2015年6月5日(金)
MAGES.のゲーム&音楽ブランド・5pb.による新作ブラウザゲーム『超銀河船団』の正式サービスが5月27日よりスタート! 『閃乱カグラ』シリーズで話題の人気イラストレーター・八重樫南氏らがデザインしたキュートなヒロインたち、洲崎綾さんや名塚佳織さんをはじめとする豪華声優陣によるフルボイス、シンプルながら戦略性のあるバトルシステムといった見どころがいっぱいの注目作です。そんな本作をさっそくプレイしてみましたので、レビューにてご紹介します!
本作は5pb.が初めて手掛けるブラウザゲームで、ゲームジャンルはSLG。プレイヤーは、宇宙人の攻撃により地球を脱出した宇宙移民船団の司令官となって、美少女ぞろいの隊員とともに船団を守ることになります。時には船内での日常生活を楽しんだり、隊員に未知の惑星を探索させたり、あるいは異星人との戦闘を指揮したり……。そして、数々のミッションをクリアして移住可能な惑星を探し出し、船団を新天地に導くのがゲームの目的となっています。
▲プレイ開始前にはOPムービーが流れます。人気アーティスト・fripSideが手掛けた主題歌が大変カッコイイので、一度は視聴してみることを強くオススメします! |
ゲームは、SLGのようにさまざまな命令を出していく司令部パートと、戦闘や調査などのミッションをこなすバトルパートの2つで構成されています。このうちの司令部パートでは、部隊の強化を目的として隊員募集や部隊編成、戦闘用ロボットの生産、隊員の休養などを行うことになります。
▲司令部パートのメイン画面がこちら。画面左端にまとめられたコマンドボタンから、さまざまな命令を出していきます。さらに船内各所をうろついて、隊員たちの日常を覗き見ることも可能です。 |
実際にプレイした感想としては、隊員募集が意外と大変でした。要するにキャラクターガチャなのですが、すでに入隊している隊員は出現しないらしく、募集に失敗することが非常に多かったのです。その代わり、ガチャを引くのに必要な隊員募集チケットはミッションをクリアするだけで大量に入手できますので、「数撃ちゃ当たる!」の精神で引きまくりましょう。
▲最初に仲間になる隊員は、ハギワラ ユリアン(声優:明坂聡美)かシマモト イズミ(声優:洲崎綾)のどちらか1人。選ばれなかった方は、チュートリアル内の隊員募集で仲間となります。でも2人だけでは心もとないので、なるべく早く増やしたいですね。 |
ハギワラ ユリアン(声:明坂聡美) |
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▲しっかりした働き者で船団内の評価も高く、他の隊員たちからの信頼もあつい。小さい女の子を見ると我を忘れて……。 |
シマモト イズミ(声:洲崎綾) |
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▲明るく前向きで、ネガティブな思考を持たない。料理の腕が壊滅的でよく他の隊員を苦しめており、得意料理は寿司プリン。 |
運良く隊員をゲットできたら、次に行うのは部隊の編成。1人から6人までの隊員をピックアップして、さまざまなミッションに挑むためのチームを組みます。ゲームスタート時に編成できる部隊は2つまでですが、プレイヤーのレベル=船団レベルが上がると、編成できる部隊の数が徐々に増えていきます。また、編成時に隊員に武器やパートナーを装備させれば、能力を底上げしたりスキルを持たせたりできますよ!
▲各部隊には隊員を最大で6人まで起用できますが、初期のミッションにはこんな大人数は必要ありません。個人的には、人数が少ない方が戦闘時に動かしやすかったので、まずは2~4人くらいで部隊を組み、戦闘に慣れることを優先したほうがいいでしょう。 |
各隊員は、ミッションなどで手に入れたモジュール(部品)を組み上げて生産する戦闘用ロボット――“パートナードロイド”と、ミッションで捕獲して仲間に引き入れた宇宙人や宇宙怪獣――“パートナーミュータント”の2種類をパートナーとして“装備”することが可能です。装備品ということからもわかるように、どちらも武器のような存在なのですが、船団内ではかわいらしい女の子の姿になって過ごしているという、ちょっとうれしい設定です。また条件を満たせば、彼女たちと隊員の会話をのぞき見るイベントも発生!
▲ミッションで倒した宇宙人が、パートナーミュータントとして船団に参加! 彼女たちパートナーは単独では出撃できず、隊員に装備させないと戦力にならないので、注意してください。 |
▲隊員とパートナーとの会話がフルボイスで楽しめるコミュニケーションパート! 特定の女の子を獲得していたり、特定のミッションをクリアしていたりと、さまざまな発生条件が存在するようです。 |
部隊を編成してミッションをクリアしたら、隊員に休養を取らせて、出撃で消耗したスタミナや戦闘で受けたダメージを回復させましょう。休養に必要な時間は、隊員のレベルや消耗率によって変化します。でも、HPゼロの戦闘不能状態で休養させると、復帰するまでの時間が非常に長くなるというデメリットも。また、隊員たちのステータスには友好度というパラメータもありますが、これはミッションに参加させることによって増え、一定数を超えると友好度が1上がる仕組みになっています。友好度が上がると、司令部パートや戦闘パートで隊長キャラ(部隊1の先頭のキャラ)のボイスが変化!
