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2015年7月22日(水)

『LoVA』と『戦国IXA』がコラボ! 織田信長役の立花慎之介さん&徳川家康役の下野紘さんに緊急インタビュー

文:葛城亮

 スクウェア・エニックスがサービス中のPC用マルチ対戦アクション『LORD of VERMILION ARENA』(以下、LoVA)。本作に登場する新たなコラボ使い魔のボイス収録が、都内某所のスタジオで行われました。

 その収録現場で、『戦国IXA』から登場する“織田信長”役の声優・立花慎之介さんと、“徳川家康”役の声優・下野紘さんにインタビューを敢行! 今回のコラボで、『LoVA』に新たな使い魔として参戦するそれぞれのキャラクターについて、熱い気持ちを語っていただきました。

『LORD of VERMILION ARENA』
『LORD of VERMILION ARENA』

立花慎之介さんと信長は意外に似ている!? 演技を通じて感じた共通点とは

『LORD of VERMILION ARENA』
▲『LORD of VERMILION ARENA』でゲスト使い魔・織田信長を演じる声優・立花慎之介さん。

――『戦国IXA』で演じられた織田信長は、立花さんにとってどのようなキャラクターでしょうか?

立花慎之介さん(以下、立花):『戦国IXA』の信長は、僕がやってきたいろいろなキャラクターの中で、最も声の低い部類のキャラクターになります。本能寺で亡くなった頃の往年の力強さや、どっしりとした威厳がある一方で、声を張らなきゃいけないキャラクターです。苦労しつつも、楽しく演じさせていただいていますね。

――先ほどの『LoVA』の収録の途中でも、語尾の伸び方というか力強さに気をつけていらっしゃる感じがしました。やはり、そのあたりが苦労する点ということでしょうか?

立花:今回は使い魔という立場での参戦になりますので、状況に応じた演技というものはあります。ゲームにはBGMだったりSEだったり、自分以外のいろいろなキャラクターの声だったりが入ってくるので、その中で埋もれないようにするために、特徴のあるしゃべり方をしていますね。

――なるほど。では信長が『LoVA』に登場するにあたって、特に演技に気をつかった部分はありますか?

立花:以前に演じた時の信長を意識したのはもちろんですが、スクウェア・エニックスのスタッフさんからは「死ぬ間際の落ち着いた信長ではなくて、部下に命令を下したり自分で叫んでいるような力強い信長にしてください」という指示があったので、そこがブレないように気をつけました。

『LORD of VERMILION ARENA』

――普段よく演じられるキャラクターや地の声と比較して、信長はだいぶ低いボイスとのことですが、こういうキャラクターを演じていて楽しいと思う部分はありますか?

立花:普段使わない声は、セリフとして維持し続けるのが難しかったりしますね。キャラクターを維持しながら声を張ったり叫んだりするのは、普段はなかなか経験できないので、楽しみながら演技しています。

――本日の収録の中で、特に印象深いセリフはありましたか?

立花「ドたわけが! 一網打尽だわ!」というセリフは普段言う機会がないので、特に印象的でしたね(笑)。僕は岐阜の出身なので、「たわけ」という言葉は今でも方言として使うんですが、そのアタマに「ド」をつけてしまうというのは新鮮でおもしろかったです。

――信長らしいフレーズですよね(笑)。ところで信長というと、とにかく気が短くて「気に入らないものは殺してしまえ!」というタイプだと思うのですが、そんな信長とご自分に共通する部分はありますか?

立花:僕も信長も、何か成し遂げたいという目標があって、それに向かって直進するみたいなところがあるので、「やりたいことがはっきりしている」という点は共通していると思います。他には、古い慣習にはとらわれすぎずにいいものは取り入れ、悪いものは破棄する、みたいな取捨選択のハッキリしている点が似ていますね。

――それでは最後に、電撃オンラインの読者へメッセージをお願いします。

立花:『LoVA』では、今回収録した織田信長をはじめ、他にもいくつかのキャラクターで声を当てさせていただいておりますので、それも探して楽しんでいただきたいと思います。僕も『LoVA』は確実に家でプレイしますので、今度はぜひ電撃オンライン読者の皆さんともゲーム内でお会いできればなと思います。

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――ありがとうございました。

下野さんは戦場になっている平野や林の中をイメージして家康を熱演!

