2015年6月26日(金)
LAGRANGE POINTが待望の新曲『Beautiful Phantom』をリリース! 牧島シャイ役・豊永利行さんインタビュー完全版
6月10日にLAGRANGE POINTがピタゴラスプロダクションCD9作連続リリース第2弾となる楽曲『Beautiful Phantom』をリリース。電撃Girl’sStyle7月号に掲載された、豊永利行さんのインタビュー完全版をお届け!!
――今回のレコーディング、シングルの聴きどころやオススメポイントをお願いします。
今までは割と同じ方向性の楽曲のなかから派生という形で楽曲が増えていったように感じていましたが、今回はベクトルがまるっきり異なる楽曲ばかり収録されているなと思いました。ラグジュリエットのみなさんももちろん楽しめると思いますが、このシングルから聴き始める方にも「ラグポってこれだけ振り幅ある楽曲を歌えるんだ」と思っていただけるんじゃないでしょうか。ベストアルバム発売後の初シングルということで、新たなスタートを切ったラグポを感じていただけたらうれしいです。
各曲の聴きどころですが、1曲目の『Beautiful Phantom』はこれまでとは雰囲気を変え、さわやかな2人をたん能してもらえると思います。ただ、サビではメジャーからマイナーへとコードが変化するので“いつものラグポらしさ”も味わえるようになっています。妖艶さよりもさわやかな色気ということで、19歳の若々しい彼らを表現してみました(笑)。
2曲目の『レッドブザービート』は金管が響くような、ジャジーなライブハウスで盛り上がる楽曲というイメージで歌いました。じつは僕は4曲のなかでこの曲が1番気に入っています! 僕自身も完成版が気になるナンバーですね。
3曲目の『愛のファタモルガーナ』はまたガラリと雰囲気を変えて、中東系の異国感満載の楽曲です。蛇遣いが行なう「レッドスネークカモン!」的なメロディーが所々入っているので、難しさは感じましたが非常に歌い甲斐もありました。あまり、日本でこういったテイストの曲って聴いたことがないので、僭越ですがJポップ界に一石を投じることが出来たのではないかと自負しております(笑)。ありがたいことですが、僕らの歌唱力もラグポを通して少しずつ上がってきたように思えていて、それと比例して楽曲の難易度も増してきているように感じます。こうして新たに挑戦できることが増えていくのも光栄ですね。
最後に収録されているのは『今はGoodNight』ですが、これは曲を通して紡がれていく“くじらのお話”です。楽曲としては一番王道路線なので歌っていて気持ちがよかったです。岩Dさんの作詞センスが光る1曲なので、歌詞にも注目してストーリーを楽しんでください。
――“Phantom”は幻や亡霊という神秘的な意味があるそうですが、不思議な体験をしたことはありますか?
じつは僕は20歳ぐらいまで視える体質だったので、実家で暮らしていたときにオレンジ色で丸いオーブと呼ばれる存在をよく視ていました。これは怖いものではなくて、温かさを感じられるものだったので見守られているな、という意識でいたんですが……。聞いたところ、僕にとっての守護霊だったり亡くなったひいおばあちゃんや飼っていた猫だったらしく、そこで幽霊は怖いものだけじゃないんだなと思えるようになりました。
なので、今はホラー番組とか観ても「なにか理由があってそこにいるんだからそっとしといてやれよ」って思っちゃいますね(笑)。なので成仏できない地縛霊とかは「なに危害加えようとしてるんだ! 自分でどうにかしなさい!」って説経しちゃいますよ! 幽霊って声は聴こえるみたいなので、みなさんも金縛りとかにあったら声を出すようにするといいですよ。
――モチーフに“時計”があしらわれていますが、時計と言えばファッションアイテムでもあります。そこでご自身のファッションに対するこだわりなどがありましたらお願いします。また、担当キャラクターの衣装をプロデュースするなら、どんなものが似合いそうだと思いますか?
あまり僕はこだわりがないんですが、なんでもいいやと思っていた24、5歳のときに作品のプロデューサーさんやマネージャーに「もう少しおしゃれに気を遣いなさい」ってダメ出しされたことがあるので(笑)。それまで着ていたチェックのシャツとポロシャツのような“日曜日のお父さん状態”を改めるようにしました。こだわりとは違うかもしれませんが、あまり同じものを着続けずに新しい服を買おう、という意識はありますね。あとは自分が好きな落ち着いた色で服装をまとめる、ということぐらいかな。
キリシマソウ先生がシャイ様とキラくんを僕と元気くんに照らし合わせてデザインしてくださっているので……。僕からいうことであれば、アフロや顔だけが出る馬の被り物、小学生っぽい黄色い短パンなど、シャイ様が嫌がりそうな格好を強引に着させたいですね(笑)。クールなシャイ様の常識を覆してみたいです!
――発売を楽しみにしている読者の方にメッセージをお願いします。
ピタゴラスプロダクション9作連続リリース第2弾ということでまた楽曲が発売できることをうれしく思います。UNICORN Jr.という後輩も増え、ラグポとしては後輩の多さに驚きを隠せません(笑)。このプロジェクト中にラグポはまだまだCDを出すかと思いますが、今作は新境地でありながらラグポらしさ溢れる1枚になっています。ピタゴラスプロダクション唯一のアダルトポジションとして、お兄さんたちにいじられたい願望のあるラグジュリエットのみなさんにお買い求めいただけますと幸いです(笑)。今後、いっそう僕ら自身の表現力にも磨きをかけていきますので応援のほどよろしくお願いします!
(C)2014 Rejet / IDEA FACTORY
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