2015年6月18日(木)
10月1日に発売が決まったオープンワールドアクション、PS4/Xbox One『マッドマックス』。原作となる映画三部作をリアルタイムで見た人は間違いなくおっさんだが(筆者含む)、映画を初めて見たときの興奮は忘れがたいものだ。
スタントマンが何人も死んだと言われるチェイスシーン、革ジャンを着た主人公のマックス、さまざまに武装された個性的な車。荒廃した未来を舞台にしたバイオレンスな世界観は唯一無二。
たしかにゲームにしやすい設定だが、これまでゲームとして登場したことはなかった。それだけに、ファンにとっては待望のゲーム化だ。『E3 2015』では本作がプレイヤブルで出展されているので、そのプレイの模様をお届けしよう。
新しい車を手に入れるところからプレイはスタート。その車は廃墟のなかに置いてあり、タイヤはなかった。もともと乗っていた車はあったので、新しい車をこのように手に入れてどんどんカスタマイズするようだ。
マップはオープンワールドで広大。車での移動が前提なので、相当な広さが予想できる。まずはオープンワールドの砂漠を走りまくる。全体マップが表示されていて、道や拠点が表示されているので、砂漠とはいえある程度の移動の指針はある。道はあくまで目印なだけで、道を無視して走りまくることももちろんできる。
走っていると、2台の車が襲ってきた。プレイヤーは1人ではなくパートナーが荷台に乗っていて、武器を使って攻撃したり、車の修理をしたりしてくれる。プレイヤーは車の運転と、彼への指示をしていく。
敵との戦闘では、攻撃方法はまず突撃。車ごとぶつかっていくのが基本で(自分の車へのダメージは蓄積される。視覚的には壊れたり、火を吹いたりする)、敵の車にあるダメージゲージを減らしていく。
ぶつかる以外にも武器での攻撃があり、サイドにいる車に火炎放射で攻撃したり、ハープーンを打ち込んでタイヤやドアをはずしたり(映画でおなじみのシーン!)、荷台の仲間がショットガンを撃ち込んだりもする。プレイヤーは状況に応じて、十字ボタンでそれらの指示を出していく。
うまく敵の車を破壊すると、パーツを落とすことがある。新しいパーツを入手できたら、例えばタイヤなどを新しいものに交換できる。自分の車のカスタマイズは多岐に渡り、エンジンやタイヤ、武装、カラーリングなど、パッと見たところでは20項目ほどあった。
▲こちらの車はマックスのサバイバルをサポートする“リッパー”。初回限定版には、特典としてダウンロードコードが付属する。 |
戦闘が終わり、マップのある地点につくとクエストが発生。コンボイを襲うミッションだった。荒廃した未来では正義も悪もないのだ。
コンボイを見つけて襲いかかると、1台の車を4台ほどの車が守っていた。まずは取り巻きを処理していく。ある程度の距離に近づくと敵の車をロックして攻撃できるので、スピード感をそこなわずに戦える。
取り巻きの車を破壊して、物資を搭載したトラックを破壊するとクエスト終了。トラックからは新しいエンジン、カラーリングなどが手に入ったので、さっそくチェンジした。
車を降りて素手で戦うシーンもあり、ここではショットガンや、スナイパーライフルでスナイプしたりと、シューター感覚。素手で相手を殴って戦うこともできる。視点は人の操作も車の操作もサードパーソンで、自分の車や容姿を見ながら遊べるのはご機嫌だ。残念ながらここでプレイは終了した。
映画の『マッドマックス』を知っている人なら、映画で見たまんまの世界でマックスになりきることができるのはたまらないところ(V8インターセプターとか出てきたら涙目!)。きっと映画に出てきたシーンもクエストによっては用意されていると信じたい。『マッドマックス』という名前はついてるものの、映画を知らないけれど、この世界観が気になったという人でも問題なく楽しめるであろうポテンシャルは十分感じた。
Mad Max (C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. Developed by Avalanche Studios. All other trademarks and copyrights are the property of their respective owners. All rights reserved. Mad Max and all related elements are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc.