2015年6月18日(木)
現在、米ロサンゼルスで開催中の『E3 2015』ユービーアイソフトブースにて、PS4/Xbox One/PC用ソフト『Tom Clancy’s The Division(ディビジョン)』のプロデューサーインタビューを行った。その模様をお届けする。
▲インタビューに応じてくれた『ディビジョン』エグゼクティブプロデューサーのフレドリック・ランドクヴィスト氏。 |
――本作はいったいどんなゲームなのでしょうか?
『The Division』は、ニューヨークが舞台のオープンワールド形式のRPGです。とあるウィルスの感染によって、ニューヨークの街は崩壊しています。その結果、ギャングや犯罪組織などが支配する、無法地帯と化しています。
――オープンワールド形式とのことですが、ゲーム開始時から自由に動きまわれるのでしょうか?
はい。ただ、最初からどこでも行きたいところに行けますが、スタートした時点のプレイヤーでは倒せない敵に出会う可能性もあります。
――では、基本的には与えられたミッションをこなす形で、徐々に進んでいく形になるのでしょうか?
プレイヤーは、たくさんの経験を積んでレベルアップしていくことになります。この経験の積み方にもいろいろあり、例えば大小さまざまなミッションをクリアしたり、PvPを行ったり、あるいはアクティビティをこなすことなどが挙げられます。こうして経験値を得ることで、レベルを上げていくことになります。
――レベルが上がることで、キャラクターはどのような成長をするのでしょうか?
レベルアップをすることで、より多くの武器を扱えるようになったり、スキルやタレントなどの特殊な効果を得たり、また、さまざまなものをクラフト(製作)することができるようにもなります。強くなることによって、長期間戦うことができるようにもなります。
――公開されたデモではアイテムボックスのようなものを開けた際、武器にレベルが表示されたように見えました。レベルによって装備できるものが変わるのでしょうか?
その通りです。武器によって使用できるレベルが決まっており、条件を満たしていないと扱うことができません。
――オープンワールドというと膨大なサブミッションというイメージがあるのですが、メインストーリーとは関係ないお楽しみ要素はありますか?
もちろんです。100や200ものサイドミッションが用意されています。もちろん“サイド”というだけあって、プレイするかどうかは任意で選ぶことができるので、メインストーリーを進めるかたわら、気になったものをプレイしてもらえればと思います。
――ニューヨークを再現しているとのことですが、広さはどの程度ありますか? 歩きではとても移動できないレベルの広さだったりするのでしょうか?
マップはかなり広大です。もちろん隅々まで歩いて移動するのは可能ではありますが、かなりの時間がかかるでしょう。このように広大なマップにした理由としては、大きければ大きいほど色々な場所に行ってもらえますし、サイドミッションもたくさん配置できます。プレイヤーの方に楽しく長く遊んでもらえるようにしています。
――チームプレイが魅力のようですが、フレンドがいなくてもチームプレイを楽しめますか?
本作には2つのエリアがあり、“Co-opエリア”は1~4人までチームを組んでプレイできます。2つめは、“ダークゾーン”といって、デモで見て頂いたものになります。このエリアでは、もちろん1人でもプレイできますが、グループを組んで行動し、ほかのプレイヤーグループと交戦することもできます。
――キャンペーンのような、1人だけでじっくり遊ぶモードもあるのでしょうか?
モードとして1人用のモードは用意していません。いっしょにプレイする人数が増えると、それに比例して出現する敵も強くなるなど、グループを前提とした遊び方をメインに考えているのは確かですが、決して1人では楽しめないということはありません。
――デモの途中で、プレイヤーたちの背後から登場した“エージェント”とは、どんな存在ですか?
デモで使用していたのは“ダークゾーン”というPvPのエリアなのですが、このエリアでは1人で入っていても、いろんな人たちと協力して進むことができます。その協力してくれる人たちのことを“エージェント”と呼んでいます。
――デモの途中、火炎放射器を持つ敵をやり過ごすシーンがありましたが、ルートをうまく選べば敵と戦わずに目標を達成することはできますか?
はい、そういう手段も可能です。
――最後のシーンで、今まで共闘してきた仲間を裏切り、1人だけ脱出しましたが、裏切ることでどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
なぜ裏切ったかというと、仲間が自分の持っている銃よりもいい武器を持っていたからです。成功すればその銃を自分のものにできるというメリットがありますが、裏切ると“ローグ”という状態になり、ほかのプレイヤーから狙われることになるというデメリットもあります。ローグを倒すと大量の経験値を稼げるので、多くのプレイヤーから狙われることになるでしょう。
――かなり荒廃した世界のようですが、弾を節約したほうがいいなど、プレイするうえで注意したほうがいいことなどはありますか?
このゲームで注意しなければならないのは、仲間を撃ってしまわないようにすることです。敵を撃つことはなんの問題はないのですが、誤射してしまうと先ほども言ったローグ扱いとなり、ほかのプレイヤーから狙われてしまいます。
――最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
私は日本を何度か訪れたことがあり、とても大好きな国です。また日本のファンの方々に会える日を楽しみにしています。
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