2015年6月20日(土)
6月19日、18時……。多くの冒険者がワクワクして待った、PS4/PS3/PC『FFXIV』初の拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』。そのアーリーアクセスがいよいよスタートしました! 今回は、そんなアーリーアクセス初日の様子を、電撃PlayStationの攻略集団“電撃の旅団”団員Mag(ルガディン♂/戦士)の目線でレポート! 新天地へと降り立った冒険者諸氏の盛り上がりっぷりをお伝えいたします。
18時過ぎにログインすると、同じようにログインした人たちが口々に「きたああああああああ」と絶叫。そのログが流れる光景だけで、プレイヤーがどれだけ『蒼天のイシュガルド』を楽しみにしていたかわかります。おもしろいのは、1つのリンクシェル(以下LS)だけでなく複数のLSからその絶叫が聞こえてきていたところ。アーリーアクセスに参加している冒険者の“ついにきた”という気持ちは、みんな一緒というところでしょうか。
18時時点で若干混雑はしていたものの、心配されていたサーバーダウンなどもほとんどなく、スムーズにゲームがプレイできたところにびっくり。MMORPGをはじめとする大規模なオンラインゲームのプレイ経験がある方ならきっとおわかりになるかと思いますが、拡張パッケージや大型アップデート導入初日にアクシデントも緊急メンテナンスもなくスムーズに遊べるという時点で、コレかなりすごいことなんですよ。個人的に「多数の人が殺到するし、何かしらアクシデントがあっても仕方ないな……」と覚悟していただけに、これにはすばらしいという思いを抱いたのが正直なところです。
そんなこんなで、クエストをへて、新天地イシュガルドへ!
いや、人が多いのなんの。道幅が広いため混雑はあまり感じられませんが、道行くプレイヤーとすれ違わない場所はないほど。みんなイシュガルドの地で新たに追加されたクエストをプレイするのに、そこらじゅうを走り回っていました。筆者はこの日は結局朝方までログインしていたのですが、人の多さはほとんど衰えず。まぁ、週末ですからね。がっつりプレイしたいよね。
イシュガルドの街のつくりはかなり立体的。遠目に見える山々の景観も手伝って、どこを切り取っても絵になる街並みといった感じでしょうか。上層は荘厳な貴族街、下層は貧民街があるなど荒れた印象です。ちなみに下層はとくに段差が多く、正直言ってそれなりに迷いました。まぁ、これから長く拠点となる場所ですから、地理はそのうち自然と覚えられるはず。あいにくとこの日は曇りや雪や霧が多かったのですが、晴れた日の景観も近いうちにぜひ撮影しておきたいですな。
▲建国十二騎士像。付近で受けられるクエストで、その詳しい由来を聞けました。歴史のある街って……イイ。 |
▲幻想薬を使ってアウラになった人もちらほら。 |
▲イシュガルド:下層の一画では、NPCの子供たちに雪玉を投げられたり。こちらの位置を正確に狙ってくるあたりが凝ってる……けど、悪いルガディンじゃないんでほどほどにしといてください。 |
▲クエストを進め、一転して色彩豊かなアバラシア雲海へ。ここも人であふれていました。 |
▲F.A.T.E.が発生すると、この人だかり。『新生FFXIV』スタート時を思い出す光景です。 |
▲『FFXI』のプレイヤーには懐かしい敵・ダルメルも発見! レベル56とあって勝てるかどうか不安ではありましたが、なんとか撃破。とはいえ2体以上同時に相手にするのはかなりキツそうな印象でした。 |
▲深夜になると、早くもフライングマウントで飛行している人が出てきました。地上を移動している身からするとうらやましい限り。聞くところによると、だいたいレベル52程度で入手できそうな印象ですな。 |
▲クルザス西部高地でリスキーモブの“ミルカ”発見! 討伐こそできましたが、一撃のダメージが尋常でなく、かなりの数の冒険者が戦闘不能になりました。激戦! |
そんなこんなで、『蒼天のイシュガルド』初日は、夜遅くまで大賑わい。電撃の旅団が所属するワールドではすでにレベル55に到達する猛者も出ているようですが、いろいろ見回りつつレベルを上げるのも楽しそう。とりあえずはフライングマウントでの飛行を目指して、がっつりプレイしていこうと思います。この記事がアップされる頃にはもう空中散歩を楽しんでいるはず! 新蛮神・ラーヴァナにも早く挑みたいっすね。
2015年6月20日(土)~2015年6月28日(日)の期間中、東京お台場のアクアシティ内『シネマメディアージュ』のロビーに、143台のノートPCとピアノを使用した、TVCMと同様の超巨大サウンドインスタレーションが設置されます!
