2015年6月23日(火)

アプリ『ケイオスドラゴン』ローザ役の潘めぐみさんにインタビュー! 最新動画も公開

文:梅津爆発カワチ

 セガゲームスが初夏の配信を予定しているスマートフォン用アプリ『ケイオスドラゴン 混沌戦争』の特集第7回をお届けします。

『ケイオスドラゴン』

 『混沌戦争』は、TVアニメやボードゲームなど多彩なメディアミックス展開をする『ケイオスプロジェクト』の一環として配信される、iOS/Android用RPG。7月開始のTVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』から10年後の世界を舞台に、記憶を失った少年が世界に蔓延した混沌(ケイオス)の謎を解く物語です。

 電撃Appでは、『混沌戦争』のゲーム内に登場する国家やキャラクターを考察する特集企画を展開してきましたが、前回と今回の記事では『混沌戦争』のプロモーション動画に出演された声優さんへのインタビューを掲載します。今回インタビューさせていただいたのは、漫画家の武井宏之先生が担当するゲルバン帝国の主要キャラクター、ローザ・レムシャイド役の潘めぐみさんです。

『ケイオスドラゴン』
▲『HUNTER×HUNTER』のゴン=フリークス役や『ハピネスチャージプリキュア!』の白雪ひめ役などが代表作の潘めぐみさん。
『ケイオスドラゴン』
▲プロモーション動画のインタビュアーは、『混沌戦争』ディレクターのセガゲームス 遠藤峻亮氏でした。
『ケイオスドラゴン』
『ケイオスドラゴン』
▲遠藤ディレクターを打ち合わせを重ねる潘さん。失敗してしまった場面では、キュートなリアクションも。

■ 潘めぐみさん出演の『混沌戦争』プロモーション動画 ■


■ ローザ・レムシャイド ■

『ケイオスドラゴン』

 ゲルバンによって打ち倒された皇族の生き残り。自分の存在で戦いが巻き起こるのに疲れ果てており、いかに戦いを終わらせるかと心を砕いている。皇族であったことから、日本の姫のようなしゃべり方をする。


◆ローザはスタッフさんと一緒に、収録現場で作り上げました

――ローザの第一印象はいかがでしたか。

 設定からしてもそうですが、セリフの上品さや物静かな部分から、やはり一国のお姫様だなと思いました。

――ローザを演じる上で心がけたのはどのようなことでしょうか。

 彼女自身つらい過去を背負っているので、感情の起伏が少ない中でどう演じていこうかなと、悩みながら探りながら収録させていただきました。

 例えば声を張るようなセリフも、強すぎるのはもちろんですが、皇族の生き残りで内に秘めた強さも持っているので弱すぎるのも違うなと。その迷いを収録中に察していただいて、「このセリフはこうしてみましょうか」と、何テイクも重ねて収録させていただきました。

 苦戦しましたが、スタッフの皆さんと一緒にローザを作らせていただけたのがうれしかったです。現場で生まれるモノの偉大さを再確認しました。自分が用意していったものだけではできない、自分の想像を超えたローザが、その場で生まれたと思っています。

――最終的には納得のいくローザが完成しましたか?

 納得して演じさせていただいたたものの、結果として、それをジャッジできるのは作り手の皆さんやゲームをプレイされた方たちだと思うので、プレイをして「ローザ気に入った!」と思っていただけたらありがたいです。

『ケイオスドラゴン』

――潘さんとローザに共通点があったら教えてください。

 ローザの持っている芯の強さや揺るがない信念などは、私も常に大切だと思っているので、そういう部分はローザと重なると思いました。

――ローザが所属するゲルバン帝国の、他のキャラクターについてはどのような印象を持ちましたか?

 ゲルバン一世は銀河万丈さんが演じられていることもあって、やっぱり気になりますね。ローザの仇ですが、立ち向かって打ち勝つことができるのかと恐れを感じます(笑)。

 武井先生の描くキャラクターはみんな魅力的なので目移りしちゃいますね。アリアを見た時に「これは絶対に甲斐田裕子さんだ!」と思ったら本当にそうでしたし、Drポーも気になるし。色使いもとても斬新でキレイですよね。『シャーマンキング』世代なので、とても魅力を感じます。

――武井先生には影響を受けていますか?

 ファンです! 『シャーマンキング』から入って、武井先生の作品はいろいろ読ませていただいています。子どもの頃から見ていた漫画やアニメは、自分の人格形成に深くかかわっているんですよ。そういった意味で武井先生の漫画は自分の一部になっているので、感謝の気持ちでいっぱいです。

――他にもさまざまなクリエイターさんが参加されていますが、特に気になる方はいらっしゃいますか?

 剛田チーズさんの描かれたダイム・ディアスのインパクトはすごいですね! あの人はいったい何者なのでしょうか(笑)。ニトロプラスさんや小高和剛さんなどお世話になっている方々から、出会えてうれしい方々まで、たくさんの方が携わられているすごいプロジェクトだと思っています。

――『ケイオスドラゴン』というプロジェクトについて、印象に残っていることはありますか?

 “AnimeJapan 2015”の開催に合わせてプロジェクトが発表された時に、同じ会場に居合わせていて出会ったのが最初ですね。その時に「アニメだけじゃなくてゲームもあるんだ」ということを知りまして。だから今回、ご縁があって参加させていただいたのはすごくうれしいです。

――本日行ったプロモーション動画の収録はいかがでしたか?

 ローザの説明をするまではローザのイメージを崩すまいとおしとやかにしていたのですが、終盤でこのゲームの魅力を見ている皆さんに伝えようとしたら、身体が躍動的に動いちゃいました(笑)。

――スマートフォンのゲームで遊ばれることはありますか?

 携わらせていただいた作品は、なるべくプレイするようにしています。あとはLINEのゲームだと友だちからハートが送られてくるので、それを返すために1日1回は遊んでいますね。今はゲームがスマートフォンで遊べるので、とても身近に感じます。アクションゲームやパズルゲームみたいなシンプルなもののほうが得意なんですけど、『ケイオスドラゴン』のように物語を楽しむRPGもおもしろそうですね。

――ゲルバン帝国は工業国家ですが、潘さんは機械や工業製品を使うのは得意ですか?

 得意か不得意かは別として、説明書を読まずに使っちゃうタイプですね(笑)。それでも普通に使えているので、今のスマートフォンなどは説明書を読まなくても使えるように進化しているんでしょうね。でもきっと、私が知らない使い方や便利な機能もたくさんあると思います。

――ボードゲームも発売されるのですが、ボードゲームやカードゲームなど、電源を使わないゲームで遊ばれることはありますか?

 最近そういうアナログゲームにハマっていて。トランプや人狼ゲームやオセロなどが友だちの家に行くとあるので、時間を忘れて楽しんでいます。『ケイオスドラゴン』のようなRPGのボードゲームは遊んだことがないので楽しみにしています。

『ケイオスドラゴン』

――最後に『ケイオスドラゴン』を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

 この作品に携わらせていただくにあたって資料を見せていただいたのですが、国家の設定に、国民が“食べている物”のことまで細かく書いてあったことにとても驚きました。世界観だけじゃなくてキャラクターの密度も高くて豪華ですし、ゲーム画面や音楽も素敵でした。「今のスマートフォン用アプリって、キャラクターがこんなに動くの!?」と、技術の進化にもビックリです。そういった感動や驚きを皆さんと共有しながら、私自身もゲームを楽しみたいと思います。

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