2015年5月28日(木)
マイティマイティマイティマイティサイクロン!(5連携) どうも! ライターのカワチです!! なんと、スクウェア・エニックスのPC用マルチ対戦アクション『LORD of VERMILION ARENA』(以下、LoVA)に、ゲスト使い魔として『サガ フロンティア』(以下、サガフロ)のキャラクターが参戦します!
そこで、“サガ25周年記念連載”でも『サガフロ』について熱く語ったボクが、今回のコラボ情報を未公開イラストとあわせてお伝えします! 「私の出番はこんなときだけか?」(byフェイロン)
『サガフロ』から使い魔としてゲスト参戦することが判明したキャラクターは、『サガフロ』の主人公の1人で半妖の少女“アセルス”、同じく主人公の1人でレッドが変身した姿である“アルカイザー”、そしてアルカイザーのライバルとして立ちふさがるボス“メタルアルカイザー”の3人です。
“サガ25周年記念連載”の座談会でも語りましたが、ボクはアセルスというキャラクターが大好きなので、本当にうれしいです! 「あの日から今日まで、アセルス様は輝いておられました!」 ……しかし、アセルスとアルカイザーはともかく、まさかメタルアルカイザーまで参戦するとは! まぁ、レッド編のクライマックスにおけるアルカイザーとメタルアルカイザーのバトルは、『サガフロ』屈指の名シーンですからね。他の主人公を差し置いての参戦にも納得です!
●アセルス(声優:加隈亜衣)
「私はアセルス! 道を開けよ!」
普通の人間だったものの、妖魔の君“オルロワージュ”の血を分け与えられたことで半人半妖の存在になった女の子。元祖・永遠の17歳ですね。セリフの「私はアセルス! 道を開けよ!」は、オルロワージュと決着をつけるために、すべての始まりである“針の城”に戻ってきた時に扉の前で言う超カッコいいカチコミの言葉ですね。早く加隈亜衣さんのボイスで聞いてみたいです!
▲『サガフロ』では深紅のドレスが印象的でした。今回公開された『LoVA』のイラストはキャラクターデザイン原案の服装ですね。 |
●アルカイザー(声優:檜山修之)
「変身! 正義の使者! アルカイザァァー!」
悪の組織・ブラッククロスに家族を殺され、自らも瀕死の重傷を追っていたところを正義のヒーロー・アルカールに救われてアルカイザーとなった“レッド”。周りに正体を隠しながらブラッククロスに立ち向かっていくアルカイザーは、まさに特撮ヒーローそのもの。このシナリオをプレイして熱くならない人は男じゃないです!(断言)
『LoVA』でのセリフは「変身! 正義の使者! アルカイザァァー!」というもの。原作にまったく同じセリフは存在しませんが、「アルカイザー、変身!!」や「正義の使者、アルカイザー!」といった掛け声はありましたね。何はともあれ、檜山修之さんのアツいボイスに期待が高まります! ちなみに、当時のテレビCMでは唐沢寿明さんがボイスを担当されていましたよね、懐かしい……。
▲多彩なヒーロー技を使用することができたアルカイザー。『LoVA』の新規イラストは“ブライトナックル”を繰り出しているところでしょうか。 |
●メタルアルカイザー(声優:速水奨)
「我が前に立つもの、すべてを滅ぼす!」
メタルアルカイザーは“ブラッククロス四天王”の1人で、武士の心を持ったメカです。メカなので何度も復活するのが特徴で、メタルアルカイザーという名は、最後の決戦でアルカイザーの能力をコピーした状態で登場した時のものですね。レッドの「メタルアルカイザー お前は強かったよ しかし間違った強さだった」というセリフは、『サガフロ』……いやゲーム史上に残る名言です。
ちなみに、「我が前に立つもの、すべてを滅ぼす!」というセリフは『LoVA』オリジナルのようですが、いかにも武士の心を持つメタルアルカイザーっぽいクールな言葉。ぜひ速水奨さんのセクシーボイスで聞いてみたいですな!
▲幾度もアルカイザーに戦いを挑んだメタルアルカイザー(メタルブラック)。“ムーンスクレイパー”という強力な専用技を持っていました。 |
『サガフロ』ではアセルスが“妖魔化”、レッドが“変身”することでその能力が強化されるので、ぜひ『LoVA』でも“真化”や“超真化”でこのシステムを再現してもらいたいですね。妖魔化したアセルスは敵を吸収して特殊な技が使えるようになりますし、レッドもアルカイザーに変身することでヒーロー技が使えるようになるので、『LoVA』でも見た目はもちろん、性能もガラリと変わるとおもしろいかも!?
ちなみに『サガフロ』におけるレッドは、メカ以外のキャラクターに見られていない時しか変身できませんでした。でも、この仕様は無理に再現してもらわなくてもいいかなと(笑)。
またメタルアルカイザーも、メタルブラック→メタルブラック改→メタルアルカイザーと名前を変えてどんどん強くなっていったので、こちらも『LoVA』のシステム上で再現してもらえるとボクが泣いて喜びます。
そういえば、『サガフロ』にはメタルアルカイザーが“ダークフェニックス”を使った後にアルカイザーが“アル・フェニックス”を繰り出すと、最強の“真アル・フェニックス”を閃いて習得するという隠しイベントもありましたね。これがもし『LoVA』でも再現されたら熱すぎます!
いやぁ……いろいろと夢は広がりますが、とりあえず今は3人の実装を楽しみに待ちたいと思います。それでは!