本日はその初日となるイベントが開催されるとのこと。電撃の旅団・Magが現地に行ってみると……。
ノートPCがズラっと。それぞれのスピ―カーから、TVCMと同じく、『ファイナルファンタジー』のメインテーマに合わせた『FFXIV』の効果音が鳴っていました。と、そんなとき、突然人だかりが。
▲ピアノ……だと……。ということは? |
▲『FFXIV』のサウンドディレクターをつとめる祖堅正慶 氏が登場! |
今日はなんと、設置されたピアノでTVCMの再現……『FFXIV』の効果音に合わせた『ファイナルファンタジー』メインテーマの生演奏をしていただきました!
――急に(今回のイベントの)お話が来たとうかがったんですが
ええ、あっち(スクウェア・エニックス宣伝チームのアニー先輩こと白杉氏)のほうから、突然「ゲリラライブやろうよ」って言われまして。告知ゼロで。2時間くらい前にTwitterでつぶやいたんですが、ほんとにそれだけ(笑)。いやでも、俺も今日初めてこのセット見たんだけど……ようできてますねコレ。
――『蒼天のイシュガルド』のアーリーアクセスがついに開始されましたが、祖堅さんのお仕事もひと息つきましたか?
じつは今はアレキサンダー(高難度のレイドコンテンツ『機工城アレキサンダー』のこと)の曲をちょっと直してる(笑)。あと約2週間後に実装なんだけど、入れたい歌があって。
――ということは『アレキサンダー』の曲はボーカル入りってことでしょうか?
ええ、歌入りですね。俺が歌ってるかどうか、ボーカルが男性か女性かっていうところはまぁ、秘密にしておきましょうかね(笑)。
――今回の蛮神戦の音楽とかはどういったイメージでお作りになったんですか?
聴いていただければわかると思いますが、今回の『蒼天のイシュガルド』の雰囲気って、これまでとはちょっと変えてみようと思って作ってるんです。重厚感あふれる、というか。物語序盤はわりと静かで荘厳なイメージなんですが、後半に行くにつれてもっといろんな味が出てくると思います。いままであまり作ってこなかったジャンルの曲もけっこう多い。アレキサンダーなんかもいままでの『FFXIV』になかった雰囲気になってますね。
――そんななかで、とくにコレを聴いてほしい、っていう曲はございますか?
うーん、最後に戦うことになるヤツの曲、ですかね(笑)。まだまだかかるとは思いますが、コレはけっこう肝入りで作った曲です。お楽しみに!
――『蒼天のイシュガルド』に関しまして、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏から「これはこうしてくれ」という注文はありましたか?
基本的な雰囲気だとかの指定はもちろんありましたが、最終的にコレをああしてアレをこうして……というのは、今回はわりと自由にやっていますね。『蒼天のイシュガルド』は、『新生エオルゼア』のときと比べると、細かい指示は少なかったです。自由な感じで。開発期間的にやり直しがきかないから……っていうこともあったのかもしれませんが(笑)。
――サウンドトラック(Before the Fall: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack)の作業ももう終えられてるんですか?
ええ、データの部分は終わっていて、あとはオーサリングだけなんですよ。『蒼天のイシュガルド』と並行して作っていただけにキツかったですが(笑)。ちなみに今回は、本編とは別に、昨年末のファンフェスティバルのライブ映像を入れ込んでみようかと。さらにミニオンもついて、シークレットとして2曲ほど用意してます。
⇒『Before the Fall: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack』の特設サイトはこちら!
――今後リリースされるであろうパッチ3.0シリーズのサントラは、入れるとしたらどのくらいの曲数を想定していますか?
……そうですね、パッケージとして出すのであれば、もう1、2パッチくらい入れて出すくらいが、Blu-rayディスクとしてはちょうどいいのかなと思っています。
――ということは、アレキサンダーの先に実装されるコンテンツまで含まれる、という形ですか?
そうですね。じつはもう曲を作ってるんですよ。内容は……なんでしょうね(笑)。ぜひ楽しみにしていただければ!
――ありがとうございました!!
次回は正式サービス開始となる23日頃に、旅団員によるアーリーアクセスのプレイ模様をお届け予定! バトルや探索、製作、カンパニークラフトなどなど、体験できた要素をレポートいたしますので、ぜひお楽しみに!
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