。確かな味を持ち、ピクルスに最適な味わい(※個人の感想です)。

■鈴木運営プロデューサーに『EOS』の今後について聞いてみた!

 テスト後に、『EOS』の気になる点について、鈴木運営プロデューサーに直撃インタビューを行いました!

――4月9日に行われた発表会から1カ月が経ちましたが、その間の『EOS』の進行について教えてください。

鈴木貴宏氏(以下、鈴木):滞りなく進行していた、という形です。発表会の後、ティザーサイトの立ち上げや生放送など、地道に宣伝を行っている状況です。

――ティザーサイトの立ち上げ後、ユーザーからの反応を教えてください。

鈴木:オープン直後の段階では情報量も少ないので、ユーザーの皆さんからの意見はほとんどありませんでした。この前、初めて『EOS』のみの番組をニコニコ生放送で行ったのですが、その時は3万人の視聴者の方に来ていただいて、さまざまな意見をいただくことができました。

――現在は6月のCBT、そして7月のオープンに向けて、スケジュール通り進んでいる感じでしょうか。

鈴木:現段階ではゲーム内での経済バランスなど、本当に細かい部分の調整をしています。

――経済バランスと言いますと、どのような?

鈴木:すでにサービス中の海外から、「あるアイテムがこの値段で売られることで、このようなデメリットがあります」と、開発の方が教えてくれるのです。それを受けて、日本ではそのアイテムの値段をどうするか検討している、という段階です。宝石の強化率であったり、成功のパーセンテージであったりですね。

――海外サービスと比べて、日本ではアイテムの値段が高くなるのでしょうか? それとも安くなるのでしょうか?

鈴木:安くなります。最初に導入されていた仕様ですと、本当にお金が足りなくなってしまいます。海外では、毎日のログインイベントで金塊が飛んできて、それでやっとアイテムが買えるというような状況でした。また経済が厳しいという現状で、いわゆるゴールドファーマー(RMT目的のプレイヤー)の問題も出てきました。そのため日本では、ゴールドファーミングをしてもあまりおいしくならないように調整しています。

――システム面のお金に関わる部分の微調整を行っているのですね。

鈴木:これらのゲーム内のシステムに関しましては、開発側から先にこちらへ提案があって、それが日本に合っているかどうかを判断しています。逆に日本からは、外見やアバター、細かいUIについて提案します。

――今回のテストでも、バフの位置が見にくいという意見がありました。

鈴木:確かに、画面の右上にあるのは見にくいかもしれません。テストでいただいた意見は、開発とミーティングを行い、調整していきたいと思います。

――CBTまで1か月ほどですが、間に合いますでしょうか?

鈴木:できることから優先的に、という形になると思いますが、可能なかぎり改善を行っていくつもりです。また、できなかったものに関しましても、後々反映させていきます。

――課金アイテムについては、どのようなものを考えていらっしゃいますか?

鈴木:アバターや、経験値・ゴールドの獲得量が増えるもの、満腹度を下げるもの。あとはペットや乗り物ですね。それと、強化率を多少上げるものになると思います。

――これから1カ月後にCBT、その1か月後に正式オープンと、鈴木さんご自身も本当にお忙しくなりそうですね。

鈴木:そうなんですよ(笑)。ティザーサイトを4月にオープンしたのは、あまり認知度が高くない『EOS』の宣伝に掛ける時間を、なるべく長めにとらせていただくためでした。しかし、そのために「CBTまでの期間が長い」という意見もいただいてしまいました(笑)。

――最後に、CBTや正式オープンに向けてのメッセージをお願いします。

鈴木:今回は実際に『EOS』をプレイしていただく最初の機会でしたので、少し不安な気持ちもありました。しかし、こちらで問題視していた文字フォントも特に問題なく、またゲームを難しいと感じた方もほとんどいらっしゃらなかったのはよかった点です。今後、CBTそして正式オープンに向けて進んでいきますが、プレイヤーの方にも丁寧でやりやすいゲームだと認識していただけると思います。

 また『EOS』の開発会社は、ユーザーの反応を率先して取り入れようとしています。そのため、CBTやその先におきましても、プレイヤーの皆さんが何か気づいたことがありましたら、ドンドン意見をいただければと思います。

――本日はありがとうございました。

Published by NHN PlayArt Corp.
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データ

▼『ECHO OF SOUL』
■運営:NHN PlayArt
■対応機種:Windows
■ジャンル:MMORPG
■サービス開始日:2015年7月予定
■料金:基本プレイ無料(アイテム課金制)

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