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すみません! 情報だけをお伝えするつもりでしたが、どうしても『サガフロ』についてもっと語りたくて、居ても立ってもいられず、リージョン移動で戻ってきてしまいました! ここからはオジさんの昔話にお付き合いください……。
さて、1997年に発売された『サガフロ』。スーパーファミコンの『ロマサガ』シリーズが大好きだったボクは、もちろん発売日に購入してプレイしましたよ! あ、でも当時はまだ中学生だったはずなので、親に買ってもらったというのが正しいかもしれません。いや、中学生じゃなくて高校生だったかも? すみません、30代になると10代の思い出が消えていくものなんです……。
でも『サガフロ』自体の想い出は色褪せませんよ! 人生の大事なものは全部『サガフロ』に教わりました!! 勝利、それは男の勲章!
▲当時のスクウェア人気はすさまじく、クラスの誰もがプレイしていました! |
ちなみに今回、記事執筆とスクリーンショットの撮影のために『サガフロ』をやり直してみたのですが、やっぱりメチャクチャおもしろいですね! レッド編の「分かってるよホーク。お互い、言えないことが多すぎるよな」とか、むしろ今だからこそ感動するセリフというか……ぜひ皆さんもこの機会に再プレイしてみてはいかがでしょうか!?
▲「メタルアルカイザーの写真を撮るためには、レッド編をラストまでやらなきゃいけないのか!」とあせりましたが、いざプレイするとおもしろすぎて、時間を忘れて遊んでいましたよ!(そして〆切を破りました……) |
ちなみに『サガフロ』は“リージョン”という惑星のようなもので各世界が分かれているのですが、それぞれの世界観が和風だったりファンシーだったりと、かなり雰囲気が異なるのが特徴。ファンタジーで統一されていた『ロマサガ』とはかなり毛色が違うので、プレイした当時はビックリしました。どちらかというと、GBの『サ・ガ』シリーズに近い感じでしょうか?
それぞれのリージョンで暮らしている種族も人間(ヒューマン)だけでなく、独自の価値観を持っている妖魔やロボ、モンスターなど本当に多彩で、“ごった煮感”が強かったですね。自分はクセのあるキャラクターが多い妖魔が好きで、よくパーティに入れていました。
▲巨大カジノホテルの“バカラ”など、いろいろなリージョンを見て回るだけでも楽しいです! |
『サガフロ』には7人の主人公がいるのですが、それぞれのシナリオが特撮ヒーロー風だったりロボットと人間のハートフルストーリーだったりと、ぜんぜん雰囲気が違っているのも楽しかったですね。シナリオのボリュームも短編から中編といったところなので、手軽にサクサクとオムニバスストーリーを味わえるのもうれしかったです。
本編とは関係ないサブイベントで仲間を増やすことも可能なので、自分は女性キャラクターばかり集めていました。そのせいで、イベントを進めていると勝手に仲間になってしまうスライムなどは本気で殺したかったですね。
▲各主人公限定の仲間などもいるので、顔ぶれがとにかく多彩でした。 |
ちなみに、自分が好きな主人公とシナリオはやっぱりアセルスです! 事故で死にかけたところを妖魔の君“オルロワージュ”の血をもらって生き延びたものの、世界でたった1人の半人半妖の存在となってしまった彼女……。そんなアセルスが、自分の存在に悩みながらも進んでいく姿に、どれだけ涙したことか!
▲人生の価値観を描くアセルス編。ボツになってしまったイベントが多いのは残念。今でも完全版の発売を待っています! |
アセルス編はマルチエンディングになっているのも特徴的でした。人間エンドと半妖エンドは素晴らしい内容でしたが、妖魔エンドは怖くてトラウマモノでした(笑)。また、脇を固めるキャラクターたちも個性豊かなんですよね。鬼コーチのような存在のイルドゥンや、実力者でありながら自由奔放なゾズマなど、どれも魅力的です。
その中でも特に重要なのが“白薔薇姫”。彼女はアセルスのそばで心の支えになってくれる女の子なのですが、当時は“百合”のゆの字も知らなかった自分に、“女の子同士”というものの素晴らしさを教えてくれました(笑)。
しかし、そんな彼女も、とある理由から冒険の途中でパーティから外れてしまうのですが、白薔薇の代わりに仲間として加わるのがマンドレイクの赤カブなんですよね。思わず、「サガフロは自由すぎるな!」と笑ってしまいました。なぜ姫の代わりがカブなのかと。
また『サガフロ』はシリーズ初のPSフォーマットならではの凝った演出も見どころでした。技や術などの演出がホントにカッコよくてシビれましたよ! その後のシリーズで定番となる“連携”システムも本作から実装されたのですが、当時はそのド派手な演出に興奮しました。技がつながった時の「キュイーン! キュイーン!」というSEも心地いいんですよね。自分が死んで霊柩車で運ばれる時は、ぜひあのSEで見送ってほしいです。また、連携の名称は技の名前を繋ぎ合わせたものになるので、わざと変な名前にして遊んだりしましたね(笑)。
▲“閃き”や“連携”など、爽快感あふれるシステムが『サガフロ』の魅力です! |
戦闘中に技を閃くヒューマンや、モンスターを武具に憑依させて能力を補強する妖魔、装備によってパラメータが上がるメカなど、種族によって成長システムが異なるのも興味深いところ。それぞれの特性を理解しつつ、タイムアタックでクリアを目指すのもアツかったですね~!
……と、当時の想い出を語っていたら、また『サガフロ』のタイムアタックに挑戦したくなってきてしまいました。というわけでボクは『サガフロ』のプレイに戻るので、皆さんこの辺で!
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