『LORD of VERMILION ARENA』
▲『戦国IXA』で徳川家康を演じる声優・下野紘さん。

――『戦国IXA』で演じられた徳川家康というキャラクターについて、下野さんが感じている印象をお聞かせください。

下野紘さん(以下、下野):自身が捕虜として幼少期を過ごしたいたということもあって、犠牲として誰かを切り捨てることなく、仲間とともに天下泰平を目指すといった、他人に対するやさしさがあるキャラクターだなと思います。あまり自分が普段演じることのない20代中盤ぐらいの青年だったのも、演じていて新鮮で楽しかったです。

――本日の収録で「信長殿、覇道の教え、努々(ゆめゆめ)忘れておりませぬぞ……」というセリフが印象的だったのですが。

下野:家康は、信長の「他者を傷つけてでも天下を統一する」というやり方について疑問を感じたと思います。ですが、自分もさまざまな戦(いくさ)を経験していく中で、信長の理想と自分の理想の中に重なる部分があったからこそ、「彼の教えを忘れてはいない」という思いを言葉にしたのかなと思います。

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――家康が『LoVA』に登場するにあたって、ゲスト使い魔としての演技に気をつかった部分はありますか?

下野:セリフが戦場でのものなので、大きな声を張らなければいけないというのがありますが、ただ大声を出すだけではなく、周りにいる人々に宣言しているという空気感が出るように気をつけましたね。

――ということは、号令のようなセリフを演じる時は、周りに配下の武将や兵士たちがいるようなイメージを思い描いていたのでしょうか。

下野:そういう部分もありますが……どちらかというと、戦場になっている平野や林の中に、実際に自分が立っている姿をイメージした感じですね。

――本日収録したセリフの中で、特に印象深いものはありましたか?

下野「先陣を断った! さらに進むぞ!」というセリフは、あくまで状況がひと段落しただけで「まだまだ戦いは終わっていないぞ!」というのがセリフから伝わってくるので、気が引き締まる感じがありましたね。実際にこのセリフを聞いたユーザーさんにも、同じ気持ちが伝わってくれたらうれしいです。

――家康と下野さんの中で、お互いに共通していると感じる部分はありますか?

下野:家康の“石橋を叩いて渡る”みたいな慎重さは、僕にも通じると思います。ただ僕の場合は、石橋を叩くだけ叩いて確認した後で、「うん、確かに頑丈だね……でもやっぱ渡るのやめよ!」って考えを変えることがあります(笑)。あとは、個人的にいろいろな人と楽しみや喜びを分かち合いたいタイプなので、そういうところはゲームの家康と似ているかもしれませんね。

――それでは最後に、電撃オンラインの読者へメッセージをお願いします。

下野:『戦国IXA』を知っている方にはぜひ家康を使っていただきたいですし、逆に『LoVA』で初めて家康を知ったという方は、これをきっかけにして『戦国IXA』にも興味を持っていただけたらと思います。

 他にも、プレイヤーキャラクター用のボイスを収録させていただいたんですが、ディレクターさんから「遊んでくれ」と言われたので、思いっきり遊びました! 普段の下野紘の声と違って若干ビックリする部分もあるかと思いますので、どれだけ遊んでいるのかというのを、一度試しに聞いていただけたらうれしいです。

『LORD of VERMILION ARENA』

――本日はありがとうございました。

立花さんと下野さんの直筆サイン色紙を抽選でプレゼント!

 今回の収録に筆者も立ち会わせていただいたのですが、立花さんや下野さんが普段演じているようなキャラクターとは一線を画した雰囲気だったので、今回の収録ではお2人の新たな一面を知るとともに、キャラクターによって声や雰囲気を使い分ける声優さんの本気を感じました。

 それと、今回のインタビューに応じていただいた立花さんと下野さんから、読者プレゼントとしてキャラクター名入りの直筆サイン色紙を2枚ずついただきました! こちらを抽選でプレゼントしますので、ご希望の方は以下のフォームからご応募ください!

『LORD of VERMILION ARENA』

(C) 2014-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

データ

▼『LORD of VERMILION ARENA』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:アクション
■サービス開始日:2015年6月17日
■プレイ料金:基本無料(アイテム課金制)

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