2015年6月12日(金)
GameBankが6月17日(水)に配信を予定している、iOS/Android用ARPG『オービットサーガ』。本作を先行体験したライターのイトヤンが、その感想をお届けします。
GameBankは、ヤフーグループのスマートフォン向けゲームパブリッシャー。同社の第1弾タイトルがこの『オービットサーガ』となります。そうした話題性からも注目が集まっている本作ですが、まず目を引くのが、まるでコンシューマゲームのように作り込まれた緻密な3Dグラフィックスでしょう。
画面全体を覆い尽くすほどの超巨大なドラゴンをはじめ、主人公の召喚する“ガーディアン”がリアルで迫力ある3Dモデルで表現されています。ガーディアンとともにフィールド上を駆け巡って戦う本格的なARPG『オービットサーガ』を遊んだ感想を、さっそくお届けしたいと思います。
▲巨大なドラゴンや小さな妖精など、350体を超えるガーディアンたちがリアルな3Dモデルで登場! |
『オービットサーガ』の物語の舞台は、無数の“星島(スターアイランド)”が浮かんでいる広大な宇宙空間です。プレイヤーはこの世界に召喚されたサマナーの1人として、星島を守る“ガーディアン”たちを率いて、宇宙を侵食する“カオス”と戦うことになります。
▲主人公の性別や名前は途中で変更できます。 |
▲守護妖精のルシカ。彼女は操作の説明や、ストーリーの進行を受け持っている存在です。 |
本作の戦闘は大きく分けて、敵の拠点に攻め込む“進攻戦”と、自分の拠点となる星島を敵の進攻から守る“防衛戦”の2種類がありますが、そのどちらにも欠かせない存在が、“ガーディアン”と呼ばれる生き物たちです。ガーディアンは、進攻戦では主人公と一緒に戦ってくれますし、防衛戦ではあらかじめ自分の星島に配置しておくことで攻め込んでくる敵を迎撃してくれます。
愛らしい妖精から巨大で強力なドラゴンまで、本作には350体以上のガーディアンが存在しており、その属性や特徴に応じた能力やスキルを持っています。自分の戦術にマッチしたガーディアンを入手してより強力な存在へと成長させていくことが、本作を遊ぶうえでの重要なポイントとなっているのです。
▲プレイを通じて入手したガーディアンは、この画面で管理できます。 |
▲姿も大きさも多彩なガーディアンは、それぞれが特徴的な能力を持っています。 |
本作のストーリーは、いわゆるスタミナにあたるAPを消費してメインクエストに挑戦する、という形で進行していきます。メインクエストの中心となる進攻戦では、ステージの奥にいるボスを倒してゴールまで進めばステージクリアとなります。
▲メニュー画面。星島のカスタマイズなどを行えます。 |
▲メインクエストを順番にプレイすることで、ストーリーが進行していきます。 |
主人公の操作は、画面をタップするとその位置に向かってまっすぐ進んでいき、敵に接近すると自動的に戦ってくれるという、非常にシンプルなものとなっています。
画面を押し続けるとまっすぐ前進を続けて、その状態で指をスライドさせると方向転換できるので、コントローラ風の細かい操作も可能です。画面右下の“ターゲット”ボタンをタップすると、いちばん近くの敵に向かって自動的に進んでいく、便利な機能もあります。
画面をダブルタップすると主人公がローリングするので、敵の背後に回り込んで攻撃したりトラップを避けたりと、シンプルな操作ながらアクション性の高いゲームプレイを楽しめるポイントとなっています。
▲敵をタップすると遠距離攻撃や回復を使う敵を先に倒すといったこともできます。 |
▲オートバトルでHPが減っても戦い続けるため、ローリングで敵から離れるのも重要です。 |
さらに本作では、フィールドに召喚したガーディアンが、主人公と一緒に移動して自動的に敵と戦ってくれます。召喚は、画面下部にあるガーディアンのアイコンをタップするだけの簡単なものですが、各ガーディアンには召喚に必要なコストが決まっているため、同時に召喚できるガーディアンの数には制限があります。
ちなみにガーディアンは、アイコンの上に表示された数字がゼロになると、デッキに戻ってしまいます。
▲2体のガーディアンのコスト合計は2なので、画面左下の青い召喚ゲージが2個減っています。 |
ガーディアンの中で“戦闘スキル”を持っているものは、ガーディアン自身を召喚するかわりに、その戦闘スキルを主人公の能力として使用することもできます。
スキルは、特殊な攻撃で大ダメージを与えるものから主人公や仲間のガーディアンのHPを回復するものまで、さまざまな種類があります。召喚ゲージを使用してガーディアン自身を召喚するか、それとも戦闘スキルだけを使うか……その時その時の判断によって、戦局が大きく変化することもあるでしょう。
▲ガーディアンの戦闘スキルを確認して、バランスの取れたチームを編成しましょう。 |
このように本作では、主人公自身のアクションと召喚したガーディアンの自発的な行動を上手に使って、敵と戦っていくことになります。難易度が上がって敵の攻撃が激しくなると、ダブルタップで敵の攻撃を回避したり、強力な敵がガーディアンと戦っている隙に周囲のザコ敵を倒したりといった具合に、しっかりと作戦を立てて行動する必要が出てきます。
さらにはフィールドにも、砲台や行く手を阻む壁などのトラップが配置されるようになり、これらを避けたり破壊したりもしなければならないのです。目の前の敵とどう戦うか、さらにはこの先にいる敵のことも考えてどのガーディアンをいつ召喚するか。いろいろな作戦を考えつつ主人公を操作して敵の攻撃に対処しなくてはいけないため、かなり密度の濃いものとなっています。
