2015年6月1日(月)
『よるのないくに』のバトルはアクション性と頭を使う楽しさが融合。戦い方の幅を広げる多彩な要素を紹介
コーエーテクモゲームスが、8月27日に発売するPS4/PS3/PS Vita用ソフト『よるのないくに』。本記事では、その新たなキャラクター情報やバトルシステムをお伝えする。
▲主人公のアーナスを描いたビジュアル。 |
『よるのないくに』は、『アトリエ』シリーズや『サージュ・コンチェルト』などを手掛ける同社のガスト長野開発部が、“美少女×従魔(セルヴァン)×RPG”をテーマに制作している完全新作RPG。物語の主人公は、自らの血で契約した従魔を使役する“アーナス”という名の少女で、従魔を従え、邪妖と呼ばれる魔物たちが跋扈(ばっこ)する世界を生き抜き、親友の少女“リュリーティス”のために戦うストーリーが展開する。アーナスとリュリーティスの葛藤や絆など、2人の少女を中心としたドラマに注目したい作品だ。
▲邪妖に脅かされる人々の“夜”。その元凶である“夜の君”を封じるため、自らの命を犠牲にする宿命を持った“聖女”に選ばれたのが、リュリーティスだ。アーナスは、彼女を守るため戦う決意をする。 |
▲“半妖”であるアーナスには、人ではない存在も力を貸してくれる。 |
▲本作のイメージアートの1つ。“夜の君”の青き血によって生まれた邪妖たちが、人々から夜の世界を奪ってしまったという本作の世界観を強く感じるアートだ。 |
■アーナスに助言する不思議な妖魔と親身なホテルの支配人
主人公のアーナスに深くかかわってくるキャラクターとして、少女の姿をした妖魔“クリストフォロス”と、教皇庁とのつながりでアーナスをサポートするホテル支配人の“サイモン”を紹介する。
クリストフォロス 声優:黒沢ともよ
「夜の封じ方ですって。それを聞くあなたは、人間かしら――?」
~仮面の奥に本心を隠した妖魔~
歌劇場に棲まう、仮面をつけた“純血の妖魔”。指揮棒を振りかざし、聴く者を死へと誘う、破滅のオーケストラを奏でる。アーナスの前にたびたび現れ、助言をしていくが、その目的と行動はまったく不明である。
▲敵か味方か、またそのいずれでもないのか、なぞめいた存在であるクリストフォロス。セリフにも、非常に意味深な言葉が多い。 |
サイモン 声優:てらそままさき
「お嬢様……どうか、ご無事で……」
~物腰落ち着いたホテルの支配人~
ホテルの支配人兼カフェのマスター。いつもカップやグラスを拭いていて、人が訪れるとピッタリのタイミングで飲み物を差し出してくれる。ホテルは教皇庁の影響を受けており、聖騎士であるアーナスに対し、教皇庁からの指令を伝え、サポートする役割を担っている。落ち着いた物腰で、アーナスたちに対し、仕事以上に親身になってサポートしてくれる。
▲アーナスたちを支えてくれるサイモン。また、「私は、中立を心がけてきました」と話す彼の表情には、強い意志のようなものが感じられる。どのような背景・過去を持った人物なのだろうか? |
■さまざまな戦い方を駆使して邪妖とのバトルに勝利しよう
『よるのないくに』のバトルは、さまざまな要素が詰め込まれており、幅広いプレイスタイルに対応した戦略・戦術の多様性が特徴だ。従魔を召喚して戦わせるだけでなく、アーナス自身、さまざまな武器を使い分けて戦うことができる。まずは、バトルでどんな行動を取れるのか紹介しよう。
▲通常時のアーナス(左)と、血の力の覚醒により“変身”したアーナス(右)。変身については後述する。 |
(1)従魔の召喚、使役
契約した従魔を召喚して戦う。召喚時にSPを使うものの、複数の従魔を召喚することもできる。どの従魔を召喚・使役するかで、戦い方が大きく変わってくる。
(2)従魔への指示、特殊スキルの使用
アーナスは、召喚した従魔たちに、“一緒に戦え!”などの指示を出せる。うまく指示して総攻撃を仕掛けたり、従魔をオトリにして戦ったり、指示の内容やタイミングによって戦い方が変化する。また、従魔がそれぞれ持つ特殊スキルをプレイヤーの任意で発動できるので、どんなスキルをどのタイミングで発動させるかも戦況に影響を及ぼす。
(3)アーナス自身の攻撃
手にした武器に応じた弱・強・特殊攻撃で戦う。連続した攻撃は“チェイン”と呼ばれ、チェイン数が多いほど後述の“変身ゲージ”がたまりやすくなるなど、多くの恩恵を得られる。
(4)変身
“変身”は、変身ゲージをためると発動できるアーナスの切り札。従魔に力を借りて変身することで、姿まで変化している。変身中は、ド派手かつ強力な攻撃を敵に叩き込める。
(5)武器チェンジ
アーナスが持つ武器にはさまざまな形態が存在し、それを切り替えて戦う。武器によってアクションが変わるので、アクション寄りの戦い方を楽しみたい人は、積極的に活用したい要素だろう。
●“変身”について
アーナスや従魔の攻撃によって変身ゲージをため、そのゲージがMAXになると発動できる“変身”。半妖であるアーナスの血が覚醒することによって、このような現象が起きているようだ。
▲変身ゲージは、画面左下にあるアーナスの顔アイコンの左に表示される。三日月を半分に割ったような形のゲージで、左の写真は0、右の写真はMAXの状態だ。 |
▲変身したアーナスの姿。従魔の編成によって、他の姿になることもある。 |
変身にはさまざまな形態があり、その姿も能力もさまざまだ。従魔の編成によって形態が変わるので、変身を念頭に置きながら従魔の編成を試行錯誤するのも、本作の楽しみの1つといえる。また、形態にかかわらず、変身には以下のような効果がある。
【変身による変化】能力の限界突破 |
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▲変身中は範囲の広い攻撃や、高速での移動など、通常のアーナスでは不可能なアクションができるようになる。 |