▲ちなみに現在は、隊員だけでなくパートナーにも休養を取らせなければならず、少々面倒? ですが、パートナーのスタミナをなくして休養の必要がない仕様に変更すると、既に発表されています。これが実現しれば、時間的にも資材的にもグッと楽になるハズです。 |
ここからは、宇宙人との戦闘が発生するバトルパートについて解説していきます。本作のミッションは、横長のマップを自動スクロールによって進んでいくリアルタイムバトル。ここでは、敵となる宇宙人を倒したり、アイテムを回収したりしながら、制限時間内の目的達成を目指すことになります。
▲左から右にスクロールしていくミッション画面。隊員たちも映っていますが、ミッション中の外見は装備したパートナーのものになるため、女の子っぽく見えないのがちょっと残念ですね。隊員が戦う姿を見たい人は、パートナーを装備せずに出撃しましょう。 |
プレイヤーの操作を必要とする場面は少なく、基本的にはドラッグ&ドロップで隊員を移動させるだけ。攻撃やスキルの使用は隊員が勝手にやってくれるので、コマンド入力や連打といったアクション要素はありません。ただし、敵味方の射程範囲を考えて隊員を配置するなど、戦略を練ることは必要不可欠! 敵の攻撃が届かない場所から、全隊員で敵を一斉攻撃できるようにするのがベストですね。
▲こちらの攻撃範囲ギリギリに敵が来るよう、事前に隊員を配置。相手にもよりますが、こうすれば敵の射程外から一方的に攻撃できるので、ノーダメージでのミッションクリアも難しくありません。 |
また、敵の攻撃でダメージを受け過ぎた隊員がいると、警告メッセージ&コスチュームが破損した姿が表示されます。これはこれでうれしいのですが、さらなる攻撃を受けて戦闘不能になると、復帰に膨大な時間と資材が必要となってしまって大損害! これを避けるためにも、大ダメージを受けた隊員が出たら、すぐに敵の攻撃が届かない後方へと移動させてあげましょう。
▲よっしゃ、脱げたぞイヤッホウ! ……などと喜んでいる場合ではありません。敵に撃墜される前に、急いで後方へ避難させましょう。もっとも、敵に倒されてもキャラがロストしたりはしませんので、その点についてはご安心を。 |
なお、これらのミッションは殲滅、進攻、防衛、探索、調査の5種類に大別されていて、それぞれ目的が違います。例えば殲滅は、遭遇した敵宇宙人をすべて倒すことが目的。進攻は敵の拠点を破壊するミッションで、出てくる敵は多いのですが全部倒さなくてもクリア可能という違いがあります。
▲画面右端の敵拠点を破壊する、進攻ミッション。出現する敵が多い代わりに、得られる経験値も多いのが魅力です。隊員のレべリングには最適なので、何度も繰り返し挑みましょう! |
一方、防衛では後退しながらマップ上にある自軍の拠点を守るのが目的で、マップの最後にある最終防衛拠点を破壊されるとミッション失敗となります。探索は未知の宙域や惑星で宝探しを行うミッションで、モジュールなどのアイテムが手に入りやすくなっています。
▲進行方向に大量のトレジャーボックスが! このように、得られるアイテムが多いのが探索ミッションの特徴。もちろん、隊員募集チケットも手に入りますので、隊員を増やしたければ探索を繰り返すのが一番の近道です。 |
そして調査は、部隊を一定期間の長期遠征に出発させ、周辺宙域を調べてくるというもの。プレイヤーが直接操作する必要がなく、戦闘も発生しないためダメージも皆無ですが、食料や燃料、薬品などといった、船団運営に必要な物資を大量にゲットできるというメリットがあります。ちなみに、キャンペーンやイベントで挑むことになるミッションも存在します。
▲他のミッションは物資的には赤字ですが、調査ミッションでは大量の物資が入手可能。戦闘もなく、派遣したら後はただ待つだけなので、就寝前などに調査ミッションを選んでおくといいでしょう。 |
これらのミッションをクリアすると、経験値やアイテム、パートナーミュータントといった報酬が手に入ると同時に、新たなミッションが少しずつ開放されていきます。次々とミッションを遂行して隊員たちを鍛え上げ、戦利品で隊員やパートナーを強化するなどの準備を整えたら、より難易度の高いミッションに挑戦する……。これが、ゲームの基本的な流れとなるわけです。
▲隊員やパートナーには、入手のしやすさなどに応じたランクが設定されています。しかし、その強さを計る上ではランクよりレベルの方が重要です。ミッションを繰り返す周回プレイで、隊員やパートナーのレベルをどんどん上げていきましょう! |
というわけで、ここまでお伝えしてきた『超銀河船団』のレビューはいかがでしたでしょうか。最後に筆者の感想を付け加えると、“物資の管理がシビアで、意外と硬派なSLG”という印象を受けました。実は、出撃するたびに隊員を休養させてホワイト司令官を気取っていたら、あっという間に薬品が尽きてしまったのです……。「こりゃいかん!」ということで、1部隊に集中させていた隊員を2つの部隊に割り振り、どちらかを常に調査ミッションに派遣するようにしたら余裕が出てきました。
また、戦闘もシンプルながら奥深く、射程が長くて使いやすいパートナーを探すコレクション要素も楽しめましたので、気になった方はぜひ司令官に就任して『超銀河船団』をプレイしてみてください!
(C)MAGES./5pb. (C)にじよめ
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