一方で、強力なガーディアンを集めて育成することで巨大なドラゴンを召喚して敵を一気に撃破する、といった爽快感あふれるプレイを楽しむこともできます。アクションが得意な人も育成が好きな人も自分に応じた楽しみ方ができるのが、本作の魅力です。
▲後方から、ガーディアンが遠距離攻撃で支援中。ド派手なエフェクトで盛り上げてくれます。 |
▲待ち受けているボスとどう戦うか、プレイヤーのアクションと戦術が大いに試されるところです。 |
▲超巨大なドラゴンは、他のプレイヤーからサポートガーディアンとして借りることもできます。 |
本作ではストーリーのクエストにチャレンジするだけでなく、他のプレイヤーの拠点である星島に進攻戦を挑むこともできます。
倒されたガーディアンは対戦終了後に復活し経験値も入るため、進攻された相手にもメリットがあります。積極的に対戦を挑んでいきましょう。
▲外環オービット、内環オービット、メインアイランドと、3段階の星島があります。 |
▲進攻戦では、メインアイランドに配置された相手のガーディアンを倒せば勝利です。 |
もちろん自分の星島も他のプレイヤーから進攻を受けるため、カスタマイズして“防衛戦”の準備をしておく必要があります。
カスタマイズ方法はまず、ゲームプレイで入手した砂漠や雪原などさまざまな種類がある“地形パネル”を道がつながるように組み合わせます。
▲地形パネルは道がつながるように位置をズラしたり、パネルを回転させたりする必要があります。 |
星島の地形が完成したら、島を守るガーディアンを配置します。配置する地形のコスト上限までなら、ガーディアンを何体でも配置することが可能です。特に、メインアイランドに配置したガーディアンはその星のラスボスとなるわけですから、なるべく強力な種類を選んでおきたいところ。
ガーディアン以外にもキャノン砲などのトラップも配置できるので、組み合わせを考えて自分ならではの星島を作成していくのは、タワーディフェンスゲームのような楽しさもあります。
完成したら自分自身で攻め込むテストプレイもできるので、じっくりと考えて理想の星島を作りあげられるのもポイントです。
▲星島にガーディアンを1体配置すると、サブユニットが配置される場合もあります。 |
▲ガーディアン以外にも、多種多様なトラップを配置できます。 |
対戦を行うには、クエストに必要なAPとは異なるBPを消費するので、それぞれの回復を待ってストーリーと対戦を交互にプレイするのがオススメです。
対戦に勝利すると得られる“勲章”は、装備アイテムを購入したり、ガーディアンを召喚するガチャを引いたりする際に使用できるので、対戦をたくさん行うほど自分の部隊を強化できます。
このように対戦では、ストーリーのクエストとはまた異なる形で進攻戦のアクションと防衛戦のカスタマイズや育成を楽しめます。プレイヤー同士で腕前を競いあって戦えるのでじっくりと長く遊び続けられるでしょう。
これまで見てきたように、ストーリーのクエストでもプレイヤー同士の対戦でも、強力なガーディアンの存在は欠かせません。ガーディアンは戦闘に参加して経験を積む以外にも、さまざまな形で育成できます。
たとえば、プレイを通じて入手したガーディアンを合成して、彼らを“強化”することができます。レベルMAXまで強化したガーディアンは、新たな種類のガーディアンへと“進化”させることも可能です。このあたりはスマホゲームを遊び慣れている人なら、おなじみのシステムでしょう。
▲ガーディアンの強化素材として地形パネルも利用できるのがユニークです。 |
▲レベル上限まで強化したガーディアンに進化用素材を合成すると“進化”できます。 |
新たなガーディアンはクエストのクリア報酬として入手できる他、“召喚”という形でガチャを引くことでも入手できます。ガーディアンにはレアリティが設定されており、強力なガーディアンほど入手は困難です。
とはいえ、先にも説明したとおり、プレイヤーの作戦や他のガーディアンとの組み合わせによって、低レアリティのガーディアンでも十分に戦うことが可能です。自分に合った楽しみ方ができると言えるでしょう。
▲“召喚”という形でガチャを引くには“星鉱石”や勲章、“星砂”なども利用できます。 |
この他、今回のプレイでは正式配信前ということで体験できませんでしたが、ユーザー同士でギルドを結成して専用のミッションにチャレンジする、といったコミュニケーション要素の実装も、今後のバージョンアップで予定されているそうです。
本作は、本格的な3DアクションRPGとして遊び応えのあるゲームプレイが楽しめるのはもちろんのこと、アクションが苦手な人でも気軽に遊べるカジュアルさや既存のソーシャルゲームが持っている育成のおもしろさなどが、バランスよく採り入れられた作品となっています。
多彩な種類のガーディアンに魅力を感じる人からプレイヤー同士の対戦に興味のある人まで、誰もが自分の好きなスタイルで楽しめる作品ですので、ぜひプレイしてみてください!
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※画面は開発中のものです。
(C)GameBank Corp. /(C)Moregeek Entertainment Inc.
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