【変身による変化】従魔の強化 |
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▲アーナスが変身している間は、従魔たちのステータスもアップする。パワーアップ中の従魔は、オーラをまとっているのが特徴だ。 |
●武器チェンジで広がる戦い方
自らの血を武器に変え、邪妖と戦うアーナス。そのため、アーナスが操る武器にはさまざまな形態が存在する。それを戦況に応じて切り替えることで、武器ごとの特徴を持ったアクションを楽しむことが可能だ。
成長により新たな武器が解放
▲アーナスの血の力を使った武器であるため、彼女が成長することで、新たな武器は解放される。 |
武器:剣
▲アーナスが最初から使える武器。攻撃の速度・範囲ともにバランスがよく、どんなシーンでも活躍できる。 |
武器:銃
▲弾丸を撃ち出す銃。従魔の攻撃力を上げたり、HPを回復させたりする弾丸を撃つこともできる。 |
武器:戦鎚
▲身の丈ほどもある大きな戦鎚。行動は遅くなるものの、一撃の威力が高く、敵を吹き飛ばすこともできる。 |
また、アーナスが使用する武器に応じて、従魔たちには新たな能力が付与される。その例を紹介するので参考にしてほしい。
【従魔の付加能力】全員前衛 |
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▲銃の使用時は、従魔たちが積極的に敵へ近づき、アーナスを守るように動く。従魔全員が前衛として邪妖を食い止め、アーナスは遠距離から安全に攻撃できる。 |
【従魔の付加能力】気絶攻撃 |
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▲戦鎚使用時は、従魔の攻撃によって敵を気絶させられるようになる。気絶した敵相手ならば、動きの遅い戦鎚でも強力な一撃を思い切り食らわすことができる。 |
●バトルのポイント
各従魔の特徴、アーナスの出す指示、変身による強化、武器の切り替えによる能力の付与など、多彩な要素がバトルに影響するため、戦況や好みによってさまざまな戦い方ができる。バトルの奥深さは、ストーリー性の高さと並んで本作の魅力といえるだろう。以下に、バトルで考慮したいポイントをいくつか紹介する。
ポイント(1):変身と従魔 |
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▲変身時におけるアーナスと従魔の能力は、通常時とは比べ物にならないほど高い。変身したい姿や能力を優先して従魔を選ぶか、自分の遊びやすい従魔を選ぶか、従魔の組み合わせを考えるだけでも、さまざまな試行錯誤が楽しめる。 |
ポイント(2):武器チェンジと従魔 |
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▲武器チェンジにより、アーナス自身のバトルスタイルが大きく変わる。敵の大きさ、種類、数、地形などを踏まえた戦況、そして従魔の付加能力と武器の特性をうまく組み合わせ、いかに有効な手段で敵を倒すかを考えるのも本作の醍醐味だ。 |
ポイント(3):従魔のスキル |
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▲アーナス同様、従魔にもHPとSPが存在し、SPを消費することで特殊スキルを使える。特殊スキルは従魔ごとに異なり、プレイヤーの任意で発動できるので、タイミングや戦況にあわせた使い方が重要になる。 |
また、従魔の組み合わせを考えるうえでは、変身への影響や使用できるスキルの他、自分がアクション寄りのバトルを楽しみたいか、あるいは前衛を従魔に任せて指揮官的に戦いたいか、というプレイスタイルを前提にするのもあり。
▲複雑に考えずとも、バトルに慣れるまでは、とりあえずいろいろな従魔を試してみるのもいいだろう。戦いを重ねるうちに、お気に入りの従魔や戦い方が見つかるはずだ。 |
たとえば、アーナスを前に立たせてアクションゲームのように戦いたいと思えば、従魔は回復・サポート系で固めてしまえば、アーナス主体でバトルを楽しめる。
編成例(1):主役はアーナス! |
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▲プレイヤーがすべての敵を倒すために、回復やサポート系の従魔で編成する。アクションに自信があり、自分でガンガン敵を倒したい人にはオススメだ。 |
編成例(2):戦いは従魔にお任せ! |
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▲従魔に戦闘を任せるため、アタッカーなどの好戦的で強い従魔をメインに編成する。プレイヤーは、戦況を見極めながら、指示やサポート、特殊スキルの発動に専念できる。また、アクションが苦手な場合も安心だ。 |
●2体の従魔を紹介
さまざまなタイプ、見た目、能力の従魔が登場する『よるのないくに』。本作に登場する従魔の中から、ディフェンダータイプの“ウッドゴレム”、トリッキータイプの“ビスク”を紹介する。
ウッドゴレム |
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▲元は大きな木だった従魔。その大きな体躯を生かし、戦闘ではアーナスの盾となる。特殊スキルを使用すると、雄たけびを上げて、敵を引きつける。 |
ビスク |
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▲幼い外見をしたイタズラ好きの従魔。遠くからワープしてグルグルパンチを見まわせたり、バリアを張ったりする。 |
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