2015年6月20日(土)
“E3 2015”の“PlayStation E3 EXPERIENCE 2015”で発表され、“Square Enix E3 Conference 2015”ではゲームプレイトレーラーも公開された、スクウェア・エニックスのPS4/Xbox One/PC用ソフト『HITMAN』最新作について、本作のクリエイティブ・ディレクターのChristian Elverdam氏にインタビューを行った
『HITMAN』シリーズは、IO Interactiveが手掛けるACT。“コードネーム47”と呼ばれる暗殺者となり、さまざまな暗殺ミッションを実行していく人気シリーズだ。最新作のゲームプレイトレーラーでは、“47”が斧で攻撃したり、毒殺したり、銃で狙撃したりといった多彩な暗殺方法でターゲットを葬る様子が確認できた。
――ダウンロード配信という形でリリースするとのことですが、どういった形式の配信になるのでしょうか。例えば、エピソードごとの配信なのか、ある程度ストーリーのあるものを配信してからDLCを追加するのような形なのか。
DLCみたいなものではなく、新たなエピソードが追加されるたびに大きなサンドボックスのロケーションが増えます。ストーリー自体は、そのエピソードが増えることによって拡張されていきます。最終的には『ヒットマン アブソリューション』よりももっと大きなストーリーとなっていきます。
※日本地域での配信/発売は未定
――イメージ的にはエピソードごとに配信みたいな感じですね。
今のはあくまでも主体となるストーリーの話なんですけど、例えばあるタイミングで新しいターゲットが出現するんですが、48時間しか出現せず、その機会を見失ってしまうともう二度と出現しないといった特殊なターゲットも今後追加されていく予定です。どのような倒し方をしたとしても、それが最後なのでやり直したりなどはできなくなります。
エピソード形式にすることで、ゲーム内のリアルな環境を作っているので、期間限定のものを体験したい場合はエピソードごとに遊んでみてほしいです。ただ、今後エピソードをすべてまとめたものを出す予定です。
――前作では自分の相棒の女性が死ぬといった大きなストーリーがありますが、今作はいろいろな暗殺を楽しむということに主軸がおかれているのですか? それと、今までのシリーズとの時間軸はどのようになるのでしょうか。
もちろん大きな物語は存在します。ただ、とある2人の人物が対立していてみたいな小さな物語もあって、成功するとその2人が死ぬわけですが、その2人の死亡によって大筋の物語も進んでいくといった形式になっています。
時間軸は、基本的に『アブソリューション』と同じ世界の中で描かれていまして、何年か後が舞台となっています。“47”は年齢的には歳をとってはいます。ただ、“47”の身体的にも脂の乗り切った一番いい時期を描きたかったので、映像を見ると多少は若く見えるとは思います。
――本作にはプレイヤーがコントラクトを作れる機能があるとのことですが、これは具体的にはどういうシステムになるんですか?
トレーラーでも確認できるようないろいろなギミックは、必ずしもすべてがメインとなる1人用のストーリープレイだけのものではなくて、コントラクトモードでも使うことができます。
サンドボックスの中で、例えばそこに登場するすべての人間をターゲットにすることも可能です。かなりのNPCの数を用意していますが、「自分のコントラクトの中ではこいつがターゲットです」と任意に指定した上で、他のプレイヤーにそれにチャレンジしてもらうというのがコントラクトモードの仕組みです。
――コントラクトモードを作った側のメリットというのはあるのですか?
今はまだそれについてはお話できません。ですが、コントラクトモードをいろいろと楽しんでみてほしいです。
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